宮部鼎蔵 of しんすごかもん

―知られざる肥後の 志士―

鼎蔵(ていぞう) は 肥後(ひご)(今の熊本県(くまもとけん)) で生まれました。 ( ) ( )
幕末(ばくまつ) に 江戸時代(えどじだい) をたおし、新しい 時代(じだい) をつくろうとがんばった人です。

家はもともとお 医者(いしゃ) さんの 家系(かけい) でしたが、 鼎蔵(ていぞう) はお 医者(いしゃ) さんになりませんでした。
そのかわりに、おじさんに 習(なら) って、たたかいのやり方( 軍学(ぐんがく) )を 勉強(べんきょう) しました。

30歳のときに、 肥後(ひご) でたたかいを教える人( 軍学師範(ぐんがくしはん) )になり、8年間教えつづけました。
吉田松陰(よしだしょういん) と知り合いになり、 東北(とうほく)へ旅行(りょこう) に行ったり、いろいろな人とかかわることで、 自分(じぶん) の考えを 深(ふか) めていきます。
仕事(しごと) は、弟の 春蔵(しゅんぞう) がまきこまれた、 水前寺乱闘事件(すいぜんじらんとうじけん) の 影響(えいきょう) で、やめさせられてしまいました。

その後、 肥後(ひご) で作られた 組織(そしき)に参加(さんか) して、 京都(きょうと) に行き、かつやくしました。

しかし、1864年6月5日に 京都(きょうと) の 旅館(りょかん)・池田屋(いけだや) でじけんがおこり、 自(みずか)ら命(いのち)を絶(た) ちました( 池田屋事件(いけだやじけん) )。
45歳でした。