実施までの経緯と「あるもの探し」について
水俣という舞台で注目したのは
「水俣の地元学」であった!
水俣病という類例のない公害で、人の命だけでなく、人権、経済、環境、様々なものを失った水俣を、現在のように観光、環境ともに全国でも誇れるほどになった背景には水俣の地元学があったのだ。
そこで最も注目したのが、
「あるもの探し」
地元学は、この「あるもの探し」の考え方を大切にした取り組みなのだ。
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そこで、私たちは地元学の先駆者である
吉本哲郎さん著書「地元学をはじめよう」を読んで、地元学について研修を行い、知識を高めて行った。
↓↓↓ その結果 ↓↓↓
「地元学」=「あるもの探し」に辿り着いた。
「あるもの探し」の2つの要素
1つ目、単純に「あるものを探す」ということ。
*例*
祖母「うちの村には何もなかけんねー」
孫「おばあちゃん、こぎぁん立派な井戸があるたい!!」
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つまり、「ないものねだり」ではなく、「あるもの探し」をしていこうということ。
当たり前のことを当たり前に見逃さない。足元を見つめていく。
これが、当たり前ではない、新たな良さや驚きを引き出していくのである。
これは自分たち自身で振り返るだけでなく、よその人が来ることによって、これが「当たり前ではない素晴らしいもの」ということに気づくのである。
2つ目、「あるものとあるものを組み合わせて新しいものを作り出す」
ということ。
*例*
料理を作ろうとして、冷蔵庫を開いたとします。
Aさん「えー、なんもないけん、作れん…」
Bさん「これと、これで、なんか作れそう!」
例えであるので、この場合、料理の得意、不得意にもよるかも知れないが、Bさんのように、あるもので何か料理を作るというのが一流の料理人と言われる。
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そのためには、「あるものとあるものを組み合わせて作り出す」イメージ力が大切になってくるのである。
この2つの要素を、今回、私達水俣班のFWと発表会で実践していくことになった!
その成果は、表現の各コンテンツからご覧下さい♪