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『国文研究』掲載論文一覧(1981年〜1990年)

第36号(1990年12月)

江口正弘「天草版平家物語の動詞について―連体形の終止形化を中心に―」
松下教子「中国人学生の日本語学習における問題点について」
木村祥子「江戸期裁判者における西鶴の脚色―「三方一両損」の流れを中心として―」
五十住有香「外来語に於ける意識の変化」
建川克子「『雨月物語』―「吉備津の釜」をめぐって―」
竹原由美子「「今鏡」の語彙論的一考察」
知北美智子「「紫式部日記」に関する一考察」
福原恵美子「泉鏡花『高野聖』論―異界の二面性を中心に―」
山崎圭子「「後鳥羽院と定家」―天才的両歌人の関わり―」
馬場良二「朝鮮祥明女子大学校短期学生研修団への特別講義」

第35号(1989年12月)

馬場良二「「日本語教授法」の目的と方法―アンケ―ト調査による実態の分析―」
廣川和子「福永武彦『告別』論―長編小説への「野心」―」
内山淳子「人吉・球磨の方言―敬語について―」
西里美「『寝覚の女君』論」
近藤えり子「『我身にたどる姫君』について」
長野由佳「『ひらかな盛衰記』について」
脇由美子「『蜃気楼』」

第34号(1988年12月)

松原巧子「私の好きな作家像―三島由紀夫を中心に―」
河端由美「『庭』の構造から―実体・非実体の二極対立と非実体への志向―」
村山薫「『蜻蛉日記』への一考察―呼称から見る作者の意識と信情―」
田中倫子「『枕草子』「をかし」の世界―「あはれ」を拒否する美意識の成立―」
竹下朋子「永青文庫蔵『新古今略注』・黒田家旧蔵―『新古今集聞書』の仮名遣―」
安武由紀子「『仁勢物語』論―作者のとらえた「雅」と「俗」―」
岩澤はるな「芥川龍之介『杜子春』論―その明るさに籠められた願望と決意―」
金子美加「熊本県本渡市方言の実態―人称代名詞および助詞の体系―」
重松祐巳「「連歌作例」考」

第33号(1987年12月)

橘宏子「空穂短歌の魅力」
井上美音「『狭衣物語』における表現効果―音楽及び自然描写に関して―」
小川由紀子「推量の助動詞「らし」及び「らむ」の歴史的考察」
鹿野朋子「『椿説弓張月』源為朝伝―『参考保元物語』『難太平記』との比較―」
竹之内真奈美「後鳥羽院和歌論」
平生典子「樋口一葉『にごりえ』論」
木村一信「平川虎臣の戦後小説の出発――『闘鶏』を中心に――」

第32号(1986年11月)

福盛みゆき「和泉式部日記と和泉式部家集との関係―諸説をめぐって―」
上山育代「『義経記』にみる義経伝説の魅力」
岡田由美子「「本朝二十不孝」論―「本朝二十不孝」の教訓性と戯作性」
木村由加子「夏目漱石の文体変化―統計的観察と色彩心理から―」
那須小代美「三遊亭円朝の人情噺における人称代名詞の考察」
稲川純一「日本語における時制の問題―ロドリゲス著『日本大文典』を見て―」

第31号(1985年10月)

江崎鈴子「古今集の「忘れ草」をめぐって」
山田とし「恋愛について「好色五人女」を参照に」
池末寿美子「長崎県福江市方言の研究―家中(城下町)方言―」
井手上理恵「井上靖『猟銃』の中の人間の孤独―漱石『こころ』を通して―」
岩永美穂子「『風流志道軒伝』の趣向―平賀源内の戯作―」
榎木美歌「謙譲の補助動詞下二「たまふ」考―その流れと用法を中心として―」
佐々木りほ子「西行伝説形成論」
森田由香里「『夜の寝覚』論―女君の変貌にみる主題―」
竹原崇雄「夕顔の巻における美の構造」

第30号(1984年9月)

今西紀代子「徳永直論―『最初の記憶』と『八年制』を中心に―」
小南浩美「『松浦宮物語』論―巻一、巻二加筆の可能性をめぐって―」
坂口智子「謙譲の補助動詞「参らす」についての一考察」
嵩美由紀「『夜の寝覚』の構想―生霊事件設定の意義―」
日高扶由美「『檀浦兜軍記』について―『出世景清』を踏まえて―」
木村一信「インドネシア便り」

第29号(1983年10月)

井上多賀子「『偐紫田舎源氏』考―『源氏物語』と比較して―」
寺本ゆかり「「古本説話集」の敬語についての一考察」
黒田真理子「「我身にたどる姫君」構想試論」
山下直子「「和泉式部日記」考―作者について―」
光法真帆「福永武彦『草の花』論―主題を中心に―」
栗原恵美「福岡県天部村方言における文表現(卒論 福岡県八女郡矢部村の方言研究)」
江口正弘「永青文庫本「いさよひの日記」の表記序説」

第28号(1982年10月)

内野郁子「室町期物語の一考察―その特徴と価値―」
尾方敏子「新古今集の語彙論的考察」
高見明子「『彼岸過迄』論」
中澤典子「奄美大島名瀬方言の音韻的特質」
平井千恵「巻一・二から巻三への物語継続の方法(卒論 狭衣物語の構成と方法―作者の創作過程を辿って―)」
山戸祥子「西鶴『本朝桜陰比事』について」
木村一信「<歴史小説>論・素描―諸説をたどりつつ―」

第27号(1981年10月)

岩崎聡子「福永武彦の主題と方法―「忘却の河」をめぐって―」
緒方弘子「「ゆゑ・よし」考」
坂澤ひとみ「近松世話悲劇における脇役設定の意義」
谷岸千恵子「「夜の寝覚」考―寝覚の君の精神的成長にみる物語の構成と主題―」
松永弥生「式子内親王試論」
渡辺布威「いわゆる丁寧語「侍り」について―「枕草子」の用例をめぐって―」
森上芳好「「原雨城」の世界―杜鵑を中心として―」
稲川順一「糸島半島のアクセント」