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『国文研究』掲載論文一覧(1971年〜1980年)

第26号(1980年10月)

重松祐巳「「うたたね」引歌考」
重留妙子「万葉集における梅の歌考」
和多山典子「連歌における式目と実作との関連性」
榎本成子「近松の俊寛像」
田川涼子「「銀河鉄道の夜」と賢治」
汐崎町子「「あいなし」についての考察―源氏物語を中心として―」
高木ちか子「熊本県鹿本郡植木町の方言研究」

第25号(1979年9月)

竹原崇雄「蟬に寄せる叙情」
山田奈保子「「舟公宣奴嶋尓」考察」
藤吉栄「「蜻蛉日記」執筆動機試論」
吉田裕子「西鶴「本朝二十不孝」について」
伊藤博子「「ひかりごけ」論―武田泰淳の意図をめぐって―」
高原昭子「下二段活用補助動詞「給ふ」について」
上村優子「「四鏡」における鑑戒思想―主として漢籍との関係より見た―」

第24号(1978年9月)

古澤未知夫「源氏物語に於ける漢籍引用の傾向と特色」
本田義彦「紫式部日記「二月ばかりのしだり柳」考」
佐野久美子「自称代名詞「まろ」の性格と変遷」
加藤節子「萬葉集防人歌「四三九一番」考」
松本勝子「鴨長明論―「方丈記」「無名抄」「発心集」を通して―」
上田真由美「黙阿弥 その作品に関する一考察―全期を通してみた特色―」
原田純子「中島敦「光と風と夢」―ある出発・行動の文体へ」
福島永子「伊達本『古今和歌集』の表記―定家の用字意識について―」
下村久美子「漢籍引用より見た徒然草の一考察―無常観および矛盾性―」

第23号(1977年9月)

内山和子「清岡卓行「手の変幻」について」
堀部孝子「旅人と憶良―主として漢籍引用より見たる―」
浜田尚子「「夜の寝覚」語彙論的考察」
金井真理子「軍記物語に見る武士の倫理観―主従倫理をめぐって―」
大坪泰子「島木健作論―転向の問題についての考察―」
木村一信「「虎狩」論(その一)―作品の構造をめぐって―」

第22号(1976年9月)

浦中博子「「女殺油地獄」について―二つの特異性を中心にして―」
塚本美代子「平安時代の仮名文学における漢文訓読語―「枕冊子」と「大鏡」にみる―」
濱田朝子「鷗外と中国文学―「雁」を中心として―」
水野郁子「鎌倉後期の歌壇における玉葉集の成立」
江口正弘「「護身まゐらせ給ふ」の解釈」

第21号(1975年10月)

石原幸子「わらしべ長者考―宇治拾遺物語を中心にして―」
永江和子「謙譲の補助動詞に関する一考察―平安鎌倉期の和文資料による―」
原岡弘子「阿部公房とフランツ・カフカ―メタモルフォ―ゼをめぐって―」
腰千絵「良寛―和歌を通して見たその人間像―」
重松祐巳「「実隆公記」を読む(一)―公卿と連歌師―」

第20号(1974年11月)

土山紀子「岡本かの子美の世界」
成松やす子「枕草子にみる清少納言の美意識―形容詞からみた美意識―」
江口正弘「「月やあらぬ春や昔の春ならぬ」考」

第19号(1973年11月)

中山真理子「万葉集・古今和歌集・新古今和歌集における「浪」考―万葉集を中心として―」
関敬子「近松の世話物二十四篇における生と死」
酒井かず子「中島敦の文学中国古典に取材した八つの作品からみて」
重松裕巳「宗長連歌自注―諸本および成立を中心に―」

第18号(1972年11月)

日野雅恵「萬葉集の歌に於ける「者」字について」
西山孝子「和泉式部論―その人間像を中心として―」
野中由美「『藤簍冊子』からみた秋成の短歌について」
荒嶽久美「球磨、人吉地方の人稱代名詞」
川口ちづる「物語に見る立原道造」
大塚由子「懐風藻―文選の影響について―」
山本捨三「現代詩と実存」

第17号(1971年12月)

池田啓子「大祓に関する研究」
金沢貴代「平安朝における『にほふ』について」
江崎玲子「『見徳一炊夢』について」
永徳一恵「東国東郡安岐町方言におけるあいさつことば」
西明美「立原道造論―その人工―」
石川喜美子「万葉集における漢土思想―儒教・老荘・神仙思想―」
一瀬幸子「蕪村における『浅川』のイメ―ジ」