『国文研究』掲載論文一覧(1961年〜1970年)
第16号(1970年10月)
有村和子「額田王に関する一考察」
宮田憲子「『うつし』考」
田中典子「お伽草子の性格についての一考察―恋愛物を中心に―」
浅井陽子「荻原朔太郎の郷愁」
内山葉子「球磨郡山江方言の敬意表現法」
芳野悦子「鷗外の漢詩文―特に初期漢詩文の制作期について―」
迫徹朗「行成の場合」
第15号(1969年10月)
和田周子「万葉集における『雲』考」
本田敏恵「今物語の成立年代について」
帆足悠美子「芭蕉の『散文尊重時代』について」
村田奈保美「辰雄の生と死の意識について」
大津山喜美子「熊本市域における幼児語の研究」
石原弘子「老荘、論語引用よりみた兼好の矛盾性について」
迫徹朗「大和物語人物考証―大膳の大夫『きむひら』について」
山本捨三「戦時詩における『死』のイメ―ジ」
第14号(1968年10月)
川畑淑子「『天草版平家物語』の敬語法について」
佐伯公子「『雨月物語』論―『怪異性』を通してみられる秋成の世界」
川江純子「土屋文明の抒論」
森田祥子「『わがひとに与ふる哀歌』論―その悲劇性の追求―」
松本美恵「天草一町田方言における敬語法」
一瀬幸子「萬葉集女性歌について―素材を中心として―」
神部宏泰「隠岐五箇方言の問いかけ表現法」
第13号(1967年1月)
山本捨三「山本太郎詩集『単独者の愛の唄』の数篇」
神部宏泰「隠岐方言の丁寧表現」
金丸和子「熊本市域方言における形容語―イの研究―」
行嶋弘子「『今鏡』の人物考証」
末田妙子「鴨長明の和歌についての研究」
立野裕子「私小説とは何か―方法上からの仮説―」
乗越良子「狭衣物語の流布本と岩波本との比較研究」
椛島靖子「菅原道真の詩と性格」
第12号(1966年11月)
古沢未知男「貧窮問答歌と中国文学」
神部宏泰「佐賀北山方言の仮定条件法」
浦田英子「『落窪物語』『枕草子』『源氏物語』の笑いについて」
大財友子「源氏物語における『らうたし』」
大野香代「季語より見た時代と俳人の特色について」
中川澄子「蕪村の詩」
城後奎子「国木田独歩の詩的内容及びその詩風と形式」
篙裕子「藤原仲文考」
松村紀子「勅撰和歌集における『霧』考」
第11号(1965年10月)
迫徹朗「枕草子人物考証―平生昌について―」
荒川弘子「伊勢大輔考」
内田厚子「檜垣考―家集について―」
塩永恵子「方丈記と徒然草の比較研究」
松尾ヒサヲ「おなつ清十郎五十年忌歌念仏の劇的表現」
本田紘子「高浜虚子研究―俳句から小説への道―」
磨井美穂子「川端康成の文体―文章心理による統計的考察―」
山本峯子「竹取翁歌と漢籍との関係について」
第10号(1964年10月)
迫徹朗「『柏木』考」
小方隆子「枕草子成立考」
川辺世子「『明解古語辞典』と『角川古語辞典』との『あ』における比較研究」
古閑素子「源氏物語と植物」
山本弘美「『金閣寺』に表われた美」
第9号(1963年10月)
三島富美子「万葉集に於ける訓法について―特に訓添えの面から―」
丸山千鶴子「平家物語序章の研究」
杉焼シゲミ「八代集における枕詞の研究―その統計的考察―」
杉浦辰子「源順伝記考」
内山一美「太宰治批判」
古沢未知男「源氏物語に於ける漢詩文引用と白氏文集」
第8号(1962年10月)
吉川友子「中務伝記考」
衛藤芙美代「幻住庵記と嵯峨日記」
尾坂綾子「西鶴文学に於けるリアリズムの限界」
隈部幹子「晶子、白秋、茂吉歌に於ける助詞の研究」
山本かつ恵「『みだれ髪』の浪漫性」
第7号(1961年10月)
野中久子「黄泉国・根堅州国神話の一考察」
北島伊都子「日本書紀に於ける『也』字の一考察」
淵上陽子「夏目漱石のユ―モアについて」
江崎鈴子「『方丈記』の構想とその中心思想」
高木恵子「中学一年生の作文にあらわれた用字について」
森麗子「若山牧水―人間性とその芸術観について―」
内田千佐子「古今和歌集における本歌取考」