Produce X

天草フィールドワークを終えて(フォトモ班)

フォトモ班 リーダー:広瀬

これが、今季ゼミ活動「フォトモ」班の作品。
夢咲通り 銀天街

諏訪神社

場所は天草市にある銀天街界隈。
上段左はレトロ感のある夢咲通り。
上段右はアーケード内の建物。
左はその町にある神社で、諏訪神社という名前です。
次に活動のコンセプト。
「銀天街特有の風景や、ふと目に止まったもの、雰囲気が醸しだされているものをコンセプトに写真を撮り、よそ者の視点から地域の情報化を試みる」
作品が上の写真。特に細かく仕上げられたものです。
当日の諏訪神社は七五三もあってか、家族連れで賑わってました。
歴史ある古い神社が、いまだ町の中心として人を呼び集めているのはこの土地の良い風景だと思う。
そういう理由から、僕はこの諏訪神社をフォトモ化することにした。
先週末の土日は家でせかせかとこの作業に没頭していた。
そんな中で気づいた事がある。
出来上がったフォトモを見るたびに、よそ者である自分自身がその土地に対する愛着を持ったことだ。
フォトモ化することで、確かに、何気ない風景や建物が魅力的になっていくのを実感させられた。
やっていることはただの図工だが、地元の人が見たとき、この諏訪神社に今までよりも愛着が湧くのではないだろうか??
僕らのやっている活動に、今までなかった期待感を感じた。
また、今回別のチームが作っている銀天街の2分間CMの1シーンで ゼミ生T村君が走る様子を別のフォトモ上でも再現させたのだがこんな風に他チームのメディア媒体とフォトモをリンクさせればもっと面白いものが出来るのではないかと考えている…。

フォトモはただ建物を立体に見せればいいのではない。
完成品からその地域のニオイが漂わなければならない。
その為なら対象を建物に限ることはなくなる。
忠実に再現する手段ではなく、その地域をデフォルメさせる手段がフォトモである。
フォトモ活動を通してそのような事を学んだ。

©2008 熊本県立大学津曲研究室