方言の歴史
近世初期に各地の方言の特徴を記録した書物『日本大文典(1604年、ジョアン・
ロドリゲス著)』が現れた。現在の九州方言と比較すると、「オウ→ウー」や命
令形「-ろ」、カ語尾などは、現在の方
言にそのまま当てはまる特徴で、九州方
言を多く採録した『日葡辞書』(1603年
)に記録された「かるう」(背負う)な
どの多数の語彙と合わせると、現在の方言の大枠が当時すでに出来上がっていたことが考えられている。(wikipediaより)
方言の現状
かつては「標準語こそがただし日本語である」と、方言は「悪い言葉」「恥ずかしい言葉」とみなされ、昭和40年代頃まで、方言撲滅を目的の一つとする標準語教育、方言追放活動が行われていた。戦後になると方言に対する評価が変化し、標準語・共通語と方言の共存が図られるようになった。
しかし、テレビや映画などのマスメディアによる共通語の浸透、交通網の発達による都市圏の拡大、高等教育の一般化、全国的な核家族化や地域コミュニティの衰退によつ方言伝承の機械の減少などから、伝統的な方言は急速に失われている。
そこで現在、自分たちの方言を見直そうという活動が各地で高まっている。(wikipediaより)