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大島 明秀(OSHIMA, Akihide)

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歴史学研究室(H30年度)

【メッセージ】

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鶴橋 is my soul

 私は近世・近代の日本を中心として、その中国をはじめとするアジアや、 オランダなどのヨーロッパとの交流の歴史を専門としています。 その一方で、実態とは乖離したイメージが人々の頭の中に歴史的に形成される現象についても追究しています。

 自然科学と同様に人文科学も私たちにとって必要な知識です。 モノは作りませんが、人間の社会や精神の基盤を形成するものだからです。 また、学問に対する理解は各自それぞれだと思いますが、 私は学問を一つの<政治>と捉えています。 特に歴史は人々の世界観、自己像、他者像といった アイデンティティに関わる部分の形成に大きく影響を与える知識です。

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ケンペルの生地ドイツ・レムゴーにて

 もちろん私が歴史学自体の面白さと魅力に憑かれていることはここで言うまでもありませんが、 多様な<豊かさ>の再発見、アイデンティティの再編、 そして歴史学が<差別>を根絶し、明るい未来を構築する力となることを信じています。

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六本松の猫ハニー

 その他、社会活動として、戦争や紛争で傷ついた世界中の子どもたちを 医療援助しているFriedensdorf International in Deutschland(ドイツ国際平和村)を、 「登録サポーター」として微力ながら支援しています。 この組織は1967年7月ドイツ市民によって設立され、 医療関係者や ドイツ国籍者をはじめとしたボランティアの援助や、 支援金およびその他の寄付行為によってその活動が維持されています。
【リンク:Friedensdorf International in Deutschland/ドイツ国際平和村

 また、カースト制度により貧困・不就学の状況にある子どもたちを就学支援している 「インド子ども人権基金」の活動にも賛同し、支援しています。
【リンク:インド子ども人権基金

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Aswiniちゃん作成

 まず「知る」ことが大事です。しかし、「知る」だけでは足りません。 「知る」にとどまらず「アクションする」ことはさらに大事です。 今を知り、そしてアクションする「歴史学」を一緒に学んでいきましょう。