熊本県立大学総合管理学部津曲隆研究室について

津曲研究室

本研究室はメディアの役割とそれを活用したまちづくりの手法などを研究しています。本研究室はその中で特に地域社会におけるメディア(地域メディア)を対象にしています。 地域は研究テーマとして最近よく取り上げられていますが、本間義人さんは「地域再生の条件(岩波新書,p.180)」の中で、地域再生に成功した事例を挙げ、そこで

地域力を高める一つのポイントは、湯布院や掛川、真鶴の例から地域における学習ではないかという予感を抱いています。

と述べています。学習。個人でも重要なことです。しかしそれは、地域社会の発展にとっても学習は大切なキーワードとなります。本研究室は、地域メディアを地域の中に「学習」が起こすインフラと考えており、そのための研究を行っています。 地域に学習を生み出すには、その契機として地域に「気づき」をもたらしていく必要があります。地域に埋もれている「見えているのに気づいていない資源(地域遺伝子)」を「情報化」という手法によって地域に気づきをもたらしていく。現在進めている「Produce X」プロジェクトはその一環です。このプロジェクトで、地域における「気づき」を数多く生み出す方法を研究していきます。 地域メディアと情報化。このふたつが「学習」を基礎としている津曲研究室の現在の重要なキーワードです。

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