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< MovieNEXとは?>
MovieNEXは、以下の4つがセットになった新しいコンセプトの商品です。
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<『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』MovieNEXワールド ラインナップ>
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特別映像:格闘シーンの裏側 /特別映像:VFXの世界 /「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」特別映像を見よう! /MARVELグッズ・プレゼント /抽選で当たる!劇場プログラム /特別掲載:「キャプテン・アメリカ」コミックより ほか ※内容は変更になる場合があります。
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アメリカのちょっとおかしな一家の名門家族、シンプソン家は、番組のファーストシーズンを収めたDVDでお下劣の栄誉をきわめている。後のエピソードの如才ない作りに慣れているファンたちは、下品な出来の初期エピソードに大喜びすることだろう。キャラクターたちはまだ特徴がはっきりしておらず(ホーマーは後のシーズンほどにはバカではない)アニメーションはまだ発展途上にある。そういった点がまさに「シンプソン家のクリスマス」で始まる全13回のエピソードに魅力を与えている。「シンプソン家のクリスマス」は、1989年12月のクリスマス・スペシャルで放送されたエピソードで、すっからかんのシンプソン一家が、犬の“サンタズ・リトルヘルパー”を引き取るという内容だ。シーズンを通して、おなじみの顔が次々に現れ、スミザーズやバーンズ氏やフランダース一家やパティやセルマたちの初登場シーンが見られる。シーズンのハイライトとして、バートが交換留学生としてフランスへ行かされる「バートのフランス日記」(「部屋を散らかすのと同じ調子でフランスをめちゃめちゃにしないでくれよ」)、バートが秀才のための学校へ行くハメになる「バートは天才?」、バートとサイドショー・ボブの終生変わらぬいがみあいの始まりが描かれる「クラスティは強盗犯?」などが収録されている。(Jenny Brown, Amazon.com)
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ジャック・クレイトン監督の『回転』、ロバート・ワイズ監督の『たたり』。こういった伝統ある幽霊映画のジャンルに先祖がえりするアレハンドロ・アメナーバル監督の『アザーズ』は歓迎すべき作品であり、派手な特殊効果よりも、ムードや音楽、暗示を好んで用いている。舞台は1945年の英国。海岸から遠く離れた霧の立ちこめる島で、グレース(ニコール・キッドマン)が叫び声を上げるところから始まる。彼女は口に出せない恐怖のせいで目が覚めたのだが、おそらくその恐怖は幼い我が子アン(アラキナ・マン)、ニコラス(ジェームズ・ベントレー)をあまりにも過保護に心配しているせいで生じたのだ。子どもたちは日光アレルギーがあるため、3人はかび臭い大邸宅でいつもカーテンとよろい戸を閉めて暮らしている。グレースの夫は戦死しているらしい。この不吉な設定と、何か恐ろしいことが起こりそうな予感は、うまくマッチしている。そしてその予感は、使用人を雇おうと思っているもののまだ募集してもいないグレースのもとへ、見知らぬ3人が使用人としてやってくるあたりからエスカレートしていく。家政婦のミセス・ミルズ(フィオヌラ・フラナガン)に率いられた謎めいたトリオは、長いこと忘れられていたアルバムの中で、昔の住人が死後もポーズを取っているように、グレース親子同様この屋敷の歴史と深く結びついていたのだ。
キッドマンが、ここでも定評のある演技を見せ、主人公の緊張感を最初から最後まで表現しているため、作品の根底にある超自然的なムードが増幅されている。アメナーバル監督は意図的にスローペースにしているが、それがかえって鋭い不安を表すのに適しており、あの世にまつわる物語が予想外の展開を見せていく。アメナーバル監督は本作と同様の効果的などんでん返しを、以前監督したスペイン映画『オープン・ユア・アイズ』(キャメロン・クロウ監督が『バニラ・スカイ』にリメイクした)でも披露しているが、賛否両論のあった『オープン・ユア・アイズ』とちがって『アザーズ』は見事な出来ばえで、観客は否応なく鳥肌が立ち、背筋が凍ってしまう。(Jeff Shannon, Amazon.com)
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黒澤明監督の傑作時代劇『用心棒』を翻案し、1960年代イタリア製西部劇=マカロニ・ウェスタンの一大ブームを築き上げたセルジオ・レオーネ監督の出世作。それまでになかった流血と荒唐無稽なアクション描写は、やがては本場アメリカ製西部劇にも大きな影響を与えることにもなった。それと同時に、主演クリント・イーストウッドをスターダムにのしあげた記念碑的作品としてもたたえられる。くわえ葉巻でポンチョをまとう髭面イーストウッドのニヒルなかっこよさ。エンニオ・モリコーネ作曲によるハイエナのようなメロディの数々が、そんな彼を一段と魅力的に映えさせている。(的田也寸志)
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動物学の助教授キンゼイは、タマバチの研究に熱心な学者だったが、初めての恋人でやがて妻になるクララとの初体験で失敗。このことと、生徒から性の相談を受けたことがきっかけになり「結婚講座」を開く。しかし、キンゼイの知識では答えられないことも多く、彼は性に関するインタビューを開始。人々のセックスを研究し始め、そして発表した「キンゼイ・レポート」は一世を風靡するが…。
厳格な父との息が詰まるような少年時代、そして研究に没頭するとまわりが見えなくなる堅物な個性。生真面目なアルフレッド・キンゼイという人間のフィルターを通してみると、セックスのエロティックな部分は薄れ、人間が生きていく上で当たり前にあるものとしてとらえられる。そして学者として未知の世界を知りたいという欲が、やがて人々の理解を超えてしまっても、彼を知り尽くした妻の献身的な支えに「愛」を感じずにはいられない。セックスという扱いにくいテーマを中心にすえながらも、堅物学者の人間性をしっかり描くことで、見応えのある硬派な人間ドラマになっている。またキンゼイ夫妻を演じたリーアム・ニーソン、ローラ・リニーは役の魂が乗り移ったような名演を見せている。(斎藤 香)
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1665年、オランダのデルフト。画家フェルメールの家の使用人グリートは、フェルメールのアトリエの掃除を任され、彼の絵に出会い、強い衝撃を受ける。彼女のすぐれた色彩感覚に気づいたフェルメールは彼女に、絵の具の調合を手伝わせる。表向きは画家と使用人という関係だったが、ふたりは芸術のパートナーのような関係を築いていく。
フェルメールの絵に魅せられ、やがてフェルメール本人に熱い思いを抱くようになる使用人の少女と、彼女の色彩感覚とその存在に触発される画家フェルメールの芸術を介した愛の世界は、見つめ合う、手が触れる、それだけでも官能的。本作で長編映画デビューしたピーター・ウェバー監督の繊細な人間描写、フェルメールの絵の特徴をとらえた芸術的なビジュアルなど、その演出はデビュー作とは思えないほど完成度が高い。またフェルメールへの愛に心震わせるグリートを演じるスカーレット・ヨハンソンの汚れない美しさは目を見張るほどだ。(斎藤 香)
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ロサンゼルスで定職もつかずにきままな共同生活を送る幼なじみのロミー(ミラ・ソルヴィーノ)とミッシェル(リサ・クードロウ)。ある日ふたりは偶然再会した高校の同級生ヘザー(ジャニーン・ガラファロ)から同窓会の開催を知らされる。実はかつていじめられていたふたりは、クラスメイトたちを見返そうとキャリアウーマンを装って故郷へ帰るのだが…。
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7歳のドニーの家に飛行機のエンジンが落下、彼のまえに現れた銀色のウサギが、「あと28日で世界が終末を迎える」と予言する。そんな不可解なオープニングで始まる本作は、脚本に惚れこんだドリュー・バリモアが製作し、自らも教師役で出演している異色のサスペンス。
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舞台はニューヨーク。園芸家のブロンディ(アンディ・マクダウェル)は温室つきアパートの居住者になるために、フランス人ジョージ(ジェラール・ドパルデュー)はアメリカでの労働許可証「グリーンカード」を手に入れるために偽装結婚をするが、やがて入国管理局が本当にふたりが結婚しているか調べるために、ふたりのもとへ訪れた。
紙切れだけの関係だったはずのふたりが、いつしか本当に愛し合うようになる過程を繊細に追ったラブストーリー。『刑事ジョン・ブック 目撃者』などで知られるオーストラリア出身のピーター・ウェアー監督ならではの、異邦人の視点でアメリカを捉えた意欲作にもなりえている。フランスの名優ドパルデューは、これが初のアメリカ映画出演でもあった。(的田也寸志)
ヘラクレス [DVD]
劇場でそう見えたほど、ひどい失敗作ではない『ヘラクレス』は、スプリッツァーのようにライト感覚で楽しめるアニメ映画と言える。絶えずやたらと出てくる楽屋落ちのジョークや文化的な言及も、ビデオでなら劇場で観るときほどにはうるさくない。愛すべきギリシャ伝説に威厳も畏敬も注ぎ込めなかったことも、さほどの失策には見えない。そのほかに長所と言えるのは、『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』以来、最も快活なアラン・メンケンの音楽だ。ゼウスの血を受け継いだ若きヘラクレスは驚くばかりの怪力のせいで追放され(悪いが、これではまだ説得力が足りない)、英雄となるためにフィルという名の半人半獣の男と共に訓練をする。その過程でヘラクレスは、ごく普通の人間で、彼に激しく恋をするメグと出会う。彼らは2人とも、オリュンポスを乗っ取るためにヘラクレスを倒そうとするこっけいなハデスと衝突する。水蛇ヒュドラは短い場面のためにCGで作った苦心作だが、『ライオン・キング』のヌーの群れにはまるでかなわない試みに終わっている。(Keith Simanton, Amazon.com)
トゥルーマン・ショー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
ピーター・ウェアー
あの頃ペニー・レインと[特別編集版] [Blu-ray]
キャメロン・クロウ
ヒート コレクターズ・エディション(初回生産限定) [Blu-ray]
マイケル・マン
レッド・オクトーバーを追え! スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
トム・クランシー, ジョン・マクティアナン
クリムゾン・タイド [Blu-ray]
トニー・スコット
ロッキー [Blu-ray]
ジョン・G・アビルドセン
メリーに首ったけ (完全版) [Blu-ray]
ボビー・ファレリー, ピーター・ファレリー
ドラッグストア・カウボーイ ―デジタル・レストア・バージョン― [Blu-ray]
ガス・ヴァン・サント
マリリン 7日間の恋 [Blu-ray]
サイモン・カーティス
13デイズ<DTS EDITION> [DVD]
ロジャー・ドナルドソン
1962年、カストロ政権になり、社会主義国権になったキューバに危機感を抱いた米国は、国交を断絶。キューバはソ連と手を組み、米国を直撃するミサイルを配備する計画を企てる。これを知ったJ・F・ケネディ大統領は、ある決断を迫られ…。
ケネディと側近がホワイトハウスで緊張感あふれるミーティングを繰り広げるという、全編ほとんど話し合いというディスカッション映画。にもかかわらず、下手なアクション映画よりもスリリングなのは、ホワイトハウスの内部に焦点を絞り、この窮地を政府はどう切り抜けたのか…という内部事情をリアルに描いているからだ。K・コスナーが大統領特別補佐官のオドネルを渋い演技で魅了。監督は『追いつめられて』のR・ロナルドソン。(斎藤 香)
バック・トゥ・ザ・フューチャー 【Blu-ray ベスト・ライブラリー100】
ロバート・ゼメキス
追いつめられて [DVD]
ロジャー・ドナルドソン
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ [Blu-ray]
セルジオ・レオーネ
L刑事ジョン・ブック 目撃者 (英語/日本語字幕) [DVD]
ピーター・ウィアー
フライド・グリーン・トマト HDマスター [DVD]
ジョン・アヴネット
トレーニング デイ [Blu-ray]
アントニー・フュークワー
ア・フュー・グッドメン [Blu-ray]
ロブ・ライナー
クイズ・ショウ [DVD]
ロバート・レッドフォード
1956年、アメリカ全土を熱狂させていたテレビの人気クイズ番組「21」で、ハーバート(ジョン・タトゥーロ)は8週連続勝ち抜いたが、視聴率は低下。スポンサー(マーティン・スコセッシ)は、もっと見栄えのよい人間をチャンピオンに据えよとプロデューサーに厳命し、かくして二枚目大学教授チャールズ(レイフ・ファインズ)に解答を事前に教えた上で番組に出演させ、連戦連勝させるのだが……。
50年代アメリカのテレビ界を揺るがせた実際の事件を映画化したロバート・レッドフォード監督作品。その出来栄えは俳優のみならず、監督としての彼の力量を改めて知らしめるに足るほどで、題材のスキャンダル性と、有名無名を問わない実力重視のキャスティングとが相乗効果となって、リアルな緊迫感を巧みにもたらしているが、語り口にもまったく無駄がなく、2時間を越す長尺にも関わらず退屈させる暇を与えない。まさに映画のプロフェッショナルたちが、その頭脳とセンスで作り上げた絶品の秀作である。(的田也寸志)
レイジング・ブル [Blu-ray]
マーティン・スコセッシ
ベッカムに恋して [DVD]
グリンダ・チャーダ
ジェスは英国に住むインド一家の次女。サッカーが大好きでベッカムの大ファンである彼女は、女子サッカーチームの選手であるジュールズにチームに誘われ、所属することに。しかし、厳しい両親はそれを許さなかった。
インドの慣習を守り抜こうとする両親と現代っ子のヒロインとのギャップ、チームメイトとの友情、コーチとの恋など、ヒロインがサッカーを通して経験していくさまざまな出来事がユーモラスにつづられていく。部屋の壁にはったベッカムのポスターに悩み事を語りかけるヒロインのかわいさ、娘を思うゆえに厳しくなってしまう父親の温かさ、十代の女の子同士のキャピキャピした日々など、すべてがキュートで気持ちいい。若手女優たちのノビノビした演技もこの青春映画の爽やかさに一役買っている。(斎藤 香)
ノッティングヒルの恋人 [DVD]
ロジャー・ミッチェル
世界一有名な美人女優のアナが、イギリスにロケしている最中、街で出会った旅行書専門本屋のウィリアムと恋に落ちる。育った環境も、現在の仕事も、まったく違う2人の恋はどう展開するのか? ビバリーヒルズに住むスーパースターが恋に落ちた相手は、西ロンドンのノッティングヒルに住む本屋さん。名作『ローマの休日』を下敷きに、本当の恋を求め合う2人の姿をコミカルにつづる。世界的な女優アナには、この人しかいないジュリア・ロバーツが扮し、素朴で傷つきやすいウィリアムにはヒュー・グラントが扮している。恋愛映画として、全米史上最高のオープニング興行成績を記録した。(アルジオン北村)
リバー・ランズ・スルー・イット [Blu-ray]
ロバート・レッドフォード
秘密の花園 [DVD]
フランシス・ホジソン・バーネット, アニエスカ・ホランド
原作はフランシス・ホジソン・バーネットによる児童文学の名作。1949年に一度映画化され、1993年のこの作品はリメイクになる。製作総指揮にフランシス・フォード・コッポラ、監督にポーランドの鬼才、アニエスカ・ホーランドを迎え、『シザーハンズ』のキャロライン・トンプソンが脚本を担当。物語は、1900年代のインドで幕を開ける。両親を失い突然孤児となった少女、メアリー・レノックス(ケイト・メイバリー)は、イギリスに住む伯父、ロード・クレイヴン(ジョン・リンチ)の元へ引き取られる。富豪の伯父は、妻を亡くした悲しみをいやすために、ひんぱんに旅行に出ていた。家に1人で残されているうちに、メアリーは2人の少年と友達になる。使用人の少年と、いとこである伯父の息子だ。いとこの少年は、もう何年も寝たきりの生活をしており、病人同然だった。3人の子どもたちは、手入れもされずに放っておかれたままになっている花園を敷地内に発見する。そして、この発見から、子どもたちは、愛や生きることの意味を知る成長を始めるのである。映像はとても美しく、利発な子どもたちの姿を丁寧に描いている。『秘密の花園』は、ワクワクする心を持ち、明るく考えて前に進む勇気を与えてくれる。ファミリー向けの映画というジャンルを超え、見る人すべてに新鮮な感動を与えてくれるだろう。(Jeff Shannon, Amazon.com)
ジェイン・オースティン 秘められた恋 [DVD]
ジュリアン・ジャロルド
サウンド・オブ・ミュージック 製作45周年記念HDニューマスター版 [DVD]
ロバート・ワイズ
シンデレラ・ストーリー 特別版 [DVD]
マーク・ロスマン
ヒラリー・ダフの大ファンで13歳未満なら『シンデレラ・ストーリー』を楽しめるだろうが、そうでない観客は用心しながら観ていく必要がある。これはインスタント・メッセージの時代のシンデレラ物語だからだ。サム(ヒラリー・ダフ)はインスタント・メッセージを通じて、テニソンの詩を引用する詩的な男の子と恋に落ちるが、のちに彼が実は自分と同じサン・フェルナンド・バレーの高校に通っている花形フットボール選手で、女の子なら誰もがあこがれるオースティン(チャド・マイケル・マーレイ)だと知る。
ジェニファー・クーリッジが定評あるコメディ女優の才能を発揮しきれない役、しわ取り注射をしている意地悪なまま母役で出演している。喜劇的な効果を出そうとして頭の悪い義理の姉たちを登場させているが、あまり効果は上がっておらず、3人の女優は他の大半のキャストと同様、このシナリオから何とかしておもしろいところを引き出そうと苦戦している。そのせいで観客は、金髪でやさしい性格のヒラリー・ダフの魅力から目が離せなくなる。ダフは『リジー・マグワイア・ムービー』よりはうまく演じており、「かわいい」ことが必ずしも誉め言葉にならないコメディの分野で、より多くの観客にアピールしようとがんばっている。(Jeff Shannon, Amazon.com)
オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン [Blu-ray]
作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー 製作:キャメロン・マッキントッシュ
リトル・プリンセス~小公女~ [DVD]
フランシス・ホジソン・バーネット, アルフォンソ・クアロン
1993年の『秘密の花園』の成功を受け、ワーナー・ブラザーズ社はフランシス・ホジソン・バーネットの小説を再度映画化することにした。1995年版の『リトル・プリンセス~小公女~』は、90年代の最優秀児童映画のひとつだ。93年版と95年版のどちらも、興行収入的には飛びぬけた成績はおさめなかったが、質の高い映画に仕上がっている。時を越えて愛される映画だ。カリフォルニア州に組まれた大がかりなセット。物語は、第一次世界大戦勃発直前のニューヨークから始まる。父親が戦地に赴くことになったため、1人残されるサラ(リーセル・マシューズ)は寄宿舎のある私立学校へ入学する。この学校の校長先生は、生徒を厳しく取り締まる意地悪なミス・ミンチン(エレノア・ブロン)。サラは、あっという間に同級生の間で人気者となるが、サラには過酷な運命が待ち受けていた。この映画は、現実から逃避するものではなく、子どもの持つ想像力という大きな能力を描いている。想像力とは、子どもが学び、成長し、厳しい現実に直面できる強さを身につけるのに役立つ能力だ。美しく映像化されたこの作品は、映像面でも90年代を代表する作品と言えるだろう。想像力が支えの寄宿舎生活の現実をうまく描き出してもいる。あらゆる面で第一級の作品だ。ファミリー向け映画として、大人も子どもも見るべき映画だと自信を持っておすすめできる。(Jeff Shannon, Amazon.com)
サタデー・ナイト・フィーバー スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
ジョン・バダム
ロシュフォールの恋人たち [Blu-ray]
ジャック・ドゥミ
エバー・アフター [Blu-ray]
アンディ・テナント
真夜中のカーボーイ [Blu-ray]
ジョン・シュレシンジャー
マイ・フェア・レディ [Blu-ray]
ジョージ・キューカー
日の名残り コレクターズ・エディション [DVD]
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キャッツ 【ベスト・ライブラリー 1500円:ミュージカル&音楽映画特集】 [DVD]
デイヴィッド・マレット
高慢と偏見[Blu-Ray] ジェイン・オースティン原作 リマスター&豪華コレクターズデザインケース仕様 【日本語吹替/日本語・英語字幕収録】
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ジーザス・クライスト=スーパースター 【ベスト・ライブラリー 1500円:ミュージカル&音楽映画特集】 [DVD]
ゲイル・エドワーズ
ハムレット [DVD]
ウィリアム・シェイクスピア, マイケル・アルメレイダ
2000年のニューヨーク。マルチメデイア企業の社長が急死し、未亡人となった妻ガートルードは夫の弟で会社後継者でもあるクローディアス(カイル・マクラクラン)と再婚。留学先から帰国した映画監督のハムレット(イーサン・ホーク)は父の死に疑問を抱き、それに執着するあまり、やがて恋人のオフェーリア(ジュリア・スタイルズ)の忠告をよそに奇行を繰り返すようになっていき…。
シェークスピアの四大悲劇のひとつ『ハムレット』を現代に置き換えた野心作。台詞などは原作に忠実で、このあたりは同趣向で成功した『ロミオ&ジュリエット』の影響が色濃いかもしれないが、美術や衣装などが徹底して現代的な形で披露されており、そのミスマッチ感覚が本作の最大の特色ともいえよう。父の復讐のために、主人公が映画を用いるという設定も、現代ならでは?(的田也寸志)
カンフー・パンダ2 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
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スタンド・バイ・ミー 製作25周年記念 HDデジタル・リマスター版 ブルーレイ・コレクターズ・エディション 【初回生産限定】 [Blu-ray]
ロブ・ライナー
ルーニー・テューンズ コレクション バッグス・バニー 特別版 [DVD]
ミッキーマウス/カラー・エピソード Vol.1 限定保存版 (期間限定) [DVD]
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シュレック フォーエバー [Blu-ray]
ウィリアム・スタイグ, マイク・ミッチェル
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ウィリアム・スタイグ, クリス・ミラー, ロマン・ヒュイ
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 [Blu-ray]
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 1 [Blu-ray]
デイビッド・イェーツ
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 [Blu-ray]
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット [Blu-ray]
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2 [Blu-ray]
デイビッド・イェーツ
トイ・ストーリー3 ブルーレイ+DVDセット(ブルーレイケース) [Blu-ray]
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ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島 [Blu-ray]
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パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 ブルーレイ(3枚組/デジタルコピー & e-move付き) [Blu-ray]
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パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト [Blu-ray]
ゴア・ヴァービンスキー
いまを生きる [Blu-ray]
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アメリカン・プレジデント 【ベスト・ライブラリー 1500円:ロマンス映画特集】 [DVD]
ロブ・ライナー
ラスト サムライ [Blu-ray]
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スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
リチャード・リンクレイター
友人になりすまして名門小学校の代用教員になったロック・ミュージシャンのデューイ。教えることのない彼は、本業のロックの知識と精神を語り始める。やがて生徒たちも興味を示し、クラス全員でこっそりバンドバトルに出場することに…。ダメ教師が生徒たちのやる気を引き出し、生徒からも影響を受けるという、下手をしたらいくらでもあざとくなるテーマだが、ミュージシャンでもある怪優ジャック・ブラックの水を得た魚のような熱演と、個性的な子役たちの名演技で、心の底から笑える痛快作になった。
本作のおもしろさにして特徴は、生徒それぞれに役割が与えられる点。ステージに立つメンバーだけでなく、マネージャーやセキュリティーなど裏方の大切さが無理なく教えられ、デューイと生徒に育まれるきずなにすんなり共感してしまう。それだけなら単なるヒューマンな感動作だが、随所に込められたロックのうんちくで、コアな音楽ファンもニヤリとさせる。「ファミリー」と「オタク」。一見、相容れない両者をともに大満足させる希有な一作。文句なしに楽しめる!(斉藤博昭)
悲情城市 [DVD]
ホウ・シャオシェン
1945年8月、太平洋戦争終戦によって、51年におよぶ日本の統治から解放された台湾。しかし、その喜びもつかの間、闇社会の進出や国民党の台頭など大陸との確執などにより、台湾は新たな受難の時代を迎えることになる…。
台湾映画界の名匠ホウ・シャオシェン監督の名を世界的に広めることになった歴史叙事詩映画の秀作。ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞、金馬奨最優秀監督・主演男優(チェン・ソンヨン)賞、キネマ旬報ベスト・テン第1位など国の内外で数々の受賞に輝いている。ドラマは歴史の波に否応なく巻き込まれていくリン一家の面々を通しながら、時に非常に、時に情感豊かにつづられていく。その中で、耳が聞こえず口も聞けない四男ウンセイ(トニー・レオン)と看護婦ヒロミ(シン・シューウェン)の悲恋が印象的。(的田也寸志)
ラブ・アクチュアリー [DVD]
リチャード・カーティス
19人の男女が織りなす恋愛模様を、ユーモアとウィットに飛んだ会話と心温まる&切なくなるエピソードでクギづけにする英国のラブストーリー。秘書に一目惚れした新首相の仕事に身が入らない日々、義理の息子の熱烈片思いをサポートする父親、親友の新妻に恋した画家の切ない心、言葉の通じないポルトガル娘に恋したミステリー作家など、年令も職種も違う男女の恋物語は、誰かに共感できるというより、どの人の恋愛にも共感できる、胸が痛くなるエピソードばかり。
監督は『ノッティングヒルの恋人』の脚本家リチャード・カーティスゆえ、ロマンティックコメディはお手の物。とはいえ、19人の登場人物とその恋愛を裁いた手腕は見事! 首相を演じたヒュー・グラントの軽妙な芝居、夫の浮気に気づいて目を潤ませるエマ・トンプソンの巧さほか、キーラ・ナイトレイ、ローラ・リニー、ローワン・アトキンスン、ビリー・ボブ・ソーントンなどスター総出演。恋心直撃!のデートムービーとして最適の1本だ。(斎藤 香)
Tora-San: Collector's Set 1
Yoji Yamada
TORA-SAN, a 48-film series, is by far the longest-running film series in Japanese history and the second-longest overall in the world. Typical story lines have Tora-san, a suitcase carrying, leisure-suit wearing, traveling salesman visiting different parts of Japan, where he meets a beautiful young woman, is smitten, and tells her if she ever needs help, she should come visit him in his hometown. After returning home to his family, which disapproves of his wandering lifestyle, the damsel in distress shows up, and Tora-san falls in love. Alas, his attempts to help her, and win her heart, invariably cause her to fall for someone else. Included in the set are the first four films of the series, “It's Tough being a Man”, “Tora-san's Cherished Mother”, “Tora-san, His Tender Love”, and “Tora-san's Grand Scheme”.
Eclipse Series 10 - Silent Ozu-Three Family Comedies
Yasujro Ozu
In the late twenties and early thirties, Yasujiro Ozu was working steadily for Shochiku studios, honing his craft on dozens of silent films in various genres, from romantic melodramas to college comedies to gangster pictures and, of course, movies about families. In these three droll domestic films Tokyo Chorus, I Am Born But..., Passing Fancy Ozu movingly and humorously depicts middle-class struggles and the resentments between children and parents, establishing the emotional and aesthetic delicacy with which he would transform the landscape of cinema.
エリン・ブロコビッチ コレクターズ・エディション [DVD]
スティーヴン・ソダーバーグ
クライ・ベイビー スペシャル・エディション 【ベスト・ライブラリー 1500円:ラブ・ストリー&青春映画特集】 [DVD]
ジョン・ウォーターズ
マンマ・ミーア! 【VALUE PRICE 1800円】 [DVD]
フィリダ・ロイド
恋するベーカリー/別れた夫と恋愛する場合 [DVD]
ナンシー・マイヤーズ
ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 [DVD]
アンドリュー・アダムソン
C.S.ルイス原作の大ベストセラーを本格的に映画化したシリーズ第1作。第二次大戦下のイギリスで、ペベンシーの4兄弟姉妹が、疎開先の屋敷の洋服ダンスから、異世界の「ナルニア」へ入ってしまう。白い魔女によって100年の冬を強いられたナルニアで、彼らが英雄となるまでを、壮大なスケールと、めくるめく映像で展開していく。
原作ファンが最も期待するのは、人間の言葉を話す動物など、多種多様なキャラクターが、どう映像化されたのかという点。CGとアニマトロニクス、特殊メイク、本物の動物など多くの技術が駆使され、驚くほどリアルに仕上がった。とくに、上半身は人間で下半身はヤギのタムナスさんと、ナルニアの王であるライオンのアスランがすばらしい。子役たちの演技も自然なので、後半、彼らが自ら手に入れる勇気を共感できるはず。最新映像を体感させながら、原作を忠実に描くことで、どこか懐かしい空想の世界を完成させたことで、とりあえずシリーズの入り口としては合格点であろう。(斉藤博昭)
ミート・ザ・ペアレンツ [DVD]
ジェイ・ローチ
不都合な真実 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
デイビス・グッゲンハイム
クレオパトラ [DVD]
ジョセフ・L・マンキーウィッツ
サイレント映画時代からの名匠セシル・B・デミル監督が、『或夜の出来事』で知られるクローデット・コルベールを主演に迎えて描く壮大な古代絵巻。紀元前48年、時のローマ執政ジュリアス・シーザー(ウォーレン・ウィリアム)は大軍を率いてエジプトに侵攻するが、エジプト女王クレオパトラ(クローデット・コルベール)の美しさに魅せられ、エジプトを後援することに。やがてシーザーは暗殺され、続いて彼の友人アントニー(ヘンリー・ウィルコクソン)がエジプト征伐をもくろむが、彼もまたクレオパトラの美の前に打ち崩れていく…。
トーキー映画としては初の本格的クレオパトラものだが、戦前に撮られたとは思えないほどのスケールの大きさ、見事な美術など、当時のハリウッドの実力が改めてうかがえる出来栄え。クローデット・コルベールの美しさは、もはや言うまでもないだろう。アカデミー賞撮影賞受賞。(的田也寸志)
ダ・ヴィンチ・コード (1枚組) [DVD]
ロン・ハワード
レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
サム・メンデス
めぐり逢えたら コレクターズ・エディション [DVD]
ノーラ・エフロン
ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛 [DVD]
アンドリュー・アダムソン
幸せのちから コレクターズ・エディション [DVD]
ガブリエレ・ムッチーノ
理由 [DVD]
アーネ・グリムシャー
死刑廃止論者の法学部教授ポール(ショーン・コネリー)は、8年前に白人少女誘拐殺人事件の犯人として逮捕され、死刑判決を受けた黒人青年ボビー(ローレンス・フィッシュバーン)からの無実を訴える手紙を受け取り、早速事件の再調査に乗り出す。やがて真犯人を名乗るブレア(エド・ハリス)という男の存在が浮かび上がるのだが…。
名優ショーン・コネリーが製作総指揮も兼ねて主演したサイコ・スリラー。死刑囚の無実を説くというプロットはありがちではあるが、次々と予測を裏切る展開の数々に、思わず引き込まれてしまう。L・フィッシュバーンとE・ハリスの名演はいつもながらとはいえ、やはりお見事。また、コネリーの娘役に『ロスト・イン・トランスレーション』のスカーレット・ヨハンソンが扮しており、その少女時代の姿を見られるだけでもファンにはお得かも。監督は『バウンティ・キッド』などのアーネ・グリムシャー。(的田也寸志)
パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち [DVD]
ゴア・ヴァービンスキー
18世紀のカリブ海を舞台に、海賊たちの呪いを解く黄金のメダルの「最後の1枚」をめぐる、アクション・アドベンチャー。港町ポート・ロイヤルの総督の娘エリザベスが、その1枚を持っていたことから、海賊の一団にさらわれ、彼女を愛する青年と、一匹狼の海賊が救出へ向かうという物語だ。
ポイントに見せ場を配し、娯楽作に徹した作りで最後まで飽きさせないのは、さすがにジェリー・ブラッカイマー製作。ゴア・ヴァービンスキー監督は、カット割りやカメラ・アングル、音楽の付け方などアクションの見せ方がうまく、なかでも満月の夜、海賊たちががい骨となって現れるシーンの恐怖は、リアルなVFXが効果を上げている。
この種の映画では、俳優たちの演技は二の次になるのだが、本作はオスカー俳優のジェフリー・ラッシュ、『ロード・オブ・ザ・リング』のレゴラス役、オーランド・ブルームらが嬉々として演じている。そして、ジョニー・デップの存在感! 台詞回しや道化的な動きで笑わせる彼が、ラストに見せる凛々しい表情は文句なしにカッコいい。彼ら欧米の俳優にとって、海賊は憧れの役だというのが、ヒシヒシと伝わってくる。(斉藤博昭)
レオン 完全版 アドバンスト・コレクターズ・エディション [DVD]
リュック・ベッソン
Persepolis
Marjane Satrapi, Vincent Paronnaud
Persepolis is the poignant story of a young girl coming-of-age in Iran during the Islamic Revolution. It is through the eyes of precocious and outspoken nine-year-old Marjane that we see a people's hopes dashed as fundamentalists take power — forcing the veil on women and imprisoning thousands. Clever and fearless, she outsmarts the "social guardians" and discovers punk, ABBA and Iron Maiden. Yet when her uncle is senselessly executed and as bombs fall around Tehran in the Iran/Iraq war the daily fear that permeates life in Iran is palpable. As she gets older, Marjane's boldness causes her parents to worry over her continued safety. And so, at age fourteen, they make the difficult decision to send her to school in Austria. Vulnerable and alone in a strange land, she endures the typical ordeals of a teenager. In addition, Marjane has to combat being equated with the religious fundamentalism and extremism she fled her country to escape. Over time, she gains acceptance, and even experiences love, but after high school she finds herself alone and horribly homesick. Though it means putting on the veil and living in a tyrannical society, Marjane decides to return to Iran to be close to her family. After a difficult period of adjustment, she enters art school and marries, all the while continuing to speak out against the hypocrisy she witnesses. At age 24, she realizes that while she is deeply Iranian, she cannot live in Iran. She then makes the heartbreaking decision to leave her homeland for France, optimistic about her future, shaped indelibly by her past.
イングロリアス・バスターズ [DVD]
クエンティン・タランティーノ
The Band's Visit
Eran Kolirin
This heartwarming and poignant winner of the Cannes Film Festival Un Certain Regard prize is the mesmerizing and witty story of strangers in a strange land. A fading Egyptian police band arrives in Israel to play at the Arab Cultural Center. When they take the wrong bus, the band members find themselves in a desolate Israeli village. With no other option than to spend the night with the local townspeople, the two distinctly different cultures realize the universal bonds of love, music and life. Set against a breathtaking desert landscape, this cross-cultural comedy proves that getting lost is sometimes the best way to find yourself.
じゃじゃ馬ならし [DVD]
フランコ・ゼッフィレッリ
戦場でワルツを 完全版 [DVD]
アリ・フォルマン
噂のモーガン夫妻 コレクターズ・エディション [DVD]
マーク・ローレンス
ライフ・イズ・ビューティフル [DVD]
ロベルト・ベニーニ
ハリー・ポッターと賢者の石 特別版 [DVD]
J.K.ローリング, クリス・コロンバス
親戚の虐待を受けながら育てられていた孤児のハリー・ポッター(ダニエル・ラトクリフ)は、11歳の誕生日に自分が魔法使いであることを知らされ、魔法寄宿学校に入学。仲間たちと共に魔法の勉強に勤しみながら、両親の死の真相や、学校内の陰謀に立ち向かっていく。
J.K.ローリング の世界的ベストセラー小説を『ホーム・アローン』シリーズのクリス・コロンバス監督が映画化したファンタジー・サーガの第1作。今後も年に1本、現作に即し、全7作の映画化が予定(第3作までは決定事項)されている。2時間を超える長尺ながらも、子どもから大人までほど良く飽きずに楽しめる心地よさと、英国情緒を意識した厳格な世界観とのミックスがいい。子どもたちをとりまく大人のキャストにも、リチャード・ハリスにマギー・スミスなどイギリス・ベテラン勢が多数占めている。(的田也寸志)
ハリー・ポッターと謎のプリンス (1枚組) [DVD]
デヴィッド・イェーツ
マスク・オブ・ゾロ コレクターズ・エディション [DVD]
マーティン・キャンベル
1821年メキシコ領のカリフォルニアで、黒マスクの英雄ゾロは、圧政に苦しむ民衆を守るために大活躍をしていた。悪徳総督のラファエルはゾロことディエゴの邸宅を襲い妻を殺し娘を奪い、ディエゴを牢獄に入れて逃亡した。20年後、牢から出たディエゴはアレハンドロという若者を見出し、第二のゾロに育てる訓練を始める。
一代目ゾロのアンソニー・ホプキンスは風格ある存在感を漂わせ、二代目ゾロのアントニオ・バンデラスは荒馬がサラブレッドに変身するように、徐々に英雄らしく変身していく。2人のゾロの対比がおもしろい。
また、バンデラス自身が行ったという剣さばきは必見。力強く華麗でフェンシングの妙技を堪能させてくれる。趣向をこらした決闘シーンに、馬の追跡シーンなど、次々に見せ場の連続で目が離せない。ワクワクと胸躍る冒険活劇である。(星乃つづり)
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スティーブン・スピルバーグ
2054年のワシントンDC。犯罪予防局の刑事ジョン・アンダーソンは、予知能力者・プリコグの透視により、次々と犯罪を未然に防いでいた。ところがある日、プリコグが透視した犯人の名がジョンだったことから、彼は予防局に追われる立場に追い込まれる…。
トム・クルーズとスピルバーグ監督が、がっぷり組んだ娯楽大作。近未来の最新テクノロジーを堪能できる特撮、青みがかったシャープな映像など、スピルバーグらしい凝ったヴィジュアルが楽しいし、追う立場から追われる立場になってしまった主人公が、逃亡しながらも事件の真相を探るストーリーもスリリングだ。クルーズ演じるジョンを敵視する司法省の調査官をコリン・ファレルが好演、ドラマをピリリと引き締めている。(斎藤 香)
ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション [DVD]
ティム・バートン
死期が迫った父が、改めて息子に語り聞かせる人生の回想。巨人とともに故郷を出て、サーカスで働きながら、あこがれの女性と結ばれる。戦争へ行き、ひとつの町を買い上げる……。何度も聞かされた父の話は、どこまでが本当なのだろうか? 異才ティム・バートン監督が、独自のファンタジック&ブラックなテイストに、テーマとしてはストレートな感動に照準を合わせた快心作。
ベストセラーである原作に登場する奇妙な要素を、この映画版では多少組み替え、よりビジュアル的に楽しめる物語になっている。相手の死の状況を予言する魔女や、2つの上半身が下半身を共用する双生児の姉妹などフリークス的なキャラを登場させつつ、一面の黄スイセンのなかでの愛の告白といったメルヘンチックな場面も織りまぜ、人生の悲喜こもごもを共感たっぷりに描くことに成功。死の間際までうさんくさい老父役のアルバート・フィニーとは対照的に、若き日の父を演じるユアン・マクレガーは、前向きな主人公像を、まっすぐな瞳で好演する。監督の意識の表れであろうか、結末の感動は原作をはるかに上回る。(斉藤博昭)
Eclipse Series 21: Oshima's Outlaw Sixties
Nagisa Oshima
Often called the Godard of the East, Japanese director Nagisa Oshima was one of the most provocative film artists of the twentieth century, and his works challenged and shocked the cinematic world for decades. Following his rise to prominence at Shochiku, Oshima struck out to form his own production company, Sozo-sha, in the early sixties. That move ushered in the prolific period of his career that gave birth to the five films collected here. Unsurprisingly, this studio renegade was fascinated by stories of outsiders—serial killers, rabid hedonists, and stowaway misfits are just some of the social castoffs you’ll meet in these audacious, cerebral entries in the New Wave surge that made Japan a hub of truly daredevil moviemaking.
Pleasures of the Flesh
Nagisa Oshima, 1965
A corrupt businessman blackmails the lovelorn reprobate Atsushi into watching over his suitcase full of embezzled cash while he serves a jail sentence. Rather than wait for the man to retrieve his money, however, Atsushi decides to spend it all in one libidinous rush.
Violence at Noon
Nagisa Oshima, 1966
Containing more than two thousand cuts and a wealth of inventive widescreen compositions, this coolly fragmented character study is a mesmerizing investigation of criminality and social decay.
Sing a Song of Sex
Nagisa Oshima, 1967
Four sexually hungry high school students prepare for their university entrance exams in Oshima’s hypnotic, free-form depiction of generational political apathy, featuring stunning color cinematography.
Japanese Summer: Double Suicide
Nagisa Oshima, 1967
A sex-obsessed young woman, a suicidal man she meets on the street, a gun-crazy wannabe gangster—these are just three of the irrational, oddball anarchists trapped in an underground hideaway in Oshima’s devilish, absurdist film.
Three Resurrected Drunkards
Nagisa Oshima, 1968
A trio of bumbling young men frolic at the beach. While they swim, their clothes are stolen and replaced with new outfits. Donning these, they are mistaken for undocumented Koreans and end up on the run from comically outraged authorities.
燃えよドラゴン 特別版 [DVD]
ロバート・クローズ
「ドラゴン」ブルース・リーの名を世界に知らしめ、アジアとハリウッドが初めて手を組んだモニュメント作品であると同時に、アクション映画史上に残る傑作。香港の沖に浮かぶ要塞島で、武術の達人を集めたトーナメントが開かれる。英国政府の要請で秘密諜報員として大会に参加した中国人青年リーは、島で行われている麻薬密売の証拠をつかみ、主催者のハンと対決する。
中国映画を世界に広めることと、ハリウッド映画に主演することを生涯の目標にしていたブルース・リーにとって、本作はまさに夢をかなえる1作となったが、完成直後に急死。残念ながら彼にとっての遺作になってしまった。本作にはブルース自ら監督したと言われる、貴重な未公開シーンを追加した完全版の本編を収録。(山内拓哉)
イマジン ジョン・レノン 特別版 [DVD]
アンドリュー・ソルト
シュレック2 スペシャル・エディション [DVD]
ケリー・アズベリー, コンラッド・バーノン, アンドリュー・アダムソン
これまでのアニメの常識を覆し、強烈でシニカルなギャグやパロディを盛り込んで、思いもよらぬ感動に着地させる異色CGアニメの続編。前作に続いて、カンヌ国際映画祭のコンペティションに選ばれ、そのクオリティの高さを証明した。めでたくフィオナ姫と結ばれた怪物シュレックが、姫の両親が住む「遠い遠い国」から招待を受ける。しかし、フォオナの父はシュレックの容姿に激怒。フィオナを横取りしようとするチャーミング王子と彼の母も交え、シュレックとフィオナの運命は二転三転していく。
雨粒や毛の細かさから、大がかりな群衆シーンまで、CGは前作からさらに進化。新登場のキャラでは、アントニオ・バンデラスが声を担当する「長ぐつをはいたネコ」が剣さばきとキュートな表情で場をさらう。過去の映画やディズニー・アニメのパロディは言うまでもなく、今回はビバリーヒルズのブランドショップや、アカデミー賞授賞式などをパロったシーンに爆笑。快調すぎるほどのテンポと、会話の妙、「内面の美しさが大切」というテーマは前作から引き継がれているが、毒気は少々薄味になっている。(斉藤博昭)
トロピック・サンダー/史上最低の作戦 ディレクターズ・エディション [DVD]
ベン・スティラー
オーシャンズ13 [DVD]
スティーブン・ソダーバーグ
フェイク エクステンデッド・エディション(1枚組) [DVD]
マイク・ニューウェル
After Life
This unpretentious, endearing film is a modest triumph. Based on interviews with more than 500 people about the one memory they would choose to take with them to heaven, Japanese director Hirokazu Kore-Eda has modeled a unique blend of documentary and fiction that addresses the vagaries of memory but also what it means to make films. After Life transpires in a sort of way station where the dead must select one memory to be re-created on film and taken on with them forever, relinquishing everything else. Over the span of a week, a dedicated group of caseworkers tease out self-deceptions as well as real epiphanies from 22 different lives. An old woman remembers reuniting with her husband on a crowded bridge after World War II; a man recollects the breeze felt on a tram ride the day before summer vacation; a successful man faces his own treachery. Remembering becomes a courageous act in the casual exposition of this lovely film. —Fionn Meade
マイケル・ジャクソン THIS IS IT コレクターズ・エディション (1枚組) [DVD]
ランディ・フィリップス
それでも恋するバルセロナ [DVD]
ウディ・アレン
バレンタインデー [DVD]
ゲイリー・マーシャル
天使と悪魔 コレクターズ・エディション [DVD]
ロン・ハワード
アイアンマン デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]
ジョン・ファヴロー
Eclipse Series 23: The First Films of Akira Kurosawa
Akira Kurosawa
Years before Akira Kurosawa changed the face of cinema with such iconic works as Rashomon, Seven Samurai, and Yojimbo, he made his start in the Japanese film industry with four popular and exceptional works, created while World War II was raging. All gripping dramas, those rare early films—Sanshiro Sugata; The Most Beautiful; Sanshiro Sugata, Part Two; and The Men Who Tread on the Tiger’s Tail—are collected here, including a two-part martial arts saga, a portrait of female volunteers helping the war effort, and a kabuki-derived tale of deception. These captivating films are a glorious introduction to a peerless career.
Sanshiro Sugata (Sugata Sanshiro): Kurosawa’s effortless debut is based on a novel by Tsuneo Tomita about the rivalry between judo and jujitsu. Starring Susumu Fujita as the title character, Sanshiro Sugata is a dazzling martial-arts action tale, but it’s also a moving story of moral education and enlightenment that’s quintessential Kurosawa.
The Most Beautiful (Ichiban utsukushiku): This portrait of female volunteer workers at an optics plant during World War II, shot on location at the Nippon Kogaku factory, was created with a patriotic agenda. Yet thanks to the director’s groundbreaking semidocumentary approach to the material, The Most Beautiful is a revealing look at Japanese women of the era that anticipates the aesthetics of Japanese cinema’s postwar social realism.
Sanshiro Sugata, Part Two (Zoku Sugata Sanshiro): Kurosawa’s first film was such a success that the studio pressured the director into making a sequel. The result is a hugely entertaining adventure, reuniting most of the major players from the original and featuring a two-part narrative in which Sanshiro first fights a pair of Americans and then finds himself the target of a revenge mission undertaken by the brothers of the original film’s villain.
The Men Who Tread on the Tiger’s Tail (Tora no o wo fumu otokotachi): The fourth film from Kurosawa is based on a sacred twelfth-century incident in which the lord Yoshitsune, with the help of a group of samurai, crossed enemy territory disguised as a monk. The story was dramatized for centuries in Noh and kabuki theater, and here it becomes one of the director’s most riveting early films.
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フランシス・フォード・コッポラ
Eclipse Series #3 - Late Ozu
This month, we present five wonderful works of art by Japanese master filmmaker Yasujiro Ozu. Made directly after Tokyo Story, widely considered his most perfect film and one of the greatest movies ever made, these titles show Ozu at the top of the game, visually and narratively. Elegant, humorous, rich with joy and sadness, these films further demonstrate why Ozu has become synonymous with the word cinema.
Five-Disc Set Includes:
Early Spring: A married salaryman in postwar Tokyo enters into an affair with an office mate in this moving portrait of a fragile marriage.
Tokyo Twilight: In the dead of winter, past and present traumas afflict two sisters and their aging father in this, one of Ozu's most heartbreaking and powerful works.
Equinox Flower: In Ozu's splendid first color film, a stubborn businessman who disapproves of his daughter's fiance must learn to embrace modern romance.
Late Autumn: Ozu regular Setsuko Hara, once the marrying child in Late Spring, becomes the parent in this poignant tale of the bonds between mother and daughter.
The End of Summer: Ozu's second-to-last film beautifully blends comedy and tragedy to tell the story of three sisters who are stunned to discover that their aging father has taken up with his former mistress.
Eclipse Series 5 - The First Films of Samuel Fuller
Samuel Fuller
His films have been called raw, outrageous, sensational, and daring. In four decades of directing, Samuel Fuller created a legendarily idiosyncratic oeuvre, examining U.S. history and mythmaking in westerns, film noirs, and war epics. And characteristically, it all began with a bang: after printing the legend with the elegant B-pictures I Shot Jesse James and The Baron of Arizona, he got himself into hot water with the FBI on The Steel Helmet, the first American movie to portray the Korean War. These three independent films showed off Fuller’s genre diversity, gutter wit, and subversive force, and pointed the way to a controversial career in studio moviemaking.
I Shot Jesse James
Fuller's directorial debut is a psychological western, excavating, with pathos and humor, the tale of Robert Ford, the member of Jesse James's gang who shot the famed outlaw in the back.
The Baron of Arizona A devilishly witty Vincent Price plays a nineteenth-century con man who sets out to commit the most epic swindle in U.S. history: to claim himself as the rightful inheritor of Arizona.
The Steel Helmet With its low budget and high ambitions, Fuller's snarling Korean War film, an examination of race relations as well as a visceral plunge into battle, remains one of the director's most discussed and admired works.
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ [DVD]
ウェス・アンダーソン
天才一家と世間にもてはやされながらも心はバラバラのままに暮らしていたテネンバウムズ家の人々が、再びひとつ屋根の下に集うことになってしまった。
アメリカ本国で高い評価を受けていたウェス・アンダーソン監督の日本初公開作。あたかもジョン・アーヴィングの世界を彷彿させるアメリカならではの寓話性の下、シンメトリックな画面構成や、天才であるがゆえに(!?)個性的なキャラクターの面々をファッションで区分けするなど、非常に明快なイメージをもって深みある人間賛歌を描き得ている快作。一家の面々にはジーン・ハックマンやアンジェリカ・ヒューストン、グウィネス・パルトロウなど芸達者がズラリ勢揃い。その卓越した演技合戦も見どころのひとつである。(的田也寸志)
Seven Samurai - 3 Disc Remastered Edition
Akira Kurosawa
SEVEN SAMURAI - DVD Movie
Eclipse Series 7 - Post-War Kurosawa Box - Eclipse from Criterion
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The most popular Japanese moviemaker of all time, Akira Kurosawa began his career by delving into the state of his nation immediately following World War II, with visual poetry and direct emotion. Amid Japan s economic collapse, moral waywardness, and American occupation, Kurosawa managed to find humor and redemption existing alongside despair and anxiety. In these five films, which range from the whimsically Capraesque to the icily Dostoyevskian, from political epics to courtroom potboilers, Kurosawa established both the artistic range and social acuity that would inform his entire career.
Departures [DVD] [2008] [Region 1] [US Import] [NTSC]
Masahiro Motoki, Ryôko Hirosue, Akimasa Kawashima, Yôjirô Takita
The Aki Kaurismaki Collection Vol.3 [DVD]
Aki Kaurismaki
Star Trek - The Original Series, Episode 1: The Cage & Episode 2:Where No Man Has Gone Before [VHS]
William Shatner
Star Trek: The Time Travel Collection [VHS]
Star Trek: 25th Anniversary Special [VHS]
Christopher Jones, Donald R. Beck
Talk about slapdash. Here's a tribute to Star Trek hosted by Leonard Nimoy and William Shatner, and within the first half-hour they've run out of things to talk about related to Star Trek. Though there are clips from both classic Trek and Star Trek: The Next Generation, they seem like an afterthought: montage fodder that only occasionally chooses a topic (like humorous catch phrases of the characters) and looks at it thoroughly. Otherwise, there's way too much time devoted to letting Nimoy shill for the Star Trek VI movie and reminisce about the special effects in Star Trek IV (which he happened to direct). Aside from superficial treatment of the Trekkie phenomenon (better explained in the movie Trekkies), the fan base is barely mentioned—and what's the deal with LeVar Burton's tour of Space Camp? It looks like an outtake from Reading Rainbow. This doesn't even count as a greatest-hits video because the organization is so haphazard. The whole thing smacks of moneymaking exploitation. —Marshall Fine
Star Trek: Memories [VHS]
Michael Mahler
Released in 1996, this straight-to-video effort focuses almost entirely on the classic Star Trek series, as told by the principal actors of Star Trek: Leonard Nimoy, DeForest Kelley, James Doohan, Nichelle Nichols, George Takei, and Walter Koenig. Shatner, of course, gets center stage, telling anecdotes about the way each of the roles was cast and why each actor was uniquely suited for his or her role. A great deal is also made (and rightly so) about what a breakthrough the show represented in its multicultural casting. Shatner, who also serves as host, repeats many of the same stories he used in his book, Star Trek Memories, as do his old cast mates. Indeed, this is one of several Star Trek retrospective tapes in which Nichols or someone else tells the story about her encounter with Martin Luther King Jr., at a point when she was considering quitting the show because her part seemed so inconsequential. —Marshall Fine
Star Trek IV - The Voyage Home (Widescreen Edition) [VHS]
Leonard Nimoy
Jumping on to the end-of-the-century bandwagon a little early, Paramount Pictures released 10 of their top films in one 10-pack, the Millennium Collection, in 1998. All the films are presented in their widescreen editions; one, Breakfast at Tiffany's, is offered in this format for the first time. The set includes 5 Best Picture Oscar winners and films that took home an additional 33 Academy Awards. All the tapes are available to buy individually. The pack, with a handsome mosaic of faces from the movies, also features collector gift cards (a movie version of baseball cards) and a commemorative booklet detailing the productions of all 10 films. The collection is oddly weighted toward the last 25 years, offering only one film from the 1950s and one from the 1960s. Your taste in current cinema will define the value of the set. Besides Tiffany's, one of Audrey Hepburn's finest films, the collection contains: The Ten Commandments with Charlton Heston, Grease with John Travolta, Francis Ford Coppola's Apocalypse Now and The Godfather, the funny, whale-saving Star Trek IV—The Voyage Home, Tom Cruise's hit Top Gun, the smash hit Ghost with Demi Moore, Mel Gibson's Celt fest Braveheart, and Forrest Gump with Tom Hanks. —Doug Thomas
Star Trek Generations [VHS]
David Carson
all orders have customer tracking #.
Star Trek - The Next Generation, Episode 74: The Best Of Both Worlds, Part I [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Star Trek - The Next Generation, Episode 72: Menage A Troi [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Star Trek - The Next Generation, Episode 70: The Most Toys [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Kivas Fajo is a man with "no moral difficulties. At all." Saul Rubinek plays him with the ruthlessness and charm of Dr. Mengele. (By all accounts, Mengele could be very charming.) And like Mengele, Fajo collects things that please him, such as the Rejac Crystal and Data.
"The Most Toys" is eerie and creepy and exudes a strange fascination. It's like a car wreck: one is compelled by the force of human nature to look. There's just something strangely attractive about evil. Make no mistake, Kivas Fajo is evil. Sure he prances about like a demented gnome, but he also kidnaps, steals, and kills without compunction. He uses Data's programmed value of all life against him. When degradation and threats don't work, the collector produces an illegal disrupter and aims it at his assistant Varria (Jane Daly), who is herself a prisoner in his stable. Fajo will stop at nothing to get Data to sit in the chair. When Data finally does sit in the chair, the viewer understands that everybody has his price—even Data. Especially Data. That price is another being's life.
This episode contains the most chilling line in TNG's history: "I cannot feel pleasure. I am only an android." It's extraordinary not only for great writing and acting but also for its sad backstory. Actor David Rappaport was originally cast as Fajo, but committed suicide before filming could be completed. The ironic thing is that "The Most Toys" is all about the affirmation of life. —Kayla Rigney
Star Trek - The Next Generation, Episode 69: Hollow Pursuits [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Star Trek - The Next Generation, Episode 67: Captain's Holiday [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Star Trek - The Next Generation, Episode 66: Allegiance [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Star Trek - The Next Generation, Episode 64: The Offspring [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Star Trek - The Next Generation, Episode 62: A Matter Of Perspective [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Taking a page from Rashomon, Akira Kurosawa's classic film about conflicting perspectives, this Next Generation episode finds Commander Riker (Jonathan Frakes) caught between different points-of-view about whether he murdered a scientist (Mark Margolis) after a failed effort to seduce the latter's wife (Gina Hech). The facts: while visiting the married couple and observing the Federation researcher's work on a new source of energy, the Enterprise's first officer has an argument with the scientist, who is then killed while Riker beams out of the scene. But what really happened? The situation looks cut-and-dry to Tanugan Inspector Krag (Craig Richard Nelson), who arrests Riker but is then convinced by Captain Picard (Patrick Stewart) to re-create the varying testimonies in the ship's holodeck. For Trek fans, the episode clearly echoes a show from the original series entitled "Wolf in the Fold," in which engineer Scotty is accused of a heinous sex crime while visiting a planet. The plot is intriguing, the suspense is fine, and the suggestion of a dark streak in Riker will not be lost on fans of the series. —Tom Keogh
Star Trek - The Next Generation, Episode 61: Deja Q [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Q eating a chocolate sundae: what a concept. Popular with Trek fans, the godlike imp Q (John de Lancie) makes his sixth appearance on The Next Generation, but this time with a difference. Stripped of his amazing powers by the Q Continuum—his immortal overseers—the condescending space-pest becomes a mere humanoid on the Enterprise, adding an extra headache for Captain Picard (Patrick Stewart), already busy trying to keep a moon from crashing into a Federation planet. Assigned to crew duty, the humbled Q is escorted everywhere by Data (Brent Spiner), who introduces the skeptical alien to such fleshly pursuits as ordering chocolate treats. When Data makes an extreme sacrifice to protect Q from an old nemesis, the narcissistic fellow is uncharacteristically moved to heroic action of his own. The episode was made strictly for fun (most Q episodes end up rather profound, but this isn't one of them), and de Lancie has great sport with his alter ego's sudden ordinariness. Corbin Bernsen (LA Law) makes a surprise appearance as Q2, Q's annoyed boss. —Tom Keogh
Star Trek - The Next Generation, Episode 60: The High Ground [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Did you know that Ireland will reunify in the year 2025? That "fact" comes courtesy of "The High Ground," an episode of The Next Generation in which the struggles of Northern Ireland are echoed in the ongoing violence between Federation members the Rutians and disenfranchised rebels called the Ansata. Captain Picard (Patrick Stewart) and the Enterprise arrive to apply pressure on the Rutians to resolve differences with the terrorist underground, but when an Ansatan bombing results in the capture of Dr. Beverly Crusher (Gates McFadden), the mission changes. Guest stars Richard Cox and Kerrie Keane are very effective, respectively, as an Ansatan leader and the Rutian cop determined to bring him down. The episode also puts a rare spotlight on Picard as an action hero—he actually gets to punch out a terrorist at one point—and extends the teasing possibility of an eventual romance between the captain and the ship's comely physician. Not a classic from the series, necessarily, but a good one with interesting moral murkiness. —Tom Keogh
Star Trek - The Next Generation, Episode 59: The Hunted [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Star Trek - The Next Generation, Episode 58: The Defector [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Star Trek - The Next Generation, Episode 56: The Price [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Star Trek - The Next Generation, Episode 55: The Enemy [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Star Trek - The Next Generation, Episode 54: Booby Trap [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Star Trek - The Next Generation, Episode 53: The Bonding [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Star Trek - The Next Generation, Episode 50: Evolution [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
A particularly pompous scientist (Ken Jenkins) is aboard the Enterprise to view a once-in-a-lifetime event: the explosion of a star. But even as he's preparing to complete what has been his life's work, the ship's computers begin to go glitch-crazy. More problematic, the computer itself records no instance of failure or malfunction. The problem, as it turns out, is that Wesley Crusher (Wil Wheaton) has been conducting a school experiment involving microscopic robots called nanites. Two nanites have escaped into the computer—and have evolved in a way that allows them to reproduce and run amok in the computer system, threatening not only the scientific mission but the safety of the Enterprise itself.
It's an intriguing episode, one that uses its plot to debate the nature of life as it applies to sentient mechanical beings. In this case, not only are the nanites capable of reproducing but also learning and evolving; when the scientist suggests killing all the nanites to save his project, the nanites themselves gang up and retaliate. On the other hand, the whole episode keeps building to moments of tension and suspense that simply fade away, rather than reaching cathartic release. And a subplot, involving Crusher's mother Beverly (Gates McFadden) and her mother-hen impulses toward her growing son, reveals yet again how stiff an actress she is and why she wasn't missed during her absence for the second season. —Marshall Fine
Star Trek - The Next Generation, Episode 49: The Ensigns Of Command [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Data gets to carry an episode in this third-season offering that focuses on the rationality of the android pitted against the irrationality of humanity. The Enterprise receives an unexpected message from a race known as the Sheliak, who've been out of touch for more than a century. The Sheliak, aliens who consider themselves far superior to humans, claim a small planet under guidelines set down by their treaty with the Federation and announce that they intend to colonize this planet four days hence. The problem is that humans have already colonized the planet. Tough luck, says the Sheliak—evacuate or die. But when Data is sent to the planet to organize the evacuation, he runs into two problems: first, there are 15,000 colonists, more than can be shipped out in the four days given by the Sheliak; and second, the colonists have no desire to leave. Worse yet, their leader refuses to deal with an android.
Even as Data tries to reason with the colonists, Picard goes head-to-head with the top Sheliak, debating the finer legal points of the treaty in an effort to buy time. Brent Spiner makes the most of the kiss Data receives from a human woman who falls for him—though the android still doesn't understand what sex is all about. There's some nice chess-move-style plotting, with strong performances by the Enterprise crew and some stilted performances by the planet colonists. —Marshall Fine
Star Trek - The Next Generation, Episode 47: Peak Performance [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
To aid in a battle simulation program, the Enterprise enlists the skills of a master strategist from the Zakdorn race, Sirna Kolrami (Roy Brocksmith). Riker and Picard face off, with Riker helming a broken-down old derelict of a ship called the Hathaway. Riker bucks the odds, and the arrogant Zakdorn's low assessment of his abilities, using a holographic trick to distract the Enterprise, thus winning the contest. Only the contest attracts a very real Ferengi vessel that attacks the Enterprise, thus taking the game to another level, an opportunity to display their game skills in an actually dangerous situation. "Peak Performance" revolves around the air of superiority of the smug Kolrami, whose arrogance and master-level abilities in the strategy game Strategema drive the crew to distraction. The episode bursts with ideas about finding creative solutions to complex problems, that pit left-brain, or logico-mathematical, skills against right-brain, or creative, abilities—and very good ideas at that. —Jim Gay
Star Trek - The Next Generation, Episode 46: The Emissary [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Lieutenant Worf (Michael Dorn) gets what seems to him an unpleasant surprise when the Klingon emissary beamed aboard the Enterprise on an urgent mission turns out to be his old girlfriend, K'Ehleyr (Suzie Plakson), who is half-Klingon, half-human. She's there to help the Enterprise intercept a Klingon warship, which has been in a cryogenic sleep for almost a century. They've been gone long enough that crew members don't know that Klingons are at peace with the Federation—sort of the equivalent of Japanese soldiers on remote Pacific Islands who never heard that World War II was over. K'Ehleyr's job is to convince these warriors that they are no longer at war. While she's waiting for them to show up, she has enough time to ruffle Worf's feathers by trying to rekindle their old feelings.
Plakson has a delightfully tart way with her lines, which work well at needling the usually implacable Worf. Interestingly, K'Ehleyr is the one pushing for the couple to get down—but then bridles at the notion that, by mating for the sheer fun of it, they are bound for life. Traditionalist Worf, by contrast, can't imagine having sex without commitment—which just goes to show the difference between humans and Klingons. Plakson—as K'Ehleyr—would show up in a later episode, with the child produced by this encounter. Unfortunately, the interpersonal moments consume so much time that, when the Klingon ship finally appears, the tension in that encounter winds up feeling perfunctory. —Marshall Fine
Star Trek - The Next Generation, Episode 45: Manhunt [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
It's always enjoyable to see the family members of familiar Star Trek characters, because it gives new dimensions to people usually seen in work mode. In "Manhunt," the familial arrival is Lwaxana Troi (Majel Barrett), mother of counselor Deanna Troi. Barrett, the widow of series creator Gene Roddenberry and the only actor to appear in every Star Trek series, had made one previous appearance in The Next Generation, and this character would turn up again in later episodes. In this outing, she is beamed aboard the Enterprise, which will transport her to a Federation conference where she is a delegate. The Enterprise is also carrying a pair of delegates from the planet Antede Three—but they have chosen to spend the flight in suspended animation because it's the only way they can endure space travel.
Though they provide the plot's jeopardy at the end of the show, the real focus is on Lwaxana, who is going through what Deanna refers to as "the phase"—a period of heightened sexual hunger. The story is meant to be comic, based on the turnabout notion of this female sexual predator chasing Picard and Riker. Given that the episode aired in 1987, it seems retrograde in its depiction of men trying to put off this forthright vamp. It doesn't help that Barrett, never a great actress, reads all her lines as though they were written by Oscar Wilde, when the script doesn't even rise to the level of Neil Simon. —Marshall Fine
Star Trek - The Next Generation, Episode 42: Q Who? [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Everybody's favorite Star Trek trickster god, Q (John de Lancie), returns to the Enterprise despite promises never to trouble the ship again. Q has been kicked out of the Q continuum, he's bored, and he's decided he wants to join the crew of the Enterprise and go exploring with them. When Captain Picard says no, Q gets angry and knocks the ship into a particularly dangerous part of the unexplored universe, just to see how well they can fend for themselves without his help. Guinan (Whoopi Goldberg), the bartender of Ten-Forward, has been to this part of space before, and she recommends leaving as quickly as possible. Needless to say, they don't leave fast enough, and they meet up with the cyborg race called the Borg. After one battle, the Borg prove to be stronger, and Guinan says their brief taste of human technology will no doubt spur them on to seek it out again. An auspicious introduction to a brilliant villain: the Borg. —Andy Spletzer
Star Trek - The Next Generation, Episode 41: Pen Pals [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
The Enterprise visits a solar system that is being torn apart by unknown geological forces. Riker, eager to forward Wesley's training as an officer, puts him in charge of the geological survey team of Drema Four. Wesley is eager for the work, but worries about giving orders to older and more experienced crew members. Meanwhile, Data picks up a call from Drema Four's surface, and begins what he thinks is a harmless exchange with a child named Sarjenka. (Look carefully under Sarjenka's makeup and you might recognize a very young Nikki Cox.) When it becomes clear that Drema Four is doomed to the same fate as the other planets in the system, Data reveals his friendship to the crew. You guessed it—it just might be time to violate the Prime Directive. For those who always found it a cop-out, this episode contains one of the more extensive discussions of the Prime Directive, and goes a long way towards explaining why it's so important. —Ali Davis
Star Trek - The Next Generation, Episode 40: The Icarus Factor [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
First, the good news: Commander William T. Riker (Jonathan Frakes) is being given the opportunity to captain his own ship, the Aries, on a dangerous mission into a remote part of space. The bad news is that the person offering him this mission is Kyle Riker (Mitchell Ryan), his father, whom he hasn't spoken with for 15 years. Ever since his mom died, Commander Riker has had bitter feelings toward his dad, believing he was all but abandoned by the man. Elsewhere on the ship, Wesley Crusher (Wil Wheaton) has noticed that Worf (Michael Dorn) is in a particularly bad mood. With a little investigation and the help of Data and Geordi, he discovers it is the 10th anniversary of Worf's Age of Ascension, a special day that Klingons celebrate with family and pain. While Wesley figures out a way to celebrate Worf's big day, Commander Riker and his dad spar both mentally and physically, and through battle are able to say what they're feeling about each other. Trés masculine. Oh, and in a further attempt to give Dr. Pulaski (Diana Muldaur) more of a backstory, it's revealed that she used to date Kyle Riker. —Andy Spletzer
Star Trek - The Next Generation, Episode 38: The Royale [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
This jaunty B-movie funhouse of an episode could have sprung from The Twilight Zone. That's essentially where Commander Riker, Data, and Worf find themselves while investigating an oxygen pocket on a lifeless planet. A revolving door in the middle of nowhere whooshes the away team into a bustling Las Vegas hotel casino, where the activity seems to contradict sensor readings. There's no life here, merely an elaborate holodeck fantasy sprung from the pages of a trashy paperback crime melodrama. Think Harold Robbins by way of Jean-Paul Sartre: there's no way out of this hackneyed soap opera and the Enterprise transporters can't beam them out, so it's up to Riker and company to create their own dramatic exit. The rather elaborate explanation for it all concerns an ancient NASA astronaut and the misguided benevolence of a naive alien race, but it hardly matters. The fun lies in Data's studies of gamblers, gold diggers, and the intricacies of room service, and Riker's energetic fling as a flamboyant high roller. As Counselor Troi listens in on the hoary dialogue emanating from the gambling hall, she queries: "Did humans really talk like that?" Only in the B movies and TV soaps this episode parodies with such eye-rolling fun. —Sean Axmaker
Star Trek - The Next Generation, Episode 37: Contagion [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
There's trouble in the Neutral Zone. Following a distress signal, the Enterprise finds the USS Yamato stranded due to a systems failure, with the Romulans nearby. Even before the opening credits roll the starship explodes, killing everybody on board. Turns out the captain of the Yamato had been searching for Iconia, a planet legendary for its technological advances, and whose technology would be incredibly dangerous if it were to fall into the wrong (read: Romulan) hands. Then the computer virus that destroyed the Yamato starts to infect the Enterprise, and the Romulans show up and start threatening them. To make matters worse, Data himself becomes infected. A good yarn—and as the Internet continues to expand, stories like this one about computer viruses will become increasingly relevant. —Andy Spletzer
Star Trek - The Next Generation, Episode 36: The Dauphin [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Why should randy William Riker get all the ladies? When 16-year-old Salia (Jaime Hubbard) boards the Enterprise in order to be escorted to Daled IV, the planet she is destined to rule, Wesley Crusher gets an immediate crush on her. She seems to like him, too, much to the displeasure of her overprotective guardian Anya (Paddi Edwards). Wesley roams the ship asking for dating advice while Anya tries to lock Salia in her room. Of course, Wesley is following that unwritten Enterprise rule that encourages flings with people and aliens from outside of the ship, which guarantees they will be short-term affairs. It's a pattern established by Picard (see episode 24, "We'll Always Have Paris"), where duty and ambition always take precedence over personal relationships. Back to Wesley, though. When Wesley discovers the true nature of this alien life form, he must come to terms with the fact that looks aren't everything. —Andy Spletzer
Star Trek - The Next Generation, Episode 35: The Measure Of A Man [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Philosophy takes center stage in this exploration of what constitutes a life form. Everybody knows that Data is an amazing machine, but is he more than that? Is he a sentient being? These questions, perfect for idle speculation, are put on trial on a brand-new starbase when Commander Bruce Maddox (Brian Brophy) decides he wants to disassemble Data in order to learn "its" secrets, so that he can build many more Datas in the future. Data, however, doesn't think his science ability is up to snuff. Maddox forces a transfer so that Data must undergo the experiments, which in turn leads to Data's resignation from Starfleet. But can he resign, or is he the property of Starfleet? Is he a person, or more like a toaster? A trial is set up in front of Judge Advocate General Philipa Louvois (Amanda McBroom); Riker is called on to argue that Data is the property of Starfleet, while Picard must defend Data as a new form of life. Excellent arguments are given for both sides. —Andy Spletzer
Star Trek - The Next Generation, Episode 34: A Matter Of Honor [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
A Federation officer exchange program offers a highly entertaining look at culture shock with a vengeance. The Enterprise hosts Mendon, a Benzite who is all too eager to please and manages to rub both Worf and Captain Picard the wrong way. Meanwhile, Riker becomes first mate on the Klingon cruiser Pagh. A misunderstanding leads to a Klingon attack on the Enterprise and Riker must sort out his conflicting loyalties. This episode, an early look at Klingon culture, is great fun. Screenwriter Burton Armus clearly had a terrific time exploring the aggressive Klingon ways, and the show manages to make a point about cultural misunderstandings without losing its sense of humor. This is the perfect episode for those who like their gagh served cold. —Ali Davis
Star Trek - The Next Generation, Episode 32: Loud As A Whisper [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Riva (Howie Seago) is one of the best mediators in the universe, and the Enterprise is assigned to transport him to Solais V, a planet that's been undergoing a bitter civil war for years. It turns out that Riva is a New Age deaf mute whose thoughts and ideas are communicated through a three-person chorus that follows him around wherever he goes, but he's good at his job anyway. On the way to the planet, however, Riva seems more interested in hitting on the empathic Deanna Troi than studying the history of the conflict. His cockiness not only jeopardizes the mission but his own chorus as well. With the help of Data and Troi, Riva is forced to find new ways to do his old job. Though the episode points to resolution, credit must be given to the writers for not tying up all of the loose ends by the finale. —Andy Spletzer
Star Trek - The Next Generation, Episode 30: The Outrageous Okona [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
New-school Trek meets old-school comedy in this lighthearted episode. The Enterprise comes to the aid of dashing, lovable rogue Captain Okona. Okona's easy wit charms the ladies of the crew and inspires Data to learn about the peculiar human trait of humor. Okona is soon in hot water as two different factions demand his surrender, while Data is up to his ears in shtick with the help of Guinan and a holodeck comic played by Joe Piscopo. Piscopo is given alarmingly free reign in defining what is funny, but it is Brent Spiner's playful illustrations of Data's poor comic touch that come off best. Also keep an eye out for a young Teri Hatcher in the transporter room, appropriately cast as an attractive crew member. —Ali Davis
Star Trek - The Next Generation, Episode 29: Elementary, Dear Data [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Okay, blame it on Geordi La Forge. It's his slip of the tongue that causes all the mayhem in this episode. After Data ruins a perfectly good holographic adventure by jumping to the end of a Sherlock Holmes mystery, the frustrated chief engineer asks the computer to create an adversary worthy of defeating the android. What Geordi meant to say was an adversary worthy of Holmes, but never mind. The computer obliges and Moriarty is born. Literally. He comes equipped with superintelligence approaching consciousness and a direct line to the main computer. Somehow, Dr. Pulaski gets thrown into the mix—as a crumpet-eating hostage, of all things—and Moriarty starts messing with the Star Trek universe as we know it and turns reality on its ear.
TNG is at its best when it doesn't take itself too seriously. "Elementary, Dear Data" is an utterly charming outing into high-tech Victorian wacky land. In fact, this episode proved to be so popular that the story was continued three years later in "Ship in a Bottle." The writing is excellent and Daniel Davis is sublime as Moriarty, the hologram who's sentient and knows it. This makes many best of Trek episode lists, and is simply a must-own for all TNG fans. —Kayla Riggney
Star Trek - The Next Generation, Episode 27: The Child [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Season 2 opens with the introduction of a bearded William T. Riker (Jonathan Frakes), the promotion of Geordi La Forge (LeVar Burton) to chief engineer, and the replacement of Chief Medical Officer Beverly Crusher with Dr. Pulaski (Diana Muldaur). With a scene that's much sexier than it has any right to be, a Tinkerbell-like spark enters the ship, finds a sleeping Deanna Troi (Marina Sirtis), moves under her covers, and impregnates her. The alien baby starts to grow much faster than a normal gestation period, shrinking the time frame down to a couple of days. Worf wants to terminate the pregnancy, Data wants to study the life form, and Troi decides to keep the baby no matter what anyone thinks. Once born, the boy continues its rapid growth, but is discovered to have an adverse effect on the specimens of a dangerous plasma plague they are carrying to a scientific research facility. None too subtly, the whole episode explores ideas about family. Also included is a guest spot by independent-film veteran Seymour Cassel. —Andy Spletzer
Star Trek - The Next Generation, Episode 26: The Neutral Zone [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
The first season comes to a close with Captain Picard being called to an emergency conference on Starbase 718. While waiting for him to return to the ship, Data and Worf investigate the wreckage of an old space capsule they find, one that was launched from Earth in the late 20th century. On board the capsule are three humans in suspended animation: a businessman, an artist, and a housewife. Each were frozen at the moment they died from fatal diseases, hoping that sometime in the future they could be thawed out and cured. Meanwhile, Picard brings the Enterprise into the neutral zone to investigate the destruction of a few remote outposts. Rumor has it, after 50 years of quiet, the Romulans have returned to annoy and fight against the Federation. The gravity of the situation is lost on the unfrozen humans, particularly the blowhard businessman who is itching to find out how his stocks are doing after more than 300 years. The comic aspects are rather broad, but the reintroduction of the Romulans is well played. The question of the destroyed outposts isn't resolved until season 2 (hint: it's one of the series' favorite villains), but the most interesting revelation is that TV on Earth only lasts until 2040. Watch this episode now, before it's too late! —Andy Spletzer
Star Trek - The Next Generation, Episode 25: Conspiracy [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
When Picard receives a secret transmission from an old friend, Starfleet Captain Walker Keel (Jonathan Farwell), he agrees to attend a secret meeting on an uninhabited planet, even though it means breaking several Starfleet regulations and jeopardizing his career. Keel and a couple of other highly respected captains have gathered because Keel has begun to notice some bizarre orders emanating from Starfleet and suspects a growing conspiracy. Back on the Enterprise, Picard is skeptical, but Data helps confirm some of the strange orders. Picard sets up a meeting with Admiral Quinn (Ward Costello) to check it out. Admiral Quinn had previously boarded the Enterprise in episode 19 ("Coming of Age") in order to investigate the competency of Picard in the face of an unstated conspiracy, but now he seems like a different man. Though the writing is a bit forced, it's nice to see the show working on long-form, continuing story lines. —Andy Spletzer
Star Trek - The Next Generation, Episode 24: We'll Always Have Paris [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
The crew's much-needed shore leave has to be postponed when they run across anomalies in the space-time continuum. Hiccups in time are causing occasional moments of déjà vu. The distress signal from Dr. Paul Manheim (Rod Loomis), a scientist who's been working on experiments in nonlinear time, puts Picard into a bit of an emotional funk. You see, 22 years prior, Picard was supposed to meet a woman in a café in Paris—a woman whom he loved and who loved him. He stood her up for fear of being tied down by a relationship, choosing instead his Starfleet career. Needless to say, the old flame (Michelle Phillips) ended up marrying Manheim, and now it's up to Picard and the crew of the Enterprise to save them both. "We'll Always Have Paris" is an engaging examination of the personal sacrifices made by a workaholic, played against the backdrop of a smart, action-packed story. —Andy Spletzer
Star Trek - The Next Generation, Episode 21: The Arsenal Of Freedom [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Investigating the disappearance of the USS Drake, the Enterprise receives a message from a seemingly uninhabited world. It turns out to be nothing more than an ancient, prerecorded sales pitch (delivered with sleepy enthusiasm by long-faced character actor Vincent Schiavelli) welcoming visitors to Minos, the arms market of the universe. Beaming down to the planet, Riker, Tasha, and Data wander about a lush forest before encountering a series of flying sentinels (vaguely resembling outboard motors minus their propellers), the first easily destroyed by phaser fire, but subsequent incarnations adapting themselves to the crewmembers' attacks. Meanwhile, Picard and Dr. Crusher also go exploring, finding themselves trapped in an underground cave where the captain must tend to the doctor's broken leg. With both Picard and Riker on the planet, La Forge finds himself in command for the first time; he's not the only one questioning whether he's ready for the job. Though the situation is old hat and unfolds with a certain tattered predictability, this is one of the better outings of The Next Generation's first season. The characters are fleshed out without resorting to too much overdrawn dialogue (even the usually aggravating almost-romance between Picard and Crusher is subtly drawn); in particular it's Geordi's day to shine, and LeVar Burton brings a nice self-confidence to the heretofore submissive engineer. Overlooking the studio-bound landscapes typical of early Star Trek, the episode also features some impressive effects in the brief scenes of the Enterprise's saucer separation, a clever device that fortunately was never overused on the show. Nothing groundbreaking, though no major missteps either. —Bruce Reid
Star Trek - The Next Generation, Episode 20: Heart Of Glory [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
In "Heart of Glory," Worf's Klingon heritage is examined and tested against his loyalty to the Enterprise. After detecting a disturbance in the Neutral Zone, the Enterprise discovers the remains of one ship and a damaged cargo vessel whose life-support systems are failing. A rescue team sent in to find the survivors discovers a trio of Klingons and brings them back to the ship. These Klingon officers don't trust the peace with the Federation and are also wanted by the Klingons for crimes that they have committed. The officers question Worf's dedication to his race, wondering aloud if his instincts have been dulled by living with civilized men, and try to goad him into joining their revolution. "Heart of Glory" does an excellent job at adding depth and personal history to the Worf character by forcing him to make decisions he'd rather not make. —Andy Spletzer
Star Trek - The Next Generation, Episode 19: Coming Of Age [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
As Wesley Crusher (Wil Wheaton) heads to Starfleet Academy to take their grueling entrance exam, a brash Starfleet commander (Robert Schenkkan) boards the Enterprise in order to conduct a top-secret investigation. Just as Wesley doesn't always know what is and isn't part of the test (he's one of four finalists for a single Academy slot), the crew of the Enterprise doesn't know who or what is being investigated. All they are told is that "something is wrong with the ship." Soon they figure out that Captain Picard is under investigation, as captain's logs are nitpicked for inconsistencies and past actions are questioned. This puts everybody on edge, as they can't understand what could be wrong with a captain as competent as Picard, but the commander is under strict orders not to blab about it until the investigation is over. Both story lines are eventually resolved, of course, but it's fun to see the members of the Enterprise get all uppity in defense of Picard. —Andy Spletzer
Star Trek - The Next Generation, Episode 17: Home Soil [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
On the lifeless desert planet of Velara III, a small group of scientists are hard at work terraforming the planet. When a routine check-in by the Enterprise leads to a testy dismissal from the head engineer, as well as bad vibes for Counselor Troi, the away team goes to investigate. Apologies are quickly made by the newly conciliatory terraformers, who explain that their manners tend to fade over the decades of isolation required to bring life to a dead world. (So what exactly happened to Star Trek II's Genesis Project?) But during the brief tour, one scientist is killed by an apparently malfunctioning laser, and suspicions are raised again. Data and Geordi investigate, and discover beyond question that an intelligent force in fact controlled the deadly beam. The three remaining scientists are brought up to the ship for questioning; also beamed aboard is a small crystal whose arrhythmic, "musical" light pulsations have intrigued Data. Despite some insistence from the ship's computer that, lacking organic structure, the crystal simply can't be life (why exactly aren't Starfleet medical programs informed of the silicon-based Horta encountered by the old Enterprise crew?), alive is exactly the right word. Alive, growing, and angry at the attempted extermination of its species by the terraformers. Not to mention able to control the Enterprise's computers, thus putting the entire crew at risk. Though the rapidly multiplying creature, eventually dubbed the microbrain, is one of the show's all-time cheapest aliens—basically some glowing penlights placed under a bell jar—the story is a fairly interesting rehash of some classic Trek themes. Plus, any episode that introduces the catchy phrase "ugly bags of mostly water," the microbrain's description of humans, is an instant classic. —Bruce Reid
Star Trek - The Next Generation, Episode 16: 11001001 [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
The holodeck needs a bit of maintenance, so the Enterprise checks in to Starbase 74 to allow some Bynars (beings who can speak in binary code and who sound like fax machines) to update the programming. While Riker doesn't trust the Bynars, he forgets all of his complaints when he tries out the holodeck. Setting himself up as a trombone player in a 1958 Bourbon Street bar, he meets up with a sultry brunette. "What's a knockout like you doing in a computer-generated gin joint like this?" is his none-too-subtle pickup line. Her reactions turn out to be more complex and more "human" than the program ever exhibited before, and when Picard walks in on the couple he is equally charmed. While they're lost in the holodeck program, the Enterprise starts to self-destruct. This forces an evacuation of everybody (except Riker and Picard) and an eventual hijacking of the ship. The reasons behind the events are very smart, making this a nicely thought-out episode, despite little things like Data learning to paint and Riker's masturbatory fantasy. —Andy Spletzer
Star Trek - The Next Generation, Episode 15: Angel One [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
The Federation freighter Odin has been disabled by an asteroid. There are no signs of life on the ship, but three escape pods are missing, so the crew of the Enterprise take a trip to the nearest planet, Angel One, to see if they can locate any survivors. The civilization on Angel One is "similar to mid-20th-century Earth," except the gender roles are switched. Women are the hunters and natural leaders, while the men are treated as pretty ornaments and playthings. You can imagine how well that plays with Riker. But it's Riker who, in pure Shatner mode, nearly gets lucky with the leader of Angel One, Mistress Beata (Karen Montgomery). Well, it turns out the three survivors are fugitives from justice because they've been inspiring the men on the planet to campaign for equal rights, and the women just don't like that. Meanwhile, the Enterprise has been incapacitated by a mysterious virus. The obvious politics of this episode are nicely balanced by the entertainingly "girlish" costumes worn by the men on the planet. —Andy Spletzer
Star Trek - The Next Generation, Episode 14: Datalore [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
When an assignment brings the Enterprise to the star system where Data was discovered and activated 26 years earlier, the crew takes the opportunity to investigate the enigma of the android's origin. Returning to the barren planet where Data was found, the away team finds an underground laboratory containing the disconnected segments of another cyborg, identical to Data. Reassembled and brought to life, this second android grins, twitches his cheek, and introduces himself as Lore. Lore explains that he was created to replace Data when the latter disturbed the humans with whom he interacted (a lie, Data realizes—it turns out to have been exactly the opposite); and that the colonists' fate was the work of a giant "crystalline entity." He offers to guide the crew to it so that it may be destroyed, yet immediately after he's left alone Lore sends secret messages to the giant snowflake in space promising to bring it quite a feast. Yes, it took only 14 episodes for Next Generation to dredge up that hoariest of clichés, the evil twin (right down to Lore's distinguishing facial tic and fondness for penny-dreadful dialogue). Brent Spiner has what fun he can with the dual roles—he was starting to find the humor and humanity in Data by this point, and the more risibly histrionic that Lore's lines become the more Spiner engages in some tasty scenery-chewing, but not even his mercifully campy turn can salvage some of the silliest scenes ever written for the series. And the rest of the crew is as smug as they ever were the first few seasons, despite being so obtuse that they can't even see through Lore's ludicrous sham when he switches places with an unconscious Data. —Bruce Reid
Star Trek - The Next Generation, Episode 13: The Big Goodbye [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
When Captain Picard seeks some much needed recreation in the Enterprise's newly revamped holodeck, he decides to take a fantasy vacation as his favorite fictional private eye, Dixon Hill, a hard-boiled, trench-coated defender of WWII-era San Francisco. Picard's thrilling account of the computer-generated verisimilitude persuades a few shipmates to join him: Commander Data, Dr. Crusher, and some guy you've never heard of. Guess who gets shot when the holodeck malfunctions and its artificial creations turn very real and very deadly? The cast plays up to the genial humor of the witty story, and guest star Lawrence Tierney is a hoot as a Sidney Greenstreet-type villain philosophically intrigued by the notion that he doesn't truly exist. All that's missing is the playfulness that could have sent this over the top. Like many Next Generation episodes made before the show found its own voice and tone with the introduction of the Borg, "The Big Goodbye" suffers in comparison with the original Trek. One looks back fondly to Kirk and Spock's similar brush with '30s-style gangsters ("A Piece of the Action"), which had a goofy, go-for-broke sense of the situation's absurdity which this show lacks. And for all Picard's going on about the stunning reality of the simulated San Francisco, this is a disappointingly set-bound episode, cramped and confined when it most needs to break out of its story and breathe freely. —Bruce Reid
Star Trek - The Next Generation, Episode 11: Hide & "Q" [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
This curious episode re-introduced the meddling Q (John de Lancie) to the show, following the quasi-villain's key role in The Next Generation's two-part pilot, "Encounter at Farpoint." Establishing a pattern for all his visits to the Enterprise, Q simply pops up on the starship's bridge while Captain Picard (Patrick Stewart) makes haste for an important mission. In this instance, Q transports key personnel (Data, Geordi, Tasha, Wesley, Worf, and Riker) to a barren planet, where they battle horrid creatures wearing the uniforms of Napoleon's army. Most importantly, Q bestows his powers onto Riker (Jonathan Frakes), who then struggles not to use them—and fails spectacularly. The script by series staff writer Maurice Hurley (under the pen name C.J. Holland) was stripped of action by Gene Roddenberry in favor of a talky, philosophical approach to questions concerning human destiny. Things look and feel even more dry on the alien planet set, which looks like a holdover from the zero-budget third season of the original series. More positively, a climactic scene in which Riker attempts to grant his Enterprise friends their most cherished dreams is quite singular in its ensemble work and drama. —Tom Keogh
Star Trek - The Next Generation, Episode 10: The Battle [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Star Trek - The Next Generation, Episode 9: Justice [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
It seems pretty cute now to think about those first dozen or so episodes of The Next Generation. Laboring to establish its own identity and figure out who its characters were, the young series occasionally stumbled into various retro-cliches from hokey, sci-fi B movies. The hardbody paradise of the planet Rubicun III in "Justice" is one example: the peaceful sensualists (known as the Edo) living there are interested only in, uh, pleasure. But when Wesley Crusher (Wil Wheaton) violates an arcane law and is sentenced to death, Captain Picard (Patrick Stewart) is faced with a conflict over following the Prime Directive or saving the boy.
The evolution of this story is almost bizarre. Beginning with a script by John D.F. Black set on a colony called Llarof, the drama concerned Enterprise personnel caught up in the colonists' antiquated and unjust infliction of instant punishment. The Prime Directive became Picard's barrier to helping the planet's progressives change things. In any case, Gene Roddenberry and writer Worley Thorne did a radical rewrite, perhaps pulling a convenient element or two out of the classic Trek playbook by inventing the sex-obsessed Edo. Still, Stewart and his co-stars leave their imprint on the episode, and the ethical struggle to balance Federation duties with higher obligations—a struggle that helped define TNG—has its roots here. —Tom Keogh
Star Trek - The Next Generation, Episode 8: Lonely Among Us [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
This somewhat patchy drama never quite comes to life until late in the episode, when Patrick Stewart gets a chance to play Captain Picard as a man literally possessed. While escorting delegations from two feuding planets to a Federation outpost, the Enterprise passes through a mysterious cloud containing intelligent life in the form of pure energy. One such entity alternately enters the bodies of Worf (Michael Dorn), Dr. Crusher (Gates McFadden), the ship's computers and, finally, Picard. The script by Dorothy Fontana, based on a story by Michael Halperin, burns up a lot of time treating the basic idea as a mystery, with Data (Brent Spiner) even going so far as to adopt the mannerisms and vernacular of Sherlock Holmes. (A dubious element, though Spiner does get some great comic mileage out of it.) Again, it's Stewart's ingenuity that makes one forget the story's problems, playing Picard in a way that seems off by a few, unsettling degrees. —Tom Keogh
Star Trek - The Next Generation, Episode 7: The Last Outpost [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
The dubious introduction of the Ferengi, subjects of advance hype about a "new alien threat" on The Next Generation, was a disappointment for everyone concerned, as well as many fans. The galaxy's ultra-capitalists are chased by the Enterprise when a Ferengi vessel steals an energy converter. The chase ends when both ships are immobilized above an unknown outpost of the long-dead Tkon Empire. A joint effort to investigate fails when the Ferengi double-cross Riker's away-team. Viewers who could never much stomach the Ferengi won't find a lot here to appreciate, despite efforts by Gene Roddenberry to invent a viable and interesting new nemesis for the Federation. The story, which involves an automated Tkon guard sitting in judgment on Riker as well as the irritating aliens, is less-than-inspired as well. On a positive note, Armin Shimerman makes his first appearance as a Ferengi, this one called Letek. The diminuitive actor went on to play Quark on Deep Space Nine. —Tom Keogh
Star Trek - The Next Generation, Episode 5: Haven [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
Majel Barrett, who played nurse Christine Chapel in the original Star Trek series, returned to the screen in "Haven" as Lwaxana Troi, mother of Deanna Troi (Marina Sirtis) and (as someone once put it) the "Auntie Mame of the galaxy." The story concerns Deanna's reluctant agreement to participate in a marriage arranged by her late father. She dutifully meets her betrothed, a doctor named Wyatt (Rob Knepper), who turns out to be a good person baffled as to why Deanna doesn't look like the blonde he has seen in visions since childhood. An obligatory action subplot finds the Enterprise imperiled by the last survivors of a biological war. But the real entertainment here comes from the brassy Lwaxana's huge personality, her endless flirtations with a flustered Captain Picard (Patrick Stewart), and her in-fighting with Wyatt's family. Barrett (Mrs. Roddenberry in real life) subsequently made annual visits to TNG as Lwaxana, but this episode almost didn't happen until writer Tracy Tormé (son of Mel) rescued and fixed an all-but-abandoned story treatment. —Tom Keogh
Star Trek - The Next Generation, Episode 4: Code Of Honor [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
This underrated, early episode of The Next Generation presents one of the most interesting ethical problems ever faced by Captain Picard (Patrick Stewart). A plague on Styris IV sends the Enterprise in search of an organic vaccine on Ligon II. Delicate diplomacy with Ligon's skeptical chief, Lutan (Jessie Lawrence Ferguson), breaks down when Lutan kidnaps Tasha Yar (Denise Crosby) in keeping with his cultural traditions regarding the selection of wives. Picard is confronted with following the Prime Directive, which means accepting Ligon's subjective notion of civilized behavior and putting Tasha in real danger. The Next Generation often concerned itself with highly original moral quandaries where other species are concerned. But there is a uniquely human face to the situation in "Code of Honor," perhaps owing somewhat to the fact that Ligon's feudal society is entirely black. Ironically, it's that last point that embarrasses some of TNG's creative types, as if the episode serves up stereotypes. But in the best Star Trek tradition, the opposite is true: the show works because it resonates with real-world issues about resisting exploitation, about the occasional difficulties of respecting the integrity of other places, other people. —Tom Keogh
Star Trek - The Next Generation, Episode 3: The Naked Now [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
"The Naked Now" is a must-own for all TNG fans. Who cares if it's basically a retread of the original series' "Naked Time" or that it breaks out every Star Trek cliché in the book? This episode lays the groundwork for fundamental relationship story lines that take seven years to unfold. Thanks to some nasty alcoholic space bug, the crew of the Enterprise-D loses all inhibition and has a good ol' time. See Picard and Doctor Bev get hot and heavy. Watch in awe when Troi asks Riker "Don't you want to be alone with me in your mind?" Find out what "fully functional" really means whether you want to or not. Of course, all good things must come to an end. (Un)fortunately, Dr. Crusher finds a cure and Wesley saves the day. "Naked Now" is so joyously and transcendentally bad, it's good. A number one guilty pleasure among TNG fans everywhere. —Kayla Riggney
Star Trek - The Next Generation, Episodes 1 & 2: Encounter at Farpoint, Parts I & II (Premiere) [VHS]
LeVar Burton, Gates McFadden, Gabrielle Beaumont, Robert Becker, Cliff Bole
The two-hour pilot of The Next Generation holds up well after all these years and many, many subsequent episodes and four feature films. Gene Roddenberry's second go-round with Star Trek on television boldly goes where no other soul had gone, overcoming Trekker skepticism at the time about new characters and a new cast. After introducing Captain Picard (Patrick Stewart) and the rest of the crew, the script by Roddenberry and former Star Trek story editor Dorothy Fontana plunges them into a familiar Trek confrontation with a superior power, Q (John De Lancie), in a weirdly archaic setting drawn from Earth history (in this case, the bloody kangaroo courts of Robespierre's day). Declaring mankind barbarous and unworthy of existence, Q gives Picard 24 hours to prove humans are not just a "grievously savage race." The story is punctuated with various delights, particularly first meetings between the characters (watch for Riker's houndish introduction to Dr. Crusher) and a surprise cameo from a Trek icon. There are bumps: originally shot as a 90-minute special, "Encounter" had to be padded a bit (ergo the ship separation scene) to make it two hours. —Tom Keogh
Star Trek VI - The Undiscovered Country [VHS]
Nicholas Meyer
Star Trek V left us nowhere to go but up, and with the return of Star Trek II director Nicholas Meyer, Star Trek VI restored the movie series to its classic blend of space opera, intelligent plotting, and engaging interaction of stalwart heroes and menacing villains. Borrowing its subtitle (and several lines of dialogue) from Shakespeare, the movie finds Admiral Kirk (William Shatner) and his fellow Enterprise crew members on a diplomatic mission to negotiate peace with the revered Klingon Chancellor Gorkon (David Warner). When the high-ranking Klingon and several officers are ruthlessly murdered, blame is placed on Kirk, whose subsequent investigation uncovers an assassination plot masterminded by the nefarious Klingon General Chang (Christopher Plummer) in an effort to disrupt a historic peace summit. As this political plot unfolds, Star Trek VI takes on a sharp-edged tone, with Kirk and Spock confronting their opposing views of diplomacy, and testing their bonds of loyalty when a Vulcan officer is revealed to be a traitor. With a dramatic depth befitting what was to be the final movie mission of the original Star Trek crew, this film took the veteran cast out in respectably high style. With the torch being passed to the crew of Star Trek: The Next Generation, only Kirk, Scotty, and Chekov would return, however briefly, in Star Trek: Generations. —Jeff Shannon
Star Trek V - The Final Frontier [VHS]
William Shatner
Movie critic Roger Ebert summed it up very succinctly: "Of all of the Star Trek movies, this is the worst." Subsequent films in the popular series have done nothing to disprove this opinion; we can be grateful that they've all been significantly better since this film was released in 1989. After Leonard Nimoy scored hits with Star Trek III and IV, William Shatner used his contractual clout (and bruised ego) to assume directorial duties on this mission, in which a rebellious Vulcan (Laurence Luckinbill) kidnaps Federation officials in his overzealous quest for the supreme source of creation. That's right, you heard it correctly: Star Trek V is about a crazy Vulcan's search for God. By the time Kirk, Spock, and their Federation cohorts are taken to the Great Barrier of the galaxy, this journey to "the final future" has gone from an embarrassing prologue to an absurd conclusion, with a lot of creaky plotting in between. Of course, die-hard Trekkies will still allow this movie into their video collections; but they'll only watch it when nobody else is looking. After this humbling experience, Shatner wisely relinquished the director's chair to Star Trek II's Nicholas Meyer. —Jeff Shannon
Star Trek IV - The Voyage Home [VHS]
Leonard Nimoy
Widely considered the best movie in the "classic Trek" series of feature films, Star Trek IV returns to one of the favorite themes of the original TV series—time travel—to bring Kirk, Spock, McCoy, Scotty, Sulu, Uhura, and Chekov from the 23rd century to present-day San Francisco. In their own time, the Starfleet heroes encounter an alien probe emitting a mysterious message—a message delivered in the song of the now-extinct Earth species of humpback whales. Failure to respond to the probe will result in Earth's destruction, so Kirk and company time-travel to 20th-century Earth—in their captured Klingon starship—to transport a humpback whale to the future in an effort to peacefully communicate with the alien probe. The plot sounds somewhat absurd in description, but as executed by returning director Leonard Nimoy, this turned out to be a crowd-pleasing adventure, filled with humor and lively interaction among the favorite Star Trek characters. Catherine Hicks (from TV's 7th Heaven) plays the 20th-century whale expert who is finally convinced of Kirk's and Spock's benevolent intentions. With ample comedy taken from the clash of future heroes with 20th-century urban realities, Star Trek IV was a box-office smash, satisfying mainstream audiences and hardcore Trek fans alike. —Jeff Shannon
Star Trek - The Motion Picture [VHS]
Robert Wise
Back when the first Star Trek feature was released in December 1979, the Trek franchise was still relatively modest, consisting of the original TV series, an animated cartoon series from 1973-74, and a burgeoning fan network around the world. Series creator Gene Roddenberry had conceived a second TV series, but after the success of Star Wars the project was upgraded into this lavish feature film, which reunited the original series cast aboard a beautifully redesigned starship U.S.S. Enterprise. Under the direction of Robert Wise (best known for West Side Story), the film proved to be a mixed blessing for Trek fans, who heatedly debated its merits; but it was, of course, a phenomenal hit. Capt. Kirk (William Shatner) leads his crew into the vast structures surrounding V'Ger, an all-powerful being that is cutting a destructive course through Starfleet space. With his new First Officer (Stephen Collins), the bald and beautiful Lieutenant Ilia (played by the late Persis Khambatta) and his returning veteran crew, Kirk must decipher the secret of V'Ger's true purpose and restore the safety of the galaxy. The story is rather overblown and derivative of plots from the original series, and avid Trekkies greeted the film's bland costumes with derisive laughter. But as a feast for the eyes, this is an adventure worthy of big-screen trekkin'. Douglas Trumbull's visual effects are astonishing, and Jerry Goldmith's score is regarded as one of the prolific composer's very best (with its main theme later used for Star Trek: The Next Generation). And, fortunately for Star Trek fans, the expanded 143-minute version (originally shown for the film's network TV premiere) is generally considered an improvement over the original theatrical release. —Jeff Shannon
Star Trek III - The Search for Spock [VHS]
Robert F. Shugrue, Leonard Nimoy
You didn't think Mr. Spock was really dead, did you? When Spock's casket landed on the surface of the Genesis planet at the end of Star Trek II, we had already been told that Genesis had the power to bring "life from lifelessness." So it's no surprise that this energetic but somewhat hokey sequel gives Spock a new lease on life, beginning with his rebirth and rapid growth as the Genesis planet literally shakes itself apart in a series of tumultuous geological spasms. As Kirk is getting to know his estranged son (Merritt Butrick), he must also do battle with the fiendish Klingon Kruge (Christopher Lloyd), who is determined to seize the power of Genesis from the Federation. Meanwhile, the regenerated Spock returns to his home planet, and Star Trek III gains considerable interest by exploring the ceremonial (and, of course, highly logical) traditions of Vulcan society. The movie's a minor disappointment compared to Star Trek II, but it's a—well, logical—sequel that successfully restores Spock (and first-time film director Leonard Nimoy) to the phenomenal Trek franchise...as if he were ever really gone. With Kirk's willful destruction of the U.S.S. Enterprise and Robin Curtis replacing the departing Kirstie Alley as Vulcan Lt. Saavik, this was clearly a transitional film in the series, clearing the way for the highly popular Star Trek IV. —Jeff Shannon
Star Trek II - The Wrath of Khan [VHS]
Nicholas Meyer
Although Star Trek: The Motion Picture had been a box-office hit, it was by no means a unanimous success with Star Trek fans, who responded much more favorably to the "classic Trek" scenario of Star Trek II: The Wrath of Khan. Inspired by the "Space Seed" episode of the original TV series, the film reunites newly promoted Admiral Kirk with his nemesis from the earlier episode—the genetically superior Khan (Ricardo Montalban)—who is now seeking revenge upon Kirk for having been imprisoned on a desolated planet. Their battle ensues over control of the Genesis device, a top-secret Starfleet project enabling entire planets to be transformed into life-supporting worlds, pioneered by the mother (Bibi Besch) of Kirk's estranged and now-adult son. While Mr. Spock mentors the young Vulcan Lt. Saavik (then-newcomer Kirstie Alley), Kirk must battle Khan to the bitter end, through a climactic starship chase and an unexpected crisis that will cost the life of Kirk's closest friend. This was the kind of character-based Trek that fans were waiting for, boosted by spectacular special effects, a great villain (thanks to Montalban's splendidly melodramatic performance), and a deft combination of humor, excitement, and wondrous imagination. Director Nicholas Meyer (who would play a substantial role in the success of future Trek features) handles the film as a combination of Moby Dick, Shakespearean tragedy, World War II submarine thriller, and dazzling science fiction, setting the successful tone for the Trek films that followed. —Jeff Shannon
Star Trek - Deep Space Nine, Episodes 1 & 2: The Emissary (Pilot) [VHS]
Star Trek - Voyager, Episodes 1 & 2: Caretaker (Pilot) [VHS]
Daryl Baskin, J.P. Farrell
A program that never entirely made up its mind what it's supposed to be about, Star Trek: Voyager began life in 1995 with some truly fascinating prospects in its two-hour pilot episode, "Caretaker."
"Caretaker" opens in the 24th century, a setting contemporary with that of Star Trek: The Next Generation and Star Trek: Deep Space Nine. Carrying over story elements from each of those series, Voyager's debut finds Starfleet Captain Kathryn Janeway (Kate Mulgrew) stepping into the middle of Federation troubles with the Maquis, an army of rebels violently resisting the interplanetary organization's treaty with brutal Cardassians. Janeway hopes to intercept a Maquis cell that unknowingly has a Starfleet spy, Tuvok (Tim Russ), in its midst. Instead, both Voyager and the Maquis ship under surveillance are accidentally catapulted out of the galaxy's Alpha Quadrant (the familiar stomping grounds of Starfleet personnel) by a benign but dying being called the Caretaker. Voyager ends up in the unexplored Delta Quadrant, some 70,000 light years away. Several of Voyager's key crew members are killed during the mishap, prompting an agreement with the skilled Maquis fugitives to cooperate on returning home.
So much seemed dramatically promising in this debut of Star Trek: Voyager, especially the unwieldy alliance of Starfleet regulars and hostile Maquis, and the likelihood that a lifetime spent in isolation, trying to get home, would lead to the development of a self-contained society on the ship. The curiously cheesy sets and fascinating, progressive management style of Janeway (half mommy, half taskmaster) were also new developments in Star Trek culture. Yet things didn't turn out to be quite so intriguing or original as the years passed—though that doesn't mean Voyager isn't a sporadically good show. It just isn't the one that "Caretaker" seemed to promise. —Tom Keogh
Madame Bovary [VHS]
Tim Fywell
Swiftly following the BBC's saga of a country doctor's daughter, Wives and Daughters (1999), comes their tale of a country doctor's wife. Madame Bovary is adapted from the great French novel by Gustave Flaubert and recounts the story of a young woman who longs for a more passionate life than her provincial world can ever accommodate. Unwilling to accept the confines of her marriage to the steady and conventional Charles (Hugh Bonneville), Emma Bovary (Frances O'Connor) embarks on self-deluding affairs that lead to tragedy. As selfishly amoral as Emma Bovary is, and even though her motivation is sometimes unfathomable in this version, we do feel for her plight and the story develops with cumulative power—though a ridiculous sex scene against a tree doesn't help. This is at least the 10th screen adaptation, the 1949 Hollywood take and the 1991 French version by Claude Chabrol being the most notable. The story is a predecessor of Jules et Jim (1962) and Betty Blue (1986) and inspired David Lean's great film Ryan's Daughter (1970). This version has a dark visual beauty and a powerful central performance by Frances O'Connor, but a brisker pace and sharper psychological insight might have transformed a polished entertainment into a television classic. —Gary S. Dalkin, Amazon.co.uk
Middlemarch [VHS]
Jerry Leon, Paul Tothill, Anthony Page
The BBC has raised the mini-series to an astonishing creative peak. A prime example is the 1994 production of Middlemarch, based on the classic novel by George Eliot, which juxtaposes morals and money, grand ambitions with petty jealousies, and pursuits of the mind with bodily needs. A handsome young doctor named Lydgate (Douglas Hodge, Vanity Fair) comes to the provincial town of Middlemarch to start a new hospital; a headstrong young woman named Dorothea (Juliet Aubrey, The Mayor of Casterbridge) yearns to contribute to the greater good of the world. These idealists enter into marriages that derail all their intentions and lead them into lives they never imagined. The network of characters in this six-episode program, ranging up and down the societal ladder, create an intricate and utterly engrossing narrative as well as a magnificent recreation of life on the cusp of the Industrial Revolution. The cast, from the largest to the smallest roles, is impeccable. When a scene turns to a character you've only glimpsed before, the precision of the writing (by miniseries master Andrew Davies, Pride and Prejudice) and the vivid performances suck you into the life of this person who seemed like mere background scenery only moments before. The cumulative impact of Eliot's story will leave you gasping at its brilliant balance of romance and reality. Performers include creepy Patrick Malahide (The Singing Detective) and sexy Rufus Sewell (Dark City) among the familiar faces of dozens of inspired character actors. Don't let the literary pedigree of Middlemarch scare you off—the plot is as juicy as a soap opera, with a psychological fullness that makes every dramatic turn all the more gripping. —Bret Fetzer
Henry Fielding's Tom Jones Vol. 6
Max Beesley, Samantha Morton, Benjamin Whitrow, Metin Huseyin
Henry Fielding's Tom Jones Vol. 5
Max Beesley, Metin Huseyin
Henry Fielding's Tom Jones Vol. 4
Max Beesley, Metin Huseyin
Henry Fielding's Tom Jones Vol. 3
Henry Fielding's Tom Jones Vol. 2
Max Beesley, Metin Huseyin
Henry Fielding's Tom Jones Vol. 1
Max Beesley, Metin Huseyin
Martin Chuzzlewit [VHS]
Greed, selfishness, and hypocrisy drive another rollicking story from Charles Dickens. Martin Chuzzlewit features two Martin Chuzzlewits: An elderly and extremely wealthy one (the magnificent Paul Scofield, A Man for All Seasons), who loathes the sleazy, grasping relatives that hope to profit from his death; and his grandson (Ben Walden), a well-intentioned but self-absorbed young man who has fallen in love with his grandfather's ward, Mary Graham (Pauline Turner)—and because the elder Martin disapproves, the younger Martin has been disowned. In the gap between these two are a host of schemers, crooks, and even one or two good people—but at the center of it all is the pompous and oily Seth Pecksniff (Tom Wilkinson, In the Bedroom, Eternal Sunshine of the Spotless Mind), whose manipulations and lechery make him one of Dicken's most memorable villains. Whirling in his orbit are the goodhearted but ineffectual Tom Pinch (Philip Franks); the brutish Jonas Chuzzlewit (Keith Allen); Pecksniff's daughters, the "volatile hummingbird" Mercy (Julia Sawalha, Absolutely Fabulous) and the bitter, overlooked Charity (Emma Chambers, The Vicar of Dibley); and a host of other vivid Dickensian creations, all given juice and vitality by dozens of outstanding British actors, anchored by Scofield's magisterial presence. Because of his characters' outsized personalities and his plots' wild reversals of fortune, Dickens is ideally suited to dramatization, and Martin Chuzzlewit takes full advantage of his strengths. Lurid events like murder and blackmail contrast with rich psychological portraits, making Martin Chuzzlewit an opulent narrative feast. —Bret Fetzer
Our Mutual Friend [VHS]
The body of John Harmon, a young man returning from South Africa to claim his inheritance, is pulled from the River Thames, setting in motion the plot of Charles Dickens's darkest and most complex novel. Harmon had been expected to marry Bella Wilfer, a young woman chosen by his father, but now the Harmon fortune will go to the poor but honest Mr. Boffin and his wife. The Boffins adopt Bella, and together they begin to climb the ladder of London society, under the watchful eye of Boffin's new secretary, who may not be what he seems. Meanwhile Eugene Wrayburn, an idle young lawyer, falls for Lizzie Hexam, the daughter of the man who pulled Harmon's body from the river, but he must compete for her affections with the schoolmaster Bradley Headstone. As the fortunes of the characters rise and fall, the River Thames flows eternally on, the symbolic backbone of this remarkable story.
Dickens was the master of Victorian social satire, ruthlessly exposing the cruelty and absurdity that supported the strictly hierarchical class structure of the day. This superb production does his novel justice, fleshing out the satirical bones of the plot with performances that eschew caricature in favor of psychological depth. Anna Friel's Bella is wonderfully complex, her innate goodness struggling with her love of money and desire for advancement. Paul McGann, as the lawyer Wrayburn, is also superb, wrestling with the implications of his feelings for Lizzie. And of course, this being Dickens and the BBC, there's a terrific supporting cast, including Timothy Spall as the melancholy articulator of skeletons, Mr. Venus. At six hours, Our Mutual Friend is a long production, but not a moment too long. A mystery, a love story, a critique of the pursuit of wealth and status, this is perhaps the best adaptation of Dickens ever to be committed to film. —Simon Leake
Tenant of Wildfell Hall [VHS] [Import]
Mike Barker
Vanity Fair
Volume One segment video of many to complete the story
Prince Igor [VHS]
Roman Tikhomirov
Trust [VHS] [Import]
Hal Hartley
Cat People [VHS]
Paul Schrader
Paul Schrader, the director of American Gigolo, brought a similar kind of sexual chic to this explicit horror movie. A remake of the beautiful, haunting 1942 Cat People, this version takes off from the same idea: that a woman (Nastassja Kinski), a member of a race of feline humans, will revert to her animalistic self when she has sex. Arriving to meet her brother (Malcolm McDowell) in New Orleans, she finds herself disturbed by his sexual presence. A zoo curator (John Heard) becomes fascinated by her, but he will discover that her kittenish ways are just the tip of the claw. Schrader dresses the story up in a stylish, glossy production, keyed on Kinski's green-eyed, thick-lipped beauty; it's hard to think of another actress in 1982 who could so immediately suggest a cat walking on two legs. Luckily Kinski had a European attitude toward her body, because this film has plenty of poster-art nudity. There's also lots of gore and some wacky flashbacks to the ancient tribe of cat people, who hold rituals in an orange desert while Giorgio Moroder's music plays. Cat People doesn't really make all this come together, but it's always interesting to look at, and the dreadful mood lingers. —Robert Horton
The Informant [VHS]
Jim McBride
Dancing at Lughnasa [VHS]
Pat O'Connor
This affecting, bittersweet tale—adapted from Brian Friel's semi-autobiographical Tony Award-winning play—examines the emotional lives of the five unmarried Mundy sisters in 1936 rural Ireland. In their mutual care is 8-year-old Michael (sweetly understated Darrell Johnston), the illegitimate son of youngest sister Christina (Braveheart's Catherine McCormack). A voice-over from the adult Michael recalls that significant summer, in the month of August, during the feast of Lughnasa. The bolder townfolk dance around a fire to Lugh, an ancient god of light. Yes, this is fiercely Roman Catholic Ireland and Lugh a pagan god, but that irony is at the core of the film, the hypocrisy of tradition. The dramatic change in the richly metaphoric movie comes with the arrival of two men: eldest sibling—and only Mundy brother—Jack (Michael Gambon), a priest returning from many years in Africa, now addled, and Christine's long-absent lover and Michael's father, the charmingly flighty Gerry (Rhys Ifans). Beautiful music and excellent performances highlight the film, which also features gorgeous cinematography of the Irish countryside. Meryl Streep is stern eldest sister Kate; Kathy Burke is lively Maggie; Brid Brennan (who appeared in the stage play) is thoughtful caretaker Agnes; and Sophie Thompson is simple sweet Rose. It's a quiet film, but one filled with ironic and haunting meaning. Directed by Pat O'Connor (Circle of Friends). —N.F. Mendoza
A Man of No Importance [VHS]
Suri Krishnamma
真夏の夜の夢【英語字幕版】 [VHS]
マックス・ラインハルト
Wwii Battle Force: Stuka [VHS]
World War II Battle Force
The German Stuka dive-bomber dropped the first bombs of the war, during Hitler's blitzkrieg invasion of Poland in 1939, and during the ensuing months it acquired a reputation as a weapon of terror. Ironically, the plane, whose slow speed was only one of its major flaws, had been thought to be obsolete before the beginning of World War II, but by the time Hitler attacked France in 1940, Stuka pilots were Nazi heroes. A German propaganda newsreel shown briefly in this video depicts the planes as mighty conquerors, though they were often deployed to terrorize civilians. In Poland the whistling, sirenlike sound of their dive-bombing runs had so terrified the Polish population that the Nazis outfitted the wings of Stukas with sirens before the invasion of France. As the Stukas attacked in a steep dive, dropping their bombs with great accuracy on French defenders and their British allies, the dive-bombers created a hellish din heard above all other sounds of battle. The Stuka instilled fear out of proportion to its numbers or even its limited role as a weapon, and during the Nazi blitzkrieg just its distinctive silhouette in the sky could cause panic among its opponents. Eventually the Stuka would meet its match when confronted with nimble and fast British fighters, but as illustrated in this informative documentary, the early course of World War II was influenced by the terror the Stuka spawned when it came screaming out of the sky. —Robert J. McNamara
Wwii Battle Force: U-Boat [VHS] [Import]
World War II Battle Force
Wwii Battle Force: Panzer Battles [VHS]
World War II Battle Force
As the Nazi blitzkrieg rolled through Europe in the early months of World War II, columns of panzers, finely designed German tanks, crushed everything in their paths. This video, which makes use of archival footage as well as visits to a museum in England that houses vintage tanks, follows the role of the battle tank in Europe from 1939 to the end of the war. The early blitzkrieg, with its innovative integration of armor and air power, is explained in detail. Later milestones of tank warfare are examined, such as when the Nazi tide in Africa was turned by English tanks led by Field Marshall Montgomery at El Alamein, and the colossal battle between more than 1,500 German and Russian tanks at Kursk, which marked the beginning of the end for Hitler's plan to expand eastward. This documentary provides lucid explanations of how the evolving design of tanks, as well as the refinement of tactics, played a crucial role in World War II. Of particular interest are the profiles of noteworthy tanks, such as the massive German Tiger, the slow but sturdy British Matilda, and the brilliantly designed Russian T-34. Each tank has its particular design assets and flaws illuminated both with diagrams and rare films of the tanks in action. The difficulties faced by the crews manning the tanks are also portrayed vividly, with visits to the museum tanks providing a look under the hatches and behind the armor plate. —Robert J. McNamara
Kiss Me Deadly [VHS]
Michael Luciano, Robert Aldrich
Kiss Me Deadly starts off with a bang—a young woman (Cloris Leachman) in bare feet and a trench coat runs along a highway, frantically trying to flag down help. In desperation, she finally throws herself into traffic, and the car she stops belongs to detective Mike Hammer. The pace never lets up—we're not even 15 minutes into the movie and there's already been a murder, a mysterious letter, an attempt to kill Hammer, and, of course, a warning to just stay out of it. Hammer, tired of lowlife divorce cases, smells something big and can't let it go. The film is exciting, about as dark as a noir can get, and full of skewed camera angles and mysterious whose-shoes-are-those shots. At the center, of course, is Mike Hammer, a detective so cool he can win a fight with nothing more than a box of popcorn as a weapon. Hammer knows his opera singers as well as his amateur prizefighters, and he makes the ladies swoon, but he's far from a conventional hero. In fact, he's rather emphatically not a nice guy; Hammer happily whores out his secretary-girlfriend Velma to cinch up those divorce cases and has a penchant for slamming other people's fingers in drawers. Even the bad guys know he's a sleazebag. ("What's it worth to you to turn your considerable talents back to the gutter you crawled out of?") Ralph Meeker plays Hammer's ambivalence brilliantly, swinging easily between sexy and just plain mean. Kiss Me Deadly is just terrific. Stop reading this review and watch it already. —Ali Davis
Columbia Pictures Cartoons Volume 1: Starring Mr. Magoo [VHS]
Columbia Pictures Cartoons
Falling Down [VHS]
Joel Schumacher
This film, about a downsized engineer (Michael Douglas) who goes ballistic, triggered a media avalanche of stories about middle-class white rage when it was released in 1993. In fact, it's nothing more than a manipulative, violent melodrama about one geek's meltdown. Douglas, complete with pocket protector, nerd glasses, crewcut, and short-sleeved white shirt, gets stuck in traffic one day near downtown L.A. and proceeds to just walk away from his car—and then lose it emotionally. Everyone he encounters rubs him the wrong way—and a fine lot of stereotypes they are, from threatening ghetto punks to rude convenience store owners to a creepy white supremacist—and he reacts violently in every case. As he walks across L.A. (now there's a concept), cutting a bloody swath, he's being tracked by a cop on the verge of retirement (Robert Duvall). He also spends time on the phone with his frightened ex-wife (Barbara Hershey). Though Douglas and Duvall give stellar performances, they can't disguise the fact that, as usual, this is another film from director Joel Schumacher that is about surface and sensation, rather than actual substance. —Marshall Fine
Shadow of a Doubt [VHS]
Milton Carruth, Alfred Hitchcock
Alfred Hitchcock considered this 1943 thriller to be his personal favorite among his own films, and although it's not as popular as some of Hitchcock's later work, it's certainly worthy of the master's admiration. Scripted by playwright Thornton Wilder and inspired by the actual case of a 1920's serial killer known as "The Merry Widow Murderer," the movie sets a tone of menace and fear by introducing a psychotic killer into the small-town comforts of Santa Rosa, California. That's where young Charlie (Teresa Wright) lives with her parents and two younger siblings, and where murder is little more than a topic of morbid conversation for their mystery-buff neighbor (Hume Cronyn). Charlie was named after her favorite uncle, who has just arrived for an extended visit, and at first Uncle Charlie (Joseph Cotten) gets along famously with his admiring niece. But the film's chilling prologue has already revealed Uncle Charlie's true identity as the notorious Merry Widow Murderer, and the suspense grows almost unbearable when young Charlie's trust gives way to gradual dread and suspicion. Through narrow escapes and a climactic scene aboard a speeding train, this witty thriller strips away the façade of small-town tranquility to reveal evil where it's least expected. And, of course, it's all done in pure Hitchcockian style. —Jeff Shannon
Player [VHS]
Robert Altman
A wicked satirical fable about corporate backstabbing—and actual murder—in the movie business, The Player benefits from director Robert Altman's long and bitter experience working within, and without, the Hollywood studio system. Rising young executive Griffin Mill (Tim Robbins) is tormented by threats from an anonymous writer. The pressure and paranoia build until Griffin loses control one night and semi-accidentally kills screenwriter David Kahane (Vincent D'Onofrio), who may or may not be the source of the threats. From that point, Griffin's life and career begin to fall apart. In keeping with the ironic spirit of the film itself, Altman's scathingly funny attack on the moral bankruptcy of Hollywood was embraced by many of the same people it was intended to savage, and restored the director to commercial and critical favor. Michael Tolkin adapted the screenplay from his own novel, and the movie is studded with cameos by famous faces, many of whom appear as themselves. The digital video disc includes a commentary track with Altman and Tolkin, some deleted scenes, a documentary about Altman, and a key to help identify more than 50 of the picture's big-name cameos. —Jim Emerson
Strangers on a Train [VHS] [Import]
Alfred Hitchcock
Kiki's Delivery Service (Widescreen Edition) [VHS]
In Hayao Miyazaki's magical Kiki's Delivery Service, a 13-year-old girl meets the world head on as she spends her first year soloing as an apprentice witch. Kiki (Kirsten Dunst) is still a little green and plenty headstrong, but also resourceful, imaginative, and determined. With her trusty wisp of a cat Jiji (a gently subdued Phil Hartman) by her side she's ready to take on the world, or at least the quaintly European seaside village she's chosen as her new home. Miyazaki's gentle rhythm and meandering narrative capture the easy pulse of real life (even if his subject is a girl flying high upon a broomstick) and charts the everyday struggles and growing pains of his plucky heroine with sensitivity and understanding. Beautifully detailed animation and the rich designs of the picture-postcard seaside town of red-tiled roofs and cobblestone streets only add to the sense of wonder. This charming animated fantasy is a wholesome, life-affirming picture that doesn't speak down to kids or up to adults. —Sean Axmaker
Some Mother's Son [VHS]
Terry George
Terry George, the cowriter of In the Name of the Father, wrote and directed this 1996 drama based on actual events from 1981, when Irish Republican Army prisoners in Belfast's Maze Prison staged a hunger strike to protest against British prime minister Margaret Thatcher's political policies. Led by IRA prisoner Bobby Sands, the hunger strike eventually lead to the deaths of 10 prisoners, who had refused to wear prison uniforms to emphasize their identity as political (and not criminal) prisoners. But this fictionalized account is not about the hunger strikers as much as the moral dilemma faced by two of the strikers' mothers, played by Helen Mirren and Fionnula Flanagan in an emotional drama that gets right to the heart of the "Troubles" in Northern Ireland. While Annie (Flanagan) understands her son's political motivations and supports his readiness to die, Kathleen (Mirren) is a pacifist who cannot comprehend how any mother could sacrifice her own son to a political principle. The women become friends despite their opposing views, and desperately hope for a compromise in Irish-British negotiations while the hunger strikers continue to wither away. By keeping the Northern Irish conflict on such a purely personal level, Some Mother's Son both clarifies and complicates the difficult issues involved, making clear arguments for both mothers' actions in the context of a milestone event in Northern Ireland's history. The film doesn't pretend to hide its anti-British position, but the cause of death on both sides is deeply acknowledged. Through Helen Mirren's richly layered performance, Some Mother's Son asks if any belief is truly worth dying for, and poses the question on powerfully personal terms. —Jeff Shannon
Seeking God: The Way of the Monk [VHS] [Import]
The Lord of the Rings [VHS]
Donald W. Ernst, Peter Kirby, Ralph Bakshi
Although it was ultimately overshadowed by Peter Jackson's live-action Lord of the Rings trilogy, Ralph Bakshi's animated adaptation of J.R.R. Tolkien's fantasy classic is not without charms of its own. A target of derision from intolerant fans, this ambitious production is nevertheless a respectably loyal attempt to animate the first half of Tolkien's trilogy, beginning with the hobbit Frodo's inheritance of "the One Ring" of power from Bilbo Baggins, and ending with the wizard Gandalf's triumph over the evil army of orcs. While the dialogue is literate and superbly voiced by a prestigious cast (including John Hurt as Aragorn), Leonard Rosenman's accomplished score effectively matches the ominous atmosphere that Bakshi's animation creates and sustains. Bakshi's lamentable decision to combine traditional cel animation with "rotoscoped" (i.e., meticulously traced) live-action footage is jarringly distracting and aesthetically disastrous, but when judged by its narrative content, this Lord of the Rings deserves more credit than it typically receives. —Jeff Shannon
A FUNNY THING HAPPENED ON THE WAY TO THE FORUM
Zero Mostel
Celtic Feet [VHS]
One cue that this video isn't like ordinary instructional dance videos is the fact that the instructor, Riverdance-featured dancer Colin Dunne, appears, not in a small dance studio, but on a real stage, around which are gathered real, expectant audience members. As it turns out, this video works best as a performance, not as a how-to guide. Dunne, handsome and animated, with flourishes to spare, is a lot of fun to watch—but only experienced dancers are likely to find this video truly instructional. Dunne's method is to slowly walk through each set of steps just once, and then the music revs up and the feet, as the saying goes, start flying (Dunne is accompanied by his accomplished Celtic Feet dancers). True beginners will be bewildered, although frequent use of the remote to rewind can help. And it is pretty dazzling to watch Dunne and his dancers when they really let loose—the compelling combination of still upper body and wildly flying legs and feet is irresistible. But those who really want to learn the steps themselves might also want to check out Seamus Kerrigan's Irish Dancing Made Easy. —Anne Hurley
Carousel [VHS]
Henry King
Like its immediate predecessor, Oklahoma!, this 1956 screen musical boasted then state-of-the-art widescreen cinematography, stereophonic sound, a starring romantic duo with onscreen chemistry, and the Rodgers & Hammerstein imprimatur. Adding to its promise was a source (the venerable Ferenc Molnar play Liliom) that had already been filmed three times. Yet unlike the original Broadway production, and despite evident craft, Carousel proved a box-office disappointment. Why? Hindsight argues that '50s moviegoers may have been unprepared for its tragic narrative, the sometimes unsympathetic protagonist, and a spiritual subtext addressing life after death.
Whatever the obstacle, Carousel may well be a revelation to first-time viewers. The score is among the composers' most affecting, from the glorious instrumental "Carousel Waltz" to a succession of exquisite love songs ("If I Loved You"), a heart-rending secular hymn ("You'll Never Walk Alone"), and the expectant father's poignant reverie, "Soliloquy." Top-lined stars Shirley Jones (as factory worker Julie Jordan) and Gordon MacRae (as Billy Bigelow, the carnival barker who woos and weds her) achieve greater dramatic urgency here than in the more successful Oklahoma!, with MacRae in particular attaining a personal best as the conflicted Billy, whose anxiety and wounded pride after losing his job are crucial to the plot. It's Billy's impatience to support his new family that drives him to an ill-fated decision that transforms the fable into a ghost story.
Adding to the luster are the coastal Maine locations where 20th Century Fox filmed principal photography. Newly remastered by THX, Carousel looks and sounds better than ever. —Sam Sutherland
Kiss Me Kate [VHS]
Ralph E. Winters, George Sidney
Cole Porter, Shakespeare, and 3-D: Not the usual recipe for an MGM musical, but hey—it works. Although it runs hot and cold, this 1953 take on Porter's delightful Broadway smash lets a chewy cast gorge on some terrific songs and show-biz in-jokes. Think of the plot as His Girl Friday in greasepaint: vain star Howard Keel wants to lure ex-wife Kathryn Grayson back to the boards with a musical version of The Taming of the Shrew. The movie's weakness is too much Shakespeare, not enough backstage backbiting (and why are two of the best numbers, "So in Love" and Ann Miller's zippy "Too Darn Hot," confined to a prologue?). Then there's the tendency to throw things at the camera—3-D, what hath you wrought? The candy-store color design is great fun, and Tommy Rall and future dance titan Bob Fosse are turned loose for some sensational leaps. Now that's "Wunderbar." —Robert Horton
Seven Brides for Seven Brothers [VHS]
Ralph E. Winters, Stanley Donen
Well, bless my beautiful hide! Director Stanley Donen invests this rollicking musical with a hearty exuberance. Howard Keel, with his big-as-all-outdoors baritone, stars as a bold "mountain man" living in the Oregon woods who brings home a bride (plucky songbird soprano Jane Powell) to his six slovenly brothers. Taming the rambunctious brood, Jane proceeds to make gentlemen of them so they can woo sweethearts of their own. But old habits die hard: their flirting gives way to fighting in the film's celebrated barn-raising scene, a lively acrobatic dance number exuberantly choreographed by Michael Kidd. Big brother chimes in with his own brand of advice—an old-fashioned kidnapping! Donen manages to get away with such a politically incorrect plot by investing the boys with a innocent sweetness, most notably the youngest brother played with genial earnestness by Rusty (Russ) Tamblyn (pre-West Side Story). This modest production became a huge hit and remains one of MGM's best-loved musical comedies, an energetic, high-kicking classic. —Sean Axmaker
Singin' in the Rain - Fortieth Anniversary Edition [VHS]
Stanley Donen
Decades before the Hollywood film industry became famous for megabudget disaster and science fiction spectaculars, the studios of Southern California (and particularly Metro-Goldwyn-Mayer) were renowned for a uniquely American (and nearly extinct) kind of picture known as The Musical. Indeed, when the prestigious British film magazine Sight & Sound conducts its international critics poll in the second year of every decade, this 1952 MGM picture is the American musical that consistently ranks among the 10 best movies ever made. It's not only a great song-and-dance piece starring Gene Kelly, Donald O'Connor, and a sprightly Debbie Reynolds; it's also an affectionately funny insider spoof about the film industry's uneasy transition from silent pictures to "talkies." Kelly plays debonair star Don Lockwood, whose leading lady Lina Lamont (Jean Hagen) has a screechy voice hilariously ill-suited to the new technology (and her glamorous screen image). Among the musical highlights: O'Connor's knockout "Make 'Em Laugh"; the big "Broadway Melody" production number; and, best of all, that charming little title ditty in which Kelly makes movie magic on a drenched set with nothing but a few puddles, a lamppost, and an umbrella. —Jim Emerson
Crackers [VHS]
Jack Warden, Louis Malle
Brimstone & Treacle [VHS] [Import]
Richard Loncraine
Killing Zoe [VHS]
Roger Avary
Heart of Darkness [VHS] [Import]
Nicolas Roeg
Ikiru [VHS]
Kôichi Iwashita, Akira Kurosawa
Akira Kurosawa's compassionate reflection on living life to the fullest explores a universal theme: evaluating the meaning of one's existence in the face of death. Takashi Shimura gives a flawless performance as a lonely civil servant who, upon learning that he will soon die of stomach cancer, realizes that he has never really lived. His initial attempts to overcome his anguish lead only to heartbreak. Then, inspired by an unselfish coworker, he turns his efforts to building a playground in a dreary slum neighborhood. Only once the park is finished can he face death with peaceful acceptance.
Map of the Human Heart [VHS]
Vincent Ward
The visual sophistication of director Vincent Ward (The Navigator, What Dreams May Come) pulls us through this often awkward chronicle of the lifelong star-crossed passion shared by a Canadian Eskimo boy (Jason Scott Lee, from Dragon: The Bruce Lee Story) and the mixed-race girl (La Femme Nikita's Anne Parillaud) he meets and falls in love with as a child. (A glowering Patrick Bergin is the third corner of the triangle.) Flamboyant sequences, like an amorous clinch on top of a billowing dirigible, and the heartfelt grandeur of the Arctic landscapes, are almost enough to compensate for the clunky transitions and the melodramatic excesses of the storytelling. Almost. Ward's first film, The Navigator (not to be confused with The Flight of...), is a visionary oddity that gives a much clearer indication of the way his work was heading: into the upper atmosphere. —David Chute
Shanghai Triad [VHS]
Yimou Zhang
Not even close to his best work, Chinese filmmaker Zhang Yimou—far from a favorite of Chinese authorities, and frequently harassed and stymied in his career—creates an impressive-looking period piece in this gangland story set in the 1930s. Gong Li (Raise the Red Lantern) gives a colorful performance as a nightclub diva who is the mistress of a mob boss. Told from the point of view of a boy (Wang Xiaoxiao) sent by the gangster to wait on the arrogant singer, the story follows these characters over several days as they flee Shanghai to hide out in the countryside. A supreme stylist, Zhang in his best work (Ju Dou, The Story of Qui Ju) is not dependent on conventional story structures or expensive sets. But Shanghai Triad leans heavily on both, and while it is an interesting and enjoyable film—and not without subtle allusions to the political climate and culture in modern China—it is finally an unsatisfying experience. The saving graces are the performances, most of all that of the masterful, chameleonlike Gong Li. —Tom Keogh
Truman [VHS]
Lisa Fruchtman, Frank Pierson
Gary Sinise is "Give 'em Hell" Harry, a simple man of the people who became one of America's greatest presidents. Through victory in the second World War and the beginning of the Cold War, through the birth of the United Nations and his decision to drop the first atomic bomb, Harry Truman lived by the premise that "the buck stops here."
Captives [VHS]
The thrill of forbidden passion electrifies the air when young dentist Julia Ormand, the wounded victim of a rough divorce, falls for sad, soulful convict Tim Roth, a patient in her part-time prison duties. Her impulsive embrace of a man who seduces her with whispered confessions and little love bites (how better to flirt with a dentist?) and the rush of their affair raises unsettling questions: what exactly are his motives, and what crime is he in prison for? Captives can't decide whether it’s a tale of obsessive love or a film noir thriller with an erotic twist, and it finally falls back on mundane complications. But delicate Ormand is a beauty with a deer-in-the-headlights look, and Roth steals the film with his simmering and tragic eyes. —Sean Axmaker
Big Night [VHS]
Stanley Tucci, Campbell Scott
Actor Stanley Tucci cowrote, codirected, and stars (along with Tony Shaloub) in this touching and funny parable about two brothers, Italian immigrants, who run an unsuccessful restaurant on the Jersey shore in the 1950s. Convinced by a thriving rival (Ian Holm) that jazz great Louis Prima will be stopping by their eatery for a late dinner after a show, the brothers pull out all stops and spend their last dollar organizing a banquet that ought to make culinary history. Expect to be very hungry after watching this delightful and touching film, but don't rush off to the kitchen until the full design of the characters and their relationships with lovers, suppliers, customers, and one another completes itself. With a memorable performance by Ian Holm and a quirky cameo by Tucci's codirector, Campbell Scott. —Tom Keogh
The Secret of Roan Inish
As one of the most respected American independent filmmakers, John Sayles has created a body of work as distinguished in its diversity as for its consistent quality and inspiring originality. He's never been one to march to the commercial beat, but chooses instead to follow his creative impulse wherever it leads him. The Secret of Roan Inish led Sayles to the beautiful and moody West Coast of Ireland; it is a tale of a girl who discovers that her family has been touched by myth and magic throughout the years. Following the death of her mother, young Fiona (Jeni Courtney) is sent to live with her grandparents on the Irish coast across from Roan Inish, the island where her family once lived. She's told stories about the selkies—seals that can turn into humans—who have been connected with Fiona's family over the ages. At first she's not sure if the selkies are real or mythological, but she later realizes that they hold the key to reclaiming her family heritage.
What's remarkable about this film (which Sayles adapted from Rosalie Fry's novel Secret of the Ron Mor Skerry) is that it's not told as a cute fantasy for children, but as a straightforward, unsentimental story of a young girl's family history. That gives the film—which was beautifully photographed by master cinematographer Haskell Wexler—an understated charm that is completely absorbing in its atmosphere and subtle tone. There's magic as well, to be sure—you could almost swear that the seals and seagulls in the film took direction from Sayles as well as any human actor! —Jeff Shannon
Seven Samurai [VHS]
Akira Kurosawa
This extraordinary tale of adventure, romance, humor, and suspense has been hailed by critics worldwide as one of the best films of all time. A peasant village hires seven medieval mercenaries to defend it from marauding bandits. When the samurais arrive, a spectacular series of battles begin in which a splendidly mobile camera seems to be everywhere: shooting through foliage, rainstorms, dust, and wind. Toshiro Mifune's performance is ferocious as an overzealous and loudmouthed would-be samurai. He is complemented by the wise, veteran warrior played masterfully by Takashi Shimura. The inspiration for the Hollywood Western The Magnificent Seven, Kurosawa's classic explores the timeless themes of personal bravery and the resilience of the human spirit.
Tokyo Story [VHS] [Import]
Yasujirô Ozu
Aladdin (A Walt Disney Classic) [VHS]
John Musker, Ron Clements
A Walt Disney Classic movie about Aladdin and the magic lamp. plastic protective case good and VHS plays very good.
And Now for Something Completely Different [VHS]
Ian MacNaughton
Monty Python's first feature is essentially a reworking of their best skits from the first two seasons of their cult TV series Monty Python's Flying Circus, shot on film outside the usual studio sets (Nudge Nudge, for example, is set in a tavern filled with passersby). As the TV series was as yet unseen in the U.S. at the time of this feature, And Now for Something Completely Different became for many Americans their first taste of the Pythons' brand of surreal, silly humor and remains a fond favorite. The writing and performances are fine and the film is packed with some of their best bits: How to Avoid Being Seen, Hell's Grannies, Blackmail, The Lumberjack Song, and The Upper Class Twit of the Year, among others. Many of the sketches have been shortened, however, and the loss of the overbright video sheen (the film has a muddy, dull look to it) and the invigorating presence of a live audience leaves the film sluggish at times. They're still feeling out the possibilities of the feature-length, which they finally conquer with Monty Python and the Holy Grail, still their finest hour and a half. —Sean Axmaker
Madness of King George [VHS]
Tariq Anwar, Nicholas Hytner
Nicholas Hytner had an international stage phenomenon with Alan Bennett's play The Madness of King George, starring Nigel Hawthorne as King George III, the British monarch who lost the American colonies. But in this film adaptation, Hytner unfortunately yields to the old temptation to "open up" the piece with lots of arbitrary exteriors, rushed set pieces, choppy editing, and so on, robbing Hawthorne's acclaimed stage performance of coherency and power on the big screen. Viewers are forced to fill in emotional gaps for themselves (and try to imagine what Bennett's work must have looked and felt like originally), and the whole enterprise has a pseudo-cinematic, self-congratulatory air. —Tom Keogh
Waiting to Exhale [VHS]
Forest Whitaker
Based on a novel by Terry McMillan, this weepy melodrama about four African American women and the men who wronged them became an instant cultural phenomenon when it was released back in 1995. It's easy to see why Exhale struck a nerve: the movie boasts an attractive cast of African American actresses and personalities, including Whitney Houston, Angela Bassett, and Lela Rochon. Unfortunately, though, Exhale sags under the weight of its soapy, crisis of the week plotting and relentlessly cheery "you go, girl!" optimism. And African American men, cast here as insensitive lovers and pigheaded materialists, get the very short end of the feminist stick. Perhaps moviegoers were simply responding to the brilliant soundtrack by R&B superstar Babyface, who provided the movie's only real groove. —Ethan Brown
Something to Talk About [VHS] [Import]
Lasse Hallström
Shell Seekers [VHS]
Waris Hussein
Restoration [VHS]
Michael Hoffman
A fantastic premise is utterly blown in this film by director Michael Hoffman and screenwriter Rupert Walters (the two collaborated previously on the winning Some Girls). Robert Downey Jr. plays Robert Merivel, King Charles II's (Sam Neill) spirited young physician in 17th-century England. The king offers to set Merivel up for life in exchange for one small favor: marry the royal mistress (Polly Walker) to provide his highness some cover for his philandering. But Merivel blows it by falling in love with the woman, and he is cast out of his pampered paradise to reinvent himself as a serious man helping victims of the plague beyond the palace's walls. It's a superb notion, and the film looks just terrific, particularly Charles's court, where scientific and artistic innovation flourishes. But somehow the story completely falls apart once Merivel goes on his quest for salvation. The scenes aren't there, the characters are underdeveloped, the drama is clunky. The whole enterprise feels as if an editor tried to salvage a major failure and barely came up with something coherent. —Tom Keogh
Princess Caraboo [VHS]
Michael Austin
This gentle "true" fairy tale succeeds on nearly every level, becoming an intelligent handling of a tabloid story. In 1817 a young foreign drifter (Phoebe Cates, never better) sets a small portion of England buzzing that she is a royal princess from an uncharted land. This feels like a magical movie with slightly overcooked characters, such as Kevin Kline's Greek butler. The supporting cast is older than in most movies of this type—no cute actors, we have performers with chiseled features and gruff voices. Director Michael Austin's decision to approach this as a true story keeps things firmly grounded so the eccentrics are not overplayed. Beautifully filmed by the great Freddie Francis (Glory) and featuring a surprisingly rich cast (Stephen Rea, Wendy Hughes, Jim Broadbent, and John Lithgow), this is simply the best family movie since The Secret Garden. —Doug Thomas
Perez Family [VHS]
Marisa Tomei
Marisa Tomei releases her inner spitfire in The Perez Family. Dottie Perez (Tomei) comes to the U.S. from Cuba, along with a mixed lot of criminals, lunatics, and political prisoners—including Juan Perez (Alfred Molina), who hopes to be reunited with his wife after 20 years. To work around the bureaucratic politics of the refugee camps, Dottie persuades Juan to pretend that they're married, and drafts a few other Perezes to create a family. Meanwhile, Juan's wife Carmella believes that Juan never arrived and is finally letting go of his memory, helped by the attentions of a Miami police detective (Chazz Palmintieri). Tomei's sexy passion sometimes spills over into silliness and the story unfolds erratically, but the examination of how love grows and how love fades is sincere and affecting. The actors are charismatic, the music's fantastic, and Tomei wears many skimpy outfits. Directed by Mira Nair (Monsoon Wedding). —Bret Fetzer
Once Were Warriors [VHS]
Michael Horton, Lee Tamahori
New Zealand filmmaker Lee Tamahori (The Edge) directed this brutal but powerful story drawn from the culture of poverty and alienation enveloping contemporary Maori life. Rena Owen plays the beleaguered mother of two boys—one of whom is already in prison while the other contemplates membership in a gang—and a daughter whose potential is being smothered at home. Temuera Morrison gives an outstanding and sometimes shocking performance as the violent head of the household, more adept at keeping up his social stature within his community of friends than holding down a job. The film pulls no punches, literally and figuratively, but despite the rough going, Tamahori gives us a rare and important insight into a disenfranchised people digging down deep to find their pride. —Tom Keogh
No Man of Her Own [VHS]
Wesley Ruggles
Natural Born Killers [VHS]
Oliver Stone
Oliver Stone would like to have the last word on America's media culture of voyeurism and violence, but whatever he's trying to say in this grisly, unconventional movie comes across terribly garbled. Woody Harrelson and Juliette Lewis play traveling serial killers who become television celebrities when a Geraldo-like personality (Robert Downey Jr.) turns their madness into the biggest story in the country. Stone extensively rewrote an original script by Quentin Tarantino, and he employs a mosaic of different film stocks, video, and pop pastiches to create a sense of blurred lines between visual phenomena. (The background on Lewis's character's life as an abused child, for instance, is presented as a sitcom starring Rodney Dangerfield.) But the result of these experiments is a pompous, even amateurish effort at grasping the reins of a real-life national debate. One almost wants to tell Stone to sit down and raise his hand next time if he thinks he has something to say. The controversial director would like Natural Born Killers to be nothing less than a monumental achievement, but it's one of the emptier entries in his filmography. —Tom Keogh
Mighty Aphrodite [VHS]
Sorvino, Allen
Mira Sorvino won an Oscar for her performance as a bubbleheaded hooker and porn star who happens to be the mother of a bright young boy adopted by a Manhattan couple (Woody Allen and Helena Bonham Carter). The story finds Allen's sportswriter character becoming curious about the identity of his son's biological mom, and he strikes up a relationship with her without revealing why. This 27th feature written and directed by Allen is a nice combination of smart comedy and some of the wackier energy of his earliest movies. (Between scenes, there's a running gag involving a Greek chorus—actually filmed among some real Greek ruins—who do song-and-dance interpretations of the script's events.) This isn't Allen at his best, but it is a fine minor work graced by Sorvino's spin on the cinema's archetypal dumb blonde. —Tom Keogh
A Midnight Clear [VHS]
Keith Gordon
William Wharton's autobiographical novel of World War II becomes a moving portrait of war's madness in the microcosm of a small intelligence patrol on the German front in 1944. The unit, composed of high IQ soldiers, is sent to scout ahead. They discover a small platoon of Germans hiding in the forest, but these soldiers would rather fight with snowballs than guns and exchange Christmas presents instead of mortar fire. The young, rather unsoldierly Americans are offered the opportunity to "capture" the Germans without a fight—until a fatal misunderstanding plunges their efforts into tragedy. Director Keith Gordon, who also penned the screenplay, creates an unusually eloquent, offbeat platoon drama shot amidst the tranquil beauty of a snow-covered forest. His excellent cast includes future stars Ethan Hawke and Gary Sinise, with Frank Whaley, Kevin Dillon, Arye Gross, and Peter Berg rounding out the platoon. Though little seen upon its 1992 release, this moving drama received high praise for its vivid characters and delicately wrought imagery and remains one of the most powerful pacifist dramas of the post-war era. —Sean Axmaker
It's a Mad Mad Mad Mad World [VHS]
Frederic Knudtson, Gene Fowler Jr., Robert C. Jones, Stanley Kramer
Stanley Kramer's sprawling 1963 comedy about a search for buried treasure by at least a dozen people—all played by well-known entertainers of their day—is the kind of mass comedy that Hollywood hasn't made in many years. (Another example from around the same time is Blake Edwards's The Great Race.) After a number of strangers (including Milton Berle, Jonathan Winters, Sid Caesar, Phil Silvers, and others) witness a dying stranger (Jimmy Durante) identify the location of hidden money, a conflict-ridden hunt begins, watched over carefully by a suspicious cop (Spencer Tracy). The ensuing two and a half hours of mayhem has its ups and downs—some bits and performers are certainly funnier than others. But Kramer, who is better known for socially conscious, serious cinema (Guess Who's Coming to Dinner?), is in a mood for broad comic characterization, and some of his jokes are so intentionally obvious (Durante literally kicks a bucket when he dies), they'd have a place in Airplane! Watch for lots of cameo appearances, including Jerry Lewis (who had called Kramer and asked him why he hadn't been invited to participate). —Tom Keogh
Loch Ness [VHS]
John Henderson
Like Water for Chocolate [VHS]
Expect to be very hungry (and perhaps amorous) after watching this contemporary classic in the small genre of food movies that includes Babette's Feast and Big Night. Director Alfonso Arau (A Walk in the Clouds), adapting a novel by his former wife, Laura Esquivel, tells the story of a young woman (Lumi Cavazos) who learns to suppress her passions under the eye of a stern mother, but channels them into her cooking. The result is a steady stream of cuisine so delicious as to be an almost erotic experience for those lucky enough to have a bite. The film's quotient of magic realism feels a little stock, but the story line is good and Arau's affinity for the sensuality of food (and of nature) is sublime. You might want to rush off to a good Mexican restaurant afterward, but that's a good thing. —Tom Keogh
Lil Abner [VHS]
Arthur P. Schmidt, Melvin Frank
When the hillbilly town of dogpatch - deemed the most useless community in america - is chosen as a test site for a-bombs its colorful citizens take up the good fight with lots of fun & merriment. Studio: Paramount Home Video Release Date: 05/23/2006 Starring: Peter Palmer Leslie Parrish Run time: 113 minutes Rating: Nr
Laura [VHS]
Otto Preminger, Rouben Mamoulian
This silky smooth film noir pits gruff police detective Dana Andrews, stiff and blunt in his street-bred manners, against a cultured columnist and acidic wit (Clifton Webb at his prissiest) in a battle of wits during a murder investigation. The cop is a romantic hiding under a hard-boiled exterior who falls in love with the beautiful victim through the portrait that hangs in her apartment. Gene Tierney, whose heart-shaped face mixes the exotic with the girl next door, brings the poise and calm of a model to her role as the object of every man's gaze and the target of a killer. Laura, handsomely shot in dreamy black and white, is the first and best of Otto Preminger's cool, controlled murder mysteries. In the gritty world of film noir it remains the most refined and elegant example of the genre, but under the tasteful decor and high-society fashions lies a world seething in jealousy, passion, blackmail, and murder. Vincent Price costars as a blithe gigolo and David Raksin's lush theme has become a wistful romantic standard. —Sean Axmaker
The Gods Must Be Crazy [VHS]
Jamie Uys
Three separate story lines set in Africa eventually come together in this 1980 film by Jamie Uys. (The film wasn't released in the U.S., where it became a huge hit, until 1984.) Story one involves a bushman whose discovery of a Coke bottle causes consternation among his tribe, story two concerns an awkward romance between a clumsy scientist and a sweet schoolteacher, and the third plot involves a group of terrorists on the run. Slapstick, satire, romance, violence—it's all here in a somewhat bumpy but entertaining movie. —Tom Keogh
Ghost & Mrs Muir [VHS]
Dorothy Spencer, Joseph L. Mankiewicz
Joseph Mankiewicz's moody classic is less ghost story than romantic fantasy, a handsome 1947 drama of impossible love set on the picturesque turn-of-the-century New England coast. Independent young widow Lucy Muir (the luminous Gene Tierney), desperate to escape her uptight in-laws, falls in love with a grand seaside house and moves in, only to discover the cantankerous ghost of the hot-tempered Captain Gregg (a histrionically flamboyant performance by Rex Harrison). Lucy refuses to let the bombastic captain frighten her away, earning his respect, his friendship, and later his love. They team up to turn the captain's salty memoirs into a bestseller, but as his affection grows he fades away, leaving Lucy free to undertake a more worldly suitor, notably a charismatic children's author (George Sanders at his smarmy smoothest) with his own guarded secret. Charles Lang's melancholy black-and-white photography and Bernard Herrmann's haunting score set the tone for this sublime adult drama, and Tierney delivers one of her most understated performances as the resolute Mrs. Muir. Mankiewicz turns this ghost story into a refreshingly mature and down-to-earth romance. —Sean Axmaker
Funny Bones [VHS]
Funny Bones, directed by Peter Chelsom (Hear My Song), is a weird but intriguing comedy with a particularly dark edge. Oliver Platt plays a would-be comedian, the son of a major comedy star (Jerry Lewis); Dad's reputation even overshadows his son's Las Vegas debut. After that flop the son tries to go back to his roots and heads for his father's launch pad in Blackpool, England. There, he meets his previously unknown half-brother (Lee Evans), a bizarre comedy savant who teaches him a thing or two about taking risks to get laughs, and discovers a secret about how his father got started. Platt is likably lost and Lewis is perfectly overbearing, but the real find here is Evans, a rubber-faced, protean comic with always-surprising material. —Marshall Fine
Excalibur [VHS]
John Boorman
This lush retelling of the legend of King Arthur and the Knights of the Round Table is a dark and engrossing tale. Director John Boorman (Deliverance) masterfully handles the tale of the mythical sword Excalibur, and its passing from the wizard Merlin to the future king of England. Arthur pulls the famed sword from a stone and is destined to be crowned king. As the king embarks on a passionate love affair with Guenevere, an illegitimate son, and Merlin's designs on power, threaten Arthur's reign. The film is visually stunning and unflinching in its scenes of combat and black magic. Featuring an impressive supporting cast, including early work from the likes of Liam Neeson and Gabriel Byrne, Excalibur is an adaptation of the legend both faithful and bold. —Robert Lane
Ed Wood [VHS]
Tim Burton
Ed Wood [VHS] (1994) Johnny Depp (Actor), Martin Landau (Actor), Tim Burton . One of the years funniest movies.
Dead Man Walking [VHS]
Gregory Dark
Circle of Friends [VHS]
A polished gem from 1995, this disarmingly sweet and dramatically insightful love story provided a charming showcase for Chris O'Donnell and, especially, then-newcomer Minnie Driver, whose performance drew critical raves and boosted her career to Hollywood. Smoothly adapted from the novel by Maeve Binchy and set in Ireland during the 1950s, the story focuses on Benny (Driver), a somewhat plump, plain-looking young woman attending university in Dublin who meets and quickly falls for Jack (O'Donnell), a handsome star of the university's rugby team who surprisingly reciprocates her glowing admiration. They're drawn together as soul mates, and their love is dramatically contrasted with a subplot involving Benny's more conventionally beautiful friend Nan (Saffron Burrows), whose appetite for older men leads her into a misguided and ultimately tragic relationship. A betrayal by Jack sets the stage for potential heartbreak, but director Pat O'Connor prevents these carefully drawn characters from resorting to sappy melodrama. They have lessons to learn about life and love, and Circle of Friends teaches those lessons with grace, humor, and heartfelt sincerity. —Jeff Shannon
Carmen Jones [VHS]
Louis R. Loeffler, Otto Preminger
Few actresses have captivated the camera as powerfully as Dorothy Dandridge in Carmen Jones. Her polished beauty plays in irresistible contrast to her title character's leonine sexuality and fluid emotions; a man can't decide from moment to moment if he wants to save her from doom, build her a castle, or never let her out of bed. Of course, that's the problem with the boys in this semi-experimental adaptation of Bizet's opera, Carmen. Straight-arrow Joe (a strapping Harry Belafonte), an obedient corporal on a Southern military base during World War II, is all set to go to flight school and marry his hometown sweetie, Cindy Lou (Olga James), when his troublemaking sergeant orders him to accompany Carmen to a civilian court. In short order, Joe is swept up in Carmen's carnal anarchy and her craving for release from lousy options in life. An impulsive act of violence ensures that Joe's future is gone forever, putting Carmen in the difficult position of destroying their relationship to save him. Oscar Hammerstein II took Bizet's music in 1943 and rewrote the book and lyrics. The result is largely a smashing success with a few missteps (the bullfighter in Bizet's piece becomes a heavyweight boxer here, which breaks up a certain grace in the story) and a couple of perfect stretches (the long prelude to Carmen and Joe's first embrace, set on Carmen's hoodoo-ish home turf). Despite the fact that both Dandridge and Belafonte were singers, their vocal performances were dubbed by LeVern Hutcherson and Marilyn Horne. (Yes, it is a little disconcerting to hear another voice come out of the more familiar Belafonte's mouth.) Otto Preminger directed with his usual eye on economy of action and production, as the numerous musical numbers tend to be shot in lengthy, single, carefully choreographed takes. The result can be a little visually static at times, but the passion behind the singing pulls everything through. —Tom Keogh
Brothers Mcmullen [VHS]
Edward Burns
Edward Burns's debut film as an actor-director makes a virtue of its limited budget in the same way John Sayles's The Return of the Secaucus 7 did in 1980. Stuck with limited technical means, Burns wisely puts his energies into a sophisticated story, knowing an audience couldn't care less about lighting problems if they're caught up in a terrific, character-driven movie with good actors. The tale concerns three adult brothers (Burns, Jack Mulcahy, Mike McGlone) whose complications in love and problems with commitment are rooted in their common experiences in a violent, loveless family. Burns has a hang- loose style that keeps the film from getting drunk on intense drama. He sets up the emotional backdrop and lets the characters' lives speak for themselves. Moreover, this is a filmmaker who enjoys life too much to spread any more misery; Burns delights as much in the things that aren't necessarily good for people—illicit lovers, castration anxiety, too much time with one's family, too much beer—as those things that are. The results are frequently very funny. —Tom Keogh
Barefoot Contessa [VHS]
William Hornbeck, Joseph L. Mankiewicz
All About Eve [VHS]
Barbara McLean, Joseph L. Mankiewicz
Showered with Oscars, this wonderfully bitchy (and witty) comedy written and directed by Joseph L. Mankiewicz concerns an aging theater star (Bette Davis) whose life is being supplanted by a wolf-in-sheep's-clothing ingenue (Anne Baxter) whom she helped. This is a film for a viewer to take in like a box of chocolates, packed with scene-for-scene delights that make the entire story even better than it really is. The film also gives deviously talented actors such as George Sanders and Thelma Ritter a chance to speak dazzling lines; Davis bites into her role and never lets go. A classic from Mankiewicz, a legendary screenwriter and the brilliant director of A Letter to Three Wives, The Barefoot Contessa, and Sleuth. —Tom Keogh
Bandit Queen [VHS]
Biswas, Pandey, Bajpai
Yojimbo [VHS]
Akira Kurosawa
Kurosawa's blackly humorous film, executed in the style of the American Western, is a sophisticated satire on greed, violence, paranoia, and human weakness. In a nonchalant manner reminiscent of a Bogart hero, a wandering samurai-for-hire (Mifune) turns the war between two clans fighting for control of a small town to his own advantage. One of the most popular Japanese films ever released in the U.S., Yojimbo inspired the Clint Eastwood film A Fistful of Dollars.
Rashomon [VHS]
Akira Kurosawa
A cinema classic, Rashomon introduced the Western world to the greatness of Akira Kurosawa and paved the way for fellow masters of the Japanese film industry. Using an innovative narrative style, this eloquent director reveals how the truth in any situation depends on your point of view. Four different narrators describe the same brutal act—a woman's rape and her husband's consequent death—yet the facts elude us because each interprets the story to make himself appear in the best light. Machiko Kyo and Toshiro Mifune turn in magnificent performances as the lady and her savage attacker.
Intolerance [VHS]
Constance Talmadge
Jane Eyre [VHS]
Robert Stevenson
Made two years after Citizen Kane, this 1943 version of Charlotte Brontë's Jane Eyre sure looks like star Orson Welles muscled his way behind the camera much of the time. (In fact, costar Joan Fontaine—who plays the title character—has maintained that Welles methodically did just that every day on the set.) Not that the film's official director was a hack: Robert Stevenson, who later had a busy career at Disney making numerous live-action hits for the studio, such as Mary Poppins, gets the credit. But there's no mistaking Welles's masterful hand in the film's bold and creative look, and there's no getting away from his enigmatic charisma as Rochester, the widower who takes in Jane as a governess to his daughter. An engrossing, gorgeous film, there's even a small role for Elizabeth Taylor at the beginning as Jane's unlucky, doomed friend at a cruel boarding school. —Tom Keogh
Gallipoli [VHS]
Peter Weir
An outstanding drama, Gallipoli resonates with sadness long after you have seen it. Set during World War I, this brutally honest antiwar movie was cowritten by director Peter Weir. Mark Lee and a sinfully handsome Mel Gibson are young, idealistic best friends who put aside their hopes and dreams when they join the war effort. This character study follows them as they enlist and are sent to Gallipoli to fight the Turks. The first half of the film is devoted to their lives and their strong friendship. The second half details the doomed war efforts of the Aussies, who are no match for the powerful and aggressive Turkish army. Because the script pulls us into their lives and forces us to care for these young men, we are devastated by their fate. —Rochelle O'Gorman
Virgin Spring [VHS] [Import]
Ingmar Bergman
Schindler's List [VHS]
Steven Spielberg had a banner year in 1993. He scored one of his biggest commercial hits that summer with the mega-hit Jurassic Park, but it was the artistic and critical triumph of Schindler's List that Spielberg called "the most satisfying experience of my career." Adapted from the best-selling book by Thomas Keneally and filmed in Poland with an emphasis on absolute authenticity, Spielberg's masterpiece ranks among the greatest films ever made about the Holocaust during World War II. It's a film about heroism with an unlikely hero at its center—Catholic war profiteer Oskar Schindler (Liam Neeson), who risked his life and went bankrupt to save more than 1,000 Jews from certain death in concentration camps.
By employing Jews in his crockery factory manufacturing goods for the German army, Schindler ensures their survival against terrifying odds. At the same time, he must remain solvent with the help of a Jewish accountant (Ben Kingsley) and negotiate business with a vicious, obstinate Nazi commandant (Ralph Fiennes) who enjoys shooting Jews as target practice from the balcony of his villa overlooking a prison camp. Schindler's List gains much of its power not by trying to explain Schindler's motivations, but by dramatizing the delicate diplomacy and determination with which he carried out his generous deeds.
As a drinker and womanizer who thought nothing of associating with Nazis, Schindler was hardly a model of decency; the film is largely about his transformation in response to the horror around him. Spielberg doesn't flinch from that horror, and the result is a film that combines remarkable humanity with abhorrent inhumanity—a film that functions as a powerful history lesson and a testament to the resilience of the human spirit in the context of a living nightmare. —Jeff Shannon
Judgment at Nuremberg [VHS]
Frederic Knudtson, Stanley Kramer
Nominated* for eleven Academy Awards®, including Best Picture, Judgment at Nuremberg is "magnificent" (Los Angeles Times), "continuously exciting" (The New Yorker) andboasts brilliant performances by an all-star cast. American judge Dan Haywood (Spencer Tracy) presides over the trial of four German jurists accused of "legalizing" Nazi atrocities. But as graphic accounts of sterilization and murder unfold in the courtroom, mounting political pressure for leniency forces Haywood to make the most harrowing and difficult decision of his career. *1961: Actor (Maximilian Schell, won); Actor (Spencer Tracy); Supporting Actor (Montgomery Clift); Supporting Actress (Judy Garland); Director; Adapted Screenplay (won); Cinematography (B&W); Art Direction (B&W); Film Editing; Costume Design (B&W).
Metropolis [VHS] [Import]
Fritz Lang
Dangerous Liaisons [VHS]
Glenn Close
Total Recall [VHS]
Paul Verhoeven
Total Recall [Vhs] [Vhs Tape] (1990) Arnold Schwarzenegger; Sharon Stone
Razor's Edge [VHS]
J. Watson Webb Jr., Edmund Goulding
The Somerset Maugham novel should be read by everybody at a certain age (say, early twenties), and this 1946 movie adaptation of The Razor's Edge stays faithful to the book's questing spirit. Despite its apparently uncommercial storyline, it was a pet project of Fox honcho Darryl F. Zanuck, who saw the spiritual journey of Larry Darrell (Tyrone Power) as an "adventure" movie. Power, who was newly returned to Hollywood after his military service in World War I, does his most soul-searching work as the WWI vet who needs to find something in life deeper than money and conformity. The search takes him away from fiancee Gene Tierney and her skeptical uncle Clifton Webb and into Parisian streets and Himalayan mountain ranges. Herbert Marshall deftly plays the role of "Somerset Maugham," the observing author, and Anne Baxter picked up the supporting actress Oscar for her brassy turn as a floozy. The picture has the careful, glossy look of the studio system's peak years (you can sense Zanuck "classing it up" and squeezing the life out of it), and Edmund Goulding's tasteful approach is hardly the way to dig deep into the soul of man. If it seems a little staid today, its square sincerity nevertheless holds up well—and it just looks so fabulous. The really amazing thing about the movie is that it was made at all. A 1984 remake, with Bill Murray, is an extremely weird variation on the material. —Robert Horton
The Professional [VHS]
Luc Besson
Luc Besson (The Fifth Element) made his American directorial debut with this stylized thriller about an Italian hit man (Jean Reno) who takes in an American girl (Natalie Portman) being pursued by a corrupt killer cop (Gary Oldman). Oldman is a little more unhinged than he should be, but there is something genuinely irresistible about the story line and the relationship between Reno and Portman. Rather than cave in to the cookie-cutter look and feel of American action pictures, Besson brings a bit of his glossy style from French hits La Femme Nikita and Subway to the production, and the results are refreshing even if the bullets and explosions are awfully familiar. —Tom Keogh
The Double Life of Veronique [VHS]
Jacques Witta, Krzysztof Kieslowski
Rush [VHS]
Mark Warner, Lili Fini Zanuck
"It's an ugly world," warns brooding undercover cop Jason Patric to his naive rookie partner Jennifer Jason Leigh. "You get ugly with it." First-time director Lili Fini Zanuck brings both accomplished style and three-days-without-a-shower grit to this tough adaptation of Kim Wozencraft's book, the real-life story of two undercover narcotics agents who succumb to the rush of the drugs and the danger while building a case in rural Texas in 1974. This isn't an action film, but a harrowing, tense drama in which sudden death hangs over every drug deal and the so-called rules no longer exist. Patric and Leigh give riveting performances as the compromised cops trying to survive the self-destructive spiral into addiction, and Gregg Allman is memorable in an almost wordless performance as a shady bar owner. Eric Clapton's bluesy score and a soundtrack of well-chosen roadhouse tunes perfectly set the time and the tone. —Sean Axmaker
Presumed Innocent [VHS]
Alan J. Pakula
Rich with ambiguity, this smooth adaptation of Scott Turow's bestselling mystery novel stars Harrison Ford as Rusty Sabich, the prosecuting attorney assigned to a case involving the murder of a beautiful, seductive lawyer (Greta Scacchi) with whom he'd been having a secret affair. After the investigation gets off to a slow start, damning evidence points to Rusty as the prime suspect. His career is destroyed when his superior and secondary suspect Raymond Horgan (Brian Dennehy) sets him up for the fall. Bonnie Bedelia plays Rusty's wife Barbara, who is not above suspicion herself. While Ford's performance rides a fine line between presumed innocence and possible guilt, director Alan J. Pakula (All the President's Men) maintains a consistent tone of uncertainty that keeps the viewer guessing. —Jeff Shannon
Class Act [VHS]
Randall Miller
Passenger 57 [VHS]
Kevin Hooks
It's Die Hard on a plane in this action thriller, starring Wesley Snipes as an antiterrorist specialist whose early retirement is interrupted when his flight is overtaken by a bloodthirsty villain (Bruce Payne). Watching this at home is pretty much an excuse to order pizza and kick back, as the familiar rhythms of maverick-cop-versus-international-criminal take over and nothing new or fresh in the formula emerges. The supporting cast includes Elizabeth Hurley (Austin Powers: International Man of Mystery) as a gun-wielding, junior terrorist, which is fun simply for being unexpected. —Tom Keogh
South Central [VHS]
Steve Anderson (II)
New Jack City [VHS]
Mario Van Peebles
Some pundits called it a flawed, exploitative action film that glamorized drug dealing and the luxury of a lucrative criminal lifestyle, spawning a trend of films that attracted youth gangs and provoked violence in theaters. Others hailed it as a breakthrough movie that depicted drug dealers as ruthless, corrupt, and evil, leading dead-end lives that no rational youth would want to emulate. However you interpret it, New Jack City is still one of the first and best films of the 1990s to crack open the underworld of cocaine and peer inside with its eyes wide open. It's also the film that established Wesley Snipes as an actor to watch, with enough charisma to bring an insidious quality of seduction to his role as coke-lord Nino Brown, and enough intelligence to portray a character deluded by his own sense of indestructible power. Director Mario Van Peebles stretched his otherwise-limited talent to bring vivid authenticity and urgency to this crime story, and subplots involving a pair of tenacious cops (Ice-T, Judd Nelson) and a recovering coke addict (Chris Rock) provide additional dramatic tension. Although some critics may hesitate to admit it, New Jack City deserves mention in any serious discussion about African American filmmakers and influential films. —Jeff Shannon
Outer Limits: Borderland [VHS]
The Outer Limits: The Man Who Was Never Born [VHS]
Outer Limits: Galaxy Being [VHS]
Outer Limits
Outer Limits: Demon With Glass Hand [VHS]
Byron Haskin
Outer Limits: Demon With Glass Hand [VHS] [VHS Tape] (1963) Robert Culp
Outer Limits: Invisible Enemy [VHS]
Outer Limits: Fun & Games [VHS]
The Outer Limits: The Children of Spider County [VHS]
Leonard Horn
The Outer Limits: Chameleon [VHS]
Gerd Oswald
Outer Limits: Duplicate Man [VHS]
Outer Limits: I Robot [VHS]
Outer Limits: Human Factor [VHS]
Outer Limits: Don't Open Till Doomsday [VHS]
Outer Limits: Bellero Shield [VHS]
The Outer Limits: Corpus Earthling [VHS]
Gerd Oswald
Outer Limits: Inheritors 1 & 2 [VHS]
Outer Limits
The Outer Limits: The Brain of Colonel Barham [VHS]
Charles Haas
The Outer Limits: Behold, Eck! [VHS]
Byron Haskin
Outer Limits: Expanding Human [VHS]
The Outer Limits: The Forms of Things Unknown [VHS]
Gerd Oswald
Outer Limits: Cry of Silence [VHS]
Outer Limits: Guests [VHS]
Outer Limits: Cold Hands Warm Heart [VHS]
Outer Limits: It Crawled Out of Woodwork [VHS]
Outer Limits: Moonstone [VHS]
Outer Limits: Invisibles [VHS]
Outer Limits:Keeper of Purple Twiligh
Outer Limits: Controlled Experiment [VHS]
Outer Limits: Feasability Study [VHS]
Outer Limits
Outer Limits: Mutant [VHS]
The Outer Limits: Nightmare [VHS]
John Erman
The Prisoner: Fallout (Episode 17) [VHS]
Prisoner: Once Upon a Time [VHS]
Prisoner
Prisoner: Girl Who Was Death [VHS]
Prisoner
Prisoner: Hammer Into Anvil [VHS]
Prisoner: Change of Mind [VHS]
Prisoner
Prisoner: Living in Harmony [VHS]
Prisoner
Prisoner: Checkmate [VHS]
Prisoner
Prisoner: It's Your Funeral [VHS]
Prisoner
Prisoner: Do Not Forsake Me [VHS]
Prisoner
Prisoner: Dance of the Dead [VHS]
Prisoner
Prisoner: Many Happy Returns [VHS]
Prisoner
Prisoner: The General [VHS]
Prisoner
Prisoner: Schizoid Man [VHS]
Prisoner
Prisoner: Free for All [VHS]
Prisoner
Prisoner: A B & C [VHS]
Prisoner
Prisoner: Chimes of Big Ben [VHS]
As cult TV series go, none was more cultish than The Prisoner, a late-'60s British sci-fi drama that consisted of a scant 17 episodes yet left an indelible mark on all who saw it. Patrick McGoohan plays a spy who suddenly resigns his post, only to be followed home and knocked unconscious. He wakes to find himself in a quaint yet surreal place known as the Village, where everyone is referred to only by number. There, using a variety of psychological methods, his captors, led by Number Two, attempt to extract information about why he resigned. Every attempt to escape is rebuffed by the Village's bizarre but comprehensive security system. "Who is Number One?" our hero demands of Number Two in the opening credits of each episode. "You are Number Six," comes the maddeningly obtuse reply. "I am not a number—I am a free man!" Number Six shouts in defiance, only to hear Number Two's derisive laughter.
Episode 2, "The Chimes of Big Ben," finds McGoohan pitted against a new Number Two, played this time by Leo McKern. A new "prisoner," a spy from Estonia, is brought to the Village, and Number Two urges Number Six to be her guide. Warily, he agrees, though he remains cold to her until he feels sure she can be trusted. Together, they hatch an escape plan rooted in her supposed knowledge of the Village's secret location.
McKern, famous later for his title role in Rumpole of the Bailey, is a joy to watch as Number Two and a perfect foil for McGoohan; their scenes, full of sharp, witty dialogue, are priceless. In typical fashion, McGoohan smirks and glowers his way through the part of Number Six, but his terse body language is perfect for a character trapped in the sunny, scenic prison that is the Village. Shot entirely on film and at lavish expense for the period, The Prisoner remains a timeless reminder of television's true potential. —Steve Landau
The Prisoner: Arrival (Episode 1) [VHS]
Don Chaffey
Star Trek: First Contact [VHS] [Import]
Jonathan Frakes
Vertigo [VHS]
Alfred Hitchcock
Although it wasn't a box-office success when originally released in 1958, Vertigo has since taken its deserved place as Alfred Hitchcock's greatest, most spellbinding, most deeply personal achievement. In fact, it consistently ranks among the top 10 movies ever made in the once-a-decade Sight & Sound international critics poll, placing at number 4 in the 1992 survey. (Universal Pictures' spectacularly gorgeous 1996 restoration and rerelease of this 1958 Paramount production was a tremendous success with the public, too.) James Stewart plays a retired police detective who is hired by an old friend to follow his wife (a superb Kim Novak, in what becomes a double role), whom he suspects of being possessed by the spirit of a dead madwoman. The detective and the disturbed woman fall ("fall" is indeed the operative word) in love and...well, to give away any more of the story would be criminal. Shot around San Francisco (the Golden Gate Bridge and the Palace of the Legion of Honor are significant locations) and elsewhere in Northern California (the redwoods, Mission San Juan Batista) in rapturous Technicolor, Vertigo is as lovely as it is haunting. —Jim Emerson
True Lies [VHS]
James Cameron
From The Terminator to Titanic, you can always rely on writer-director James Cameron to show you something you've never seen on the big screen before. The guy may not consistently pen the most scintillating dialogue in the world (and, especially in this movie, he doesn't seem to have a particularly high regard for women), but as a director of kinetic, push-the-envelope action sequences, he is in a class by himself. In True Lies, the highlight is a breathtaking third-act jet and car chase through the Florida Keys. Arnold Schwarzenegger plays a covert intelligence agent whose wife of 15 years (Jamie Lee Curtis) finally finds out that he's not really a computer salesman and who becomes mixed up in a case involving nuclear arms smuggling. Tom Arnold is surprisingly funny and engaging as Schwarzenegger's longtime spy partner, and Bill Paxton is a smarmy used-car salesman (is that redundant?) whom Arnold thinks is having an affair with his wife. Purely in terms of spectacular action and high-tech hardware, True Lies is a blast. —Jim Emerson
To Kill a Mockingbird [VHS]
Aaron Stell, Robert Mulligan
Ranked 34 on the American Film Institute's list of the 100 Greatest American Films, To Kill a Mockingbird is quite simply one of the finest family-oriented dramas ever made. A beautiful and deeply affecting adaptation of the Pulitzer Prize-winning novel by Harper Lee, the film retains a timeless quality that transcends its historically dated subject matter (racism in the Depression-era South) and remains powerfully resonant in present-day America with its advocacy of tolerance, justice, integrity, and loving, responsible parenthood. It's tempting to call this an important "message" movie that should be required viewing for children and adults alike, but this riveting courtroom drama is anything but stodgy or pedantic. As Atticus Finch, the small-town Alabama lawyer and widower father of two, Gregory Peck gives one of his finest performances with his impassioned defense of a black man (Brock Peters) wrongfully accused of the rape and assault of a young white woman. While his children, Scout (Mary Badham) and Jem (Philip Alford), learn the realities of racial prejudice and irrational hatred, they also learn to overcome their fear of the unknown as personified by their mysterious, mostly unseen neighbor Boo Radley (Robert Duvall, in his brilliant, almost completely nonverbal screen debut). What emerges from this evocative, exquisitely filmed drama is a pure distillation of the themes of Harper Lee's enduring novel, a showcase for some of the finest American acting ever assembled in one film, and a rare quality of humanitarian artistry (including Horton Foote's splendid screenplay and Elmer Bernstein's outstanding score) that seems all but lost in the chaotic morass of modern cinema. —Jeff Shannon
Three Days of the Condor [VHS]
Don Guidice, Sydney Pollack
Robert Redford and Sydney Pollack continued their longtime collaboration (the actor and director have worked together on Jeremiah Johnson, The Way We Were, The Electric Horseman, and Out of Africa, among other films) with this taut spy drama. Redford plays a reader for U.S. intelligence who becomes a hunted man after he is not among the victims of a mass murder of his colleagues. Faye Dunaway does solid work as the frightened and mystified woman whom he forces to conceal him, and Max von Sydow is appropriately cool as a professional assassin. That same, sustained tone of danger and expectation that made Pollack's The Firm so much fun can be found in this 1975 thriller, albeit with an appropriate dose of post-Watergate paranoia. —Tom Keogh
Wolf Man [VHS]
Ted J. Kent, George Waggner
Wolf Man (1941) [VHS] (1941) Claude Rains (Actor), Warren William (Actor), George Waggner
Time Machine [VHS]
George Tomasini, George Pal
After scoring popular hits with When Worlds Collide and The War of the Worlds, special-effects pioneer George Pal returned to the visionary fiction of H.G. Wells to produce and direct this science-fiction classic from 1960. Wells's imaginative tale of time travel was published in 1895 and the movie is set in approximately the same period with Rod Taylor as a scientist whose magnificent time machine allows him to leap backward and forward in the annals of history. His adventures take him far into the future, where a meek and ineffectual race known as the Eloi have been forced to hide from the brutally monstrous Morlocks. As Taylor tests his daring invention, Oscar-winning special effects show us what the scientist sees: a cavalcade of sights and sounds as he races through time at varying speeds, from lava flows of ancient earth to the rise and fall of a towering future metropolis.
The movie's charm lies in its Victorian setting and the awe and wonder that carries over from Wells's classic story. The pioneering spirit of the movie is still enthralling, but it gets a bit silly when Taylor turns into a stock hero, rescuing a beautiful blonde Eloi (Yvette Mimieux) and battling with the chubby green Morlocks whose light-bulb eyes blink out when they die. Although it's quaint when compared to the special-effects marvels of the digital age, the movie's still highly entertaining and filled with a timeless sense of wonder. —Jeff Shannon
The Sting [VHS]
William Reynolds, George Roy Hill
Winner of seven Academy Awards including Best Picture, Director, and Screenplay, this critical and box-office hit from 1973 provided a perfect reunion for director George Roy Hill and stars Paul Newman and Robert Redford, who previously delighted audiences with Butch Cassidy and the Sundance Kid. Set in 1936, the movie's about a pair of Chicago con artists (Newman and Redford) who find themselves in a high-stakes game against the master of all cheating mobsters (Robert Shaw) when they set out to avenge the murder of a mutual friend and partner. Using a bogus bookie joint as a front for their con of all cons, the two feel the heat from the Chicago Mob on one side and encroaching police on the other. But in a plot that contains more twists than a treacherous mountain road, the ultimate scam is pulled off with consummate style and panache. It's an added bonus that Newman and Redford were box-office kings at the top of their game, and while Shaw broods intensely as the Runyonesque villain, The Sting is further blessed by a host of great supporting players including Dana Elcar, Eileen Brennan, Ray Walston, Charles Durning, and Harold Gould. Thanks to the flavorful music score by Marvin Hamlisch, this was also the movie that sparked a nationwide revival of Scott Joplin's ragtime jazz, which is featured prominently on the soundtrack. One of the most entertaining movies of the early 1970s, The Sting is a welcome throwback to Hollywood's golden age of the '30s that hasn't lost any of its popular charm. —Jeff Shannon
The Snapper [VHS]
Mick Audsley, Stephen Frears
One little secret is about to cause a big, big commotion in this hilariously funny hit comedy that has everyone talking! When the oldest daughter of a riotous, close-knit family announces her unexpected pregnancy, everyone wants to know who fathered the "snapper" she's carrying. But the young woman's refusal to reveal anything about her predicament sends the entire town into a tizzy! Critics coast-to-coast praised THE SNAPPER as one of the year's finest and funniest films — it's sure to deliver nonstop laughs to you!
The Seventh Seal [VHS]
Lennart Wallén, Ingmar Bergman
Movie lovers will always return to The Seventh Seal, regarded by many as one of the greatest films of all time. Bergman combines symbolic imagery, realistic details, and wry humor for the moving medieval tale of a knight searching for God in a world ravaged by plague. As the honorable knight, his cynical squire, a troupe of carefree actors, and black-robed Death, a superb cast of Bergman regulars portray the cruelty and charity that coexisted during this dark era.
Seven Year Itch [VHS]
Hugh S. Fowler, Billy Wilder
It's a steamy summer in New York City and this scandalous, sexy comedy heats things up even more! A married man (Tom Ewell), whose wife and son are away for the summer, has his fidelity put to the test when a seductive starlet (Marilyn Monroe) moves in upstairs. Keeping his marriage vows in the face of her flirtations proves tough when challenged by the notorious "seven year itch." Faced with this provocative problem, he's victim to an outrageous mating dance filled with hilarious comedy!
Scarlet Pimpernel: Literary Masterpieces [VHS]
Peter Tanner, Clive Donner
It's tough trying to beat the 1934 version of the popular adventure-romance story, starring Leslie Howard as the 18th-century British hero who poses as a fop in London society but runs a secret mission to rescue the doomed in Robespierre's Paris. But this 1982 television version, starring Anthony Andrews (Under the Volcano) as the Pimpernel and Jane Seymour as his beloved but estranged wife, is quite a treat. Andrews and Seymour expertly capture the essence of a relationship suffering from misunderstandings and elusive passion, and there is plenty of crackle to the action sequences. Clive Donner (What's New, Pussycat?) brings some strong cinematic qualities to this television presentation. —Tom Keogh
Red Shoes [VHS]
Moira Shearer
The Producers [VHS]
Mel Brooks
Mel Brooks's directorial debut remains both a career high point and a classic show business farce. Hinging on a crafty plot premise, which in turn unleashes a joyously insane onstage spoof, The Producers is powered by a clutch of over-the-top performances, capped by the odd couple pairing of the late Zero Mostel and Gene Wilder, making his screen debut.
Mostel is Max Bialystock, a gone-to-seed Broadway producer who spends his days wheedling checks from his "investors," elderly women for whom Bialystock is only too willing to provide company. When wide-eyed auditor Leo Bloom (Wilder) comes to check the books, he unwittingly inspires the wild-eyed Max to hatch a sure-fire plan: sell 25,000 percent of his next show, produce a deliberate flop, then abscond with the proceeds. Unfortunately for the producers (but fortunately for us), their candidate for failure is Springtime for Hitler, a Brooksian conceit that envisions what Goebbels might have accomplished with a little help from Busby Berkeley.
Truly startling during its original 1968 release, The Producers does show signs of age in some peripheral scenes that make merry at the expense of gays and women. But the show's nifty cast (notably including the late Dick Shawn as LSD, the space cadet that snags the musical's title role, and Kenneth Mars as the helmeted playwright) clicks throughout, and the sight of Mostel fleecing his marks is irresistibly funny. Add Wilder's literally hysterical Bloom, and it's easy to understand the film's exalted status among late-'60s comedies. —Sam Sutherland
The Natural [VHS] [Import]
Barry Levinson
Masque of the Red Death [VHS]
Man Who Would Be King [VHS]
Russell Lloyd, John Huston
A grandly entertaining, old-fashioned adventure based on the Rudyard Kipling short story, The Man Who Would Be King is the kind of rousing epic about which people said, even in 1975, "Wow! They don't make 'em like that anymore!" When director John Huston (The Maltese Falcon, The Treasure of the Sierra Madre, The African Queen) first started trying to make the film, with Gable and Bogart, the project was derailed by the latter's death. It was a few decades before Huston was able to finally realize his dream movie—and with an unimprovable cast. Sean Connery and Michael Caine are, respectively, Daniel Dravot and Peachy Carnahan, a pair of lovably roguish British soldiers who set out to make their fortunes by conning the priests of remote Kafiristan into making them kings. It's a rollicking tale, an epic satire of imperialism, and the good-natured repartee shared by Caine and Connery is pure gold. In today's screen adventures, humor is usually imposed on the material by a writer or director trying to make some kind of cleverly self-aware comment ("Hey, we know it's a movie!"), but that sort of jokiness can create so much ironic distance that it pushes the audience right out of the picture. Huston lets the humor emerge naturally from the characters, for whom we wind up caring more deeply than we ever expected. —Jim Emerson
Loneliness of Long Distance Runner [VHS]
Antony Gibbs, Tony Richardson
A bleak, but powerful 1960 British film that ranks as one of the most important United Kingdom imports of the decade. Director Tony Richardson (Tom Jones) tells the story of a rebellious social misfit and petty thief played by Tom Courtenay (The Dresser) who is picked to run on the track team at a reform school for boys. He finds he must balance his spirit and desire to win with his anger and frustration at the life he has led. At times a wrenching character study with no easy answers, Courtenay's performance is a touching portrait of a young man and the journey he takes as he tries to run not only for an unclear future, but from a past he cannot forget. A film indicative of the working class expressionism that came out of England in the early 1960s, Richardson's films stands alone as a downbeat, but insightful story of one man's struggle to determine who he is. —Robert Lane
The Last Temptation of Christ [VHS] [Import]
Martin Scorsese
Ladykillers [VHS]
In English comedy at its blackest (and funniest) pitch, this droll 1955 farce finds Alec Guinness in one of his typically deft, chameleon turns as would-be criminal mastermind Professor Marcus. When Marcus's grand plan to pull off a train heist leads him to a strategically situated house occupied by the genteel Mrs. Wilberforce (Katie Johnson), the ensuing masquerade triggers a mordant, even macabre comedy of manners. With Marcus and his rough-hewn cronies (Herbert Lom, Peter Sellers, and Danny Green) posing as a string quartet, and the dear lady's demise seen as the means to their larcenous end, the gang's sinister machinations are consistently, if unwittingly, foiled by the good-hearted, resourceful widow. —Sam Sutherland
Informer [VHS]
George Hively, John Ford
Four years before he revived and elevated the Western in Stagecoach, director John Ford guided this atmospheric melodrama to multiple Academy Awards, proving that his underlying skills as a storyteller, visual designer, and dramatic guide didn't need epic scale, sweeping action, or favorite star John Wayne to achieve dramatic impact. Based on Liam O'Flaherty's novel set during the Sinn Fein rebellion in 1922, Dudley Nichols's script offers an intimate portrait of Gypo Nolan, a violent, alcoholic Dubliner who betrays a friend (Wallace Ford) for £20, setting in motion a downward spiral of fear, anger, and drunken oblivion.
The Imposter captures Ford and filmmaking at an evolutionary balance point between the purer visual storytelling of silent film and the emerging literary possibilities of sound: on the one hand, Ford paints a nocturnal Dublin of deep shadows and billowing fog in which his characters are placed in pointed tableaux, and project their actions and attitudes with stylized, theatrical gestures that seem naive alongside later, more naturalistic films; on the other, the director pushes his star, Victor McLaglen, past traditional stagecraft toward a truly harrowing, authentic performance. Pauline Kael has noted the Hollywood legend that Ford induced McLaglen's Oscar-winning turn by keeping him too drunk to embellish his work. Whatever the cause, the actor achieves a lumbering, out-of-control power that traces the rage, confusion, and ultimate despair that Nolan's descent describes. That gripping performance is the film's most modern aspect and riveting dramatic hook and more than justifies watching. —Sam Sutherland
The House of the Spirits [VHS]
Bille August
The House of the Spirits is a generational tale of life among the ruling class in a South American country, as adapted from the Isabel Allende novel, but the political realities coexist very uneasily with the magical realism in this Bille August film. The star power alone (Jeremy Irons, Meryl Streep, Glenn Close, Winona Ryder, Antonio Banderas, Vanessa Redgrave, and Armin Mueller-Stahl) should have cranked it up a few notches, but that's not the case. Irons is appropriately cruel as the ambitious man who achieves wealth and makes everyone around him miserable and Streep is luminous, but it's slow and ponderous all the way. —Marshall Fine
The Grass Is Greener
Cary Grant, Deborah Kerr, Robert Mitchum, Jean Summons
Digitally mastered from the original film negative. Includes Original Theatrical Release
The Godfather [VHS]
Peter Zinner, William Reynolds, Francis Ford Coppola
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The Godfather, Part II [VHS]
Francis Ford Coppola
Francis Ford Coppola took some of the deep background from the life of Mafia chief Vito Corleone—the patriarch of Mario Puzo's bestselling novel The Godfather—and built around it a stunning sequel to his Oscar-winning, 1972 hit film. Robert De Niro plays Vito as a young Sicilian immigrant in turn-of-the-century New York City's Little Italy. Coppola weaves in and out of the story of Vito's transformation into a powerful crime figure, contrasting that evolution against efforts by son Michael Corleone to spread the family's business into pre-Castro Cuba. As memorable as the first film is, The Godfather II is an amazingly intricate, symmetrical tragedy that touches upon several chapters of 20th-century history and makes a strong case that our destinies are written long before we're born. This was De Niro's first introduction to a lot of filmgoers, and he makes an enormous impression. But even with him and a number of truly brilliant actors (including maestro Lee Strasberg), this is ultimately Pacino's film and a masterful performance. —Tom Keogh
Ossessione [VHS]
Mario Serandrei, Luchino Visconti
Ossessione isn't just the finest film version of The Postman Always Rings Twice, James M. Cain's classic tale of murder, betrayal, and erotic obsession; it's also the first masterpiece of Italian neorealism and a key historical precursor of film noir. A handsome drifter (Massimo Girotti) fetches up at an isolated roadhouse, gets mutually besotted with the proprietor's sultry wife (Clara Calamai), and has soon carried out a plot to murder the older man in an apparent off-road accident. That's only the beginning, of course. In his directorial debut, Luchino Visconti weaves a sensuous, tragic spell, born equally of the stark, sun-struck settings—especially those utterly realistic yet somehow otherworldly highways, elevated above the surrounding marshland—and a dynamic camera style that lifts the storytelling to operatic heights. Yet another layer of erotic complication is added by the presence of "La Spagnolo" (Elio Marcuzzo), a philosopher-king of vagabonds who—like the director—is at least as infatuated with Girotti's studly beauty as the heroine is. —Richard T. Jameson
The Dead [VHS]
Roberto Silvi, John Huston
Birth of a Nation [VHS]
D.W. Griffith
A pivotal moment in film history. After The Birth of a Nation, nothing was the same: not the way audiences watched movies, not the way filmmakers created them. D.W. Griffith's jumbo-size saga of the Civil War expanded the boundaries of storytelling on the screen, conveying a richer, more complicated (and certainly longer) tale than anyone had seen in a movie before. The delicate relationships, the sad passage of time, the spectacular battle scenes all look as fresh and innovative today as they did in 1915. So do Griffith's brilliant actors, most of them—including favorite leading lady Lillian Gish—drawn from his regular stock company. What has become increasingly problematic about The Birth of a Nation is Griffith's condescending attitude toward black slaves, and the ringing excitement surrounding the founding of the Ku Klux Klan. Griffith, whose political ideas were naive at best, seemed genuinely surprised by the criticism of his masterwork, and for his next project he turned to the humanist preaching of the massive Intolerance. Despite protests, Birth sold more tickets than any other movie, a record that stood for decades, and President Woodrow Wilson famously compared it to "history written in lightning." That judgment has lasted. —Robert Horton
Battleship Potemkin [VHS]
Grigori Aleksandrov, Sergei M. Eisenstein
Sergei Eisenstein's revolutionary sophomore feature has so long stood as a textbook example of montage editing that many have forgotten what an invigoratingly cinematic experience he created. A 20th-anniversary tribute to the 1905 revolution, Eisenstein portrays the revolt in microcosm with a dramatization of the real-life mutiny aboard the battleship Potemkin. The story tells a familiar party-line message of the oppressed working class (in this case the enlisted sailors) banding together to overthrow their oppressors (the ship's officers), led by proto-revolutionary Vakulinchuk. When he dies in the shipboard struggle the crew lays his body to rest on the pier, a moody, moving scene where the citizens of Odessa slowly emerge from the fog to pay their respects. As the crowd grows Eisenstein turns the tenor from mourning a fallen comrade to celebrating the collective achievement. The government responds by sending soldiers and ships to deal with the mutinous crew and the supportive townspeople, which climaxes in the justly famous (and often imitated and parodied) Odessa Steps massacre. Eisenstein edits carefully orchestrated motions within the frame to create broad swaths of movement, shots of varying length to build the rhythm, close-ups for perspective and shock effect, and symbolic imagery for commentary, all to create one of the most cinematically exciting sequences in film history. Eisenstein's film is Marxist propaganda to be sure, but the power of this masterpiece lies not in its preaching but its poetry. —Sean Axmaker
The African Queen [VHS]
John Huston
One of Bogey's best movie. If you are a Bogey fan, then you want this movie for your collection.
Tequila Sunrise [VHS]
Claire Simpson, Robert Towne
Robert Towne is one of Hollywood's most celebrated screenwriters, but because his directorial efforts have been few and far between, anticipation was high when this star-powered crime story was released in 1988. Critical reaction was decidedly mixed, but there's plenty to admire in this silky, visually seductive film about a drug dealer (Mel Gibson) whose best friend from high-school (Kurt Russell) is now working for the Los Angeles sheriff's drug detail. Their personal and professional conflicts are intensified by their love for the same woman, a waitress (Michelle Pfeiffer) at the Italian restaurant they both frequent. There's a big deal going down with a drug lord (the late Raul Julia), but as it twists and turns, Towne's story is really more about personal loyalties and individual honor. And even if it doesn't quite hold together, the movie's got a fantastic look to it (courtesy of the great cinematographer Conrad Hall), and the three stars bring depth and dimension to their well-written roles. —Jeff Shannon
The Taming of the Shrew [VHS] [Import]
Franco Zeffirelli
Stagecoach [VHS]
John Ford
Speed [VHS]
John Wright, Jan de Bont
Everything clicked in this 1994 action hit, from the premise (a city bus has to keep moving at 50 mph or blow up) to the two leads (the usually inscrutable Keanu Reeves and the cute-as-a-button Sandra Bullock) to the villain (Dennis Hopper in psycho mode) to the director (Jan De Bont, who made this film hit the ground running with an edge-of-your-seat opening sequence on a broken elevator). This is the sort of movie that becomes a prototype for a thousand lesser films (including De Bont's lousy sequel, Speed 2: Cruise Control), but Speed really is a one-of-a-kind experience almost anyone can enjoy. —Tom Keogh
Smiles of a Summer Night [VHS]
Oscar Rosander, Ingmar Bergman
Bergman carefully sets the stage for romantic intrigue in Smiles of a Summer Night, his brilliant breakthrough film. At a country estate in turn-of-the-century Sweden, eight characters become four couples during a long, languorous summer night. Under the spell of a mysterious elixir, the mismatched couples switch partners in an intricate roundelay that is both lyrical and erotic. One of the greatest tragicomedies of all time, Bergman's perceptive send-up of social rites and sexual mores was the inspiration for the Sondheim musical A Little Night Music and Woody Allen's A Midsummer Night's Sex Comedy. The theatrical ironies and sexual chases have their roots in Shakespeare and boudoir farce, but the sudden dark glimpses of despair are pure Bergman.
Sleepless in Seattle [VHS]
The director and stars of 1998's You've Got Mail scoreda breakthrough hit with this hugely popular romantic comedy from 1993, about a recently engaged woman (Meg Ryan) who hears the sad story of a grieving widower (Tom Hanks) on the radio and believes that they're destined to be together. She's single in New York, he lives in Seattle with a young son, but the cross-country attraction proves irresistible, and pretty soon Meg's on a westbound flight. What happens from there is ... well, you must have been living in a cave to have let this sweet-hearted comedy slip below your pop-cultural radar. There's little complexity or depth to writer-director Nora Ephron's cheesy tale of a romantic fait accompli, and more than a little contrivance to the subplots that threaten to keep Hanks and Ryan from actually meeting. But the purity of star chemistry here is hard to deny, and this may be the first film to indicate the more serious and sympathetic side of Hanks that is revealed in later roles. With its clever jokes about "chick movies" and repeated homage to the classic weeper An Affair to Remember, this may not be everybody's brand of amorous entertainment, but it's got an old-Hollywood charm that appeals to many a movie fan. —Jeff Shannon
Sister Act 2: Back in the Habit [VHS] [Import]
Bill Duke
Shane [VHS]
Tom McAdoo, George Stevens
Consciously crafted by director George Stevens as a piece of American mythmaking, Shane is on nearly everyone's shortlist of great movie Westerns. A buckskin knight, Shane (Alan Ladd) rides into the middle of a range war between farmers and cattlemen, quickly siding with the "sod-busters." While helping a kindly farmer (Van Heflin), Shane falls platonically in love with the man's wife (Jean Arthur, in the last screen performance of a marvelous career). Though the showdowns are exciting, and the story simple but involving, what most people will remember about this movie is the friendship between the stoical Shane and the young son of the farmers. The kid is played by Brandon De Wilde, who gives one of the most amazing child performances in the movies; his parting scene with Shane is guaranteed to draw tears from even the most stonyhearted moviegoer. And speaking of stony hearts, Jack Palance made a sensational impression as the evil gunslinger sent to clean house—he has fewer lines of dialogue than he has lines in his magnificently craggy face, but he makes them count. The photography, highlighting the landscape near Jackson Hole, Wyoming, won an Oscar. —Robert Horton
Shadowlands [VHS]
This emotionally moving romantic drama was adapted by WilliamNicholson from his own acclaimed play, based upon the real-life romance (during the 1950s) between the British writer C.S. Lewis and a divorced American poet named Joy Gresham. Best known for writing The Lion, The Witch, and The Wardrobe, Lewis (Anthony Hopkins) is living comfortably as a respected Oxford don, his academic lifestyle a kind of shell protecting him from the emotional risk of love. Joy Gresham (Debra Winger) arrives at Oxford as an avid admirer of Lewis's writing, and the safety of his collegiate routine is quickly disrupted when Lewis realizes that he's fallen deeply and unexpectedly in love. Their courtship is uniquely engaging; he's shy and uncertain, she's outspoken and bold. But when Joy is diagnosed with cancer, Lewis's Christian faith is put to the test—he cannot fathom why their happiness together would be so drastically challenged. Together, they find a way to accept and honor the time they have shared together, and under the sensitive direction of Richard Attenborough, Shadowlands arrives at a conclusion that is both heartbreaking and uplifting at the same time. Hopkins and Winger are equally superb in this absorbing story of personal and spiritual transformation—a story previously filmed for British television in 1985, with Joss Ackland and Claire Bloom. —Jeff Shannon
Scent of a Woman [VHS]
Martin Brest
Hoo-hah! After seven Oscar nominations for his outstanding work in films such as The Godfather, Serpico, and Dog Day Afternoon it's ironic that Al Pacino finally won the Oscar for his grandstanding lead performance in this 1992 crowd pleaser. As the blind, blunt, and ultimately benevolent retired Lieutenant Colonel Frank Slade, Pacino is both hammy and compelling, simultaneously subtle and grandly over-the-top when defending his new assistant and prep school student Charlie (Chris O'Donnell) at a disciplinary hearing. While the subplot involving Charlie's prep-school crisis plays like a sequel to Dead Poets Society, Pacino's adventurous escapades in New York City provide comic relief, rich character development, and a memorable supporting role for Gabrielle Anwar as the young woman who accepts the colonel's invitation to dance the tango. Scent of a Woman is a remake of the 1972 Italian film Profumo di donna. In addition to Pacino's award, the picture garnered Oscar nominations for director Martin Brest and for screenwriter Bo Goldman. —Jeff Shannon
A Room With a View [VHS]
Humphrey Dixon, James Ivory
The prestigious filmmaking trio of producer Ismail Merchant, director James Ivory, and screenwriter Ruth Prawer Jhabvala had made other critically acclaimed films before A Room with a View was released in 1985, but it was this popular film that made them art-house superstars. Splendidly adapted from the novel by E.M. Forster, it's a comedy of the heart, a passionate romance and a study of repression within the British class system of manners and mores. It's that system of rigid behavior that prevents young Lucy Honeychurch (Helena Bonham Carter) from accepting the loving advances of a free-spirited suitor (Julian Sands), who fears that she will follow through with her engagement to a priggish intellectual (Daniel Day-Lewis) whose capacity for passion is virtually nonexistent. During and after a trip to Italy with her protective companion (Maggie Smith), Lucy gradually gets in touch with her true emotions. The fun of watching A Room with a View comes from seeing how Lucy's thoughts and feelings finally arrive at the same romantic conclusion. Through an abundance of humor both subtle and overt, this crowd-pleasing "art movie" rose to an unexpected level of popular appeal. The Merchant-Ivory team received eight Academy Award nominations for their efforts, and won the Oscar for Best Adapted Screenplay, Art Direction, and Costume Design. —Jeff Shannon
Rio Bravo [VHS]
Folmar Blangsted, Howard Hawks
When it comes down to naming the best Western of all time, the list usually narrows to three completely different pictures: John Ford's The Searchers, Howard Hawks's Red River, and Hawks's Rio Bravo. About the only thing they all have in common is that they all star John Wayne. But while The Searchers is an epic quest for revenge and Red River is a sweeping cattle-drive drama ("Take 'em to Missouri! Yeeee-hah!"), Rio Bravo is on a much more modest scale. Basically, it comes down to Sheriff John T. Chance (Wayne), his sobering-up alcoholic friend Dude (Dean Martin), the hotshot new kid Colorado (Ricky Nelson), and deputy-sidekick Stumpy (Walter Brennan), sittin' around in the town jail, drinkin' black cofee, shootin' the breeze, and occasionally, singin' a song. Hawks—who, like his pal Ernest Hemingway, lived by the code of "grace under pressure"—said he made Rio Bravo as a rebuke to High Noon, in which sheriff Gary Cooper begged for townspeople to help him. So, Hawks made Wayne's Sheriff Chance a consummate professional—he may be getting old and fat, but he knows how to do his job, and he doesn't want amateurs getting mixed up in his business; they could get hurt. This most entertaining of movies also achieved some notoriety in the '90s when Quentin Tarantino (director of Pulp Fiction, Reservoir Dogs, and Jackie Brown) revealed that he uses it as a litmus test for prospective girlfriends. Oh, and if the configuration of characters sounds familiar, it should: Hawks remade Rio Bravo two more times—as El Dorado in 1967, with Wayne, Robert Mitchum, and James Caan; and as Rio Lobo in 1970, with Wayne, Jack Elam, and Christopher Mitchum. —Jim Emerson
Pride and Prejudice [VHS]
Robert Z. Leonard
Jane Austen's wonderful novel has been adapted to the screen many times, with this 1940 version representing the golden age of the Hollywood studio era. Greer Garson, then just on the cusp of her stardom, plays the headstrong Elizabeth Bennet, smartest of five daughters who must be married off. Laurence Olivier is that difficult fellow Mr. Darcy, whose mulishness about the Bennet girls begins to thaw when he gets a dose of Elizabeth's sense and sensibility. The film is done up in the glamorous MGM house style, which means we're stuck with the less-than-inspired direction of Robert Z. Leonard (The Great Ziegfeld), redeemed somewhat by a collection of handsome sets (Cedric Gibbons and Paul Groesse won the Oscar for Interior Decoration) and the dandy photography by Karl Freund, one of the greats. Anyone accustomed to the 1995 miniseries version of Pride and Prejudice will need to adjust to the swifter demands of a two-hour movie, and to be sure this version, like the 2005 Keira Knightley remake, simplifies some of Austen's scenes. It's one of the few films, by the way, with Aldous Huxley as a credited screenwriter. Edmund Gwenn is lovely as Mr. Bennet, and Mary Boland brash as Mrs. Bennet; Garson, although MGM liked to corset her in fine-lady roles, manages to let Elizabeth's sauciness come through. Actually, the movie's weak spot is Laurence Olivier's elaborate performance as Darcy, which feels too theatrical. Not that it matters; Austen's story is so good, the film sails through to its delicious finish with all flags flying. —Robert Horton
Philadelphia Story [VHS]
Frank Sullivan, George Cukor
Re-creating the role she originated in Philip Barry's wickedly witty Broadway play, Katharine Hepburn stars as the spoiled and snobby socialite Tracy Lord in this sparkling 1940 screen adaptation of The Philadelphia Story, one of the great romantic comedies from the golden age of MGM studios. Applying her impossibly high ideals to everyone but herself, Tracy is about to marry a stuffy executive when her congenial ex-husband (Cary Grant), arrives to protect his former father-in-law from a potentially scandalous tabloid exposé. In an Oscar-winning role, James Stewart is the scandal reporter who falls for Tracy as her wedding day arrives, throwing her into a dizzying state of premarital jitters. Who will join Tracy at the altar? Snappy dialogue flows like sparkling wine under the sophisticated direction of George Cukor in this film that turned the tide of Hepburn's career from "box-office poison" to glamorous Hollywood star. —Jeff Shannon
Philadelphia [VHS]
Jonathan Demme
Philadelphia wasn't the first movie about AIDS (it followed such worthy independent films as Parting Glances and Longtime Companion), but it was the first Hollywood studio picture to take AIDS as its primary subject. In that sense, Philadelphia is a historically important film. As such, it's worth remembering that director Jonathan Demme (Melvin and Howard, Something Wild, The Silence of the Lambs) wasn't interested in preaching to the converted; he set out to make a film that would connect with a mainstream audience. And he succeeded. Philadelphia was not only a hit, it also won Oscars for Bruce Springsteen's haunting "The Streets of Philadelphia," and for Tom Hanks as the gay lawyer Andrew Beckett who is unjustly fired by his firm because he has AIDS. Denzel Washington is another lawyer (functioning as the mainstream-audience surrogate) who reluctantly takes Beckett's case and learns to overcome his misconceptions about the disease, about those who contract it, and about gay people in general. The combined warmth and humanism of Hanks and Demme were absolutely essential to making this picture a success. The cast also features Jason Robards, Antonio Banderas (as Beckett's lover), Joanne Woodward, and Robert Ridgely, and, of course, those Demme regulars Charles Napier, Tracey Walter, and Roger Corman. —Jim Emerson
Our Hospitality [VHS]
Buster Keaton, John G. Blystone
On the Waterfront [VHS]
Gene Milford, Elia Kazan
Marlon Brando's famous "I coulda been a contenda" speech is such a warhorse by now that a lot of people probably feel they've seen this picture already, even if they haven't. And many of those who have seen it may have forgotten how flat-out thrilling it is. For all its great dramatic and cinematic qualities, and its fiery social criticism, Elia Kazan's On the Waterfront is also one of the most gripping melodramas of political corruption and individual heroism ever made in the United States, a five-star gut-grabber. Shot on location around the docks of Hoboken, New Jersey, in the mid-1950s, it tells the fact-based story of a longshoreman (Brando's Terry Malloy) who is blackballed and savagely beaten for informing against the mobsters who have taken over his union and sold it out to the bosses. (Karl Malden has a more conventional stalwart-hero role, as an idealistic priest who nurtures Terry's pangs of conscience.) Lee J. Cobb, who created the role of Willy Loman in Death of Salesman under Kazan's direction on Broadway, makes a formidable foe as a greedy union leader. —David Chute
North By Northwest / Movie [VHS]
George Tomasini, Alfred Hitchcock
A strong candidate for the most sheerly entertaining and enjoyable movie ever made by a Hollywood studio (with Citizen Kane, Only Angels Have Wings and Trouble in Paradise running neck and neck). Positioned between the much heavier and more profoundly disturbing Vertigo (1958) and the stark horror of Psycho (1960), North by Northwest (1959) is Alfred Hitchcock at his most effervescent in a romantic comedy-thriller that also features one of the definitive Cary Grant performances. Which is not to say that this is just "Hitchcock Lite"; seminal Hitchcock critic Robin Wood (in his book Hitchcock's Films Revisited) makes an airtight case for this glossy MGM production as one of The Master's "unbroken series of masterpieces from Vertigo to Marnie." It's a classic Hitchcock Wrong Man scenario: Grant is Roger O. Thornhill (initials ROT), an advertising executive who is mistaken by enemy spies for a U.S. undercover agent named George Kaplan. Convinced these sinister fellows (James Mason as the boss, and Martin Landau as his henchman) are trying to kill him, Roger flees and meets a sexy Stranger on a Train (Eva Marie Saint), with whom he engages in one of the longest, most convolutedly choreographed kisses in screen history. And, of course, there are the famous set pieces: the stabbing at the United Nations, the crop-duster plane attack in the cornfield (where a pedestrian has no place to hide), and the cliffhanger finale atop the stone faces of Mount Rushmore. Plus a sparkling Ernest Lehman script and that pulse-quickening Bernard Herrmann score. What more could a moviegoer possibly desire?—Jim Emerson
Stills from North by Northwest (Click for larger image)
The Little Mermaid (A Walt Disney Classic) [VHS]
Ron Clements, John Musker
The Little Mermaid II - Return to the Sea (Walt Disney Pictures Presents) [VHS]
Brian Smith, Jim Kammerud
Disney's amazing undersea classic lives on in an all-new story bursting with the same captivating musical style, unforgettably colorful characters, and brilliant animation that made the original film an Academy Award(R)-winning favorite. After rejoicing over the birth of their daughter Melody, Ariel and Eric must face a new threat from Ursula's revengeful sibling Morgana — a threat that forces them to hide Melody's true mermaid heritage. Melody, a young princess curious about her roots, ultimately ventures into the sea against her parents' wishes. There, she meets new friends, and in her dream to be a mermaid becomes a pawn in Morgana's plot to gain control of the Seven Seas. Ariel must reunite with her childhood friends Sebastian, Flounder, and Scuttle to rescue her daughter and restore harmony to her family. An all-star cast returns, including Jodi Benson (Ariel) and Samuel E. Wright (Sebastian), for a remarkable adventure teeming with surprises and four phenomenal new songs.
National Velvet [VHS]
Clarence Brown
This classic family film made a star of 12-year-old Elizabeth Taylor in the title role as spunky Velvet Brown, a girl who's determined to enter her horse, Pie, in the Grand National Steeplechase. Critic Pauline Kael called it "One of the most likeable movies of all time." Mickey Rooney costars as a young man who helps Velvet train Pie for the big race. At the last minute, Velvet herself has to ride Pie in the tournament and cuts her hair to pass for a jockey. Anne Revere won an Oscar as Velvet's mother, as did editor Robert J. Kern, who cut together a terrifically exciting horse race. Donald Crisp and Angela Lansbury are also featured as members of the Brown family. —Jim Emerson
Mystery Train [VHS]
Joe Strummer
My Little Chickadee [VHS]
Edward Curtiss, Edward F. Cline
When Columbia Pictures sought to pair Mae West and W.C. Fields in a film, neither was thrilled, but since both stars' careers were on the skids, they agreed to the project. They fought about everything: script, billing, casting, philosophy, work habits, style. Onscreen, Fields is always the butt of his own jokes. West never is. He's all broad slapstick, she, all sly innuendo. In the film West hangs onto her precious image—that inimitable combo of sexiness and wit—as Fields systematically subverts it. It's the clash of the screen-legend titans.
In the Wild West town of Greasewood, West, as Flower Belle Lee (her usual seductive saloon singer), is kidnapped by the Masked Bandit (Joseph Calleia, in a role Bogart turned down). After refusing to turn him in, she's run out of town and can only return when she's "married and respectable." She meets flimflam man Cuthbert J. Twillie (Fields) on a train. He's instantly smitten: "My heart is a bargain today, will you take me?" "I'll take you, and how," she agrees, spying his satchel of cash. Many plot twists later, Twillie's on the gallows. Hangman: "Have you any last requests?" Twillie: "I'd like to see Paris before I die. Philadelphia will do." In her ideal happy ending, West's Flower Belle finds true love—with two men—the Masked Bandit and the town muckraker, Wayne Carter (Dick Foran).
The film's funniest scenes involve Field's futile attempts to get West into a compromising position: "I have some very definite pear-shaped ideas I'd like to discuss with thee." Suffice it to say that Fields ends up in bed with a goat. —Laura Mirsky
My Fair Lady [VHS]
William H. Ziegler, George Cukor
Hollywood's legendary "woman's director," George Cukor (The Women, The Philadelphia Story), transformed Audrey Hepburn into street-urchin-turned-proper-lady Eliza Doolittle in this film version of the Lerner and Loewe musical. Based on George Bernard Shaw's play Pygmalion, My Fair Lady stars Rex Harrison as linguist Henry Higgins (Harrison also played the role, opposite Julie Andrews, on stage), who draws Eliza into a social experiment that works almost too well. The letterbox edition of this film on video certainly pays tribute to the pageantry of Cukor's set, but it also underscores a certain visual stiffness that can slow viewer enthusiasm just a tad. But it's really star wattage that keeps this film exciting, that and such great songs as "On the Street Where You Live" and "I Could Have Danced All Night." Actor Jeremy Brett, who gained a huge following later in life portraying Sherlock Holmes, is quite electric as Eliza's determined suitor. —Tom Keogh
Mrs Doubtfire [VHS]
This huge 1993 hit for Robin Williams and director Chris Columbus (Home Alone), based on a novel called Alias Madame Doubtfire by Anne Fine, stars Williams as a loving but flaky father estranged from his frustrated wife (Sally Field). Devastated by a court order limiting his time with the children, Williams's character disguises himself as a warm, old British nanny who becomes the kids' best friend. As with Dustin Hoffman's performance in Tootsie, Williams's drag act—buried under layers of latex and padding—is the show, and everything and everyone else on screen serves his sometimes frantic role. Since that's the case, it's fortunate that Williams is Williams, and his performance is terribly funny at times and exceptionally believable in those scenes where his character misses his children. Playing Williams's brother, a professional makeup artist, Harvey Fierstein has a good support role in a bright sequence where he tries a number of feminine looks on Williams before settling on Mrs. Doubtfire's visage. —Tom Keogh
Mr. Smith Goes to Washington
Political heavyweights decide that Jefferson Smith (James Stewart), an obscure scoutmaster in a small town, would be the perfect dupe to fill a vacant U.S. Senate chair. Surely this naive bumpkin can be easily controlled by the senior senator (Claude Rains) from his state, a respectable and corrupted career politician. Director Frank Capra fills the movie with Smith's wide-eyed wonder at the glories of Washington, all of which ring false for his cynical secretary (Jean Arthur), who doesn't believe for a minute this rube could be for real. But he is. Capra was repeating the formula of a previous film, Mr. Deeds Goes to Town, but this one is even sharper; Stewart and Arthur are brilliant, and the former cowboy star Harry Carey lends a warm presence to the role of the vice president. Bright, funny, and beautifully paced, Mr. Smith Goes to Washington is Capra's ode to the power of innocence—an idea so potent that present-day audiences may find themselves wishing for a new Mr. Smith in Congress. The 1939 Congress was none too thrilled about the film's depiction of their august body, denouncing it as a caricature; but even today, Capra's jibes about vested interests and political machines look as accurate as ever. —Robert Horton
Meet Me in St Louis, 50th Anniversary Edition [VHS]
Albert Akst, Vincente Minnelli
One of the finest American musicals, this 1944 film by Vincente Minnelli is an intentionally self-contained story set in 1903, in which a happy St. Louis family is shaken to their roots by the prospect of moving to New York, where the father has a better job pending. Judy Garland heads the cast in what amounts to a splendid, end-of-an-era story that nicely rhymes with the onset of the 20th century. The film is extraordinarily alive, the characters strong, and the musical numbers are so splendidly part of the storytelling that you don't feel the film has stopped for an interlude. —Tom Keogh
Monty Python's The Meaning of Life [VHS]
Terry Gilliam, Terry Jones
Perhaps only the collective brilliant minds of the Monty Python film and television troupe are up to the task of tackling a subject as weighty as the Meaning of Life. Sure, Kierkegaard, Wittgenstein, and their ilk have tried their hands at this puzzler, but only Python has attempted to do so within the commercial motion picture medium. Happily for us all, Monty Python's the Meaning of Life truly explains everything one conceivably needs to know about the perplexities of human existence, from the mysteries of Catholic doctrine to the miracle of reproduction to why one should avoid the salmon mousse to the critical importance of the machine that goes ping! Using fish as a linking device (and what marvelous links those aquatic creatures make), The Meaning of Life is presented as a series of sketches: a musical production number about why seed is sacred; a look at dining in the afterlife; the quest for a missing fish (there they are again); a visit from Mr. Death; the cautionary tale of Mr. Creosote and his rather gluttonous appetite; an unflinching examination of the harsh realities of organ donation, and so on. Sadly, this was the last original Python film, but it's a beaut. You'll laugh. You'll cry (probably because you're laughing so hard). You may even learn something about the Meaning of Life. Or at least about how fish fit into the grand scheme of things. —Jim Emerson
The Mask [VHS]
Chuck Russell
Guaranteed to work or your money back - PLEASE NOTE ALL MONIES FROM THIS SALE GO TO A 501 (C)3 NO KILL ANIMAL SHELTER
Man of Aran [VHS]
Robert J. Flaherty
While it stretches the definition of documentary, Robert Flaherty's Man of Aran remains a triumph of poetic imagery, and one of the greatest nonfiction films ever made. Critic Pauline Kael hailed it as "the greatest film tribute to man's struggle against hostile nature," referring to conditions faced by bold residents of the Aran Islands, 30 miles offshore from Galway, Ireland, amidst the harshest seas of the Atlantic. Flaherty and his tiny crew spent over two years on the islands, chronicling the rugged lives of the Araners on a landscape so rocky that seaweed is used as improvised soil. Flaherty cast the film with assorted locals and recreated anachronistic events (such as the harpooning of a basking shark) from Aran's past, inviting controversy over the film's authenticity. That debate continues on this DVD's exceptional bonus features (for retrospective insight, "How the Myth Was Made" is every bit as good as Flaherty's film), but Man of Aran is, and always will be, a timeless record of extraordinary people, miraculously surviving in a most extraordinary place. —Jeff Shannon
Little Big Man [VHS]
Dede Allen, Arthur Penn
Jack Crabb is the only white survivor of the Battle of Little Big Horn and the centenarian shares his story in this picaresque fable of the Old West. In Arthur Penn's adaptation of Thomas Berger's novel, Dustin Hoffman plays Jack from teen years into old age in a bravura performance. And Jack's story is a fantastic one: captured by Indians as a boy, reared as an Indian, shuttling back and forth between the white and Indian worlds. In the process, he befriends everyone from Wild Bill Hickock to George Armstrong Custer and is a gunslinger, a snake-oil salesman, and an Army scout. This is a solid blend of comedy and tragedy, with a strong statement to make about America's treatment of Native Americans without sermonizing. A terrific cast includes Faye Dunaway, Martin Balsam, and Richard Mulligan. But this show is all Hoffman's. —Marshall Fine
Little Buddha [VHS]
Pietro Scalia, Bernardo Bertolucci
In many ways Little Buddha is a companion piece to Bernardo Bertolucci's The Last Emperor. A beautiful travelogue and history lesson unfolds in the two parts of this film: a historical text of Siddhartha (Keanu Reeves) and the contemporary quest of Lama Norbu (Ying Ruocheng), who believes he has found the reincarnation of his former teacher in a Seattle child. The ancient, magical tales sweep away the blasé contemporary action. Ruocheng's presence drives the story of discovery as the child learns about the teachings of Buddhism. A visual feast that will dazzle both young and old. In fact, were it not a religious icon, the youngsters might want Siddhartha dolls after viewing his magical on-screen adventures. Beautiful cinematography by Vittorio Storaro. —Doug Thomas
Monty Python: Life of Brian [VHS]
Terry Jones
"Blessed are the cheesemakers," a wise man once said. Or maybe not. But the point is Monty Python's Life of Brian is a religious satire that does not target specific religions or religious leaders (like, say, Jesus of Nazareth). Instead, it pokes fun at the mindless and fanatical among their followers—it's an attack on religious zealotry and hypocrisy—things that that fellow from Nazareth didn't particularly care for either. Nevertheless, at the time of its release in 1979, those who hadn't seen it considered it to be quite "controversial." Life of Brian, you see, is about a chap named Brian (Graham Chapman) born December 25 in a hovel not far from a soon-to-be-famous Bethlehem manger. Brian is mistaken for the messiah and therefore manipulated, abused, and exploited by various religious and political factions. And it's really, really funny. Particularly memorable bits include the brassy Shirley Bassey/James Bond-like title song; the bitter rivalry between the anti-Roman resistance groups, the Judean People's Front and the People's Front of Judea; Michael Palin's turn as a lisping, risible Pontius Pilate; Brian urging a throng of false-idol worshippers to think for themselves—to which they reply en masse "Yes, we must think for ourselves!"; the fact that everything Brian does, including losing his sandal in an attempt to flee these wackos, is interpreted as "a sign." Life of Brian is not only one of Monty Python's funniest achievements, it's also the group's sharpest and smartest sustained satire. Blessed are the Pythons. —Jim Emerson
Knife in the Water [VHS]
Halina Prugar-Ketling, Roman Polanski
For those who know Roman Polanski (Chinatown, Repulsion) only for his acclaimed English-language films, Knife in the Water will come as a revelation. Polanski's first feature—his doctoral dissertation from the Polish Film School—is
Kind Hearts & Coronets [VHS]
Peter Tanner, Robert Hamer
Alec Guinness, best known for the serious dramatic roles and authoritative presence of his later films, made his mark early as a versatile character actor and a gifted comic performer. These talents are shown to their best in this bewitchingly black-hearted 1949 comedy of a poor cousin murdering his way up the inheritance ladder of a titled, old-money family. Guinness, in only his third film, becomes practically the entire family tree, starring in no less than eight hilarious roles. Handsome Dennis Price is the scheming relative, the progeny of an unfortunate marriage that turned his mother into a family pariah. Determined to earn the title he believes is rightfully his, he ingratiates himself back into the family and plots his ascension through a succession of Guinness-created social dinosaurs, joyfully killing off his kin in a series of inventive assassinations. It's class warfare in action, and Price is winning the war. The delectable Joan Greenwood costars as the married object of Price's affections, whose own venomous nature becomes apparent when Price falls for Valerie Hobson, the cultured widow of one of his victims. Robert Hamer directs with a light touch and dry wit, marrying the understated Ealing Studios comic style with the dark, satirical edge of John Dighton's sharp screenplay. The wiliest of all Ealing comedies, right down to its splendidly sardonic conclusion. —Sean Axmaker
King Kong (1976) [VHS] [Import]
John Guillermin
King of Hearts [VHS]
Françoise Javet, Philippe de Broca
This film was a touchstone of the late 1960s, when it was seen as an antiwar allegory for a world in which madness seemed to reign. Of course, that would probably be true whenever this movie was shown, wouldn't it? Directed by Philippe de Broca and set during World War I, King of Hearts stars Alan Bates as a Scottish soldier separated from his unit in France. He wanders into a small French village that has been abandoned by its residents in the face of oncoming combat. Instead, the town is populated by the residents of a nearby insane asylum, whose keepers have fled—a fact that escapes the innocent soldier, who assumes these are the regular folks. A film that celebrates the innocence and wisdom of the insane, even as it questions who the real madmen are. —Marshall Fine
Key Largo [VHS] [Import]
John Huston
Snow White and the Seven Dwarfs (Walt Disney's Masterpiece) [VHS]
Ben Sharpsteen, David Hand, Larry Morey, Perce Pearce, Wilfred Jackson
Walt Disney's Classic Masterpiece movie. Comes in plastic protective case enjoyable entertainment for young and old.
Juno and the Paycock [VHS]
Alfred Hitchcock
After a poor man's legacy fails to come through, his armless son is shot, but by whom? A dramatic story of Ireland and the Dublin Rebellion. Based on the play by Sean O'Casey.
Jabberwocky [VHS]
Terry Gilliam
By the late 1970s, Monty Python's resident animator and occasional performer, Terry Gilliam, was ready to direct a feature film on his own (he codirected Monty Python and the Holy Grail two years earlier). Returning to the medieval muck and monstrosities that served as a backdrop for Holy Grail, Gilliam chose a darker satire for this erratic but funny outing. The result was a witty, modernist fable about an unprepared hero (Michael Palin) pushed through a heroic journey by uncontrollable forces of destiny, propelling him into a duel with a fearsome, man-eating dragon called Jabberwock. Raunchy, irreverent, and borderline cynical, Jabberwocky reveals a lot of Gilliam's flaws as a first-time solo filmmaker, but it also serves as a map of his obsessions and extravagant sense of art direction—elements of his artistry that certainly flourished in subsequent works. —Tom Keogh
Inherit the Wind [VHS]
Frederic Knudtson, Stanley Kramer
Two of the juiciest roles in the American theater fall at the feet of Spencer Tracy and Fredric March, and both men make a meal of it. Inherit the Wind, based on the play by Jerome Lawrence and Robert E. Lee, is a slightly fictionalized account of the Scopes Monkey Trial, that galvanizing legal drama of the 1920s. When a young Tennessee teacher is prosecuted for teaching the theory of evolution in a public school, he receives unwanted public attention as well as the legal advice of a giant. Tracy plays the role based on Clarence Darrow, the eloquent defense attorney, and March storms his way through a part based on Williams Jennings Bryan, the failed presidential candidate (and famed orator) who prosecuted the case. Gene Kelly plays a character based on the acid-penned H.L. Mencken, reporting on the trial and caustically commenting on the absurdity of the human animal. Stanley (Judgment at Nuremberg) Kramer's direction is not especially subtle, but the verbal fireworks unleashed during the trial sequences are still stirring. Even the different styles of the actors are intriguing: March is all mannerism and false padding around the belly, while Tracy does his patented naturalistic grumbling. It would be nice if this story were a quaint period piece, but its issues and arguments keep reemerging in the headlines with each new generation. —Robert Horton
In the Heat of the Night / Movie [VHS]
Both riveting murder mystery and classic fish-out-of-water yarn, Norman Jewison's Oscar-winning In the Heat of the Night represents Hollywood at its wiliest, cloaking exposé in the most entertaining trappings. Sidney Poitier and Rod Steiger prove the decade's most formidable antagonists. Poitier plays Virgil Tibbs, an arrogant homicide detective waylaid in Sparta, Mississippi; Steiger, in his bravura Oscar-winning turn, is Bill Gillespie, the town's hardheaded, bigoted sheriff who first arrests Tibbs for murder and then begs for his expertise. As the clues and suspects mount, Gillespie and his deputies develop begrudging respect for the black officer. The first-rate supporting cast includes Lee Grant as the victim's angry widow, Warren Oates as a voyeuristic deputy, William Schallert as the pragmatic mayor, and, in his screen debut, Scott Wilson (In Cold Blood) as an unlucky fugitive. The brilliant widescreen cinematography is by Haskell Wexler, and the scat-music score is by Quincy Jones. Ray Charles wails the blues theme song. —Glenn Lovell
If [VHS]
Lindsay Anderson
High Noon [VHS]
Elmo Williams, Fred Zinnemann
Written by Carl Foreman (who was later blacklisted during the anticommunist hearings of the '50s) and superbly directed by Fred Zinnemann, this 1952 classic stars Gary Cooper as just-married lawman Will Kane, who is about to retire as a small-town sheriff and begin a new life with his bride (Grace Kelly) when he learns that gunslinger Frank Miller (Ian MacDonald) is due to arrive at high noon to settle an old score. Kane seeks assistance from deputies and townsfolk, but soon realizes he'll have to stand alone in his showdown with Miller and his henchmen. Innovative for its time, the suspenseful story unfolds in approximate real time (from 10:40 a.m. to high noon in an 84-minute film), and many interpreted Foreman's drama as an allegorical reflection of apathy and passive acceptance of Senator Joseph McCarthy's anticommunist campaign. Political underpinnings aside, this remains a milestone of its genre (often referred to as the first "adult" Western), and Cooper is flawless in his Oscar-winning role. —Jeff Shannon
Gunfight at the O.K. Corral [VHS]
Warren Low, John Sturges
Novelist Leon Uris wrote the script for this Western directed by John Sturges (The Magnificent Seven) and based on the life and times of Wyatt Earp (Burt Lancaster) and his sickly companion, Doc Holliday (Kirk Douglas). The action inevitably leads to the legendary battle between the two heroes and the villainous Clanton gang, but the film is also very much about the conflicts each man faces with women, with one another, and with their own destinies. Lancaster is terrific as the downbeat Earp, and Douglas has one of his best roles as the consumptive Holliday. The thoughtfulness of the tale is matched by Sturges's captivating way with the dramatic duel. All in all, the film appeals both as a solid action piece and as a fascinating, two-character study. —Tom Keogh
Gumshoe [VHS]
Charles Rees, Stephen Frears
This little British gem is a must-have for all fans of hard-boiled detective films—and their spoofs. Gumshoe actually succeeds at being both—a sendup of classic '40s Raymond Chandler masterpieces, but particularly cheeky in that singular English manner. Albert Finney plays a struggling comedian who, on a lark, decides to place an ad as a private eye ("no divorce work"). Finney affects just about every classic tic of the genre: the side-of-the-mouth delivery, the world-weary outlook ("It was the kind of a place where you needed a black tie just to take a bath"), the quip-for-quip dialogue. But then he’s sucked right into the world he’s been dancing around, complete with murder plots, drug smuggling, blowzy dames, and too-close calls. Finney’s believable as a real private dick, and is also subtly hilarious sending up the genre. The film was directed by a young Stephen Frears, and his deft touch keeps the sometimes out-there plot moving forward confidently. And Andrew Lloyd Webber provides the memorable score, which film music fans will recognize as an homage to the theme of the all-time great film noir masterpiece Sunset Boulevard. Sam Spade would be proud. —A.T. Hurley
Stills from Gumshoe (Click for larger image)
Giant
George Stevens
They call it Giant because everything in this picture is big, from the generous running time (more than 200 minutes) to the sprawling ranch location (a horizon-to-horizon plain with a lonely, modest mansion dropped in the middle) to the high-powered stars. Stocky Rock Hudson stars as the confident, stubborn young ranch baron Bick Benedict, who woos and wins the hand of Southern belle Elizabeth Taylor, a seemingly demure young beauty who proves to be Hudson's match after she settles into the family homestead. For many the film is chiefly remembered for James Dean's final performance, as poor former ranch hand Jett Rink, who strikes oil and transforms himself into a flamboyant millionaire playboy. Director George Stevens won his second Oscar for this ambitious, grandly realized (if sometimes slow moving) epic of the changing socioeconomic (and physical) landscape of modern Texas, based on Edna Ferber's bestselling novel. The talented supporting cast includes Mercedes McCambridge as Bick's frustrated sister, put out by the new "woman of the house"; Chill Wills as the Benedicts' garrulous rancher neighbor; Carroll Baker and Dennis Hopper as the Benedicts' rebellious children; and Earl Holliman and Sal Mineo as dedicated ranch hands. —Sean Axmaker
Gentleman's Agreement [VHS]
Elia Kazan
Elia Kazan directed this sometimes powerful study of anti-Semitism in nicer circles, based on Laura Z. Hobson's post-World War II novel. Gregory Peck is a hotshot magazine writer who has been blind to the problem; to ferret it out, he passes himself off as Jewish and watches the WASPs squirm. Seen a half-century later, the attitudes seem quaint and dated: Could it really have been like this? Yet the truth of the story comes through, in the wounded dignity of John Garfield, the upright indignation of Peck, and the hidden ways bigotry and hatred can poison relationships. That's particularly true in the Oscar-winning performance of Celeste Holm, who finds more layers than you'd expect in what seems like a stock character. —Marshall Fine
Forrest Gump [VHS]
Robert Zemeckis
Forrest Gump [VHS] (1994) Tom Hanks (Actor), Robin Wright (Actor), Robert Zemeckis (Director) | Rated: PG-13 | Format: VHS Tape
Fail Safe [VHS]
Sidney Lumet
It's Dr.Strangelove, but without the laughs. Fail Safe, made within a year of Strangelove and at the height of cold war atomic anxiety, posits a similar nightmare scenario. A U.S. bomber is accidentally ordered toward Moscow, ready to drop its load. The U.S. president (Henry Fonda) and various military and congressional leaders must then scramble to deal with the disaster. The built-in suspense is well maintained by director Sidney Lumet, working from a script by former blacklisted writer Walter Bernstein. The solemn, serious approach doesn't begin to touch the brilliance of Strangelove's inspired take on the nuclear nightmare, but Fail Safe is absorbing and well acted (a memorable role for Walter Matthau, for instance). The movie enters unexpected territory in its final minutes; conditioned for feel-good endings, viewers are still genuinely shocked by the plot turns in the final reels. The climax comes as a sobering slap in the face, intriguingly staged by Lumet. Now that the cold war has passed on into history, Fail Safe stands as—thank goodness—an interesting period piece. —Robert Horton
Elmer Gantry [VHS]
Brothers and sisters, can we get a witness for this woeful tale of saints and sinners? Burt Lancaster earned his only Oscar as the wide-smiling, glad-handing, soul-saving charlatan Elmer Gantry, a salesman who turns his gift for preaching into a career at the pulpit. Climbing on board the barnstorming evangelical tour of revivalist Sister Sharon Falconer (Jean Simmons), a true believer in the Aimee Semple McPherson mold, Gantry declaims, invokes, and sermonizes his way to the top until a former flame-turned-prostitute (Shirley Jones in an Oscar-winning performance) threatens to reveal his dark past as a womanizer and con man. Lancaster harnesses all his physical vigor and natural charisma for this role, literally throwing himself into his preaching with the vigor of an acrobat and the sing-song delivery of a gospel singer—he even brays like a hound to show the Holy Spirit within him. Gantry is a showman, pure and simple, and while he doesn't fool true-believer Sister Sharon, he gives her a few object lessons in playing the crowd. Director Richard Brooks, who also took home an Oscar for his screenplay (adapted from the Sinclair Lewis novel), creates a rousing drama both on and off the pulpit, and provides fine roles for an excellent supporting cast, including Arthur Kennedy, Dean Jagger, John McIntire, and singer Patti Page. —Sean Axmaker
The Karate Kid [VHS]
John G. Avildsen, Bud S. Smith
John G. Avildsen not only directed Rocky, he tried remaking it over the years in a dozen different ways. One of them was this popular 1984 drama about a new kid (Ralph Macchio) in town targeted by karate-wielding bullies until he gets a new mentor: the handyman (Pat Morita) from his apartment building, who teaches him self-confidence and fighting skills. The screen partnership of Macchio's motor-mouth character and Morita's reserved father figure works well, and the script allows for the younger man to develop sympathy for the painful memories of his teacher. But the film's real engine, as with Rocky, is the fighting, and there's plenty of that. Elisabeth Shue is on board as the girl the klutzy Macchio dreams of winning. —Tom Keogh
Duck Soup [VHS]
LeRoy Stone, Leo McCarey
For those who love the Marx Brothers (Animal Crackers, A Night at the Opera), that this movie is side-slappingly funny is a given. For those new to the Marx Brothers, this is the perfect introduction to Groucho, Chico, and Harpo (and even Zeppo), three of the funniest men to ever grace the screen. Rufus T. Firefly (Groucho) is the dictator of the small nation Freedonia. The country is a disaster, in financial disrepair, and the wealthy Mrs. Teasdale (Margaret Dumont) is its benefactor and the object of Firefly's shrewd affection. When the leader of the neighboring Sylvania decides he's in love with Mrs. Teasdale, Firefly declares war. The movie, from 1933, is tremendously satirical, a play on politics and war. (As Firefly says to a hapless young solider, "You're a brave man. Go and break through the lines. And remember, while you're out there risking your life and limb through shot and shell, we'll be in be in here thinking what a sucker you are.") Full of witty lines, great sight gags, and even some snazzy song numbers ("Freedonia's Going to War" is the hilarious declaration of battle), this is surely one of the best—if not the best—the Marx Brothers have to offer. —Jenny Brown
Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb [VHS] [Import]
Stanley Kubrick
Darling [VHS] [Import]
John Schlesinger
Crooklyn [VHS]
Spike Lee
Spike Lee's semiautobiographical, 1994 film about the good and bad times for a Brooklyn family in the '70s has passion and nostalgic good feeling, but it is also a mess of random reflections and arbitrary storytelling. The centerpiece of the movie is a little girl (Zelda Harris) who views the ups and downs of her parents' experiences (mom and dad are played by Delroy Lindo and Alfre Woodard), and who navigates the life of her neighborhood. Lee tosses in a lot of '70s detail (watching The Partridge Family) and other diversions (Harris's journey through suburbia), but he has no master sensibility controlling the flow of it all. The film is more wearying than anything, although bright spots include Lindo's fine performance as a talented man suffering from irrelevance. —Tom Keogh
The Client [VHS]
Joel Schumacher
The exceptionally fine cast—Susan Sarandon, Tommy Lee Jones, J.T. Walsh, Mary-Louise Parker, Anthony Edwards, William H. Macy, Anthony LaPaglia, Ossie Davis, and Brad Renfro—goes a long way toward making The Client one of the more solidly enjoyable screen adaptations of a John Grisham southern gothic legal thriller. Teen-hearthrob Renfro is a natural, playing a kid whose life is in jeopardy after he witnesses the death of a Mob lawyer. Susan Sarandon is the attorney who decides to look after the boy; nobody can match her when it comes to playing strong and protective maternal figures (Thelma and Louise, Lorenzo's Oil, Dead Man Walking). Sarandon won her fourth Oscar nomination as best actress for this role, before finally winning the following year for Dead Man Walking. Author Grisham was so impressed with former window dresser/fashion designer/screenwriter-turned-director Joel Schumacher's work on this movie that he later asked him to direct A Time to Kill. —Jim Emerson
City Lights [VHS]
Charles Chaplin
City Lights is a film to pick for the time capsule, a film that best represents the many aspects of director-writer-star Charlie Chaplin at the peak of his powers: Chaplin the actor, the sentimentalist, the knockabout clown, the ballet dancer, the athlete, the lover, the tragedian, the fool. It's all contained in Chaplin's simple story of a tramp who falls in love with a blind flower girl (Virginia Cherrill). Chaplin elevates the Victorian contrivances of the plot to something glorious with his inventive use of pantomime and his sure grasp of how the Tramp relates to the audience. In 1931, it was a gamble for Chaplin to stick with silence after talking pictures had killed off the art form that had made him famous, but audiences flocked to City Lights anyway. (Chaplin would not make his first full talking picture until 1940's The Great Dictator.) After all the superb comic sequences, the film culminates with one of the most moving scenes in the history of cinema, a luminous and heartbreaking fade-out that lifts the picture onto another plane. (Woody Allen paid homage to the scene at the end of Manhattan.) This is why the term "Chaplinesque" became a part of the language. —Robert Horton
Chinatown [VHS]
Roman Polanski
Roman Polanski's brooding film noir exposes the darkest side of the land of sunshine, the Los Angeles of the 1930s, where power is the only currency—and the only real thing worth buying. Jack Nicholson is J.J. Gittes, a private eye in the Chandler mold, who during a routine straying-spouse investigation finds himself drawn deeper and deeper into a jigsaw puzzle of clues and corruption. The glamorous Evelyn Mulwray (a dazzling Faye Dunaway) and her titanic father, Noah Cross (John Huston), are at the black-hole center of this tale of treachery, incest, and political bribery. The crackling, hard-bitten script by Robert Towne won a well-deserved Oscar, and the muted color cinematography makes the goings-on seem both bleak and impossibly vibrant. Polanski himself has a brief, memorable cameo as the thug who tangles with Nicholson's nose. One of the greatest, most completely satisfying crime films of all time. —Anne Hurley
Camelot [VHS]
Folmar Blangsted, Joshua Logan
This is the 2-tape collection of the musical "Camelot"
Butch Cassidy & Sundance Kid [VHS]
John C. Howard, Richard C. Meyer, George Roy Hill
This 1969 film has never lost its popularity or its unusual appeal as a star-driven Western that tinkers with the genre's conventions and comes up with something both terrifically entertaining and—typical of its period—a tad paranoid. Paul Newman plays the legendary outlaw Butch Cassidy as an eternal optimist and self-styled visionary, conjuring dreams of banks just ripe for the picking all over the world. Robert Redford is his more levelheaded partner, the sharpshooting Sundance Kid. The film, written by William Goldman (The Princess Bride) and directed by George Roy Hill (The Sting), basically begins as a freewheeling story about robbing trains but soon becomes a chase as a relentless posse—always seen at a great distance like some remote authority—forces Butch and Sundance into the hills and, finally, Bolivia. Weakened a little by feel-good inclinations (a scene involving bicycle tricks and the song "Raindrops Keep Falling on My Head" is sort of Hollywood flower power), the movie maintains an interesting tautness, and the chemistry between Redford and Newman is rare. (A factoid: Newman first offered the Sundance part to Jack Lemmon.) —Tom Keogh
Brief Encounter [VHS]
Alan Bridges
The Bridge on the River Kwai
Director David Lean's masterful 1957 realization of Pierre Boulle's novel remains a benchmark for war films, and a deeply absorbing movie by any standard—like most of Lean's canon, The Bridge on the River Kwai achieves a richness in theme, narrative, and characterization that transcends genre.
The story centers on a Japanese prison camp isolated deep in the jungles of Southeast Asia, where the remorseless Colonel Saito (Sessue Hayakawa) has been charged with building a vitally important railway bridge. His clash of wills with a British prisoner, the charismatic Colonel Nicholson (Alec Guinness), escalates into a duel of honor, Nicholson defying his captor's demands to win concessions for his troops. How the two officers reach a compromise, and Nicholson becomes obsessed with building that bridge, provides the story's thematic spine; the parallel movement of a team of commandos dispatched to stop the project, led by a British major (Jack Hawkins) and guided by an American escapee (William Holden), supplies the story's suspense and forward momentum.
Shot on location in Sri Lanka, Kwai moves with a careful, even deliberate pace that survivors of latter-day, high-concept blockbusters might find lulling—Lean doesn't pander to attention deficit disorders with an explosion every 15 minutes. Instead, he guides us toward the intersection of the two plots, accruing remarkable character details through extraordinary performances. Hayakawa's cruel camp commander is gradually revealed as a victim of his own sense of honor, Holden's callow opportunist proves heroic without softening his nihilistic edge, and Guinness (who won a Best Actor Oscar, one of the production's seven wins) disappears as only he can into Nicholson's brittle, duty-driven, delusional psychosis. His final glimpse of self-knowledge remains an astonishing moment—story, character, and image coalescing with explosive impact.
Like Lean's Lawrence of Arabia, The Bridge on the River Kwai has been beautifully restored and released in a highly recommended widescreen version that preserves its original aspect ratio. —Sam Sutherland
Stills from The Bridge on the River Kwai (click for larger image)
Beyond The Bridge on the River Kwai
The David Lean Collection
WWII 60th Anniversary Collection
The True Story of the Bridge on the River Kwai (History Channel)
Blade Runner [VHS]
Ridley Scott
When Ridley Scott's cut of Blade Runner was finally released in 1993, one had to wonder why the studio hadn't done it right the first time—11 years earlier. This version is so much better, mostly because of what's been eliminated (the ludicrous and redundant voice-over narration and the phony happy ending) rather than what's been added (a bit more character development and a brief unicorn dream). Star Harrison Ford originally recorded the narration under duress at the insistence of Warner Bros. executives who thought the story needed further "explanation"; he later confessed that he thought if he did it badly they wouldn't use it. (Moral: Never overestimate the taste of movie executives.) The movie's spectacular futuristic vision of Los Angeles—a perpetually dark and rainy metropolis that's the nightmare antithesis of "Sunny Southern California"—is still its most seductive feature, an otherworldly atmosphere in which you can immerse yourself. The movie's shadowy visual style, along with its classic private-detective/murder-mystery plot line (with Ford on the trail of a murderous android, or "replicant"), makes Blade Runner one of the few science fiction pictures to legitimately claim a place in the film noir tradition. And, as in the best noir, the sleuth discovers a whole lot more (about himself and the people he encounters) than he anticipates.... With Sean Young, Edward James Olmos, Daryl Hannah, Rutger Hauer, and M. Emmet Walsh. —Jim Emerson
Billy Liar [VHS]
Roger Cherrill, John Schlesinger
Apocalypse Now [VHS]
Francis Ford Coppola
In the tradition of such obsessively driven directors as Erich von Stroheim and Werner Herzog, Francis Ford Coppola approached the production of Apocalypse Now as if it were his own epic mission into the heart of darkness. On location in the storm-ravaged Philippines, he quite literally went mad as the project threatened to devour him in a vortex of creative despair, but from this insanity came one of the greatest films ever made. It began as a John Milius screenplay, transposing Joseph Conrad's classic story "Heart of Darkness" into the horrors of the Vietnam War, following a battle-weary Captain Willard (Martin Sheen) on a secret upriver mission to find and execute the renegade Colonel Kurtz (Marlon Brando), who has reverted to a state of murderous and mystical insanity. The journey is fraught with danger involving wartime action on epic and intimate scales. One measure of the film's awesome visceral impact is the number of sequences, images, and lines of dialogue that have literally burned themselves into our cinematic consciousness, from the Wagnerian strike of helicopter gunships on a Vietnamese village to the brutal murder of stowaways on a peasant sampan and the unflinching fearlessness of the surfing warrior Lieutenant Colonel Kilgore (Robert Duvall), who speaks lovingly of "the smell of napalm in the morning." Like Herzog's Aguirre: The Wrath of God, this film is the product of genius cast into a pit of hell and emerging, phoenix-like, in triumph. Coppola's obsession (effectively detailed in the riveting documentary Hearts of Darkness, directed by Coppola's wife, Eleanor) informs every scene and every frame, and the result is a film for the ages. —Jeff Shannon
Anna & King of Siam [VHS]
Harmon Jones, John Cromwell
This "magnificent spectacle" with "matchless pageantry" and "frequent moments of high comedy," (Hollywood Reporter) stars Rex Harrison as the King of Siam and Irene Dunne as Anna, the charming, strong-willed English widow who teaches him how to live in a modern world. Accompanied by her son, Anna Owens arrives in Siam to educate the king's harem and his sixty-seven children. She soon discovers there are many obstacles to overcome and it is only through her ingenuity, wit and dedication that she is able to continue her work. Slowly, she sees the effect of her influence on the court, but it is not until the stubborn king realizes he need's Ana's wisdom and guidance that her difficult mission is a success.
Addams Family Values [VHS]
Arthur Schmidt, Barry Sonnenfeld
This somewhat more cohesive follow-up to The Addams Family has the same director, Barry Sonnenfeld (Men in Black), but a better story line. Joan Cusack plays a busty gold digger who ingratiates herself into the Addams home and convinces Uncle Fester (Christopher Lloyd) that she wants to marry him. Besides Lloyd, the cast includes Anjelica Huston and Raul Julia, ideal as those Brontëan lovers, Morticia and Gomez. But Christina Ricci again walks away with the best moments as the chilly Wednesday Addams, making life miserable for two camp counselors (Peter MacNicol and Christine Baranski) who want her to fit in with other kids.—Tom Keogh
The Addams Family: Weird Is Relative [VHS]
Director Barry Sonnenfeld (Men in Black) brings his distinctly cartoonish sensibility to this feature film version of the old Charles Addams comic strip. Anjelica Huston was born to play Morticia Addams, matriarch of the ghoulish Addams clan, while the late Raul Julia is a very agreeable, lusty Gomez. But it's Christina Ricci who arguably steals the show as their stone-faced daughter, Wednesday. As is often the problem with adaptations of comics or television shows, somehow an original story has to be implemented that doesn't clutter things up. But clutter is an issue here as the script gets tangled on a lame plot concerning efforts to steal the Addams' house and fortune. Still, it's fun to see an ideal cast reanimate an old favorite. —Tom Keogh
Thirty Nine Steps [VHS] [Import]
The Pink Panther [VHS]
Blake Edwards
Meet Inspector Jacques Clouseau - the bumbling French detective whose career is one gigantic bananapeel. Showcasing the comic genius of Peter Sellers, this "delightful caper" (Leonard Maltin) brimswith "winning charm" (The Film Daily) and clever slapstick. David Niven, Robert Wagner and Capucineco-star in the sidesplitting film that launched one of the greatest comedy series of all time! Arriving at an Italian ski resort with a large diamond known as the Pink Panther, Princess Dala (Claudia Cardinale) encounters the suave Sir Charles (Niven), who also happens to be the notorious jewel thief The Phantom. Can Clouseau (Sellers), the clumsiest inspector ever to trip over a case, stop SirCharles' plot...or will The Phantom steal the "cat" and leave Clouseau holding the bag?
Thelma & Louise [VHS]
Thom Noble, Ridley Scott
Thelma & Louise is a feminist manifesto writ large on the big screen, a smart and funny gender reversal of the standard Hollywood buddy formula, a road movie extraordinaire, with characters who became instant cultural icons. No matter how you define it, Ridley Scott's 1991 box-office hit pinched a nerve and made the cover of national news magazines for tweaking gender politics like no movie before or since. Callie Khouri's screenplay overhauls the buddy formula with its story about two best friends (Susan Sarandon and Geena Davis) who embark on a liberating adventure that turns into an interstate police chase after a traumatic incident makes both women into fugitives; they are en route to a destiny they could never have imagined. The perfect casting of Sarandon and Davis makes Thelma & Louise a movie for the ages, and Brad Pitt became an overnight star after his appearance as the con-artist cowboy who gives Davis a memorable (but costly) night in a roadside motel. —Jeff Shannon
Zorba the Greek [VHS]
Mihalis Kakogiannis
If you think Zorba the Greek is a simple-minded homage to a man with a zest for life, then you haven't seen the movie. Basil (Alan Bates), a reticent British writer, comes to the Mediterranean island of Crete to revive a mine his father owned. On the way, he meets a Greek roustabout named Zorba (Anthony Quinn) and hires him to help, little suspecting that Zorba's exuberance will lead him to some dark and troubling places—frankly, if the last 30 minutes of Zorba the Greek are what it means to embrace life, some viewers will want to shut the door in life's face. But there's no denying the movie's ambitious scope and implacable force, even as it paints an alien and disturbing portrait of life in a Greek village. On top of that, gorgeous cinematography and one of the greatest film scores ever give this movie almost demonic energy. —Bret Fetzer
Soapdish [VHS]
Michael Hoffman
Though this movie did decent box-office business, it was never as funny as it should have been or as clever as it thought it was. The film is set behind the scenes at The Sun Also Sets, a soap opera starring Sally Field that is suffering a ratings slump. To lure the audience back, the producers resurrect a dead character, played by Kevin Kline, with whom Field was once a lover of but is now at odds (and helped exile to dinner theater, where he is first glimpsed playing Willy Loman). Written by Andrew Bergman and Robert Harling, the script has its funny moments but never manages to string them together, despite a cast that includes Whoopi Goldberg, Robert Downey Jr., Cathy Moriarty, and Carrie Fisher. —Marshall Fine
Arthur [VHS]
Moore, Minnelli
When you get lost between the moon and New York City (ahem), chances are you'll find yourself taking another look at this hit comedy starring Oscar-nominated Dudley Moore as the charmingly witty, perpetually drunken millionaire Arthur Bach. Arthur falls in love with a waitress (Liza Minelli) who doesn't care about his money, but unfortunately Arthur's stern father wants him to marry a Waspy prima donna. The young lush turns to his wise and loyal butler (Oscar-winner John Gielgud) for assistance and advice. Arthur was a huge hit when released in 1981, as was its Oscar-winning theme song by Christopher Cross. Few remember that the movie was, sadly, the only one ever made by writer-director Steve Gordon, who died less than a year after the film's release. Consistently funny and heartwarming, Arthur was hailed as a tribute to the great romantic comedies of the 1930s. —Jeff Shannon
Witches of Eastwick [VHS]
George Miller
Jack Nicholson was born to play the devil, and in George Miller's adaptation of John Updike's novel he plays it for all he's worth. As a wolfish womanizer summoned by three bored women in a picturesque New England town, he's sating all of his appetites with a rakish grin. Cher, Susan Sarandon, and Michelle Pfeiffer play the women who discover their untapped magical powers by accident. The smart and sexy singles, out of place in the conservatism of their village, find happiness, however briefly, in the arms and bed of the libidinous devil, but he's got his own ulterior motives. Miller revels in the sensual display of sex, food, and magic, whipping up a storm of effects that finally get out of hand in an overblown ending. It's a handsome film with strong performances all around, but the mix of anarchic comedy and supernatural horror doesn't always gel and Miller seems to lose the plot in his zeal for cinematic excitement. The performances ultimately keep the film aloft: the hedonistic joy that Nicholson celebrates with every leering gaze and boorish vulgarity is almost enough to make bad form and chauvinism cool. —Sean Axmaker
Roxanne [VHS]
John Scott, Fred Schepisi
In 1987, almost a hundred years after its first production, the romantic story of Cyrano de Bergerac found new life in a winsome film written by Steve Martin. Roxanne updates the tale with a smart '80s spin, yet writer-star Martin stays close to the old-fashioned heart of the matter. He plays a small-town firefighter named C.D. Bales, whose otherwise unremarkable existence is crowned by an amazingly long nose. He falls for the world's most beautiful astronomer (Daryl Hannah), but he is embarrassed by the size of his proboscis and prefers to stay on the sidelines. Like Cyrano, the shy C.D. instead helps a handsome friend (Rick Rossovich) woo the fair lady by providing flowery sentiments and soulful poetry. Not only does the story still work, but Australian director Fred Schepisi captures a dreamy grace in his visual design for the film (some of which will be lost without the widescreen format). Set in Washington State, but filmed in the hilly ski resort of Nelson, British Columbia, the location seems like a fairy-tale town, nearly as unreal as Steve Martin's nose. —Robert Horton
Dances With Wolves [VHS]
Kevin Costner
Kevin Costner's 1990 epic won a bundle of Oscars for a moving, engrossing story of a white soldier (Costner) who singlehandedly mans a post in the 1870 Dakotas, and becomes a part of the Lakota Sioux community who live nearby. The film may not be a masterpiece, but it is far more than the sum of good intentions. The characters are strong, the development of relationships is both ambitious and careful, the love story between Costner and Mary McDonnell's character is captivating. Only the third-act portrait of white intruders as morons feels overbearing, but even that leads to a terribly moving conclusion. Costner's direction is assured, the balance of action and intimacy is perfect—what more could anyone want outside of an unqualified masterpiece? —Tom Keogh
Dead Poets Society [VHS]
William M. Anderson, Peter Weir
Academy Award(R)-winner Robin Williams delivers a brilliant performance in one of Hollywood's most compelling and thought-provoking motion pictures. Williams portrays passionate English professor John Keating who, in an age of crew cuts, sports coats, and cheerless conformity, inspires his students to live life to the fullest, exclaiming ... "Carpe Diem, lads! Seize the day. Make your lives extraordinary!" This charistmatic teacher's emotionally charged challenge is met by his students with irrepressible enthusiasm — changing their lives forever. Magnificently directed by Peter Weir (THE TRUMAN SHOW), DEAD POETS SOCIETY earned unparalleled praise among audiences and critics alike. Discover for yourself what all the cheering's about!
Robin Hood - Prince of Thieves [VHS]
Kevin Reynolds
Academy AwardO winner* Kevin Costner triumphs as the legendary Sherwood Forest outlaw leader in this epic adventure bringing a 12th-century medieval world to spectacular screen life. Enhancing the sheer fun of this audience rouser are 10 added minutes of footage not seen in theatres, especially more of the juicy malevolence and sinister background of Robin Hood's archenemy, the Sheriff of Nottingham (Alan Rickman). Morgan Freeman, Christian Slater and Mary Elizabeth Mastrantonio also star in this lavish production lensed in Britain and France, where historic structures, majestic forests and vividly realistic recreations of Olde England combined to create a world at once ancient and ageless.
Postcards From the Edge [VHS]
Mike Nichols
As its title might suggest, this movie based on Carrie Fisher's Hollywood struggle works better as a snapshot than as a complete film. Meryl Streep plays Suzanne Vale, a successful actress who is lost in her addictions. Her episodes are never as bombastic as Clean and Sober or other antidrug movies of the 1990s, however. Vale's a more lovable person, and as with all lovable people in Hollywood, other Hollywood people care for her: an understanding director (Gene Hackman), a philandering boyfriend (Dennis Quaid), and a bemused doctor (Richard Dreyfuss). But if you are going to talk about Fisher, you are going to mention her mom, Debbie Reynolds. And here Vale's mom is the die-hard Doris Mann, played with appropriate virtuosity by Shirley MacLaine. The love-hate mother-daughter relationship takes over the film in an entertaining way, with Fisher's sharp comic writing coming into play. You nearly forgive Vale's troubles for having to live under a hurricane like Mann (who goes into her nightclub act at the drop of a hat). The film's sweetest pleasure is seeing Streep loose and modern, nary a drab outfit or an accent in sight. Streep and director Mike Nichols make a risky—and rewarding—finale (fueled by the Oscar-nominated "I'm Checking Out" by Shel Silverstein) work effortlessly. —Doug Thomas
The Freshman [VHS]
Barry Malkin, Andrew Bergman
Young Clark Kellog (Matthew Broderick) had no idea film school would drop him into the hands of a real-life Godfather, but after a street punk robs him his first day in New York City, that's just where the road leads. Marlon Brando let everyone know he was in on the joke with his hammy, good-humored performance as the bulldog-jowled Mafioso Carmine Sabatini, the man Clark's prissy, self-important professor swears was the real life inspiration of Don Corleone. Carmine has a modest proposal for the naive kid from Vermont involving Carmine's gorgeous daughter Tina (Penelope Ann Miller) and the illegal importing of an endangered lizard. Andrew Bergman's tongue-in-cheek comedy keeps the spoofing in a low key, underplaying the outrageous situations even as he piles them higher: if the sight of a six-foot-long lizard scattering shoppers as it runs wild through a New York City mall doesn't do it for you, there's always Bert Parks's rousing rendition of Bob Dylan's "Maggie's Farm." —Sean Axmaker
Passage to India [VHS]
David Lean
This adaptation of E.M. Forster's mysterious tale of British racism in colonial India turned out to be master director David Lean's final film. Subtle and grand at the same time, Lean's adaptation is faithful to the book, rendering its blend of the mystical and the all-too human with exquisite precision. Judy Davis plays a young British woman traveling in India with her fiancé's mother. While visiting a tourist attraction, she has a frightening moment in a cave—one that she eventually spins from an instant of mental meltdown into a tale of a physical attack that ruins several lives. Lean captures Forster's sense of awe at the kind of ageless wisdom and inexplicable phenomena to be encountered in India, as well as the British tendency to dismiss it all as savage, rather than simply different. —Marshall Fine
Avalon [VHS]
Stu Linder, Barry Levinson
Writer-director Barry Levinson is at his best when exploring his native Baltimore during his formative years: the 1950s and 1960s. This film, drawing upon family stories, tells a compelling, amusing tale about an extended group that came to America one by one, each earning enough to bring the next sibling. The new, American-born generation—represented by Aidan Quinn and Kevin Pollak—see a future in that mysterious machine known as the television, even as the older generation, led by Armin Mueller-Stahl, finds its traditions shattering or being put aside. Funny, tragic, and telling, it's a terrific, multifaceted film that ultimately details the breakdown of the oral tradition in the wake of television's burgeoning popularity. —Marshall Fine
Mississippi Burning [VHS]
Gerry Hambling, Alan Parker
Under the slick, professional direction of Alan Parker, Mississippi Burning is the kind of film that will either draw you into its emotionally volatile sphere of influence or outrage you with its repugnant, manipulative revision of American civil rights history. The fact-based story brings two highly different FBI agents (Gene Hackman, Willem Dafoe) to Mississippi to investigate the murders of three young black men who had been promoting black voter registration. The key to solving the murders is the testimony of a local deputy's wife (Frances McDormand) who is struggling to break free of her husband's racist influence. As critic Pauline Kael argued, "...the movie hinges on the ploy that the FBI men can't stop the Ku Klux Klan from its terrorism against blacks until they swing over to vigilante tactics. And we're put in the position of applauding the FBI's dirtiest forms of intimidation. This cheap gimmick undercuts the whole civil rights subject; it validates the terrorist methods of the Klan." Or you can take the view of Roger Ebert, who named Mississippi Burning "the best film of 1988"; it would earn seven Oscar nominations, including Best Picture, Actor (Hackman), Supporting Actress (McDormand), and Director. Which reaction is most appropriate? Both are, depending on your particular point of view. At the very least the performances are dynamic, but there's more to this provocative film than fine acting. We suggest you check it out and form your own opinion. —Jeff Shannon
Miracle on 34th Street (50th Anniversary Digitally Mastered Special Edition) (Gold Clamshell Case) [VHS]
The original 1947 version of this Valentine Davies story follows the misadventures of Kris Kringle (Edmund Gwenn) as he gets a job playing Santa Claus at Macy's department store in New York City. Natalie Wood is the little girl who tells him she doesn't believe in Santa, and Maureen O'Hara and John Payne are the couple who help Kris through a trial in which he must prove he's the jolly fellow from the North Pole. A sweet movie and perennial Christmas favorite, this is one of those movies that gets under your skin and must be revisited every so often. —Tom Keogh
Willow [VHS]
Daniel P. Hanley, Ron Howard
This epic Lucasfilm fantasy serves up enough magical adventure to satisfy fans of the genre, though it treads familiar territory. With abundant parallels to Star Wars, the story (by George Lucas) follows the exploits of the little farmer Willow (Warwick Davis), an aspiring sorcerer appointed to deliver an infant princess from the evil queen (Jean Marsh) to whom the child is a crucial threat. Val Kilmer plays the warrior who joins Willow's campaign with the evil queen's daughter (Joanne Whalley, who later married Kilmer). Impressive production values, stunning locations (in England, Wales, and New Zealand) and dazzling special effects energize the routine fantasy plot, which alternates between rousing action and cute sentiment while failing to engage the viewer's emotions. A parental warning is appropriate: director Ron Howard has a light touch aimed at younger viewers, but doesn't shy away from grisly swordplay and at least one monster (a wicked two-headed dragon) that could induce nightmares. —Jeff Shannon
Big Trouble in Little China [VHS]
John Carpenter
Once you settle into the realization that this 1986 John Carpenter (Halloween) film is not going to be one of the director's more masterful works, Big Trouble in Little China just becomes a full-tilt comic blast. Kurt Russell is hilarious as a drawling, would-be John Wayne hero who steps into the middle of a supernatural war in the heart of Chinatown. While kung fu warriors and otherworldly spirits battle over the fate of two women (Kim Cattrall and Suzee Pai), Russell's swaggering idiot manages to knock himself out or underestimate the forces he's dealing with. The whole thing is dopey, but it's supposed to be dopey and Russell's game performance brings an ironic edge. Carpenter directs some nifty spook effects (the sudden arrival of three martial arts demigods from out of nowhere is worth applause), and he also wrote the music. —Tom Keogh
When Harry Met Sally... [VHS] [Import]
Rob Reiner
Witness [VHS]
Peter Weir
When Samuel (Lukas Haas), a young Amish boy traveling with his mother Rachel (Kelly McGillis), witnesses the murder of a police officer in a public restroom, he and his mother become the temporary wards of John Book (Harrison Ford), a detective who's been assigned to solve the crime. After suspect lineups and mug-shot books yield nothing, Samuel, in the most memorable scene of the film, recognizes the murderer as a narcotics agent whose picture he sees in the precinct. Once Book realizes that the police chief is in on it, too, he whisks Samuel and Rachel back home to Amish country, where he himself goes into hiding as a plain Amish man. The juxtaposition between the life of the Amish and the violence of inner-city police corruption work surprisingly well for the story, and Kelly McGillis as the falling in love widow gives an almost perfect performance. Directed by Peter Weir, the film is extremely successful in drawing the viewer into its world and, accordingly, is immensely entertaining. The only thing that mars its polish is the one-dimensional, almost cartoonish handling of the upper-echelon police corruption—a subtler, more realistic treatment of this aspect of the story would have rendered the film near perfect. —James McGrath
The Trip to Bountiful [VHS] [Import]
Peter Masterson
Guess Who's Coming to Dinner [VHS] [Import]
Stanley Kramer
Broadcast News [VHS] [Import]
James L. Brooks
The Color Purple [VHS]
Steven Spielberg
Steven Spielberg, proving he's one of the few modern filmmakers who has the visual fluency to be capable of making a great silent film, took a melodramatic, D.W. Griffith-inspired approach to filming Alice Walker's novel. His tactics made the film controversial, but also a popular hit. You can argue with the appropriateness of Spielberg's decision, but his astonishing facility with images is undeniable—from the exhilarating and eye-popping opening shots of children playing in paradisiacal purple fields to the way he conveys the brutality of a rape by showing hanging leather belts banging against the head of the shaking bed. In a way it's a shame that Whoopi Goldberg, a stage monologist who made her screen debut in this movie, went on to become so famous, because it was, in part, her unfamiliarity that made her understated performance as Celie so effective. (This may be the first and last time that the adjective understated can be applied to Goldberg.) Nominated for 11 Academy Awards, including best picture and actress (supporting players Oprah Winfrey and Margaret Avery were also nominated), it was quite a scandal—and a crushing blow to Spielberg—when it won none. —Jim Emerson
Tootsie [VHS] [Import]
Sydney Pollack
The Living Daylights [VHS]
John Glen
Timothy Dalton made his 007 debut in the lean, mean mode of Sean Connery, doing away with the pun-filled camp of Roger Moore's final outings. This James Bond is ruthless, tough, and romantic. The Living Daylights, set during the thaw of the cold war, begins with the defection of Russian KGB General Koskov (Jeroen Krabb) and his revelation of a Soviet plot to eliminate Britain's secret agent force. Assigned to eliminate Koskov's Soviet boss (John Rhys-Davies), Bond uncovers a conspiracy involving Koskov and an American arms dealer (Joe Don Baker). Veteran series director John Glen's action scenes have never been better—especially the show-stopping mid-air battle on the net of a speeding cargo plane—and he returns the series to the smart, rough, high-energy adventures that made the Bond reputation. —Sean Axmaker
Adventures in Babysitting [VHS]
Fredric Steinkamp, William Steinkamp, Chris Columbus
Way before she grabbed an Oscar nomination for her searing performance as a world-weary prostitute in Leaving Las Vegas, Elisabeth Shue was known as one of the squeaky-clean actresses of the '80s. Having made a splash in The Karate Kid and the '60s-nostalgia TV series Call to Glory, Shue cemented her good-girl reputation with the charming but badly titled Adventures in Babysitting. Set in the John Hughes-style suburbs of Chicago, the titular adventures follow babysitter Chris (Shue), who agrees to watch the Anderson kids (Keith Coogan and Maia Brewton) when her boyfriend cancels their anniversary date. All is quiet on the home front until Chris is called upon to rescue her best friend (Penelope Ann Miller, also doing good-girl duty) from the seedy downtown bus station. She can't leave the kids, and she can't leave her friend alone in the big bad city, so she packs everyone in the station wagon and heads into Chicago. Screwball craziness begins as they encounter car thieves, knife-wielding gangs, gun-toting truck drivers, and, worst of all, Chris's duplicitous boyfriend. It's hardly mature entertainment, but Shue makes it work; when she wins over the audience at a blues club with her improv singing, you'll be won over, too. In his directorial debut, Chris Columbus (who later went on to helm the sap-fests Mrs. Doubtfire and Home Alone) gently skewers the suburbia white-bread mindset of the main characters, and plays up the comedy over the schmaltz with a subtlety of which he now seems incapable; the near romance between Shue and Coogan is played lightly and adorably. Look for brief appearances by art-house faves Lolita Davidovich as a college party girl and Vincent D'Onofrio as an unlikely savior. —Mark Englehart
Licence To Kill [VHS]
John Glen
Timothy Dalton's second and last shot at playing James Bond isn't nearly as much fun as his debut, two years earlier, in the 1987 film The Living Daylights. This time Bond gets mad after a close friend (David Hedison) from the intelligence sector is assassinated on his wedding day, and 007 goes undercover to link the murder to an international drug cartel. Robert Davi makes an interesting adversary, but as with most of the Bond films in the '70s, '80s, and '90s—and especially since the end of the cold war—one has to wonder why we should still care about these lesser villains and their unimaginative crimes. Still, Dalton did manage in his short time with the character to make 007 his own, which neither Roger Moore did nor Pierce Brosnan did. —Tom Keogh
The Secret of My Success
Can a Kansas kid come to New York to conquer the business world and maneuver his way from the mail room to the boardroom in a matter of weeks? Michael J. Fox proves it can be done in a lampoon sort of way. Very funny. just a little raunchy. Digitally mastered Dolby Surround Sound Hi Fi Sterio. Closed Captioned for the hearing impared.
Battleground [VHS]
John D. Dunning, William A. Wellman
Director William Wellman (The Big Heat) offered up this 1949 treatment of the Battle of the Bulge, which won Oscars for best screenplay and best cinematography. The film concentrates on the camaraderie and the divisions between the troops as they ready for the big offensive. Told in a taut narrative, the men of the 101st, led by Van Johnson, wait out the winter in the Ardennes forest to confront the German army in what would be the last major offensive of World War II. The men are demoralized and trapped, with no hope of support from the Allies as they are forced to band together and defend their position. A classically assembled war drama that nevertheless manages to be both engrossing and entertaining, Battleground is a mainstay of the genre. —Robert Lane
Field of Dreams [VHS]
Phil Alden Robinson
A phenomenal hit when it was released in 1989, Field of Dreams has become a modern classic and a uniquely American slice of cinema. It functions effectively as a moving drama about the power of dreams, a fantasy ode to our national pastime, and a brilliant adaptation of W.P. Kinsella's exquisite baseball novel Shoeless Joe. Kinsella himself found the film a delightful surprise, differing greatly from his novel but benefiting from its own creative variations. It is the film that cemented Kevin Costner's status as an all-American screen star, but the story resonates far beyond Costner's handsome appeal. As just about everyone knows by now, Costner stars as Iowa farmer Ray Kinsella, who hears the mysterious words "If you build it, he will come," and is compelled to build a baseball diamond in the middle of his cornfield. His wife (Amy Madigan) supports the wild idea, but a reclusive novelist (modeled after J.D. Salinger and played by James Earl Jones) is not so easily persuaded. The idealistic farmer is either a visionary or a deluded fool, but his persistence is rewarded when spirits from baseball's past begin appearing on the ball field. Past and present intermingle in the person of "Moonlight Graham" (superbly played by Burt Lancaster), an unknown player who sacrificed his dreams of baseball glory for a dignified life as a small-town physician ... but what all of this means is unclear until the film's memorably heartfelt conclusion. A meditation on family, memory, and faith, the film balances humor and magic to strike just the right chord of thoughtful emotion, affecting audiences so deeply that the baseball field created for the production has now become a mecca of sorts for dreamers around the world. —Jeff Shannon
Red River [VHS]
Christian Nyby, Arthur Rosson, Howard Hawks
Talk about epic grandeur! This magnificently photographed account of the first cattle drive on the Chisholm Trail has everything you could ever want in a western: gunfights, stampedes, Indian attacks, hangings, betrayal, revenge, romance, glorious scenery, and a towering performance by John Wayne that prefigured his definitive portrayal of the bitter Ethan Edwards in John Ford's The Searchers eight years later. Tom Dunson (Wayne) adopts a young boy, Matt (brilliantly played as an adult by Montgomery Clift), whose family has been massacred by Indians. Years later, after Dunson has become a successful rancher, mentor and protege have an acrimonious falling out during a grueling cattle drive and go their separate ways, with Dunson vowing to kill Matt. Red River is a true classic and unquestionably one of the greatest Westerns of all time. —Jim Emerson
It's a Wonderful Life
James Stewart, Donna Reed, Frank Capra
Colorized Version
Great Escape [VHS]
Ferris Webster, John Sturges
In 1943, the Germans opened Stalag Luft North, a maximum-security prisoner-of-war camp, designed tohold even the craftiest escape artists. In doing so, however, the Nazis unwittingly assembled the finest escape team in military historybrilliantly portrayed here by Steve McQueen, James Garner, Charles Bronson and James Coburnwho worked on what became the largest prison breakout ever attempted. One of the most ingenious and suspenseful adventure films of all time, The Great Escape is a masterful collaboration between director John Sturges (The Magnificent Seven), screenwriters James Clavell (Shogun) and W.R. Burnett (Little Caesar), and composer Elmer Bernstein. Based on a true story, The Great Escape is epic entertainment that "entertains,captivates, thrills and stirs" (Variety).
Die Hard [VHS] [Import]
John McTiernan
Young Mr Lincoln [VHS]
Robert Parrish, Walter Thompson, John Ford
Even though he was the subject of some 158 films, this movie perhaps defines Lincoln on screen—despite the fact that Young Mr. Lincoln was released in what was perhaps film's finest year, 1939. It certainly endured stiff competition: Destry Rides Again, Gone with the Wind, Gunga Din, Hunchback of Notre Dame, Mr. Smith Goes to Washington, Of Mice and Men, and Wizard of Oz. Young Mr. Lincoln explores Lincoln's budding interest in politics (he accepts a law book as payment at his grocery store), a bittersweet relationship with a girl to whom he shares his dreams, his first law office, and as he meets Mary Todd. The film's highlight is the court trial. Even in his earliest performances, Fonda easily switched between comedic and dramatic. It's remarkable this was actually one of his earlier films—what an onus of responsibility to play the country's most revered president! Fonda succeeds, and performs valiantly and credibly. His portrayal is kindly, respectful, admirable, and brilliant. No president could ask for more. —N.F. Mendoza
Teachers [VHS] [Import]
Arthur Hiller
No Way Out [VHS] [Import]
Indiana Jones: Raiders of the Lost Ark [VHS] [Import]
Steven Spielberg
第2次世界大戦前夜の1936年ドイツのヒトラー総統は、エジプトの砂漠の中に眠る黄金の聖櫃(アーク)を我が物とすべく暗躍していた。それを手に入れた者には不思議な力が宿るという。世界じゅうをかけめぐるアメリカの考古学者インディアナ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)は、彼らの野望を阻止すべく危機また危機の大冒険を開始する。
ジョージ・ルーカスが製作総指揮、スティーヴン・スピルバーグが監督という超魅力的布陣で送る冒険ファンタジー活劇シリーズの第1作。文字どおり手に汗握るスリリングな要素が矢継ぎ早に飛び出して、息つく間もないほどのおもしろさ。いわゆるジェットコースター・ムービーのはしりともいえる作品だろう。『スター・ウォーズ』で人気の出たH・フォードは、本作で大スターの地位を不動のものとした。(的田也寸志)
Stand By Me [VHS] [Import]
Rob Reiner
Some Like It Hot [VHS]
Billy Wilder
Maybe "nobody's perfect," as one character in this masterpiece suggests. But some movies are perfect, and Some Like It Hot is one of them. In Chicago, during the Prohibition era, two skirt-chasing musicians, Joe and Jerry (Tony Curtis and Jack Lemmon), inadvertently witness the St. Valentine's Day Massacre. In order to escape the wrath of gangland chief Spats Colombo (George Raft), the boys, in drag, join an all-woman band headed for Florida. They vie for the attention of the lead singer, Sugar Kane (Marilyn Monroe), a much-disappointed songbird who warbles "I'm Through with Love" but remains vulnerable to yet another unreliable saxophone player. (When Curtis courts her without his dress, he adopts the voice of Cary Grant—a spot-on impersonation.) The script by director Billy Wilder and I.A.L. Diamond is beautifully measured; everything works, like a flawless clock. Aspiring screenwriters would be well advised to throw away the how-to books and simply study this film. The bulk of the slapstick is handled by an unhinged Lemmon and the razor-sharp Joe E. Brown, who plays a horny retiree smitten by Jerry's feminine charms. For all the gags, the film is also wonderfully romantic, as Wilder indulges in just the right amounts of moonlight and the lilting melody of "Park Avenue Fantasy." Some Like It Hot is so delightfully fizzy, it's hard to believe the shooting of the film was a headache, with an unhappy Monroe on her worst behavior. The results, however, are sublime. —Robert Horton
Goldfinger
Sean Connery
From the opening bomb blast outside a steamy nightclub to a last-minute escape from the president's personal jet, James Bond's third screen adventure is an exhilarating, pulse-pounding thrill-ride! Sean Connery takes command as Agent 007 and faces off wit
Three Men & A Baby [VHS] [Import]
Leonard Nimoy
Wall Street [VHS] [Import]
Oliver Stone
Terms of Endearment [VHS] [Import]
James L. Brooks
Working Girl [VHS] [Import]
Mike Nichols
ウエスト・サイド物語【字幕ワイド版】 [VHS]
ロバート・ワイズ
ニューヨークの下町ウエスト・サイドでは、2つの不良グループ、ジェット団とシャーク団が対立していた。元ジェット団リーダーのトニーは、マリアという女性に恋をする。だがマリアは、シャーク団リーダーの妹だった。
冒頭、70ミリカメラがニューヨークの上空から、裏町ウエスト・サイドへ降りたつ。その高度な緊迫感と迫力、高揚する生気と感動が、全世界の若者の心をとらえた。61年のアカデミー作品賞ほか、全11部門を受賞。レナード・バーンスタインによる音楽、ジェローム・ロビンズによる踊り、名匠ロバート・ワイズによる映像の、すべてが巧みに一体化している。
名曲『トゥナイト』と『アメリカ』、そして体育館での圧倒的なダンス。これぞ、映画史上空前のミュージカルといえるだろう。(アルジオン北村)
Top Gun [VHS] [Import]
Tony Scott
Postman Always Rings Twice [VHS] [Import]
Tay Garnett
Prince & The Pauper [VHS] [Import]
William Dieterle, William Keighley
Untouchables [VHS] [Import]
Brian De Palma
Wizard of Oz [VHS] [Import]
King Vidor, Mervyn LeRoy, Richard Thorpe, Victor Fleming
Never Ending Story
Wolfgang Petersen
Wolfgang Petersen (In the Line of Fire) made his first English-language film with this 1984 fantasy about a boy (Barret Oliver) visualising the stories of a book he's reading. The imagined tale involves another boy, a warrior (Noah Hathaway), and his efforts to save the empire of Fantasia from a nemesis called the Nothing. Whether or not the scenario sticks in the memory, what does linger are the unique effects, which are not quite like anything else. Plenty of good fairy-tale characters and memorable scenes, and the film even encourages kids to read. —Tom Keogh
Ship of Fools (B&W) [VHS] [Import]
Stanley Kramer
South Pacific [VHS] [Import]
Joshua Logan
Spellbound [VHS] [Import]
Alfred Hitchcock
Jewel of the Nile [VHS] [Import]
Lewis Teague
Last Emperor [VHS] [Import]
Bernardo Bertolucci
Little Princess [VHS] [Import]
Walter Lang, William A. Seiter
Maltese Falcon [VHS] [Import]
John Huston
Rebecca [VHS] [Import]
Alfred Hitchcock
Rocky 4 [VHS] [Import]
Sylvester Stallone
Scrooge [VHS] [Import]
Ronald Neame
September Affair [VHS] [Import]
William Dieterle
Sesame Street Presents: Follow that Bird [VHS] [Import]
Ken Kwapis
New York, New York [VHS] [Import]
Martin Scorsese
Oklahoma! [VHS] [Import]
Fred Zinnemann
Oliver [VHS] [Import]
Carol Reed
The Grapes of Wrath [VHS] [Import]
John Ford
Platoon [VHS] [Import]
Sheen, Dafoe, Berenger, Quinn, Whi
Kramer Vs Kramer [VHS] [Import]
Robert Benton
Legal Eagles [VHS] [Import]
Ivan Reitman
Little Lord Fauntleroy [VHS] [Import]
Bartholomew, Barrymore
Little Women (1949) [VHS] [Import]
Mervyn LeRoy
My Darling Clementine [VHS] [Import]
John Ford
Goodbye, Mr. Chips [VHS] [Import]
Sam Wood, Sidney Franklin
Gremlins [VHS] [Import]
Joe Dante
It Happened One Night [VHS] [Import]
Frank Capra
Ivanhoe [VHS] [Import]
Richard Thorpe
Gone With the Wind [VHS] [Import]
Gable, Leigh, Howard
Doctor Zhivago [VHS] [Import]
David Lean
Fiddler on the Roof [VHS] [Import]
Norman Jewison
The Alamo [VHS] [Import]
John Wayne
Dad [VHS] [Import]
Gary David Goldberg
Anne of Green Gables [VHS] [Import]
Kevin Sullivan
Ben-Hur [VHS] [Import]
William Wyler
Black Rain [VHS] [Import]
Ridley Scott
Casablanca [VHS] [Import]
Michael Curtiz
Graduate [VHS] [Import]
Mike Nichols
Cinderella [VHS] [Import]
Wilfred Jackson, Clyde Geronimi, Hamilton Luske
Around the World in 80 Days [VHS] [Import]
Michael Anderson
Bambi [VHS] [Import]
David Hand
Falling in Love [VHS] [Import]
Ulu Grosbard
Aliens [VHS] [Import]
James Cameron
Empire of the Sun [VHS] [Import]
Steven Spielberg
Streetcar Named Desire (1951) [VHS] [Import]
Children of a Lesser God [VHS] [Import]
Randa Haines
Gandhi [VHS] [Import]
Richard Attenborough
Out of Africa (Ws) [VHS] [Import]
Sydney Pollack
Star Wars - Episode VI Return of the Jedi [VHS] [Import]
Richard Marquand
帝国軍が第3デス・スターの建設を進めていることを知った同盟軍は、そのバリア・シールドを張る惑星エンドアと、デス・スター破壊の二手に分かれ、総攻撃を開始する。そしてルークは、ついに銀河帝国皇帝との対決を迎えた…。
エピソード6にして『SW』サーガの完結作で、監督はリチャード・マーカンド。ルークとダース・ベイダーの関係など、すべての問題にピリオドが打たれ、壮大なドラマはついに大団円を迎える。かくして本作からおよそ15年の歳月を経て、『SW』サーガは前半部分へとさかのぼっての3部作製作を新たにスタートさせることになるが、その前にJ・ルーカスは、惑星エンドアに住むイウォーク族のキャラクターが大いに気に入ったようで、彼らを主人公としたTVムービーを製作している。(的田也寸志)
Star Wars V: The Empire Strikes Back [VHS] [Import]
Irvin Kershner
帝国軍の攻撃から逃れたルークは、ジェダイ・マスターのヨーダ(フランク・オズ)の下で修行することに。一方、ハン・ソロとレイアは旧友のカルリジアン(ビリー・ディ・ウィリアムス)を訪ねるが、そこにも既に帝国の魔手が…。
シリーズ1のおもしろさを誇るエピソード5。J・ルーカスは製作に専念し、名職人アーヴィン・カーシュナーが手練手管のストーリーテラーぶりを発揮。愛らしいヨーダの登場や、ソロとレイアの恋模様、そしてルークと宿敵ダース・ベイダーとの秘められた真実など、多彩な見どころを過不足なく描ききっている。『リオ・ブラボー』など、往年のハリウッド活劇映画の名脚本家リー・ブラケットによる遺作シナリオ(共同)の功績も大きい。(的田也寸志)
戸田家の兄妹 [VHS]
小津安二郎
富豪・戸田家の当主が死去し、残されたものは借金の山。やむなく未亡人(葛城文子)は屋敷を売り払い、末娘(高峰美枝子)とともに子どもたちの世話になろうとするが、なかなかしっくりいかない。そんな折り、次男(佐分利信)が満州から帰還してきて…。
日中戦争たけなわで太平洋戦争勃発直前という緊迫した時期、小津安二郎監督がほぼ5年ぶりに手掛けた作品。松竹オールスター・キャストを迎えているが、後の『東京物語』などにも通じる故郷の喪失と家族の崩壊という小津映画ならではのモチーフが、ここで確と描かれている。またドラマとしては次男が母と妹を満州に連れていくというハッピーエンドなのだが、その後の日中の歴史と照らし合わせると、非常に哀しいものがあるのであった。(的田也寸志)
長屋紳士録 [VHS]
小津安二郎
戦後、焼け野原となった東京下町に建てられたバラック長屋に住む住人たちは、長屋に迷い込んできた子どもをやっかいもの扱いするが、やがてわが子のような情を感じ始めていく…。
1946年にシンガポールから帰還した小津安二郎監督が、帰国早々に撮り上げた長屋コメディ。戦前から小津が好んで描いて来た、喜八という下町庶民を主人公にした“喜八もの”の流れに属する作品だが、ここで主軸となるのは喜八(坂本武)の妻“かあやん”ことおたね(飯田蝶子)である。敗戦で荒廃した日本の中、貧しく苦しくとも決して人情を忘れず暮らす人々の姿は、当時の小津が夢見るユートピアだったのかもしれない。笠智衆扮する易者が、はやしたてながら覗きからくりの説明を語り唄うシーンは絶品のおかしさ。(的田也寸志)
父ありき [VHS]
小津安二郎
妻を失い、男手ひとつで息子を育てている信州の中学教師(笠智衆)。しかし修学旅行で生徒が事故死してしまったことから教職を辞し、息子を寄宿舎へ預けて上京。やがて息子(佐野周二)は仙台で教師となり、父と温泉で落ち合うようになるが…。
小津安二郎監督が父と子の愛情を淡々とつづった名編。笠智衆は本作が小津映画初主演であった。戦時中の製作にもかかわらず、戦意昂揚的色合いはうかがえず、ひたすらに一般庶民の人生の機微と生活にこそ向け続ける頑ななカメラ・アイが見事である。なお本作完成後の1943年、小津は軍報道部員としてシンガポールへ出征。そこで彼は米軍から没収した『風と共に去りぬ』『市民ケーン』などあまたのアメリカ映画を観まくり、そのゴージャスな面白さに驚嘆すると共に、日本はアメリカに負けると直感したという。(的田也寸志)
一番美しく [VHS]
黒澤明
1944(昭和19)年、太平洋戦争も末期に近づいてきたころ、女子挺身隊として軍需工場に配属されたうら若き女性たちの青春、その日常をセミ・ドキュメンタリー・タッチでとらえた黒澤明監督の第2作。
そもそも戦意昂揚映画の一環として企画されたものだが、表面的にはお国のために滅私奉公する乙女たちの姿を描きつつも、その実は個々が団結してチームとなり、みんながひとつの目標に向かって突き進んでいくことの美しさや尊さこそを、黒澤監督は実に愛らしく描いているのだ。監督自身「自作で一番可愛らしい作品」と語っているが、それもそのはず、本作のヒロインであり、乙女たちのリーダーとして気丈に、そして健気にふるまう渡辺つる役の矢口陽子は、後の黒澤夫人であり、夫を終生支え続けた賢妻として皆から親しまれた人物でもあった。(的田也寸志)
HANA-BI [VHS]
北野武
北野 武監督98年公開の7作目。不治の病に侵された妻を気にかけながらも職務に追われる刑事が、同情した仲間の好意で張り込み捜査の合間を縫って見舞いにいく。だが、そのわずかな時間に発砲事件が発生、1人が殉職し、快く送り出してくれた部下も半身不随の身になってしまう。犯人を殺して警察を辞めた彼は、治療費や遺族へ渡す金を工面するためヤクザにまで借金を重ね、やがて首が回らない状況へと陥っていく…。
あたかも夢の情景のような暗く青みがかった映像のなか、挿入される監督自作のシュールな絵の色彩が鮮烈である。同様に乾いた暴力シーンに対して、例えば置き忘れられた三輪車を主人公がそっと横にどける、といったささやかな行為の描写も目に焼きつく。北野作品には多い不器用な男の自己表現を、透徹した視線で描いた静かな傑作である。(武内 誠)
バーバパパのたんじょうび [VHS]
アネット・チゾン, タラス・テーラー
バーバパパたびにでる [VHS]
アネット・チゾン, タラス・テーラー
平成狸合戦ぽんぽこ [VHS]
高畑勲
宅地開発で自然がどんどん失われていく東京の多摩丘陵を舞台に、そこに棲むタヌキたちが人間に反旗をひるがえすべく、人間に化けたりする訓練を始めていく。人間がいないところでは彼らは2本足で歩けば言葉もしゃべる。やがては、他所からも助っ人タヌキが現れて妖怪に化けるなど、設定がとにかくユニーク。日本古来の民族伝承なども巧みに取り入れており、おもしろさの中に文化人類学的興味も見出せよう。
ただし、社会派・高畑勲監督らしく、演出の視点はどこかシニカルで、かつての学生運動などを彷彿させるおもむきもある。意外にも、タヌキが人間に殺される箇所など、結構残酷な描写もあり。声の出演は古今亭志ん朝や柳家小さん、石田ゆり子、泉谷しげるなど実に多彩。(的田也寸志)
紅の豚 [VHS]
宮崎駿
1920年代のイタリア、アドリア海には空賊相手の賞金稼ぎをしている豚がいた。「飛ばねぇ豚はただの豚だ」とのたまう彼の名はポルコ・ロッソ。紅の翼の飛行艇を乗りこなすこの豚の活躍を小気味よく描いた航空活劇である。
『となりのトトロ』などを手がけた宮崎駿監督作品だが、一連の宮崎作品に比べるとカジュアルで軽快な出来に仕上がっているのが特徴。中年男(いや、豚)が主人公というのもめずらしい。歌手の加藤登紀子が主題歌のみならず声優として参加したことでも話題になった。
荒々しくもいとおしい飛行艇乗りたちの姿や、クライマックスの空上の対決シーンなど世代を越えて楽しめることは間違いないが、豚なのに、いや豚だからこそ自由に生きるポルコを見れば、「飛ぶこと」を忘れてしまった大人ほど感じるところは多いかもしれない。(安川正吾)
魔女の宅急便 [VHS]
角野栄子, 宮崎駿
1989年の宮崎駿監督による劇場用長編アニメーション作品。13歳になり、魔女の修業のために黒猫ジジと共に街を出る少女キキ。新たに住まいとして選んだ街で配達屋として暮らす中で、居候先のパン屋のオソノさん、空を飛ぶことに憧れる少年トンボ等々、さまざまな人との出会いをとおし、落ち込んだりしながらも魔女として、人として成長していく姿を描く。
修業に旅立つところから物語が始まるのだが、そのやや長めの場面で早速こちらを映画に引き込ませる。そしてほうきで飛び立ちスイッチを入れたラジオから荒井由実の「ルージュの伝言」が流れ、やっとタイトルが現れる。そのタイミングの見事さ。物語も演出も細部に至るまで実に丁寧に作られており、何度も繰り返し観たい作品になっている。(田中 元)
天空の城ラピュタ [VHS]
宮崎駿
空から少女が落ちてくる―! 少年パズーがその少女を助けたことで物語は幕を開ける。少女の名はシータ。空の海賊一味となぞの黒眼鏡の男達に追われていた。シータが持っていた「飛行石」の神秘的な輝きに導かれ、2人はやがて、天に浮かぶ伝説の城「ラピュタ」に足を踏み入れることになる…。
『未来少年コナン』や『ルパン3世カリオストロの城』など、「マンガ映画」と形容するにふさわしい、いきいきとした作品を手がけてきた宮崎駿が、またしてもその天性を発揮したのがこの作品。彼の作品にしばしば登場する「空を飛ぶ」というモチーフを物語の中心に据え、昔ながらの胸躍る冒険活劇に仕立てあげた。まっすぐで行動力あふれる少年、可憐(かれん)でしんの強い少女、一見怖そうだが愛すべき悪党たち、など宮崎アニメでおなじみの要素がほかにも盛りだくさんの娯楽作品だ。(安川正吾)
もののけ姫【劇場版】 [VHS]
宮崎駿, 久石譲
時は室町時代。タタリ神の呪いを断つために旅立った勇敢な少年アシタカは、たどり着いたシシの森で、森の神々とエボシ御前が率いる製鉄集団が、バトルを繰り広げているのを知る。同じ時期、彼は、人間でありながら森の神々に味方する少女サンに出会う…。
生きるためには闘っていかなくてはいけないという、アシタカ、サンらの壮絶な生きざまを、ファンタジックなキャラクターを駆使して描いた、アニメ界の巨匠・宮崎駿監督作。構想16年、製作期間3年という力作だけあって、練りに練られたストーリーの中に、監督の哲学がしっかりと息づいている。海外でも公開され、絶賛された宮崎アニメの最高峰だ。(斎藤 香)
風の谷のナウシカ [VHS]
宮崎駿
腐海(ふかい)と呼ばれる毒の森とそこに棲む蟲(むし)たちに支配された世界。辺境の王国・風の谷には、自然を愛で、蟲とすら心を通わせる少女ナウシカがいた。腐海を焼き蟲を滅ぼそうとする大国の争いに巻き込まれながらもナウシカは、人を愛するのと同様に蟲たちをも愛そうとする…。
アニメ誌に連載していた自らの漫画を原作に、宮崎駿が監督を務めた劇場用長編アニメ。母の優しさと獣の荒々しさを兼ね備えたヒロイン、おぞましくもどこかしら哀しさを感じさせる蟲という存在、あるときは風に乗りあるときは雲を割いて空を駆ける飛行機械など、それまでの宮崎作品の集大成にしてその後の原点と呼べるような1本だ。音楽を久石譲が手がけて「宮崎×久石」の黄金コンビが生まれるきっかけともなったが、そのテーマ曲も美しいことこの上ない。
巨大な王蟲(オーム)の群れが暴走するクライマックス、そしてナウシカの純粋な魂が胸を締めつけるラストシーンは圧巻。日本のアニメ史上にさん然たる金字塔をうちたてた作品である。(安川正吾)
愛していると言ってくれ(4)【字幕版】 [VHS]
愛していると言ってくれ(3)【字幕版】 [VHS]
愛していると言ってくれ(2)【字幕版】 [VHS]
愛していると言ってくれ(1)【字幕版】 [VHS]
男はつらいよ・寅次郎紅の花〈第48作〉 [VHS]
山田洋次
続・星の金貨-Die Sterntaler-VoL.5【字幕放送版】 [VHS]
続・星の金貨-Die Sterntaler-VoL.4【字幕放送版】 [VHS]
続・星の金貨-Die Sterntaler-VoL.3【字幕放送版】 [VHS]
続・星の金貨-Die Sterntaler-VoL.2【字幕放送版】 [VHS]
続・星の金貨-Die Sterntaler-VoL.1【字幕放送版】 [VHS]
息子(日本語字幕スーパー版) [VHS]
山田洋次
菊次郎の夏 [VHS]
北野武
『HANA-BI』で大成功を収めた北野 武監督第8作は、暴力映画から一転して母親捜しのロードムービー。小学3年の正男は、夏休みにまだ見ぬ母親に会いにいこうとする。近所に住むやくざな風来坊菊次郎が、彼に付き添うことになった。菊次郎と正男の不思議な旅。
正男のあり金すべてを競輪ですってしまったり、けんかをしたり、菊次郎に振りまわされながらも、正男は母親の住所までたどりつくのだが...。こうして正男は、大人の世界を垣間みることになる。菊次郎とは北野 武の父親の名前であり、ここに描かれているのは、懐かしい日本の父親に対するたけし一流の愛情表現といっていいだろう。正男役の少年のいかにも路地裏にいそうな面構えがいい。(堤 昌司)
学校(日本語字幕スーパー版) [VHS]
山田洋次
遠き落日(日本語字幕スーパー版) [VHS]
神山征二郎
となりのトトロ [VHS]
宮崎駿
母が入院している病院の近くの農村に引っ越してきたサツキ(声・日高のり子)とメイ(声・坂本千夏)の姉妹は、そこで奇妙で愛らしいモノノケのトトロと出会い、仲良くなっていく。やがて夏が来て、ひとりで病院へ行こうとしたメイが行方不明になってしまうのだが…。
郷愁に満ちた日本の民話テイストを元気良くつづった、宮崎駿監督ならではのファミリー・ファンタジー・アニメ映画。その年のキネマ旬報ベスト・テンでは、アニメ映画初の第1位に輝くなど、数々の映画賞を受賞している名作中の名作であり、いまやこの映画を観たことのない子どもはほとんどいないのではと思わせるほど、日本の家庭に浸透している永遠不滅の作品である。イマジネーション豊かなモノノケたちも愛嬌たっぷり。(的田也寸志)
スペインからの手紙(日本語字幕版) [VHS]
朝間義隆
人生は琴の弦のように [VHS]
チェン・カイコー
上海ルージュ【字幕版】 [VHS]
チャン・イーモウ
菊豆(チュイトウ) [VHS]
リウ・ホン, チャン・イーモウ, ヤンフォンリヤン
中国第5世代を代表するチャン・イーモウ監督の第3作。1930年代、金で買われて老いた染物屋の妻となった若き娘・菊豆<チュイトウ>(コン・リー)。子どもが出来ないのを彼女のせいにし、虐待を続けることで不満をはらす老夫に憤った同居者の甥(リー・パオティエン)は、やがてチュイトウと結ばれ、子どもが生まれるが…。
染め物の色彩を鮮やかに描出しながら、そこで繰り広げられる欲望のドラマを赤裸々に対比させていく手法が素晴らしい。ただし、あまりにも陰惨で救いのない展開に、観終わってぐったり疲れてしまうのも確かで、その点では好き嫌いは別れるかも知れない。製作に関しては日本も出資しており、仕上げなどは日本で行われた。カンヌ国際映画祭ルイス・ブニュエル賞受賞。(的田也寸志)
テラコッタ・ウォリア(字幕版) [VHS]
チン・シュウタン
ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア【字幕版】 [VHS]
トーマス・ヤーン
ジュリアス・シーザー(全3幕)*歌劇 [VHS]
アダム(テオ)
緋文字【字幕ワイド版】 [VHS]
ビム・ベンダース
左利きの女【字幕版】 [VHS]
ペーター・ハントケ
カスパー・ハウザーの謎【字幕版】 [VHS]
ヴェルナー・ヘルツォーク
シューベルト未完の旅【字幕版】 [VHS]
バルター・コルム=ベルテー
バンディッツ【字幕版】 [VHS]
カーチャ・フォン
最後の人 [VHS]
フリードリヒ・ビルヘルム・ムルナウ
ブリキの太鼓【字幕ワイド版】 [VHS]
フォルカー・シュレンドルフ
ビヨンド・サイレンス【字幕版】 [VHS]
カロリーヌ・リンク
嘆きの天使【字幕版】 [VHS]
ジョセフ・V・スタンバーグ
ふたりのロッテ【字幕版】 [VHS]
ヨゼフ・フィルスマイヤー
魔の山(下)【字幕版】 [VHS]
ハンス・W・ガイセンデルファー
魔の山(上)【字幕版】 [VHS]
ハンス・W・ガイセンデルファー
イカれたロミオに泣き虫ジュリエット [VHS]
アンニャ・フランケ
都会のアリス【字幕版】 [VHS]
ビム・ベンダース
人間ベートーベン-その生涯のある日々- [VHS]
ヨーロッパ・ヨーロッパ ‾僕を愛したふたつの国 [VHS]
アニエシュカ・ホランド
モーツァルト青春への旅路〓76西独〓 [VHS]
クラウス・キルシュナー, パブロス・ベキアリス, サンティアゴ・チースマー, ニーナ・パルマース
メン~妻の愛人とつきあう法 [VHS]
ドーリス・ドゥリー
ヒトラー(下) [VHS]
ヨアヒム・C・フェスト
ヒトラー(上) [VHS]
ヨアヒム・C・フェスト
テルレスの青春 [VHS]
ローベルト・ムージル, フレート・ディーツ
ジェルミナル(字幕スーパー版) [VHS]
クロード・ベリ
さよならモンペール [VHS]
ジェラール・ロージエ
カンヌ映画祭殺人事件【字幕ワイド版】 [VHS]
アラン・バーバリアン
オリヴィエ・オリヴィエ [VHS]
アグニエシュカ・ホランド
おかしなおかしな訪問者(字幕スーパー版) [VHS]
ジャン=マリー・ポワレ
アリゾナ・ドリーム【字幕版】 [VHS]
エミール・クストリッツァ
ニキータ(字幕スーパー版) [VHS]
リュック・ベッソン
警察官を殺し、捕らえられた不良少女ニキータは、このまま死ぬか、国家機密の殺し屋として生まれ変わるか、という過酷な選択を迫られる。生きる道を選んだ彼女は、3年間の猛特訓の末、プロの殺し屋に成長。しかし、無情にも愛する人と幸せな日々を望むニキータは、自分は殺し屋だということを伝えられず...。
非情な殺し屋になりきれない少女の人情味あふれた物語。ニキータとは対照的な役柄、人を殺すことに何も感じない殺し屋をジャン・レノがミステリアスに堂々と演じている。当時、監督リュック・ベッソンの妻であり、主人公のニキータを演じたアンヌ・パリロー。彼女の悲哀がこめられた演技は一見の価値がある。本作はその後、『アサシン』という題名でアメリカ版リメイク作品も作られた。(齋藤リエ)
なまいきシャルロット [VHS]
クロード・ミレール
トリコロール~白の愛【字幕版】 [VHS]
クシシュトフ・キェシロフスキ
トリコロール~赤の愛【字幕版】 [VHS]
クシシュトフ・キェシロフスキ
トリコロール~青の愛【字幕版】 [VHS]
クシシュトフ・キェシロフスキ
タンゴ(字幕スーパー版) [VHS]
パトリス・ルコント
突然炎のごとく【字幕版】 [VHS]
アンリ・ピエール・ロシェ, フランソワ・トリュフォー
ベティ・ブルー [VHS]
ジャン=ジャック・ベネックス
マルセルのお城~プロバンス物語~ [VHS]
イブ・ロベール
ピアニストを撃て【字幕版】 [VHS]
フランソワ・トリュフォー
パリの天使たち [VHS]
ジェラール・ジュニョー
パリのレストラン【字幕ワイド版】 [VHS]
ローラン・ベネギ
パリのランデブー【字幕版】 [VHS]
エリック・ロメール
パトリス・ルコントの大喝采【字幕版】 [VHS]
パトリス・ルコント
愛と哀しみのボレロ~完全版~ [VHS]
クロード・ルルーシュ
ロシュフォールの恋人たち【字幕版】 [VHS]
ジャック・ドゥミ
ロザリンとライオン(ワイド版) [VHS]
ジャン=ジャック・ベネックス
ライオンと呼ばれた男(字幕スーパー版) [VHS]
クロード・ルルーシュ
ミナ(字幕) [VHS]
マルティーヌ・デュゴウソン
愛と宿命の泉【字幕版】 [VHS]
クロード・ベリ
愛人〈ラマン〉 [VHS]
ジャン=ジャック・アノー
俺たちは天使だ【字幕版】 [VHS]
ジャン・マリー・ボワレ
花咲ける騎士道 [VHS]
クリスチャン=ジャック
危険な友情~マックス&ジェレミー~ [VHS]
クレール・ドベール
奇人たちの晩餐会【字幕版】 [VHS]
フランシス・ベベール
眠るパリ(1923)/幕間(1924) [VHS]
ルネ・クレール
ポーラX【字幕版】 [VHS]
レオス・カラックス
新進小説家のピエールは母マリーと、森に囲まれたノルマンディーの城館に暮らしていた。ピエールは母を「姉さん」と呼び、まるで恋人のように愛撫する。だがある日、なぞの女イザベルが現れ、状況は一変した。
1983年に22歳で『ボーイ・ミーツ・ガール』を発表した、「フランス映画界の神童」レオス・カラックス監督による、過激な衝撃作。150年前の文豪メルヴィルの『ピエール』を、現代的に翻案したもの。主役ピエールには、名優ジェラール・ドパルデューの息子ギョーム・ドパルデューが、母親マリーには、フランス映画界を代表する大女優カトリーヌ・ドヌーヴが起用された。35ミリと16ミリを使い分け、デジタル処理した画面作りにも注目したい。濃密でエモーショナルな映像と音が、破滅へ向かう主人公を見据える。新たなカラックス伝説を作った作品だ。(アルジオン北村)
気狂いピエロ【字幕版】 [VHS]
ジャン・リュック・ゴダール
パリからフランスを縦断して南仏に向かう、フェルディナンとマリアンヌ。マリアンヌは彼をピエロと呼び、彼は「違う、フェルディナンだ」と答える。パリを去るのは日常の悪夢から脱出するため。だが、南仏に何があるのだろうか?
冒険活劇漫画『ピエ・ニクレ』を携え、愛と永遠を求めてさすらう2人。だが、青春は常にアナーキーで、暴力的で、犯罪に彩られていた。2人のささやきはランボーの詩。「見つかった」「何が?」「永遠が」…。
『勝手にしやがれ』で、映画と青春の新しい波「ヌーヴェル・ヴァーグ」の誕生を告げた鬼才ジャン=リュック・ゴダールが、長編劇映画10作目にして頂点を示した作品だ。全編シナリオなし、即興演出で撮影し、「それは冒険映画だった」「それは愛の物語だった」と言われるような作品となった。(アルジオン北村)
仕立て屋の恋【字幕版】 [VHS]
パトリス・ルコント
ヤマカシ【字幕版】 [VHS]
アリエル・ゼトゥン
クリミナル・ラヴァーズ~罪を犯した恋人たち~ [VHS]
フィリップ・ロンビ
プリティ・イン・ピンク~恋人たちの街角~ [VHS]
ハワード・ドイッチ
グリーンマイル【字幕版】 [VHS]
スティーヴン・キング, フランク・ダラボン
大恐慌の35年。ジョージア州の刑務所で看守を務めていたポール・エッジコムは、大男ながら暗がりを怖がる黒人死刑囚のコフィーに興味をもつ。あるときコフィーがポールに触れただけで、重度の尿路感染症を治してしまったからだ。コフィーの不思議な力に触れた看守たちは、なんとかコフィーを死刑から救おうとする。
トム・ハンクスが看守ポールを、大男コフィーをマイケル・クラーク・ダンカンが演じた感動作である。スティーブン・キングのベストセラーを、『ショーシャンクの空に』でもキングの小説に挑んだフランク・ダラボンが監督した。ポールの仲間に、好漢デヴィッド・モースとバリー・ペッパーが扮している。注目の若手俳優、サム・ロックウェルの悪役ぶりも強烈だ。3時間8分の長い作品となっている。(アルジオン北村)
セブンイヤーズ・イン・チベット【字幕版】 [VHS]
ジャン=ジャック・アノー
ジャンヌ・ダルク【字幕版】 [VHS]
リュック・ベッソン
15世紀の百年戦争で活躍した悲劇の少女戦士、ジャンヌ・ダルク。その生涯を、リュック・ベッソンが完全に映画化した。ジャンヌ・ダルクには、『フィフス・エレメント』に続きミラ・ジョヴォヴィッチが抜てきされ、体当たりの演技を見せている。
幼いときから信心深い少女、ジャンヌ。ある日、英国軍に目の前で姉を殺されてしまった。引き取られた先の教会で神の声を聞いたジャンヌは、その声に従い戦闘へ参加する決意をする。
ビジュアル派のベッソンらしく、俯瞰を多用した戦闘シーンはリアリズムにあふれ、圧倒的な迫力だ。神の御心に従い、悩み惑いながらも突き進んでいくジャンヌの心の葛藤も、幻想的なシーンとともに描かれ印象深い。ジョン・マルコヴィッチ、ダスティン・ホフマン、フェイ・ダナウェイなどの配役陣も豪華な長編大作である。(星乃つづり)
海の上のピアニスト【字幕版】 [VHS]
ジュゼッペ・トルナトーレ
大西洋を往復する豪華客船、バージニア号。この船には楽譜を読まずに即興で演奏する、1人の天才ピアニストがいた。その男はこの船で生まれ、以後一度も船を降りたことがなかった。
『ニュー・シネマ・パラダイス』で世界的名声を得たジュゼッペ・トルナトーレ監督が、壮大なスケールで描く叙事詩である。生まれた年にちなみ、1900(ナインティーン・ハンドレット)と名づけられたピアニストを、個性派スターのティム・ロスが演じる。ジャズピアニストとのピアノ対決、シケで揺れる船の大広間でピアノごと移動しながらの演奏など、伝説にふさわしい名場面が次々と展開する。
メロディは船客の人生、リズムは海のうねり。これは20世紀の最後を飾るにふさわしいモニュメントだ。(アルジオン北村)
ヴァージン・スーサイズ【字幕版】 [VHS]
ソフィア・コッポラ
チャイルド・プレイ~チャッキーの花嫁~【字幕版】 [VHS]
ロニー・ユー
ジャッキー・ブラウン【字幕版】 [VHS]
クエンティン・タランティーノ
エネミー・オブ・アメリカ【字幕版】 [VHS]
トニー・スコット
弁護士のディーン(ウィル・スミス)は、テロ防止を名目に“通信システムの保安とプライバシー法案”を作ろうとする国家安全保障局行政官レイノルズ(ジョン・ヴォイト)が反対派議員を殺害した現場を撮影したビデオテープを手に入れたことから、家族ごと命を狙われるはめになり、情報ブローカーのブリル(ジーン・ハックマン)との接触を図る…。
『トップガン』 『クリムゾン・タイド』などで知られる製作ジェリー・ブラッカイマー、監督トニー・スコットの名コンビによる、もはやよその国の絵空事とすませるわけにはいかないポリティカル・サスペンス。劇中あちこちに盗聴などで簡単にプライバシーが暴かれていくなど、ハイテク機器の脅威が描かれていくのも現代ならではの恐怖を感じさせる。(的田也寸志)
ラストタンゴ・イン・パリ【字幕ワイド版】 [VHS]
ベルナルド・ベルトルッチ
ブルース・ブラザース2000【字幕版】 [VHS]
ジョン・ランディス
前作から18年、エルウッドが出所した。だがジェイクもカーティスもすでにこの世にいない。エルウッドはシカゴ市警の本部長となっているカーティスの私生児を訪ね、バンド再結成を目指す。
ジョン・ベルーシとダン・エイクロイドによる傑作『ブルース・ブラザース』の、20年ぶりの続編。というより物語などすべてリメイクといったほうが正しい。ベルーシの代わりにジョン・グッドマンらを加え、残るオリジナル・メンバーが勢ぞろいしてバンド合戦にいどむ。この相手のバンドがエリック・クラプトンら超豪華メンバーなのが楽しい。ジェームズ・ブラウンは前作以上にパワーアップし、アレサ・フランクリンにも「聞かせどころ」が用意されている。見逃せない「音楽映画」だ。(アルジオン北村)
マッシュ [VHS]
ロバート・アルトマン
朝鮮戦争下の米軍移動野戦病院に、ふたりの軍医(エリオット・グールド&ドナルド・サザーランド)が赴任してきた。彼らは腕は抜群なのだが、やることなすことすべてにおいて型破りで、女性少佐ホーリハン(サリー・ケラーマン)とカタブツ少佐をベッドインさせ、そのあえぎ声を隠しマイクで全部隊に放送するなど、院内でハチャメチャな騒動の数々を引き起こしていく…。
ナンセンスでスケベでキテレツなエピソードの数々から、戦争の愚かさに対するアイロニーをたっぷりと醸し出していく、異才ロバート・アルトマン監督の傑作軍隊コメディ映画。冒頭に流れる主題歌のタイトルからして「自殺は苦痛じゃない」と皮肉たっぷり。製作時はベトナム戦争が泥沼化して久しかった頃でもあり、まさに毒を持って毒を制すといった反骨精神で貫かれた傑作である。アカデミー賞脚色賞、およびカンヌ国際映画祭グランプリを受賞。(的田也寸志)
ライアンの娘【字幕ワイド版】 [VHS]
デヴィッド・リーン
理想の結婚【字幕版】 [VHS]
オリヴァー・パーカー
グッド・ウィル・ハンティング~旅立ち~【字幕版】 [VHS]
新星マット・デイモンとベン・アフレックが共同で脚本を書き、見事にアカデミー脚本賞をさらったさわやかな感動作である。
ウィル・ハンティングは、生まれつき天才的な頭脳に恵まれながらも、幼児期の虐待のトラウマにより周囲に固く心を閉ざし、荒れた日々を送る青年であった。そんな彼が、ロビン・ウィリアムズ演じる精神分析医マクガイアと出会い、カウンセリングを受け始める。しかし、ウィルの心の空洞は暗く深く、容易に心を開くことはなかった。一方マクガイアも最愛の妻を亡くし、その悲しみから逃れられずに苦しんでいるのだった。
癒されない心をもつ人間同士が、もがき苦しみながらも理解しあい、再生の道に歩みだしていく姿が熱い感動を呼ぶ。マット・ディモンがウィルのナィーブな個性にピッタリで、みずみずしい魅力を放っている。(星乃つづり)
ルル・オン・ザ・ブリッジ【字幕版】 [VHS]
ポール・オースター
アリー・マイ・ラブ~プロローグ~【字幕版】 [VHS]
アリー・マイ・ラブ vol.11【字幕版】 [VHS]
アリー・マイ・ラブ vol.10【字幕版】 [VHS]
アリー・マイ・ラブ vol.9【字幕版】 [VHS]
アリー・マイ・ラブ vol.5【字幕版】 [VHS]
アリー・マイ・ラブ vol.4【字幕版】 [VHS]
アリー・マイ・ラブ vol.3【字幕版】 [VHS]
キッド/のらくら [VHS]
チャールズ・チャップリン
ジキル博士とハイド氏 [VHS]
ルーベン・マムーリアン
ブルーベルベット【字幕版】 [VHS]
デイヴィッド・リンチ
ジェフリー(カイル・マクラクラン)は、急病で倒れた父を見舞った帰りの野原で、切り落とされた人間の耳を発見する。やがて、歌手ドロシー(イザベラ・ロッセリーニ)が事件に関係しているらしいことを聞かされたジェフリーは彼女に接近し、その魅力の虜と化していくのだが…。
デヴィッド・リンチ監督がその不可思議な悪夢的映像センスを全面開花させ、その名を不動のものとしたシュルレアリズム的不条理サスペンス映画の秀作。全米映画批評家協会賞では作品賞など4部門を受賞、ほか世界各地の映画祭で絶賛された。
ヒロインの夫役で登場するデニス・ホッパーが大怪演を示し、エロティシズムとグロテスクのあいまった作品世界観を増幅させる。ボビー・ビントンの『ブルー・ベルベット』、ロイ・オ-ビソンの『夢の中に』など1960年代前半のヒット曲が効果的に使われている。(的田也寸志)
バスキア【字幕版】 [VHS]
ジュリアン・シュナーベル
ワイルド・アット・ハート(字幕スーパー版 [VHS]
デビッド・リンチ
恋におちたシェイクスピア【字幕版】 [VHS]
ジョン・マッデン
ステッペンウルフ 荒野の狼 [VHS]
フレッド・ハインズ
西部戦線異状なし(下巻) [VHS]
リュイス・マイルストン
西部戦線異状なし(上巻) [VHS]
リュイス・マイルストン
くちづけはタンゴの後で【字幕版】 [VHS]
リチャード・ベンジャミン
1000日のアン [VHS]
チャールズ・ジャロット
ゴッド・ファーザーPART3(字幕版) [VHS]
フランシス・フォード・コッポラ
ファミリーの存続のため、実の兄まで殺したマイケル。老境にさしかかったマイケルは、ファミリーのさらなる繁栄のため、バチカンとの連携を模索する。そして新たな後継者を考慮していた…。
前作から20年後の79年から物語は始まる。ファミリーの血の絆のためには妻をも犠牲にしたマイケル。さらなる野望を実現しようとしたマイケルの進む道は、これまで以上に血塗られたいばらの道だった。
アル・パチーノが老境に達したマイケルを重厚に演じ、アンディ・ガルシアがその後継者としてはつらつとした演技を見せる。トリロジーの最終章にふさわしく、ダイアン・キートンほか豪華なレギュラー俳優陣に、コッポラ監督の愛娘ソフィアが加わっている。(アルジオン北村)
フィオナの海【字幕版】 [VHS]
ジョン・セイルズ
ある貴婦人の肖像【字幕版】 [VHS]
ジェーン・カンピオン
冒頭「真実の愛に出会うと鏡が愛を照らし返す」という、本作のキーワードとなる言葉が心に響く。文豪ヘンリー・ジェイムスの大河小説を、あの『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオン監督が完全映画化。彼女の心髄とする「真実の愛」や「生きる」ことが、まるで光と影のタペストリーのように描かれていく。
時は19世紀、イギリス上流社会。自由と自立、そして何よりも生きることに夢と希望を抱く女性イザベル。3人の男に愛されながらも自らの道を歩むが、気がつくととんでもない男の籠の鳥に…。
物語の折々にまるで暗号のように現れる鏡。果たしてイザベルの鏡には何が映るのか。やはりこの監督はうまい! イザベル役の二コール・キッドマンも美しいが、舞台を彩る絢爛豪華な装飾品の数々も見逃せない。(ソラノ リンゴ)
天使にラブ・ソングを2 [VHS]
ビル・デューク
かつて殺人事件に巻き込まれたことから修道院と関わりを持ちつつも、今は再びショービス世界に舞い戻っていた歌手のデロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)は、シスターたちの要請によって、不良学生の巣窟でもある高校へと派遣された。やがて彼女は悪がきたちの音楽的才能を認めてコーラス・グループを結成させ、音楽活動を開始する。
前作の好評を受けて製作された、主演ウーピー・ゴールドバーグの魅力全開のパワフルな「歌う尼さん」ソウルフル音楽コメディ映画第2弾。冴え渡るコーラスの響きなど、音楽的素晴らしさが前面に繰り広げられているのも前作同様だが、今回はさらにその音色によって悪がきたちが善導されていくのが、いかにもアメリカ映画らしい明るさに満ちあふれているのがいい。(的田也寸志)
天使にラブ・ソングを… [VHS]
エミール・アルドリーノ
『ゴースト』でアカデミー賞をとったウーピー・ゴールドバーグが、今度はコメディーに挑戦した。92年、全米で6か月を超えるロングランを記録した大ヒット作である。
殺人現場を目撃してしまったクラブ歌手のデロリスは、ギャングに命をねらわれるはめになる。デロリスが身を隠した場所は、お堅い修道院。最初はおとなしく隠れていたが、聖歌隊のリーダーになって本領を発揮。ヘタクソなコーラスがソウルやロックのリズミカルな賛美歌に変わり、街中で評判になってテレビ中継までされてしまった。だが、それにギャングが気づかないわけがない。デロリスの無事は…。
敬けんなシスターたちが、デロリスの指揮にのせられてノリノリでゴスペルを歌う姿は、まさにアメリカ発のゴスペルの奥の深さを実感できるシーンだ。最後はちょっとほろりとするヒューマンコメディーでもある。(梅澤眞由美)
追憶【字幕版】
シドニー・ボラック
第2次世界大戦以前からおよそ20年の激動の時代を生きた男女の愛の姿を描いた名匠シドニー・ポラック監督の社会派ラブ・ストーリー。1937年、大学のキャンパスで政治活動に熱中するケイティ(バーブラ・ストライサンド)とノンポリのハベル(ロバート・レッドフォード)は出会い、互いの思想の相違を感じるが、戦争中にふたりは再会し、急速に愛し合うようになり結婚。やがてハベルは映画脚本家となるが、50年代ハリウッド赤狩りの中、ケイティは反マッカーシズム運動を展開する一方、ハベルは己の創作に限界を感じ始め…。
20世紀アメリカ思想社会の流れと男女の愛の行方を巧みに組み合わせながら、ロマンティックな味わいを醸し出すことに見事成功した卓抜たる作品。ストライサンドが歌う主題歌は、今も歌い継がれる映画音楽のスタンダード・ナンバーである。(的田也寸志)
張り込みプラス(字幕スーパー版) [VHS]
ジョン・バダム
第三の男 [VHS]
キャロル・リード
第二次世界大戦後、廃墟になったウィーン。アメリカ人ホリーは親友ハリーに会いにウィーンを訪れ、間もなく親友の死を知る。しかし、親友の死体を運んだという3人の男のうち、2人はわかったがどうしてもあと1人がはっきりしない。親友の死に不審を抱いた彼は...。
ホリーの推理劇を通して、廃墟であったウィーンの暗黒の世界を浮き彫りにする。故・淀川長治に「映画美術の算数」と言わしめたミステリーに満ちた映画。また、映画のもつ芸術性と娯楽性が見事に融合した映画の教科書でもある。
特典として、淀川長治独特の語り口で解説した映像が挿入されている。『市民ケーン』のオーソン・ウェルズは、悪役ハリーを存在感のある名演技で表現している。アカデミー撮影賞、カンヌ映画祭グランプリを受賞した。(齋藤リエ)
太陽と月に背いて【字幕版】 [VHS]
アニエスカ・ホランド
星の王子ニューヨークへ行く(字幕版) [VHS]
ジョン・ランディス
真夜中のカーボーイ [VHS]
ジョン・シュレンジャー
処刑特急~テロリストの罠~ [VHS]
カルロ・U・クインテリオ
若草物語【字幕版】
ジリアン・アームストロング
19世紀半ば、マサチューセッツ州に住むマーチ家では、父が南北戦争で出征したため、気丈な母を中心に4姉妹が力を合わせて家を守っていた。しとやかな長女メグ、活発な次女ジョー、心やさしい三女ベス、甘えっ子の四女エミー。姉妹は次女ジョーを軸に、喜びも悲しみも分かち合いながら、さまざまな問題を乗り越え、身も心も美しく成長していく...。
原作は主人公の次女ジョーに自身の姿を投影し、家族、 姉妹の美しい絆を感動的に描いたルイザ・メイ・オルコットの大ベストセラー。現在も世界中の人々に変わらない感動を与えつづけている。主演のジョーは『エイリアン4』で一躍その名を馳せたウィノナ・ライダー。共演は『デッドマン ・ウォーキング』でオスカーを手にしたスーザン・サランドン、『ユージュアル・ サスペクツ』のガブリエル・バーン、『ジュマンジ』のキルスティン・ダンストなど、豪華スターの面々。(生野 舞)
E.T.(字幕スーパー版) [VHS]
スティーヴン・スピルバーグ
三人姉妹 [VHS]
マルガレーテ・フォン・トロッタ
三つ数えろ [VHS]
レイモンド・チャンドラーの傑作ハードボイルド・ミステリ小説『大いなる眠り』を名匠ハワード・ホークス監督が映画化。『マルタの鷹』でサム・スペードを演じてスターとなったハンフリー・ボガートが、ここでは名探偵フィリップ・マーロウを演じ、こちらも当たり役となり、そのいでたちと雰囲気は後の探偵映画のキャラクター創造に多大な影響を与えることにもなった。
ある日マーロウは、富豪の老人から末娘が脅迫されているので助けてほしいとの依頼を受けた。調査をつづけていくうちに浮かび上がる姉ヴィヴィアン(ローレン・バコール)の素行の謎。そんな折り、脅迫者が殺され、しかもその死体が消えてしまった…。
原作に忠実な映画化で、脚色にはノーベル賞受賞作家ウィリアム・フォークナーも参加している。(的田也寸志)
危険な遊び(字幕スーパー版) [VHS]
ジョセフ・ルーベン
顔のない天使【字幕版】 [VHS]
メル・ギブソン
華麗なる相続人 [VHS]
テレンス・ヤング
世界的権威の製薬会社社長が事故死し、娘のエリザベス(オードリー・ヘプバーン)がその財産を受け継ぐことに。しかし血縁者たちで占められている株主の中には、会社や財産の乗っ取りを企む者たちがいて、やがてエリザベスの命もねらわれるようになる…。
シドニー・シェルダンの『華麗なる血統』を原作に、オードリー・ヘプバーンをはじめ、ベン・ギャザラ、ロミー・シュナイダー、オマー・シャリフなど往年の大スターをずらりそろえてお届けするサスペンス大作で、監督は007シリーズや『レッド・サン』などで知られる娯楽派テレンス・ヤング。若き日のヘプバーンの魅力云々を追い求めるよりも、ドラマのおもしろさに焦点を定めて観た方が得策の作品ではある。エンニオ・モリコーネの音楽が秀逸。(的田也寸志)
花嫁のパパ(字幕スーパー版) [VHS]
チャールズ・シャイヤー
俺たちに明日はない [VHS]
アーサー・ペン
30年代、経済恐慌にあえぐアメリカではギャングが横行していた。なかでもひときわ悪名高い男女の2人組みが、ボニー&クライドだ。無軌道に犯罪を重ねる彼らは、娯楽のない国民のヒーロー的存在になるが…。
製作も兼ねたウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイが演じる破滅的な愛の物語は、アメリカン・ニューシネマの金字塔的作品だ。犯罪者らしからぬスタイリッシュないでたちが人気の理由で、ボニーの衣装は今でもファッション誌でとりあげられるほどにカッコイイ。ラストで2人が87発の銃弾を浴び、踊るように身もだえて絶命するシーンはあまりにも有名だ。彼らの一味に扮したエステル・パーソンズがアカデミー助演女優賞を受賞している。監督はアーサー・ペン。(小谷幸江)
遠い夜明け [VHS]
リチャード・アッテンボロー
猿の惑星 [VHS]
フランクリン・J・シャフナー
スタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』とともに、その後のSF映画の流れを作った大ヒットシリーズの第1作目である。
ケープ・ケネディから打ちあげられた宇宙船が、1年6か月後、ある惑星に不時着する。しかしそこは猿人が支配者であり、人間は下等動物という星だった。
決死の逃避行を試みる宇宙飛行士テイラーに、名優チャールトン・ヘストンが扮している。その「衝撃のラストシーン」は、まさに戦慄するほどショッキング。また、猿人たちの特殊メイクはアカデミー特別賞(メイクアップ)を受賞し、のちにメイクアップ賞が設立するきっかけとなるなど、映画史のエポックメーキング的作品だ。監督は『パットン大戦車軍団』でも知られるフランクリン・J・シャフナー。(伊藤文恵)
永遠に美しく… [VHS]
ロバート・ゼメキス
ブロードウェイの人気女優マデリーンの人気も、年には勝てずにやや落ち目だ。そこへ学生時代からのライバルであるヘレンが、有名な美容整形医と婚約したことを自慢に来た。マデリーンは、ヘレンから婚約者を横取りしようとたくらむが…。
女ならだれでも願う「永遠の美しさ」。この究極のテーマに、メリル・ストリープとゴールディ・ホーンの2大女優が、なりふりかまわず命がけで挑んでいる。猛女2人の間でもみくちゃにされるのは、『ダイ・ハード』(たやすくは死なない)な男、ブルース・ウィリスだ。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズなど、ヒット映画を連発するロバート・ゼメキス監督。本作は、彼が驚異の特撮クルーを引き連れて完成させた、身の毛もよだつ、おっかな~いコメディー。特撮を感じさせない特撮が見ものだ。(アルジオン北村)
運命の瞬間 そしてエイズは蔓延した [VHS]
ロジャー・スポッティスウッド
噂の二人 [VHS]
カレッジ時代から仲の良かったカレン(オードリー・ヘップバーン)とマーサ(シャーリー・マクレーン)は、共同で寄宿制私立学校の経営に乗り出すが、ふたりがレズビアンという噂が流れて生徒たちはみな退校。やがてふたりの潔白は証明されるが、そうした事件を機にマーサは、自分が潜在的にカレンを愛していることに気づき、その苦悩の果てに……。
リリアン・ヘルマンの戯曲『子供の時間』を1936年に『この三人』として映画化した名匠ウィリアム・ワイラー監督が、自らリメイクしたヒューマン・ドラマ。まだ性に対する偏見が濃厚であった時代の悲劇が、堂々たる演出で見事に奏でられている。二大スターの名演も見ものだが、役柄的にマクレーンの方がやや優勢か。(的田也寸志)
暗くなるまで待って [VHS]
テレンス・ヤング
麻薬が隠された人形を持ち帰った夫。何も知らない妻のもとに、夫の留守中、麻薬を求めて男たちがアパートにやってくる。そして盲目の妻は絶体絶命のピンチを迎えるが…。
オードリー・ヘップバーンが主演したサスペンスの秀作。ヒロインの目が不自由という設定がスリルを倍増させている。しかし、ヘップバーンはただ恐怖おののくヒロインではなく、暗闇に強いという利点を生かした行動もとれる利発な女性。彼女の行動がテンポのいいスリルを生み出しているといえよう。思いもよらないところからの光で、ヒロインが窮地に陥るシーンは本作の名場面、ショッキングで思わず「あーっ!」と声を出してしまうかも。監督はテレンス・ヤング、音楽はヘンリー・マンシーニが担当している。(斎藤 香)
悪魔のような女【字幕版】 [VHS]
ジェレマイア・チェチック
愛と青春の旅だち [VHS]
テイラー・ハックフォード
暗い過去を振り捨てるようにアメリカ海軍士官学校に入学した青年が、町工場に務める女性との愛を育みながら、厳しい訓練や親友の自殺といった数々の試練をくぐり抜けて、人間として成長していく姿を描いた青春映画である。
テイラー・ハックフォード監督の出世作となるとともに、リチャード・ギアの代表作として、今も広く愛され続けている佳作である。82年度のアカデミー賞ではルイス・ゴセットJr.が助演男優賞を、そして主題歌賞を受賞した。それまで生徒たちにとことん厳しく接していた鬼教官役のゴセットが、卒業の日に一転して主人公に最敬礼するシーンは実に感動的だ。(的田也寸志)
愛と呼ばれるもの【字幕版】 [VHS]
ピーター・ボグダノヴィッチ
愛という名の疑惑 [VHS]
フィル・ジョアノー
精神分析医のアイザック(リチャード・ギア)は、患者であるダイアナ(ユマ・サーマン)の深層心理を探る一環として彼女の姉ヘザー(キム・ベイシンガー)と面会するが、いつしかふたりは愛し合うように。しかしヘザーには夫がおり、やがて彼が殺されヘザーが犯人として逮捕されるに至り、アイザックは彼女に精神障害がある事実を知り、無罪を証明しようとするが…。
リチャード・ギアが初プロデュースしたサスペンス映画で、監督はフィル・ジョアノー。演出にはヒッチコック・タッチをそこはかとなく意識している節もある。ヒロインの精神障害は病的な酩酊症であり、少量の酒で過敏に反応し暴力的になるというもの。そのときのベイシンガーの表情が危険なエロティシズムを漂わせているのが印象的。(的田也寸志)
T-レックス【字幕版】 [VHS]
ジョナサン・ベテュエル
ワイアット・アープ [VHS]
ローレンス・カスダン
ロマンシング・ストーン 秘宝の谷 [VHS]
ロバート・ゼメキス
ロマンシング・ストーン 秘宝の谷 [VHS]
ロバート・ゼメキス
ロボコップ3【字幕版】 [VHS]
フレッド・デッカー
ロボコップ2【字幕版】 [VHS]
アービン・カーシュナー
ロボコップ【字幕版】 [VHS]
ポール・バーホーベン
ロザリー・ゴーズ・ショッピング [VHS]
パーシー・アドロン
レジェンド・オブ・フォール【字幕版】
エドワード・ズウィック
第1次世界大戦が勃発し、牧場を営むラドロー家の3人の息子のうち、次男のトリスタンと三男のサミュエルが戦地に赴くことに。やがてサミュエルは戦死。弟を守れなかった自責の念に苦しみながら帰還したトリスタンは、皮肉にもサミュエルの婚約者スザンナと結ばれてしまうのだが…。
ブラッド・ピット、アンソニー・ホプキンズ、アイダン・クイン、ジュリア・オーモンドといったオールスター・キャストで、アメリカ現代史を背景に、あたかも『エデンの東』をほうふつさせる兄弟や親子の確執を描いたヒューマン・スペクタクル映画。理屈では割り切れない愛憎劇の数々が、ややドラマティックすぎるきらいはあるが、エドワード・ズウィック監督は気負うことなく正攻法で、それらの人間模様を描いていく。ジェームズ・ホーナーの壮大な音楽が秀逸。(的田也寸志)
レイダース/失われたアーク<聖櫃>(字幕 [VHS]
スティーブン・スピルバーグ
リバー・ランズ・スルー・イット〈ワイド〉 [VHS]
ロバート・レッドフォード
ブラッド・ピットの名が一躍、ハリウッドに飛びだすことになった作品だ。まだ若かった彼の、初々しくさわやかな笑顔も魅力だ。
牧師の家庭で厳格に育てられた兄弟。だが、エリート大学の大学院を卒業した生真面目な兄ノーマンと、自由奔放で天真爛漫な弟ポールとは、正反対の性格だ。成人してからは違う道を歩む2人だが、ポールはその無鉄砲な性格から賭けポーカーにはまり、危ない道に入りこむ。
モンタナの雄大な自然をバックに、父親に習ったフライフィッシングを通して成長し、人生を学んでいくさまが描かれている。自然の完璧なまでの芸術性の前で、人が美しく生きるとはどういうことなのかを考えさせられる。モンタナの自然の美しさを存分に楽しめる作品でもある。森を流れる川のせせらぎや、水面に反射する日の光、言葉のつむぎ方など、全編を通してロバート・レッドフォード監督らしい詩的な感じが漂っている。(梅澤眞由美)
リトル・ブッダ(字幕スーパー版) [VHS]
ベルナルド・ベルトルッチ
自宅に訪問してきた僧侶に突然、自分の息子がチベット高僧、ラマー・ドルジェの生まれ変わりかもしれないと告げられる。9歳のジェシーは心を痛め、もだえ苦しみながらも聖地へ行く決意をするのだが...。僧侶にプレゼントされた絵本にのめり込んでいくジェシー。それは、シッダールタ王子(ブッダ)が苦難を乗り越え、仏教の悟りを開くまでの過程が絵本になっている物語だった。
特撮を駆使しているだけあって、この古代インド絵巻が交錯するファンタジーは壮大である。その映像はとても美しく、さかのぼった時の流れと独特な音楽の調べとともに体も心もゆるやかに浮遊した気分になってくる。『ラストエンペラー』『シェルタリング・スカイ』に続くオリエンタル3部作の完結編。(近藤鈴佳)
ラスト・オブ・モヒカン(字幕スーパー版) [VHS]
マイケル・マン
19世紀建国前夜のアメリカ。イギリスやフランスが対立する植民地戦争のさなか、英国軍人の娘コーラ(マデリーン・ストウ)は敵に襲われたところをネイティヴ・アメリカンのモヒカン族に救われた。そのなかのひとりである青年ナサニエル(ダニエル・デイ・ルイス)とコーラは、やがて激しい恋に落ちていき…。
かつてサイレント時代に『モヒカン族の最後』として映画化されたこともある、アメリカ創世の神話とも称されるジェームズ・フェニモア・クーパーの小説に、パワフルな演出が持ち味のマイケル・マン監督が挑戦した恋愛大河ドラマだが、やはり彼なら出葉の骨太さが全面に出ており、ラブストーリーの繊細さよりも戦闘アクションのダイナミズムなどから、ひとつの時代のあけぼのを象徴する仕上がりとなっている。(的田也寸志)
ラスト・アクション・ヒーロー【字幕版】
ジョン・マクティアナン
映画好きの少年ダニーが、魔法のチケットを手に入れた。すると突然スクリーンからダイナマイトがとび出し、映画のなかに入り込んでしまったダニー。その映画のヒーロー、ジャック・スレイター刑事とともに、スクリーンの向こう側とこちら側の世界を行き来しながら活躍する。SFファンタジーとコメディー要素が強い、アクション作品である。
映画のなかの世界では、スターやパロディシーンがいっぱいだ。警察署へ行けば、入り口にシャロン・ストーンやトレンチコート姿のハンフリー・ボガードが。レンタルビデオ屋では『ターミネーター』の主演がシルベスター・スタローンになっていて、シュワルツェネッガーが「あれは彼の最高の作品だ」と言ったりする。ところどころに隠れているので、映画ファンなら実に楽しんで観られる作品だ。(梅澤眞由美)
ラジオ・フライヤー [VHS]
リチャード・ドナー
ラジオタウンで恋をして [VHS]
ジョン・アミエル
ライオン・キング(字幕スーパー版) [VHS]
ロジャー・アラーズ, ボブ・ミンコフ
ゆりかごを揺らす手(字幕) [VHS]
カーティス・ハンソン
ある産婦人科の医師が、第2子出産間近の女性クレアにわいせつ行為をされたと訴えられ自殺。その妻ペイトンはショックのあまり流産、逆恨みから復讐を計画し、乳母としてクレアの家に住み込むことに成功する...。
クレアの友人マリーンが「ゆりかごを揺らす手は世を支配する手」と忠告をしたにもかかわらず、ペイトンを乳母に採用するまでの過程が安易だがその分、ペイトンの心の奥底に秘められたしたたかな復讐心を垣間見ることができる。そして、夫とともに失った自分の子供への愛情をクレアの子供たちに向けるさまは、自分では抑えることのできない母性本能を感じさせる作品にも仕上がっていて見ごたえがある。ただ、現在妊娠中の人には衝撃が強すぎるサスペンス・スリラーだ。(近藤鈴佳)
ユージュアル・サスペクツ【字幕版】 [VHS]
ブライアン・シンガー
めぐり逢い【字幕版】 [VHS]
グレン・ゴードン・キャロン
メイフィールドの怪人たち [VHS]
ジョー・ダンテ
ミッドナイト・エクスプレス(字幕スーパー
アラン・パーカー
ミッション:インポッシブル【字幕版】 [VHS]
ブライアン・デ・パルマ
全世界に今なおファンの多い名作テレビシリーズ『スパイ大作戦』をもとに、現代ならではの社会背景を考慮しつつ、最新VFXを駆使して映画化した超大作である。スパイ組織IMFに属するイーサン・ハントは、ある任務に失敗して仲間を殺されたばかりか、罠に落ちて裏切り者のぬれ衣を着せられてしまう。身の潔白を証明するため、彼は独自に捜査を開始するが…。
主演のトム・クルーズが企画と製作を兼ね、自身のプロダクション第1回作品として完成させた。画面空間を360度フルに使いこなすブライアン・デ・パルマ監督の、手慣れた演出が絶妙だ。奇想天外なスパイアイテムの数々も楽しい。ラロ・シフリン作曲によるテレビシリーズのメインテーマをダイナミックにアレンジした、ダニー・エルフマンの音楽も効果的だ。(的田也寸志)
マディソン郡の橋【字幕版】 [VHS]
クリント・イーストウッド
世界中でベストセラーとなった、ロバート・ジェームズ・ウォーラーの同名小説の映画化作品である。前評判があまりに高かったため、誰がキャスティングされるかがかなりの話題となったが、結局クリント・イーストウッドが製作、監督、主演の3役を務めた。
アイオワ州の田舎に住む平凡な主婦と、そこを訪れた中年カメラマンの、4日間の恋の物語。不倫と呼ぶにはあまりに初々しい、イーストウッドとメリル・ストリープのドキドキするような関係は、まるで初恋のようだ。
イーストウッド扮するカメラマンが撮影にきた7つの屋根つきの橋は、100年以上も昔に架けられた歴史的建造物だ。「キッシング・ブリッジ」という別名のつく、カップルのデートスポットでもある。残念ながら、そのうちの1つは撮影の10年程前に火事で焼失してしまったたそうだ。(小谷幸江)
マイ・プライベート・アイダホ~天使が夢見 [VHS]
ガス・ヴァン・サント
マイフレンド,クララ [VHS]
ロバート・マリガン
マーベリック【字幕版】 [VHS]
リチャード・ドナー
ボブ・ロバーツ(字幕スーパー版) [VHS]
ティム・ロビンス
ボーイズ・ライフ(字幕スーパー版) [VHS]
マイケル・ケイトン・ジョーンズ
レオナルド・ディカプリオが初めて本格的に注目された93年の主演作。トバイアス・ウルフの自伝小説の映画化。高校生のトビーは母親の再婚相手ドワイトと彼の連れ子たちとの新生活を始めるが、ドワイトは異常なまでの独裁者でトビーの生活全般を自分の管理下におこうとする。トビーのつらく息苦しい日々が始まった。
天才的演技力をもつといわれるディカプリオだが、この作品でも多感な少年期特有の心情を演じきっていてすばらしい。抑圧された日々のなかで、やるせなさがにじみ出ていて切なくなる。ドワイト役のロバート・デ・ニーロが主演にディカプリオを推薦したというのも、さすが先見の明である。(星乃つづり)
ホーム・アローン2【字幕版】 [VHS]
クリス・コロンバス
ホーム・アローン(字幕スーパー版) [VHS]
クリス・コロンバス
ペット・セメタリー2 [VHS]
メアリー・ランバート
スティーブン・キング原作の大ヒットホラー映画の第2弾で、今作はオリジナル脚本によるものだ。
母親の死を目の前で見てしまった少年ジェフは、深い悲しみにさいなまれていた。そんな折、ペット・セメタリーという死者を生き返らせる墓地があることを知ったジェフは、ある行動を起こす。
孤独でナィーブな少年ジェフに、『ターミネーター2』のエドワード・ファーロングが扮する。彼の孤独な雰囲気は天性のようで、こういう役柄が実によく似合っている。
前作同様、亡くなった者を生き返らせたいという悲しみがベースになっており、せつなさが漂うホラーだ。しかし惨劇は前作よりかなり強烈で、ショッキングなシーンの連続だ。(星乃つづり)
ペット・セメタリー [VHS]
メアリー・ランバート
ペギー・スーの結婚 [VHS]
フランシス・コッポラ
夫(ニコラス・ケイジ)と別居し、人生にも疲れを見せ始めている中年女性ペギー・スー(キャスリーン・ターナー)は、ハイスクールの同窓会に出席した折り、その席上で突然倒れ、気が付いたら身も心もハイスクール時代の自分へと戻っていた!? かくして第2の青春を謳歌しようとするペギーだったが…。
1980年代フランシス・コッポラ監督の青春回顧趣味ここに極まれりといった感の強いロマンティック・ファンタジー。しかし、いくら新たな人生をめざそうとしても結局は第1、すなわち最初と同じ人生を選択してしまうあたりが、これぞ人生というべきか…。コッポラの甥でもあり『ランブルフィッシュ』などにも出演していたN・ケイジがここでは相手役を努め、大いにキャリアをステップアップさせている。(的田也寸志)
ベイブ【字幕版】 [VHS]
クリス・ヌーナン
「大きくなって太れば豚の天国にいける」と信じる、冒頭から始まる豚の皮肉な運命。子豚たちは母豚がいなくなっても寂しがらずに、自分にもその日が来るのを待ちわびているのが、なんとも切ない気持ちにさせる。しかし、幸か不幸かベイブの運命は遊園地の体重当てコンテストの商品に…。
たまたま牧場主のホゲットさんがやってきて、互いに心が通じ合ってしまう。体重を言い当てるときにベイブがおしっこをして、その差量がさらにベイブの運命を変えることになるのがおもしろい。1シーンタイトルつきで、紙芝居のように区切りがあって見やすい。第68回アカデミー賞、視覚効果受賞作品だけあり、動物たちの本物と複製のシーンの見分けがつかないほど、キュートで精巧にできている。(近藤鈴佳)
ベイビーズ・デイアウト 【字幕版】 [VHS]
パトリック・リード・ジョンソン
ベートーベン2(字幕スーパー版) [VHS]
ロッド・ダニエル
ブロークン・アロー【字幕版】 [VHS]
ジョン・ウー
ブレイブハート【字幕版】 [VHS]
メル・ギブソン
フレンチ・キス【字幕版】 [VHS]
ローレンス・カスダン
メグ・ライアンとケヴィン・クラインの魅力的な顔合わせによるおしゃれなラブ・コメディ。飛行機が大の苦手のケイトは、フィアンセのチャーリーが旅先のフランスで恋に落ちたのを知り、彼を追って一世一代の覚悟で飛行機に乗り込む。ケイトは怪しげな男性リュックと隣り合わせになるが、パリに着いてからリュックの指南でチャーリー奪還の行動を開始する...。
ケイトの飛行機恐怖症などエピソードの積み重ねに趣向が凝らされ、物語に格好のスパイスとなっている。冒頭、飛行機シーンから始まり、フランス各地を旅するケイトとリュックの掛け合いが楽しい。メグ・ライアンのクルクル変わる表情としぐさはキュート!という言葉がピッタリで、好感度ナンバー1と言われる彼女の魅力がいっぱいだ。コートダジュールやプロバンスの風景も絶品の美しさで物語に彩りをそえている。(星乃つづり)
フライド・グリーン・トマト [VHS]
ジョン・アヴネット
フック【字幕版】
スティーヴン・スピルバーグ
40歳の仕事人間ピーター・バニング(ロビン・ウィリアムス)がある日家に帰宅すると、子どもたちが消え去っていて、フック船長(ダスティン・ホフマン)からの脅迫状が残されていた。そう、ピーターの本当の正体はピーターパンであり、やがて彼は宿敵フック船長(ダスティン・ホフマン)から子どもたちを救出すべく、妖精ティンカー・ベル(ジュリア・ロバーツ)とともに再び冒険の旅へと旅立っていく…。
中年になったピーターパンという斬新なアイデアと豪華キャストで贈る、永遠の童心を持つ名匠スティーヴン・スピルバーグ監督のファンタジー大作。オリジナルの『ピーターパン』とは一味違い、出演者全員どことなく身体が重そうなのが、ご愛嬌ではある。(的田也寸志)
フォーエバー・ヤング [VHS]
スティーブ・マイナー
フェノミナン【字幕版】 [VHS]
ジョン・タートルトープ
ピアノ・レッスン [VHS]
ジェーン・カンピオン監督の『ピアノ・レッスン』は深く琴線に触れる作品であり、1993年に公開されると、その豊かで夢幻的な映像によって観客を魅了している。主人公のエイダ(ホリー・ハンター)は6歳のときに話すことをやめたスコットランド女性。娘のフローラ(アンナ・パキン)を伴い大切なピアノとともに、農夫の夫(サム・ニール)と見合結婚のためにニュージーランド南端の島にやって来る。エイダは、顔にマオリ族の入れ墨をした無愛想な隣人(ハーベイ・カイテル)にピアノを教えることになり、そこから展開が始まる。映画は力強くも夢のようなロジックに基づいており、ストーリー性すらあっさり否定してしまう。息をのむほど美しい恋愛映画であり、異彩を放つ演出家であるカンピオン監督が独特の手法で作り上げている。カンヌ国際映画祭ではパルム・ドール賞を受賞し、さらにアカデミー賞ではハンターとパキンがオスカーを、カンピオンが脚本賞をそれぞれ受賞している。(Jim Emerson, Amazon.com)
ヒーロー~靴をなくした天使~
スティーブン・フリアーズ
パルプ・フィクション(字幕) [VHS]
クエンティン・タランティーノ
タランティーノ監督の2作目にして、94年カンヌ映画祭で最高賞の「パルムドール」を受賞し、世界にその名を知らしめた傑作である。また俳優として落ち目だったジョン・トラボルタを主演に抜てきし、完全復活させたことでも話題になった。
題名の『パルプ・フィクション』とは三文雑誌、大衆犯罪小説誌のこと。3つの犯罪ドラマが交錯し、全体で1つの円を描くようなユニークな構成で、衝撃のクライマックスへと向かう。共演にサミュエル・L.ジャクソン、ユマ・サーマン、ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス、さらにはブルース・ウィリスまでもが出演している。タイトル曲で使われたディック・デイルの「ミザルー」は、大リバイバルヒットとなった。(山内拓哉)
パリの恋人 [VHS]
スタンリー・ドーネン
世界の流行をリードするファッション雑誌。その専属カメラマンのディックが、本屋の店員ジョーの「おかしな顔」に目をつけた。雑誌社は嫌がる彼女を説得、パリに乗り込んで撮影を開始するが…。
「ス・ワンダフル」などジョージ・ガーシュウィンの名曲の数々にのせて、「永遠の妖精」オードリー・ヘプバーンの魅力が炸裂する、とってもおしゃれなミュージカル。写真撮影と視覚コンサルタントを世界的な写真家リチャード・エイヴェドンが担当し、衣装をハリウッドを代表するイディス・ヘッドとパリのデザイナー、ジバンシーが共同制作した。監督は『シャレード』など、センスある映画つくりが光るスタンリー・ドーネン。フレッド・アステアの華麗なダンスも見ものである。(アルジオン北村)
パリで一緒に [VHS]
リチャード・クワイン
映画のシナリオライター、リチャードが脚本を執筆している。そこに現れたのはタイピストのガブリエル。2人はパリ祭を背景にして、追いつ追われつの脚本を書く。2人が主人公になりきって…。
ジュリアン・デュヴィヴィエの『アンリエットのパリ祭』を、思いきりハリウッド風にアレンジした魅惑のファンタジー・ロマン。35歳のオードリー・ヘップバーンがジバンシーのドレスに身を包み、大人の魅力を発散させる。共演は『麗しのサブリナ』以来となるウィリアム・ホールデン。洗練されたコメディーを得意とするリチャード・クワイン監督が、あこがれの町パリの魅力を存分に伝える。トニー・カーティス、マレーネ・ディートリッヒといった豪華ゲストスターたちをお見逃しなく。(アルジオン北村)
パーフェクト・ワールド [VHS]
クリント・イーストウッド
クリント・イーストウッドが自らは脇に回り、人気スター、ケビン・コスナーを主演に迎えて監督したクリミナル・ロード・ムービーの佳作。当時イーストウッドは『許されざる者』、コスナーは『ダンス・ウィズ・ウルヴズ』と、それぞれ監督・主演した西部劇で、アカデミー賞など多大な評価を得たというつながりもあった。
脱獄囚のブッチは、途中で8歳の少年フィリップを誘拐するが、やがて両者は心を通わせるようになり、フィリップを捨てた父から唯一届けられた絵葉書を頼りに、アラスカへと向かう。暗い影を落としながらも、新天地を求めようと逃亡の旅を続けるふたりの姿がいじましい。一方イーストウッドは、ブッチを追い求める警察署長役だが、主演でない分どこか役そのものを楽しみながら演じているといったおかしみがある。(的田也寸志)
バットマン・リターンズ [VHS]
ティム・バートン
正義と悪が表裏一体の街、ゴッサム・シティ。今ここで、正義をかけた戦いが始まろうとしていた。バットマン、キャットウーマン、そしてペンギン。正邪の区別がつかない市民たちは、いったい誰を選ぶのか…。
新キャラクターの登場、新たに作り変えられたゴッサム・シティの出現、常識では考えられない性能を搭載したバットモービルなど、この続編は、革新的なSFX技術でまったく新しく生まれ変わった。ロケット砲を背負った数千匹のペンギンの大移動や、ビルの谷間を乱舞する数万羽のコウモリなど、見せ場は数多い。
監督は、前作に引き続きティム・バートン。こちらも前作に引き続きのマイケル・キートン扮するバットマンが、ミシェル・ファイファーをキャットウーマンに迎えて、ダニー・デビート扮する不気味なペンギンを相手に暴れまくっている。(アルジオン北村)
バットマン [VHS]
ティム・バートン
悪が悪を生むゴッサム・シティ。だが、誰かが助けを求めれば、正義の味方バットマンが駆けつけるのだ。宿敵の名はジョーカー。白面に不敵なスマイルを浮かべる、恐るべき悪知恵の持ち主だ。その正邪激突の日がついにやって来た。
アメリカンコミックのヒーローを主役にしたSFXアクションである。本国では歴代のヒット記録を次々と塗り替えた話題作だ。永遠の少年ティム・バートン監督が、有無をいわさないオタクパワーを見せつけている。バットマンを演じるのは、マイケル・キートン。そして宿敵ジョーカーには、あの名優ジャック・ニコルソンが起用された。
マイケル・ジャクソンがほしがったという究極の車バットモービルや、超高速飛行機バットウィングなど、仕掛けのすごさも並みではない。まさに全編がクライマックスという、ド派手なメガムービーだ。(アルジオン北村)
バックドラフト(字幕スーパー版) [VHS]
ロン・ハワード
シカゴで、父親のあとを継いで消防士になった兄弟。彼らの前で放火殺人事件が連続した。これら3件の被害者はすべて税理士。こうしてその事件の裏に、市議会議員の影がちらつき始めた…。
ルーカス、スピルバーグに次ぐヒット・メーカーとなったロン・ハワード監督の、面目躍如たるファイヤー・アクション。SFXチームが発明した低温の炎が、まるで生き物のようにうごめく姿が見どころ。主役の兄弟にカート・ラッセルとウィリアム・ボールドウィン、放火犯罪調査官にロバート・デ・ニーロと、豪華な配役陣が目を奪う。TV番組「料理の鉄人」のテーマとなったハンス・ジマーによる音楽もみごと。強力なSFXと、骨太の人間ドラマががっちり4つに組んだ、見ごたえある大作だ。(アルジオン北村)
バック・トゥ・ザ・フューチャー2(字幕版 [VHS]
ロバート・ゼメキス
バック・トゥ・ザ・フューチャー3(字幕版 [VHS]
ロバート・ゼメキス
バグダッド・カフェ [VHS]
パーシー・アドロン
文句なしに映画ファンをうならせる傑作。舞台はアメリカ西部、モハーベ砂漠にたたずむさびれたモーテル「バグダット・カフェ」。そこは日々の生活に疲れきったモーテルの女主人や、日夜遊びに明け暮れる娘、売れない画家、ピアノの弾けないピアニストなど、うだつのあがらない人々が集う場所だった。そこへやってきたのがドイツ人のジャスミン。彼女の出現は、徐々に周りを変えていく…。
本作は砂漠のように枯れ果てた人々の心に、たっぷりの水で潤いを与えてくれる映画である。砂漠色の黄色を基調に描いた映像には夕暮れ時の物憂げさがあり、バックに流れる名曲『コーリング・ユー』はひたひたと静かな感動を呼び覚ます。この歌が軽快なリズムに変わっていくにつれ、ジャスミンの魔法は花開き、人々に笑顔が戻っていく。ジャスミン役のマリアンネ・ゼーゲブレヒトの印象が強烈だ。87年、西ドイツ作品。(齋藤リエ)
セント・エルモス・ファイヤー【字幕版】
ジョエル・シュマッカー
スパルタカス [VHS]
スタンリー・キューブリック
ステラ(字幕スーパー版) [VHS]
ジョン・エアマン
ステッピング・アウト [VHS]
ルイス・ギルバート
スタンド・バイ・ミー [VHS]
ロブ・ライナー
59年、オレゴン州の小さな町、キャッスルロック。ともに12歳のわんぱく仲間4人が、森の奥で行方不明になった少年を見つけだそうと冒険に出る。しかし、この2日間の冒険は、それぞれ生涯忘れられない思い出となるのだった。
スティーヴン・キングの小説を原作に、幼い日のみずみずしい思い出をつづる物語。多くの若者のバイブル的な映画となった。4人の無名の少年のなかからリバー・フェニックスというスターがとび出し、4人の先輩格でキーファー・サザーランドが、ナレーターとしてリチャード・ドレイファスが出演している。監督は、のちに『恋人たちの予感』などを手がけるロブ・ライナー。
有名なベン・E・キングの主題歌は、60年代末のヒット曲である。この映画のおかげで、再度大ヒットとなった。劇中でも、オリジナルが使われている。(アルジオン北村)
スターダスト・メモリー [VHS]
ウッディ・アレン
ティン・カップ【字幕版】 [VHS]
ロン・シェルトン
天才的なゴルフの腕をもちながらも、安全パイをとることが大嫌い。一か八かの勝負に出ては負け、今は落ちぶれてレッスンプロに甘んじている男。ある日レッスンに訪れた美しい女医に一目惚れするが、彼女の恋人はなんとPGA(プロゴルファー協会)のスターで、彼の元ライバルだった。
人生に挫折して再生を目指すプロゴルファーを、ケヴィン・コスナーが演じている。クライマックスの全米オープンのシーンには、元全米オープン優勝経験者や賞金トップランキングの現役選手が出演しているので、ぜひ見逃さないでほしい。女医役はレネ・ルッソ、ライバルにはドン・ジョンソンが扮している。ほか、ケヴィンのキャディーを演じるチーチ・マリンがいい味を出している。監督、脚本は『さよならゲーム』のロン・シェルトン。(小谷幸江)
ジョイ・ラック・クラブ(字幕スーパー版) [VHS]
ウェイン・ワン
ジュニア【字幕版】 [VHS]
アイバン・ライトマン
ジャック・サマースビー [VHS]
ジョン・アミエル
ジュラシック・パーク【字幕版】 [VHS]
スティーヴン・スピルバーグ
恐竜の血を吸った蚊の化石から恐竜のDNAをとり出し、遺伝子工学を駆使してクローン恐竜を作る。この方法で集めた恐竜たちにより、「ジュラシックパーク」というテーマパークが完成した。だが恐竜は野性をとり戻し、人間を襲い始める。
マイケル・クライトン原作による、このとてつもないストーリーをもとに、スティーヴン・スピルバーグがCGを駆使して、誰も見たことのない恐竜の映像化に成功した。製作技術も驚異的なら、興行収入も記録的。まさしく映画の歴史を大きく変えた映画といえるだろう。
主演はローラ・ダーン、サム・ニール、ジェフ・ゴールドブラム。恐竜王国を築いたハモンドには、イギリスの名優であり、監督でもあるリチャード・アッテンボローが扮している。全編がゲーム感覚にあふれたアドベンチャー巨編だ。(アルジオン北村)
バスケットボール・ダイアリーズ【字幕版】 [VHS]
スコット・カルバート
シティ・スリッカーズ2~黄金伝説を追え~ [VHS]
ポール・ウェイランド
シザーハンズ【字幕版】 [VHS]
ティム・バートン
エドワードは人造人間。だが、完成直前に博士が急死し、両手がハサミのままこの世に残された。心やさしい化粧品セールスウーマン、ペグに引き取られたエドワードは、ペグの娘キムに恋してしまう…。
鬼才ティム・バートン監督の描くラブファンタジー。純真無垢な心をもつエドワードはキムに恋をするが、哀しいかなハサミの手をした彼は、永遠に彼女を抱くことができない。そんなおかしく哀しく美しいラブストーリーを、詩的で夢幻的なタッチで描いた傑作。主演はジョニー・デップとウィノナ・ライダー。
特典としてティム・バートン監督と音楽のダニー・エルフマンによる音声解説、デップやライダーへのインタビュー、そして約4分半のメイキング映像、予告編などがついている。(アルジオン北村)
ファーム~法律事務所~ [VHS]
シドニー・ポラック
サブリナ【字幕版】 [VHS]
シドニー・ポラック
主演のジュリア・オーモンドにとって、この映画は彼女の女優人生の中でも大きな挑戦だったに違いない。この作品は、かのオードリー・ヘップバーンが主演している『麗しのサブリナ』(1954年)のリメイクなのだから。ヘップバーンの持つ小悪魔的な魅力には欠けるが、オーモンドは役をしっかり自分の物にしており、愛らしいサブリナを演じている。実際、内気な少女から洗練された女性への変身は、オーモンド演じる今回のサブリナの方がドラマティックな印象である。ストーリーはオリジナル版とほとんど変わらない。大きなお屋敷のお抱え運転手を父に持つ娘、サブリナが一家の次男と恋に落ちると、一家の将来を守るために長男が2人の仲を阻止しようとする。リメイク版では、このストーリーを、もう少し現代風にアレンジした。ララビー家の厳格な家長は女性(ナンシー・マーチャンド)になっており、サブリナがパリに行くのは、オリジナル版のように料理学校へ通うためではなく、カメラマンとして働くためだ(そのため、料理学校で卵を割る印象的なシーンはリメイク版には登場しない)。デイヴィッド(グレッグ・キニア)は、オリジナル版よりも若干トーン・ダウンされていて、共感できるキャラクターになっているし、オリジナル版でハンフリー・ボガート演じる長男の事業が着手したのは新開発のプラスチックだったが、リメイク版では新開発の超薄型テレビという設定になっている。デイヴィッドの婚約者、エリザベス・タイソン役のローレン・ホリーの好演も光る。オリジナル版と比較せずに見てみるといい。リラックスして楽しめるすばらしいロマンチック・コメディである。(Jenny Brown, Amazon.com)
サイコ [VHS]
アルフレッド・ヒッチコック
サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督による60年製作の作品。ほんの出来心から顧客の金4万ドルを横領して逃亡する女性事務員マリオン・クレーン。
街を出る際、社長に目撃されたり、警察に怪しまれたりするが、何とかくぐり抜けることに成功。一軒のさびれたモーテルへ宿泊する。経営者の青年ノーマン・ベイツと語り合うことで、もう一度街へ戻り、やり直すことを決心するが、本当のサスペンスはそこから始まる。
通常の映画としてのバランスをあえて崩し、突如、観客がこれからの展開に期待するものとは異なる方向へ転がる構成がすばらしい。現在あまりにも本作の主題について公にされすぎているが、あえて何も知らない状態で観賞してほしい。(田中 元))
ゴッドファーザー [VHS]
フランシス・フォード・コッポラ
47年、ニューヨークでマフィアの抗争が激化した。敵対するタッタリア・ファミリーにドンを襲われたコルレオーネ・ファミリーでは、ソニーとマイケルの兄弟が戦いの中心人物となる。
マリオ・プーゾのベストセラー小説の映画化で、フランシス・フォード・コッポラ監督の名を一躍有名にした傑作である。ジェームズ・カーン、アル・パチーノ、ロバート・デュヴァルらの演技と、静かなタッチのなかに展開する凄惨な抗争描写が見もの。以後のバイオレンス作品の手本となった。
ドン・コルレオーネを演じたマーロン・ブランドがアカデミー主演男優賞を受賞したほか、作品賞と脚色賞も受賞した。ニーノ・ロータによるテーマ曲も印象的である。(アルジオン北村)
ティファニーで朝食を [VHS]
ブレイク・エドワーズ
舞台はNY。宝石店ティファニーに憧れ、ショーウインドーの前でパンをかじるのが大好きなコールガールは、人なつこくてかわいい女性。同じアパートに越してきた青年作家は、そんな彼女に次第にひかれていくが、彼女には秘密があった…。
コールガールを演じても下品にならない、オードリー・ヘップバーンのキュートでエレガントな魅力が絶品だ。ジョージ・ペパードも、いかにも人のよさそうな好青年ぶりで、ヒロインに振り回される役がピッタリだ。原作はトルーマン・カポーティ、監督は『ピンクパンサー』シリーズでおなじみのブレイク・エドワーズ。エドワーズ監督の軽妙なタッチと、オードリーの都会の妖精のような、ふんわりとした軽やかさがマッチした、心地よいラブストーリーだ。(斎藤 香)
ティナ(字幕スーパー版) [VHS]
ブライアン・ギブソン
ソウル界の女王として君臨するティナ・ターナーの半生を描いた伝記映画。ティナに扮するアンジェラ・バセットの熱演と、そのそっくりぶりが見ものである。
子どものころから人波はずれた声の持ち主だったティナは、成長してアイク・ターナー(ローレンス・フィッシュバーン)のバンドでシンガーとして活躍し、彼と結婚するが、やがてアイクの悪しき本性が露呈するに至り、苦しみの末破局。その他、母や姉、友人たちとの激しい愛憎を軸にしながら、彼女が見事カムバックを果たすまでを、『愛の魔力』など彼女のヒットナンバーに乗せて描かれていく。彼女が仏教徒であることがわかるシーンもあり、そこらも興味深い。監督は『ポルターガイスト2』のブライアン・ギブソン。(的田也寸志)
ゴースト~ニューヨークの幻(字幕版) [VHS]
ジェリー・ザッカー
コンゴ【字幕版】 [VHS]
フランク・マーシャル
コリーナ,コリーナ(字幕スーパー版) [VHS]
ジェシー・ネルソン
コーンヘッズ(字幕スーパー版) [VHS]
スティーブ・バロン
卒業 [VHS]
マイク・ニコルズ
大学を卒業したベンジャミンは、そのお祝いのパーティでロビンソン夫人と知り合い、夫人の誘惑に負けて関係をもった。一方、両親のすすめで彼はロビンソン夫人の娘、エレーヌとつきあう。初めのうちは嫌々つきあっていたベンジャミンだが、エレーヌの純情さに次第に心惹かれていく。それに嫉妬した夫人が、娘に自分とベンジャミンとの関係をバラしてしまう。
監督マイク・ニコルズが67年のアカデミー監督賞を受賞し、世界的にヒットした作品である。サイモン&ガーファンクルの歌に乗せて、流麗な映像が若い2人の心をとらえている。ダスティン・ホフマンがスターとなり、エレーヌを演じたキャサリン・ロスが、その清純な瞳で世界の男たちのハートをつかんだ作品だ。青春恋愛映画のバイブルともいうべき1編である。(アルジオン北村)
コーラスライン [VHS]
リチャード・アッテンボロー
ブロードウェイで6136回という上演記録を残した、傑作ミュージカルの映画化。新作ミュージカルのバックダンサーを選ぶオーディションで、予備審査で残った17人のダンサーが、演出家を前に自分自身を吐露していく。
劇場のステージで各ダンサーが自分自身を語りながら歌い踊るという設定は、原作に忠実だ。彼らの過去を映像で再現するという余計な冒険に出なかったことが、舞台版のファンにはうれしい。ただ、マイケル・ダグラスが演じる演出家と、すでにダンサーとしての盛りを過ぎた、かつてのスター、キャシーとのロマンス部分は強調され、このあたりはハリウッド的。
映像としてのダンスは舞台版よりダイナミックさを増しているが、この物語がもっとも感動させる部分、すなわち、苦悩やトラウマを抱えたダンサーたちの生々しい「汗と熱と涙」は、当然のこととは言え、舞台版には及ばない。映画ととともにオーディションは終わり、その結末は、ブロードウェイの現実と、選ばれた者のさらなる過酷な未来を教えてくれる。ラストの群舞「ワン」の華やかさの点では、明日の運命も分からないダンサーたちへの賛辞として映画版に軍配を上げたい。(斉藤博昭)
ゲッタウェイ [VHS]
ロジャー・ドナルドソン
仲間に裏切られ、命を狙われつつも反撃に転じ、妻と高飛びする銀行ギャングのプロ。オリジナルは72年、サム・ペキンパー監督の傑作クライム・アクションだが、脚本をペキンパーに改変されてしまったウォルター・ヒルの企図は、彼が改めて執筆したこのリメイク版のほうがよく伝わってくる。つまりコルト45をぶっ放すような、夫と肩を並べたタフネスな妻の存在である。
主演は当時新婚ホヤホヤだったアレック・ボールドウィンとキム・ベイシンガー。このこともオリジナル版のスティーブ・マックイーンとアリ・マックグローが撮影中恋に落ち、電撃結婚・77年離婚したエピソードを思い起こさせる。2人をジリジリ追い詰めていく個性派ジェームズ・ウッズとマイケル・マドセンのコンビもいい味を出している。監督は『13デイズ』のロジャー・ドナルドソン。(轟夕起夫)
グリーン・カード (字幕) [VHS]
ピーター・ウィアー
舞台はニューヨーク。園芸家のブロンディ(アンディ・マクダウェル)は温室つきアパートの居住者になるために、フランス人ジョージ(ジェラール・ドパルデュー)はアメリカでの労働許可証「グリーンカード」を手に入れるために偽装結婚をするが、やがて入国管理局が本当にふたりが結婚しているか調べるために、ふたりのもとへ訪れた。
紙切れだけの関係だったはずのふたりが、いつしか本当に愛し合うようになる過程を繊細に追ったラブストーリー。『刑事ジョン・ブック 目撃者』などで知られるオーストラリア出身のピーター・ウェアー監督ならではの、異邦人の視点でアメリカを捉えた意欲作にもなりえている。フランスの名優ドパルデューは、これが初のアメリカ映画出演でもあった。(的田也寸志)
クイック&デッド【字幕版】 [VHS]
サム・ライミ
エンパイアレコード【字幕版】 [VHS]
アラン・モイル
ギルバート・グレイプ(字幕スーパー版) [VHS]
ラッセ・ハルストレム
身動きできないほど太ってしまった過食症の母、18歳で知的障害をもつ弟アーニーと、2人の姉妹。田舎町アイオワ州エンドゥーラで、亡き父の代わりに一家を支え、希望や夢を抱く暇さえない日々を過ごすギルバート。だが、自由で快活な旅人ベッキーとの出会いが、彼の心に少しずつ変化もたらした。
大切な絆だが、ときに束縛にもなる「家族愛」を切り口に、ギルバートの青春の一片をみずみずしく描いた感動作である。『ショコラ』『サイダーハウス・ルール』などの癒し系作品で有名な、スウェーデン出身のラッセ・ハルストレム監督。彼のハリウッド進出第1作目だ。
出演する映画を選ぶことで有名なジョニー・デップが、このオファーには即OKしたというエピソードを残すほど魅力的なストーリーだ。また、当時弱冠19歳にして成熟した演技を見せるディカプリオは、本作でアカデミー助演男優賞にノミネートされた。『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のジュリエット・ルイスら、若手豪華キャストの名演技など、見どころ満載の逸品である。(うさこ チャン)
キンダガートン・コップ(字幕版) [VHS]
アイバン・ライトマン
から騒ぎ(字幕スーパー版) [VHS]
ケネス・ブラナー
カッコーの巣の上で【字幕ワイド版】 [VHS]
ミロシュ・フォアマン
オレゴン州の精神病院に、型破りな人間ランドルが送られてきた。仮病を使って刑務所を抜けだしたのだ。ランドルはなにかにつけて規律を乱し、ラチェッド婦長ら病院側と対立する。そしてついにランドルは患者を扇動した。
75年のアカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞と、主要5部門を独占した名作である。ランドル役のジャック・ニコルソンの演技は、「他のハリウッドスターがアマチュアに見える」と賞賛されたほどの名演だ。ことごとくランドルと敵対するラチェッド婦長にはルイーズ・フレッチャーが、ランドルの親友チーフにはウィル・サンプソンが、ほかダニー・デビート、クリストファー・ロイドなど、わき役に至るまで芸達者をそろえている。監督は『アマデウス』でもオスカーを獲った、チェコ出身のミロス・フォアマンだ。(アルジオン北村)
エイジ・オブ・イノセンス【字幕版】
マーティン・スコセッシ
エース・ベンチュラ【字幕版】 [VHS]
トム・シャドヤック
ウォーターワールド【字幕版】 [VHS]
ケビン・レイノルズ
2XXX年、地球温暖化は両極の氷をすべて溶かし、地表を消し去ってしまった。それから数世紀、残った人類は浮遊都市のなかで暮らしていた。船で放浪の旅を続けるマリナーは、背中に伝説の陸地の地図を彫った少女と出会う。
冒頭、ユニバーサルのロゴマークである地球から、見る見る陸地が消えていく。90年代を代表する大スター、ケヴィン・コスナーが、映画100年を記念して最高のエンターテイメントに挑んだ超大作だ。『ジュラシック・パーク』の3倍近い、1億7500万ドルの制作費が投入された。監督はコスナーの盟友、ケヴィン・レイノルズ。
革命的なプロダクションデザインとダイナミックな視覚効果による、SFスペクタクル・アドベンチャーだ。これまで誰も見たことのない、驚異の未来世界の姿がここにはある。(アルジオン北村)
ウェスト・サイド物語 [VHS]
ニューヨークの下町ウエスト・サイドでは、2つの不良グループ、ジェット団とシャーク団が対立していた。元ジェット団リーダーのトニーは、マリアという女性に恋をする。だがマリアは、シャーク団リーダーの妹だった。
冒頭、70ミリカメラがニューヨークの上空から、裏町ウエスト・サイドへ降りたつ。その高度な緊迫感と迫力、高揚する生気と感動が、全世界の若者の心をとらえた。61年のアカデミー作品賞ほか、全11部門を受賞。レナード・バーンスタインによる音楽、ジェローム・ロビンズによる踊り、名匠ロバート・ワイズによる映像の、すべてが巧みに一体化している。
名曲『トゥナイト』と『アメリカ』、そして体育館での圧倒的なダンス。これぞ、映画史上空前のミュージカルといえるだろう。(アルジオン北村)
イレイザー【字幕版】 [VHS]
チャールズ・ラッセル
インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(字幕版 [VHS]
スティーブン・スピルバーグ
ジョージ・ルーカス製作総指揮、スティーヴン・スピルバーグ監督という大ヒット・メーカー・コンビで送る冒険ファンタジー活劇シリーズの第3弾。今回は、キリストが最後の晩餐で使ったといわれている聖杯をめぐって、インディアナ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)とナチス・ドイツとの間で激しい攻防が繰り広げられていく。加えて今回は名優ショーン・コネリーがインディの父親役として登場し、ユーモラスなデコボコ親子コンビぶりをとことん見せつけてくれており、スリリングな展開の中に余裕すら窺わせる作りとなって、シリーズ中一番アメリカ映画の伝統を再現し得ている感がある。さらには冒頭、少年時代のインディを今や伝説の青春スター、リヴァー・フェニックスが演じているという楽しさもあり、徹頭徹尾観客へのサービスにぬかりのない大快作に仕上がっている。(的田也寸志)
インタビュー・ウィズ・バンパイア【字幕版】 [VHS]
ニール・ジョーダン
ジャーナリストのマロイの前に、自分は吸血鬼だと名乗る男ルイが現れる。そして彼は、自分を吸血鬼にしたヴァンパイアのことを話す。その吸血鬼レスタトは、共に永遠の命を生きる相手としてルイを選んだが…。
アン・ライスが自身の小説『夜明けのヴァンパイア』を脚色、『クライング・ゲーム』のニール・ジョーダン監督が、そうそうたる若手キャストを得て映画化したゴシック・ホラー。レスタトを演じるトム・クルーズには、当初原作者のライスが反対した。しかし体重を落としたうえ、髪を金髪に染め、今までのイメージをくつがえしたクルーズの姿には、ライスも大絶賛。もうひとりの美形俳優ブラッド・ピットと男同士のエロティシズムを競う。(アルジオン北村)
いつか晴れた日に【字幕版】 [VHS]
アン・リー
アマデウス【字幕ワイド版】 [VHS]
ミロシュ・フォアマン
23年、オーストリアのウィーンで、1人の老人が自殺を図った。彼の名はアントニオ・サリエリ。かつて宮廷にその名を馳せた音楽家である。そのサリエリが、天才モーツァルトとの出会いと、恐るべき陰謀を告白する。 「モーツァルトは殺されたのでは…」。19世紀のヨーロッパに流れたこのミステリアスな噂をもとにしたピーター・シェーファーの戯曲を、完ぺきに映画化。75年のアカデミー作品賞ほか、全8部門で受賞した。
ふんだんに流れる名曲群、舞台にはないミュージカル部分の追加、チェコのプラハでオールロケした美しい映像など、そのすばらしさは枚挙にいとまがない。監督は、チェコ出身の才人ミロス・フォアマン。2人の音楽家の精神的死闘は、観る者を極度に興奮させる。(アルジオン北村)
アンカーウーマン【字幕版】 [VHS]
ジョン・アヴネット
アポロ13【字幕版】 [VHS]
ロン・ハワード
70年4月11日、アポロ13号が月に向けて打ち上げられた。だが、月まであと6分の5の行程で、緊急事態に遭遇。地球に帰還する確率は10%以下だ。3名の乗組員とヒューストンの、全力をあげての危機回避活動が始まる。
人類が月に降り立つという快挙を成し遂げたアポロ計画が、そのわずか9か月後に、かつてない危機を迎える。米国宇宙開発史上、初の死者が出るのだろうか? 知力を尽くした救出活動と限られた時間との戦いを、スリリングに描いた秀作だ。
監督はヒットメーカーのロン・ハワード。トム・ハンクス、ケヴィン・ベーコン、ゲイリー・シニーズ、そしてエド・ハリスらの、火花を散らす名演が見ものだ。また、ロケット打ち上げ時に砕け落ちる氷の1枚1枚を再現した、驚異のSFX映像が観客の目を奪う。(アルジオン北村)
あなたに降る夢【字幕版】
アンドリュー・バーグマン
ニューヨークの警官チャーリーは、底抜けに善良な正義の味方だ。ある日、ウエイトレスへ渡すチップの小銭がなく、宝くじを出して「もし当たったら半額やる」と約束した。ところが、その宝くじがなんと400万ドルの大当たり! チャーリーは約束を守ろうとするのだが、そのチャーリーの善意は野心家の妻によって阻まれる。思わぬ「幸運」に戸惑うウエイトレス、そして…。
ニューヨーク中の100を超えるスポットで撮影した、正真正銘の「ニューヨーク映画」である。摩天楼から下町、そしてヤンキースタジアムなど、数々の名所を背景に流れる、多くのスタンダードナンバーが聴きどころだ。ニコラス・ケイジが正直な警官チャーリーを、ブリジット・フォンダがウエイトレスを好演している。(アルジオン北村)
デブラ・ウィンガーを探して【字幕版】 [VHS]
ロザンナ・アークエット
ウェールズの山【字幕版】 [VHS]
クリストファー・マンガー
1917年、ウェールズ地方の小さな村のフェノン・ガルウ山を測量するためにやってきたアンソン(ヒュー・グラント)とジョージ。しかしその山が地図に載るには6メートル足りないことがわかり、慌てた村人たちは足りない分の土を山に盛り、その間アンソンたちを村に引き留めるために、美女ベティ(タラ・フィッツジェラルド)を差し向ける…。
村自慢の山を護ろうと団結する村人たちの思惑から、いつしか恋に落ちてゆく若者たちの姿をほのぼのと描いた好編。第一次世界大戦真っただ中にも関わらず、戦争とは無縁だった地方ののどかな風景と素朴な人々のふるまいが、観る者に人間本来のありようを心地よく示唆してくれているようでもある。監督はクリストファー・マンガー。(的田也寸志)
老人と海【字幕版】 [VHS]
アーネスト・ヘミングウェイ, ジョン・スタージェス
ノーベル文学賞に輝いた文豪アーネスト・ヘミングウェイの同名中編小説を『OK牧場の決斗』など男臭い世界を得意とする名匠ジョン・スタージェス監督が映画化。演出は正攻法にして的確であり、詩情に富んだ原作の雰囲気を損なうことなく映像化している。
長いシケのあとひとりで海に出た老漁夫が、巨大なカジキと三日にわたる死闘を繰り広げ、老人は知力と体力を尽くして対抗するうちに大魚に敬意すら抱くようになる。ほぼ全編がスペンサー・トレーシー扮する老人のひとり芝居。人間の尊厳をかけた闘いを静かに、そして激しく演じアカデミー賞候補となった。
キューバロケとセット撮影を融合させ、広大な海の情景を再現したジェームズ・フォン・ホウの撮影、海の死闘を盛り上げたディミトリ・ティオムキンの音楽もアカデミー賞ノミネート。音楽賞を受賞している。(井上新八)
インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説〈THX版〉【字幕版】 [VHS]
スティーヴン・スピルバーグ
35年、上海。インディはクラブ「オビ・ワン」の歌姫ウィリーと中国人少年を連れ、「聖なる石」を求めてインドへ。だが、呪術をあやつるマハラジャ一味が、彼らを待ち受けていた…。
ジージ・ルーカスが発案し、スティーブン・スピルバーグが監督した痛快アクションシリーズの第2弾。ハリウッドミュージカル全盛時代を彷彿とさせる華麗なオープニングから壮快なラストまで、ユーモアとスリルが絶妙のバランスで襲い、息つく暇もないアクションが連続する。
まさに一度乗ったら途中下車不可能なジェットコースタームービー。ハリソン・フォードの相手役に抜擢されたケイト・キャプショーが見どころ。時代背景は第1作『レイダース』以前に設定されている。(アルジオン北村)
ハムレット【字幕版】 [VHS]
ウィリアム・シェイクスピア, マイケル・アルメレイダ
オリバー・ツイスト [VHS]
デヴィッド・リーン
アリス・イン・ワンダーランド~不思議の国のアリス~【日本語吹替版】 [VHS]
テンペスト【字幕版】 [VHS]
ジャック・ベンダー
真夏の夜の夢【字幕版】 [VHS]
ウィリアム・シェイクスピア, マイケル・ホフマン
カラバッジオ【字幕版】 [VHS]
デレク・ジャーマン
エドワード2(セカンド)【字幕版】 [VHS]
デレク・ジャーマン
タクシードライバー(字幕スーパー版) [VHS]
マーチン・スコセッシ
タクシー運転手のトラヴィスは、大統領候補の選挙運動員ベッツィに心惹かれる。だが、デートは失敗。そんな折、トラヴィスは13歳の売春婦、アイリスと出会い、足を洗うよう説得する。トラヴィスは使命を感じ、銃を手にアイリスのいる売春宿に向かったのだが…。
ニューヨークの夜を走る1人のタクシードライバーを主人公に、現代都市に潜む狂気と混乱を描く。ベトナム帰りの青年トラヴィスをロバート・デ・ニーロが演じ、世界の不浄さへのいらだちを見事に表現した。トラヴィスの強烈な個性は、70年代を代表する屈折したヒーロー像となった。
監督は、マーティン・スコセッシ。ホームタウンのニューヨークを舞台に、先鋭な人間ドラマを作りあげた。これが遺作となったバーナード・ハーマンの音楽も印象的で、特にトム・スコットのアルトサックスが冴えわたっている。(アルジオン北村)
ロミオとジュリエット【字幕版】 [VHS]
フランコ・ゼフィレッリ
数知れないほど映像化されてきているウィリアム・シェイクスピアの悲劇をフランコ・ゼフィレッリ監督が斬新で若々しいスタイルで描き、恐らくはもっとも世界中に知られた名作として讃えられている『ロミオとジュリエット』。
長年敵対する家同士の若者ロミオ(レナード・ホワイティング)とジュリエット(オリヴィア・ハッセー)は、互いに激しく愛しあいながらも、やがて悲劇的結末へと突き進んでいく。
主演コンビの初々しさはみずみずしい青春映画としての色を強調し、名匠ニーノ・ロータの哀切を誘う楽曲の数々は愛の悲劇を強調する。アカデミー賞撮影、衣裳デザイン賞受賞も納得の、優れたスタッフ・ワークにもご注目を。できれば思春期のうちに、一度は接しておきたい映画である。(的田也寸志)
ドリフトウッド~狂気の密室~【字幕版】 [VHS]
ローナン・オリアリー
愛しすぎて~詩人の妻~ [VHS]
ブライアン・ギルバート
リチャードを探して【字幕版】 [VHS]
アル・パチーノ
死と処女【字幕版】 [VHS]
ロマン・ポランスキー
フランケンシュタイン【字幕版】(淀川長治 名作映画ベスト&ベスト) [VHS]
ジェームス・ホエール
イングリッシュ・ペイシェント【字幕版】 [VHS]
アンソニー・ミンゲラ
第二次大戦下のサハラ砂漠。全身にやけどを負い、名前など記憶のすべてを失った男が、連合軍に保護された。従軍看護婦ハナが、「イギリス人患者」と名づけられた彼の看護をかって出る。やがて、男に記憶の波が...。
97年のアカデミー作品賞ほか、全9部門を受賞したラブロマンス大作である。主人公の患者を演じるのは、『シンドラーのリスト』などのレイフ・ファインズ。彼が思いを寄せる女性を、クリスティン・スコット=トーマスが演じている。そして看護婦ハナを演じたジュリエット・ビノシュは、アカデミー助演女優賞を受賞した。
『カッコーの巣の上で』『アマデウス』と、アカデミー賞作品を製作してきたソウル・ゼインツのもと、アンソニー・ミンゲラが監督に起用され、見事に期待に応えた作品となった。(アルジオン北村)
フランケンシュタイン【字幕ワイド版】 [VHS]
ケネス・ブラナー
ドラキュラ〈ワイド版〉
フランシス・フォード・コッポラ
最愛の王妃を亡くし、神への報復を誓ったドラキュラ伯爵。400年の時を経て、彼は亡き王妃に生き写しのミナに出会う。婚約者がいる身でありながら、伯爵に心を奪われてしまうミナ。さらに伯爵を滅ぼそうと、執拗に追いかけるヘルシング教授。悠久の時を経て、ついに結ばれた2人の愛の行方は…。
監督のコッポラは、子どものころから大の『ドラキュラ』ファン。プラム・ストーカの原作に忠実な映画を作ることが、夢の1つであったという。その夢をばく大な製作費と豪華キャストによって実現したのが本作だ。
吸血シーンに見られるエロティックな表現や、影を巧みに使った大胆な撮影手法。石岡瑛子のデザインによる華麗で豪華な衣装、細部まで凝ったセット。それらがコッポラの世界を十二分に表現している。ゴシックホラーというジャンルを越えた、壮大なロマンチック・ラブストーリーに仕上がっている。(ビーンズおがわ)
ブルース・ブラザース(デジタル・ニューマスター版)【字幕版】 [VHS]
ジョン・ランディス
キャメロット・ガーデンの少女【字幕版】 [VHS]
ジョン・ダイガン
森の中に住む魔女の存在を信じている少女デヴォン。彼女はトレーラー暮らしの青年トレントに出会う。バイト暮らしの貧しい彼は、住人から煙たがられていたが、デヴォンは彼を信頼し、なついていた。森で楽しい時間を過ごすふたりだったが、人々はふたりが仲がいいことを知り、騒ぎだす。
子どもがそのまま大人になったような、常識の枠に収まらない青年を演じるサム・ロックウェルが秀逸。作品ごとに別人のように変身するカメレオン俳優のロックウェルだが、その風変わりな個性が、この神秘的なファンタジー映画でも遺憾なく発揮されている。想像力豊かな少女を演じるミーシャ・バートンの愛らしさと賢さを兼ね備えた魅力、神秘的で美しい森、ハッと驚かせ、かつ、気持ち良く感動できるラストなど、小品ながら、見どころの多い秀作。(斎藤 香)
M:I-2 ミッション:インポッシブル2【字幕版】 [VHS]
ジョン・ウー
トム・クルーズ製作、主演によるメガヒットシリーズ第2弾。前作『ミッション・インポッシブル』の記録を軽々と抜きさり、全世界興行収入で5億ドルを突破。世界で2000年に公開した映画中、ダントツのNo.1ヒットを記録した。
今回与えられるミッションは、世界を破滅に導く狂気の殺人ウィルス「キメラ」の奪取。この人類最凶兵器をめぐり、クルーズ演じるイーサン・ハントが悪の組織と壮絶な死闘をくり広げる。
前作のブライアン・デ・パルマに代わり、今回の監督に抜てきされたのは、『フェイス/オフ』のジョン・ウー。オープニングの絶壁クライミング、クライマックスのカーチェイスシーンのド迫力は特筆もの! また任務指令を伝える人物として、『ハンニバル』のアンソニー・ホプキンスがノークレジットで参加している。(山内拓哉)
ジョー・ブラックをよろしく【字幕版】 [VHS]
マーティン・ブレスト
65歳の誕生日を数日後に控えたビル・パリッシュがある日突然、死神の訪問を受ける。寿命を延ばす見返りに、死神は富や権力すべてを手にしているビルに人間生活の道先案内人になれと指図し、人間界を楽しむことになるが...。
ジョー・ブラックという人間の名をもらった死神とビルとの関係が、出会ったころの他人行儀な関係を越えて、男同士の友情を感じさせる温かい空気になっていく。同時に「生きる心」がジョーに芽生えるのが感じられる。ただ切ないのは、ビルの最愛の娘スーザンとジョーが互いに惹かれあっていく姿。人間の心を知ってしまったジョーの切なさに、胸がキュンとならずにはいられない。スーザンが「稲妻にうたれたような恋」を初めて知ったコーヒーショップでの出会いから、最後にどうなるかがこの作品のお楽しみ。(近藤鈴佳)
チャーリーズ・エンジェル 1stシーズン MISSION1【二ヵ国語版】
フィフス・エレメント【字幕版】 [VHS]
リュック・ベッソン
3世紀、謎の有機体があらゆるエネルギーを飲み込み、巨大化しながら地球に接近していた。元宇宙連邦特殊部隊員のコーベンが、謎の美女リールーと、地球を救う4つの要素を手に入れようと旅立つ。
若者たちのオピニオンリーダー的映像作家リュック・ベッソンが、20年間温めた企画を100億円の巨費を投じて完成したSFアクション大作。ナンバーワンアクションスター、ブルース・ウィリスがコーベンに、スーパーモデルのミラ・ジョヴォヴィッチがリールーに扮して、圧倒的なスペース・アクションを展開する。敵役には、現在最高の悪役俳優ゲイリー・オールドマンが扮している。
ジャン・ポール・ゴルチエによる奇抜な衣装、エリック・セラによる秀逸な音楽とともに、240カットに及ぶCG映像が見ものである。(アルジオン北村)
メリーに首ったけ【字幕版】 [VHS]
ピーター・ファレリー, ボビー・ファレリー
「お下品ギャグがトレードマーク」と豪語するファレリー兄弟が放つ、下ネタ満載のコメディ。キャメロン・ディアス演じるメリーは、ルックスよし、性格よしのパーフェクトな女の子だ。そんな彼女のハートを射止めようと、いい年をした男たちが姑息な争いを繰り広げる。
優柔不断なテッドを演じるのは監督としても知られるベン・スティラー、怪しげな私立探偵ヒーリーはマット・ディロン、足の不自由な建築家(?)はリー・エヴァンスが、それぞれ一癖も二癖もあるキャラクターを名演。その暴走ぷりは、まさに抱腹もの。障害者ジョークあり、動物虐待シーンありと、ファレリー兄弟にお堅い良識など一切通用しないようだ。そんな許容度スレスレの毒気のなかでひと際輝いていたキャメロン・ディアスには、誰だって「首ったけ」になるだろう。(尾崎麻衣子)
ロック、ストック&ツー・スモーキング・バレルズ【字幕版】 [VHS]
ガイ・リッチー
ロンドンの下町の若者たちが、ギャンブルで作った借金を返すために、隣の部屋のマフィアの情報を盗み聞きして、マリファナ工場を襲撃。ところが、奪ったマリファナを売ろうとした麻薬王は、そのマリファナ工場のボスだった! ユニーク&スマートな映画を撮り続けるガイ・リッチー監督のデビュー作。
勘違いや運の悪さから、どんどんトツボにハマっていく若者たちの滑稽な姿を、テンポよく見せていく。マリファナ工場の一件にからむ人物は10人以上。それぞれ強烈な個性の持ち主で、その面々を見事にさばいた演出&脚本が秀逸。役者はJ・フレミングなど、英国気鋭の若手俳優がズラリ。ミュージシャンのSTINGがゲスト出演をしている。(斎藤 香)
サイダーハウス・ルール【字幕版】 [VHS]
ジョン・アーヴィング, ラッセ・ハルストレム
ジョン・アーヴィングの同名小説をラッセ・ハルストレム監督が映画化したヒューマン・ドラマの秀作。
アメリカ、メイン州の孤児院で純粋無垢に育った青年ホーマー(トビー・マグワイア)は、院長のラーチ医師(マイケル・ケイン)がひそかに行っている堕胎手術を受けに訪れたキャンディ(シャーリーズ・セロン)にひかれ、孤児院を飛び出してリンゴ園で働くことに。そこで彼はさまざまな人生の喜びや哀しみを体験していく…。
人がそれぞれ生きていくうえでのルールを痛感しながら、自らの生き方を模索していく若者の姿が、みずみずしくも切なく見事にとらえられている。孤児を増やしたくないがために中絶手術を行い、孤児たちに人生のルールを優しく説き聞かせていく院長を名優マイケル・ケインが好演し、アカデミー賞助演男優賞を受賞。ほか、膨大な原作を自身の手で思いきり凝縮したジョン・アーヴィングに脚色賞が贈られている。(的田也寸志)
オスカー・ワイルド【字幕版】 [VHS]
ブライアン・ギルバート
K-9~友情に輝く星~(字幕スーパー版) [VHS]
ロッド・ダニエル
7月4日に生まれて(字幕スーパー版) [VHS]
オリバー・ストーン
アメリカの建国記念日に生を受けたロンは、21歳のときに海兵隊員としてベトナムに派遣された。しかし負傷し、下半身不随となって帰国する。彼が傷ついたのは体だけではなかった。信じていた祖国に裏切られたからだ。
自らベトナムで二度負傷し、『プラトーン』でアカデミー賞を受賞したオリバー・ストーン監督。本作は、ロン・コービックの原作を10年越しの悲願実現で映画化したもので、89年のアカデミー監督賞を受賞している。『レイン・マン』で演技派に転向したトム・クルーズがロンを演じ、その後の俳優人生を決定づけた。共演にはウィレム・デフォー、キーラー・セジウィックなどの演技派がそろう。
単なるベトナム回顧にはとどまらず、広い意味で反戦をうたいあげ、人と国を愛することへの尊厳を描いている。(アルジオン北村)
12モンキーズ【字幕版】 [VHS]
テリー・ギリアム
オールウェイズ(字幕スーパー版) [VHS]
スティーブン・スピルバーグ
ダイ・ハード2【字幕版】 [VHS]
レニー・ハーリン
アクション巨篇第2弾である。前作の事件より1年後のクリスマス。妻の到着を待っていたダレス国際空港で、護送中の麻薬王奪回をねらうテロ集団と遭遇したマクレーン刑事。妻の搭乗する飛行機ともども空港を占拠され、またもや巨大な密室状態に。そして再び「最悪の1日」に身を投じることになる。
破壊王レニー・ハーリン監督は、舞台を隅々まで活用している。6000万ドルもの製作費をつぎこんで、スノモービルでのチェイス、コックピットからの脱出など、ド派手なバトル&爆発シーンをつるべ打ちする。
陰険なテレビレポーターや助っ人黒人警官らは、1作目と同じキャラで登場している。だが、上に下にと絶体絶命の状況を駆け回る、ブルース・ウィリス扮するマクレーンの超人ぶりは、さらに神がかった。その荒唐無稽さは、ほとんどスラップスティックギャグだ。(轟夕起夫)
マトリックス スペシャル・エディション【字幕版】 [VHS]
アンディ・ウォシャウスキー, ラリー・ウォシャウスキー
凄腕ハッカーのネオは、正体不明の美女トリニティーに導かれ、モーフィアスという男と出会う。モーフィアスはネオが、マトリックスと呼ばれる仮想現実から人類を救い出す「救世主」だと告げた…。
圧倒的な視覚効果と、息をもつかせないハイテンポな展開で、世界の度肝を抜いたカリスマ・ムービー。監督は『バウンド』で話術の巧みさを認識させたウォウショースキー兄弟。『スピード』のキアヌ・リーヴスは、この作品で再び最高のスターの地位についた。本作は『2001年宇宙の旅』よりも新しく複雑で、21世紀の映画を先取りした傑作。(アルジオン北村)
恋人までの距離(ディスタンス)【字幕ワイド版】 [VHS]
リチャード・リンクレイター
裏窓 [VHS]
アルフレッド・ヒッチコック
足を骨折し目下のところ車椅子生活を強いられているカメラマンのジェフ(ジェームズ・スチュアート)は、退屈しのぎにアパートの窓から望遠カメラでのぞき見をしていたために、いつしか殺人事件に巻き込まれてしまう。
コーネル・ウールリッチの短編小説を名匠アルフレッド・ヒッチコック監督が映画化した、今やサスペンス映画の代名詞といっても過言ではないほどの名作。主人公が身動きのとれない状態であることを逆手にとってのさまざまなスリルの趣向と演出が、素晴らしいまでに緊迫した効果を与えてくれている。たとえば彼がのぞき見している向かいのアパートの住人たちは、一切の台詞が主人公まで聞こえてこないので、どこかパントマイム的なユーモアが伴われるが、それが事件の発覚とともに無気味な体裁へと変貌していくうまさ。主人公の恋人役として登場のグレース・ケリーの美しさも特筆ものである。(的田也寸志)
裸の銃を持つ男(字幕スーパー版) [VHS]
デビッド・ザッカー
陽のあたる教室【字幕版】 [VHS]
スティーブン・ヘレク
迷子の大人たち(字幕スーパー版) [VHS]
ビーバン・キドロン
魅せられて【字幕版】 [VHS]
ベルナルド・ベルトルッチ
慕情【字幕版】 [VHS]
ヘンリー・キング
中国とイギリスのハーフである女医ハン・スーインの自伝的小説を映画化したラブストーリー。夫が共産軍との戦いで戦死して以来、香港の病院で働いているスーイン(ジェニファー・ジョーンズ)は、あるパーティでアメリカ人新聞記者マーク(ウィリアム・ホールデン)と出会い、やがて恋に落ちていく。しかしマークには、既に冷えきっているにも拘わらず離婚しようとしない妻がいた…。
いわゆる典型的メロドラマだが、香港の風景をバックに甘美な主題曲(今や映画音楽のスタンダード・ナンバー)とともに繰り広げられる美しいラブシーンの数々に当時の観客は酔いしれ、今なお語り継がれる名作として讃えられるようになった。ジェニファー・ジョーンズの名演が、映画ならではの麗しきヒロインの心情をさらに悲しく際立たせている。(的田也寸志)
父の祈りを [VHS]
ジム・シェリダン
1974年、ロンドンでIRAのテロによる爆破事件が起き、その犯人としてアイルランド人の不良青年ジェリー(ダニエル=デイ・ルイス)や、その父親ジュゼッペらがいわれなき罪に問われ、投獄されてしまった。獄中から無罪を訴える運動を続ける父。しかしジェリーはシニカルに、そんな父を見つめるのみだったが…。実際に起きた冤罪事件を映画化したジム・シェリダン監督の意欲的社会派人間ドラマ。
事件の解決と世間への体面を気にするあまり、その後明らかになった真相をもひた隠し、彼らを犯人に仕立てた警察や、それをう呑みにして彼らを激しく非難するイギリス大衆のアイルランド人差別といった、人間の醜態が赤裸々に暴露されていくとともに、父と子の確執という永遠不滅のテーマが感動的につづられていく秀作である。ベルリン映画祭金熊賞受賞作品。(的田也寸志)
不機嫌な赤いバラ(字幕) [VHS]
ヒュー・ウィルソン
秘密の花園【字幕版】 [VHS]
フランシス・バーネット, アグニシュカ・ホランド
原作はフランシス・ホジソン・バーネットによる児童文学の名作。1949年に一度映画化され、1993年のこの作品はリメイクになる。製作総指揮にフランシス・フォード・コッポラ、監督にポーランドの鬼才、アニエスカ・ホーランドを迎え、『シザーハンズ』のキャロライン・トンプソンが脚本を担当。物語は、1900年代のインドで幕を開ける。両親を失い突然孤児となった少女、メアリー・レノックス(ケイト・メイバリー)は、イギリスに住む伯父、ロード・クレイヴン(ジョン・リンチ)の元へ引き取られる。富豪の伯父は、妻を亡くした悲しみをいやすために、ひんぱんに旅行に出ていた。家に1人で残されているうちに、メアリーは2人の少年と友達になる。使用人の少年と、いとこである伯父の息子だ。いとこの少年は、もう何年も寝たきりの生活をしており、病人同然だった。3人の子どもたちは、手入れもされずに放っておかれたままになっている花園を敷地内に発見する。そして、この発見から、子どもたちは、愛や生きることの意味を知る成長を始めるのである。映像はとても美しく、利発な子どもたちの姿を丁寧に描いている。『秘密の花園』は、ワクワクする心を持ち、明るく考えて前に進む勇気を与えてくれる。ファミリー向けの映画というジャンルを超え、見る人すべてに新鮮な感動を与えてくれるだろう。(Jeff Shannon, Amazon.com)
白い嵐【字幕版】 [VHS]
リドリー・スコット
大洋航海を描いたこのアドベンチャー大作は、1996年に劇場公開された際は正当な評価を受けたとは言えなかった。その理由が、映画のタイトルにもなった嵐のシーンが映画館の大画面では素晴らしいが、家庭のテレビ画面で観ると必然的にインパクトが小さくなってしまうことが原因だとしたら、非常に残念なことである。劇場公開とビデオ発売を同時に行うと興行収入面でも影響を受けてしまうが、リドリー・スコット監督(『ブレードランナー』、『テルマ&ルイーズ』)の手腕により美しく映像化されており、大海原のロマンスや脅威に魅力を感じる人には感動を与える映画である。ハイスクールの学生が最終学年を乗組員の訓練生として過ごす際の、誰もが経験する通過儀礼を描いたアドベンチャー物。熟練航海士の校長(ジェフ・ブリッジズ)が訓練船である帆船アルバトロス号を指揮し、チームワークとメンバー個々の責任を厳しくたたきき込む。南米大陸の先端を回って戻るまでの航海において、若者たちは多くの試練を克服して人格が形成されていき、寄港地での上陸時間中に性的快楽にも目覚めていく。物語としては従来の冒険物を踏襲しており、スコット監督は『いまを生きる』、『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』の帆船バージョンに対して特に目新しさを加えているわけではない。しかし、『白い嵐』は大人への成長を描いたドラマとして優れた手法で撮影され、活力に満ちている。有能な新人俳優たちが配され(テレビドラマ『サンフランシスコの空の下』に出演したスコット・ウルフなど)、彼らがこのスリルに満ち溢れ、人生の転機となった冒険のドラマで重要な役割を果たしている。(Jeff Shannon)
白い嵐【字幕版】 [VHS]
リドリー・スコット
大洋航海を描いたこのアドベンチャー大作は、1996年に劇場公開された際は正当な評価を受けたとは言えなかった。その理由が、映画のタイトルにもなった嵐のシーンが映画館の大画面では素晴らしいが、家庭のテレビ画面で観ると必然的にインパクトが小さくなってしまうことが原因だとしたら、非常に残念なことである。劇場公開とビデオ発売を同時に行うと興行収入面でも影響を受けてしまうが、リドリー・スコット監督(『ブレードランナー』、『テルマ&ルイーズ』)の手腕により美しく映像化されており、大海原のロマンスや脅威に魅力を感じる人には感動を与える映画である。ハイスクールの学生が最終学年を乗組員の訓練生として過ごす際の、誰もが経験する通過儀礼を描いたアドベンチャー物。熟練航海士の校長(ジェフ・ブリッジズ)が訓練船である帆船アルバトロス号を指揮し、チームワークとメンバー個々の責任を厳しくたたきき込む。南米大陸の先端を回って戻るまでの航海において、若者たちは多くの試練を克服して人格が形成されていき、寄港地での上陸時間中に性的快楽にも目覚めていく。物語としては従来の冒険物を踏襲しており、スコット監督は『いまを生きる』、『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』の帆船バージョンに対して特に目新しさを加えているわけではない。しかし、『白い嵐』は大人への成長を描いたドラマとして優れた手法で撮影され、活力に満ちている。有能な新人俳優たちが配され(テレビドラマ『サンフランシスコの空の下』に出演したスコット・ウルフなど)、彼らがこのスリルに満ち溢れ、人生の転機となった冒険のドラマで重要な役割を果たしている。(Jeff Shannon)
陪審員【字幕版】 [VHS]
ブライアン・ギブソン
日の名残り【字幕版】
ジェームス・アイボリー
この優れた映画は「繊細な優雅さ」と表現されるのが多分一番ふさわしいだろう。この作品は現在を背景にしながら、第2次世界大戦直前にイギリスの地方の家で生きる人々を描いている。『ハワーズ・エンド』のスタッフと再結集したのは、女中頭のミス・ケントンを演じるエマ・トンプソンと完全無欠の執事スティーブンスを演じるアンソニー・ホプキンスだ。ほろ苦い物語の中心となるのは、スティーブンスとその主人ダーリントン卿(ジェームズ・フォックスが適度におせっかいで陰険なほど尊大に演じる)への彼の献身ぶりだ。スティーブンスはこう約言する。「人は雇い主の役に立つために出来ることをすべてやるまでは完全に満足はできないと思う」と。スティーブンスの世界をとりまくのは切迫したドイツとの戦争と、ダーリントンのひどく歪んだ戦争への関心、そしてもっとも強い印象を与えるのはミス・ケントンとの関係だ。スティーブンスはまさに抑圧そのもののような存在だが、ホプキンスが演じることで悲惨でも独善的でもなくなっている。主人が戦争を見誤ったようにスティーブンスは忠義を見誤る。彼にとっての“忠義”は感情の遮断で、たぶん終生後悔することになるだろう事態にスティーブンスを追い込む。この作品では多くの事が描かれているが、動きは巧みに理解と聡明な一瞥で、感情は合わさる視線のみで表現される。製作のイスマイル・マーチャントと監督のジェームズ・アイヴォリーと脚本のルース・プラワー・ジャブヴァーラによる他の作品と同じく、この映画も見るからに壮麗で、時代を印象的に、そして感動的にとらえている。ジャブヴァーラはカズオ・イシグロの原作を尊重して脚色している。脇役で素晴らしいのはクリストファー・リーヴとベン・チャップリンとヒュー・グラントだ。(N.F. Mendoza, Amazon.com)
尼僧物語 [VHS]
フレッド・ジンネマン
ベルギーの医師の娘ガブリエラ(オードリー・ヘップバーン)は、俗世と縁を切って修道院に入り、看護尼として自国の植民地コンゴに赴き医療活動に励むが、やがて第2次世界大戦の勃発し……。
『真昼の決闘』『ジャッカルの日』など骨太の作風で知られる名匠フレッド・ジンネマン監督が、信仰への懐疑、人種問題、戦争とナチスなどさまざまな問題を巧みに盛り込みながら、ひとりの修道尼が人間として自立していく姿を描いたヒューマニズムあふれる名作。特にキリスト教に対する批判精神は、静かながらも力強い演出によって説得力を持たせており、神の奴隷として甘んじるよりも人間であろうとするヒロイン像をヘプバーンが見事に演じきっている。ヘプバーン映画の中では比較的語られることの少ない作品だが、その質の高さは彼女の出演映画の5本の指に入るほどのすぐれものである。(的田也寸志)
ハワーズ・エンド(字幕) [VHS]
E.M.フォースター, ジェイムズ・アイヴォリィ
郊外の別邸ハワーズ・エンドを巡って、知的で理想家肌のオールドミス姉妹と実利主義の実業家一家が、奇妙な縁で結ばれていく文芸ドラマ。
アメリカ出身でありながらイギリスでイギリス的な映画を撮り続けるジェームズ・アイボリー。彼が『眺めのいい部屋』『モーリス』に続いてE・M・フォスター文学を映像化したこの映画は、これまでの行儀が良すぎるアイボリー作品に比べ、人間のずるさや弱さを現実味のある形で見せた力作となっている。登場人物たちは偶然に操られながら多彩な人間模様を繰り広げていくが、そこに描かれるのは、普段の生活の中では隠されているこずるさや小心などの人間臭さ。描き方はシニカルかつユーモラスだが、なかなかリアルなのだ。最終的にハワーズ・エンドは誰のものになる?と思って見てもおもしろい。美しいイギリス特有の風景や20世紀初頭のイギリス紳士・淑女の服装などイギリスチックな映像はアイボリーならでは。(茂木直美)
ルディ~夢はレースで一等賞!~【字幕版】 [VHS]
ペーター・ティム
ハートブルー(字幕スーパー版) [VHS]
キャスリン・ビグロー
サーフィンのメッカ、西海岸のベニス・ビーチで、歴代大統領のマスクを被った4人組による奇妙な強盗が多発する。事件を担当した新米のFBI捜査官ジョニー・ユタ(キアヌ・リーヴス)は、手がかりから犯人はサーファーの集団だと考え、潜入捜査でサーファーたちに近づく。そこで出会ったカリスマ的サーファーのボディ(パトリック・スウェイジ)に友情を感じ始めるが…。
エネルギッシュな現代の野人ボディと、彼に触発され、秘めた野生が目覚めはじめるエリート捜査官のジョニー。追いつ追われつの関係でありながら、互いに認め合うふたりの男のギリギリの友情を、アクション要素を詰め込んで爽快なエンターテインメント作に仕上げている。監督は、女性ながら骨太アクションを得意とする『ブルースチール』のキャスリン・ビグロー。(茂木直美)
吸血鬼ノスフェラトゥ [VHS]
F.W.ムルナウ
ノスフェラトウ [VHS]
ウェルナー・ヘルツォーク
ノートルダムの鐘【字幕版】 [VHS]
ヴィクトル・ユーゴー, ゲイリー・トゥルースデイル, カーク・ワイズ
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス【字幕版】 [VHS]
ヘンリー・セリック
ハロウィンタウンの「カボチャ大王」ジャックは、偶然迷いこんだクリスマスタウンの楽しい光景に、すっかり魅せられた。彼を思うサリーの心配をよそに、ジャックはハロウィン風クリスマス計画に没頭した。
棺おけ型のそりに骸骨のトナカイ、絶叫モノのプレゼント、そしてサンタクロースの誘拐と、なんとも不気味なクリスマスが始まる。『シザーハンズ』『バットマン』の鬼才、ティム・バートンが製作総指揮。そのすばらしいヴィジュアル・センスを発揮したアニメミュージカルである。
伝統的なストップモーションアニメと最新撮影技術によって、人形たちがまるで生命を与えられたかのように演技する。そして、とっても不気味なはずのキャラクターたちが愛しくてたまらなくなるという、不思議な魅力のある映画だ。(アルジオン北村)
ナイト・オン・ザ・プラネット〈ワイド〉 [VHS]
ジム・ジャームッシュ
ドゥ・ザ・ライト・シング [VHS]
スパイク・リー
トッツィー
シドニー・ボラック
熱演型の名優ダスティン・ホフマンが、なんと女装でお目見えするハートフル・コメディの快作。実力はあるのだがウルサ型のためになかなか仕事が回ってこない役者のトッツィーは、ひょんなことから女装してTVドラマの役をもらい、女優として大人気を得てしまうのだが…。デイヴ・グルーシンの軽快な都会派音楽に乗せながら、さっそうと街を歩くホフマンのおばさん女優ぶりが、とにもかくにもお見事。この手の作品にありがちなオカマチックな気色悪さなどみじんもない。
また、社会派シドニー・ポラック監督作品らしく、コミカルななかに現代なおも続く男女差別の実態をもそこはかとなく匂わせる。トッツィーに同性として(!?)友情の念を抱く女優ジュリー役のジェシカ・ラングは、本作でアカデミー賞助演女優賞を受賞。一方、トッツィーに惚れてしまうジュリーの父親役チャールズ・ダーニングも、すこぶるいい味を出している。(的田也寸志)
トイ・ストーリー【字幕版】 [VHS]
ジョン・ラセッター
デッドマン・ウォーキング(字幕 [VHS]
シスター・ヘレン・プレイジョーン, ティム・ロビンス
ジス・イズ・マイライフ(字幕スーパー版) [VHS]
ノーラ・エフロン
ツイン・ピークス〔1〕 [VHS]
デビッド・リンチ
ツイン・ピークス〔2〕 [VHS]
デビッド・リンチ
ツイン・ピークス〔3〕 [VHS]
デビッド・リンチ
ツイン・ピークス〔4〕 [VHS]
デビッド・リンチ
ツイン・ピークス〔5〕 [VHS]
デビッド・リンチ
ツイン・ピークス〔6〕 [VHS]
デビッド・リンチ
ツイン・ピークス〔7〕 [VHS]
デビッド・リンチ
ツイン・ピークス〔8〕 [VHS]
デビッド・リンチ
ツイン・ピークス〔9〕 [VHS]
デビッド・リンチ
ツイン・ピークス〔10〕 [VHS]
デビッド・リンチ
ツイン・ピークス〔11〕 [VHS]
デビッド・リンチ
ツイン・ピークス〔12〕 [VHS]
デビッド・リンチ
ツイン・ピークス〔13〕 [VHS]
デビッド・リンチ
ツイン・ピークス〔14〕 [VHS]
デビッド・リンチ
ツイスター【字幕版】 [VHS]
ヤン・デ・ボン
少女時代に父親を竜巻で失ったジョーは、「ドロシー」という名の竜巻観測機を完成させた。だが折しも現れた最大級の竜巻は、人間をあざ笑うかのように、タンクローリーや家まで巻きあげていく。
アメリカ中西部で、最も恐ろしい殺人者として知られる自然現象、竜巻。その撮影不可能な竜巻を、本作ではコンピューターグラフィックスで映像化した。製作はスティーヴン・スピルバーグ、監督が『スピード』のヤン・デ・ボンという、超ド級のスペクタクルアクションだ。のちに『恋愛小説家』でアカデミー賞を受賞したヘレン・ハントが、主役ジョーを体当たりで演じている。
見るものを吹きとばすこの破壊力は強烈だ。さあ、シートベルトのご用意を。(アルジオン北村)
チャイナ・シンドローム [VHS]
ジェームス・ブリッジズ
ダイ・ハード3【字幕版】 [VHS]
ジョン・マクティアナン
ブルース・ウィリス扮するマクレーン刑事が、不屈の闘志を貫くアクション巨篇第3弾。本作のカギは、彼に巻き込まれて共に危険な状況に陥る、ハーレム地区の家電店店主の存在。つまりシリーズ初の相棒が登場し、一種のバディムービースタイルになったところが新機軸だ。
ウォール街にある連邦準備銀行からの金塊強奪を企み、陽動作戦でNY中に爆弾を仕掛け、2人を揺さぶる犯人との駆け引き。セントラルパーク内のカーチェイス、地下鉄駅構内での大爆発など、趣向が満載だ。
監督は、第1作以来7年ぶりに登板したジョン・マクティアナン。当初『沈黙の戦艦』のプロットとバッティングし、数度のシナリオ変更を余儀なくされた末の、苦心の演出が見ものだ。(轟夕起夫)
ダイ・ハード【字幕版】 [VHS]
ジョン・マクティアナン
小津安二郎 DVD-BOX 第一集
里見■, 小津安二郎
千と千尋の神隠し (通常版) [DVD]
宮崎駿
わがままで無気力、どこにでもいるような現代っ子の千尋は、引越しの途中で、不思議な町に迷い込む。謎の少年ハクに手引きされ、八百万の神様たちが入浴しに来る「油屋(ゆや)」で「千」と呼ばれながら働くことになった千尋。さまざまな体験や冒険をとおして、少女は「生きる力」を取り戻していく…。
宮崎駿監督が、友人の10歳の少女に見せたいという思いから作り上げたこの『千と千尋の神隠し』。2001年夏に公開されるや、批評家筋からの高い評価と多くの観客からの支持を得て、それまでの国内映画興行記録を全て塗り替える大ヒットとなった。さらに、2002年のベルリン国際映画祭でも、グランプリにあたる「金熊賞」をアニメ作品としてはじめて受賞。全世界で、大きなセンセーションを巻き起こした。
『となりのトトロ』を彷彿とさせる「日本人の原風景」を美しく表現しながら、『もののけ姫』に負けずとも劣らない深いテーマ性を、『魔女の宅急便』のようなわかりやすくケレン味あふれる物語で展開したこの作品は、「硬」と「軟」という宮崎監督の2面性がほどよくミックスされ、宮崎駿作品の集大成と言える出来栄え。さらに、監督本人が「今回は若い人たちに大いに助けてもらった」と語っているように、従来の宮崎作品にはなかった「最近のアニメ」的要素が、脇役キャラの動かし方などの部分に感じられるのも意外な魅力となっている。
単なる一過性のヒットものではなく、長年にわたって称えられ続けるであろう傑作だ。(安川正吾)
ハウルの動く城 [DVD]
宮崎駿
国内はもちろん海外でも高い評価を受けた『千と千尋の神隠し』から3年を経て、宮崎駿監督が発表した長編アニメーション(2004年公開)。魔女の呪いで90歳の老婆に変えられてしまった少女ソフィーと、人々に恐れられているが実は臆病者の美青年魔法使いハウルが、王国の争いに巻き込まれながら心を通わせていく。ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「魔法使いハウルと火の悪魔」を原作としたファンタジーだ。
ハウルの城がもやの中にその姿を現すファースト・シーンだけで観客を別世界に引き込む手腕からして、やはり圧倒的。エピソードの因果関係などが若干わかりにくいきらいはあるものの、晴れた日の海の輝き、静謐に佇む湖が与える安らぎ、日常の中に訪れる平和な時間といった、何気ない一瞬の素晴らしさに心を奪われずにおれない。「千と千尋〜」同様に、大筋と言うよりは細部にこそ味がある作品と言えそうだ。(安川正吾)
クイール [DVD]
秋元良平, 石黒謙吾, 崔洋一
生まれて間もない子犬のクイールは、すぐに親元を離れてパピーウォーカー(香川照之&寺島しのぶ)のもとで1年間育てられ、そして盲導犬となるべく訓練センターでの生活を始め、多和田訓練士(椎名桔平)の訓練を受ける。やがて、盲導犬を断固拒否していた渡辺(小林薫)が、クイールのパートナーに決まったが……。
実話をもとに、1匹の盲導犬の生涯を描いた動物映画。『月はどっちに出ている』などで知られる崔洋一監督は「崔洋一のディズニー映画を観たい」との製作サイドの言葉に惹かれて演出を快諾したとのことだが、犬と人間を絶えず一緒の画面に入れるなどして犬と人間の自然な交流を見せこみながら、その奥では人間の都合で3度も別れを繰り返させられる1匹の犬の悲哀までをも巧まずして描出し、結果として彼は単なる愛玩映画の域を超え、生きとし生けるものの運命を奏であげた秀作を誕生させることに見事成功している。一見可愛らしくさわやかだが、その奥は哀しく、しかし生き物の血はいつも温かい。その意味でも、まさに崔映画ならではの卓抜した世界観に満ちた必見の作品である。(的田也寸志)
花とアリス 特別版 [DVD]
岩井俊二
岩井俊二監督が、高校生たちの揺れ動く心情をリリカルで繊細なタッチでつづった青春ドラマ。ネットで配信した4つの短編が、長編作品として再構成された。あこがれの先輩を「記憶喪失」だと信じこませ、つき合い始める花と、彼女の親友アリス。3人の微妙な思いがもつれていく。
細かいカットで紡がれるオープニングから、花とアリスの自然な会話に引き込まれる。恋の成就のための無謀な嘘や、親友が恋敵になるといった一見ありふれた展開も、演じる鈴木杏と蒼井優の等身大の演技で、高校生の生き生きとした日常に転化。通学中のときめきや海辺のデート、バレエ教室での稽古風景などノスタルジックな映像に、岩井監督自身が作曲した音楽が絶妙にかぶさる。物語に感動するとか、興奮することはないが、観ていること自体が心地よく、知らぬ間に胸をヒリヒリさせる一篇。やはり岩井俊二はただ者ではない。(斉藤博昭)
世界の中心で、愛をさけぶ スタンダード・エディション [DVD]
行定勲
ある日、朔太郎(大沢たかお)の婚約者・律子が突然書置きを残して失踪した。彼女の行き先が四国である事を知った朔太郎は、後を追いかける。四国は朔太郎の故郷でもあり、高校時代の初恋の思い出が眠る場所でもあった…。
片山恭一の大ベストセラー純愛小説を『GO』の行定勲監督のメガホンで映画化し大ヒットを記録した作品。ドラマの中心となるのは、高校2年の朔太郎(森山未来)と同級生アキ(長澤まさみ)との初々しくも哀しい初恋の顛末だが、映画化に際しては、さらに現代の設定をオリジナルで盛り込むことで、過去を乗り越えて未来を歩もうとする男女の姿をも感動的に捉えることに成功している。故・篠田昇の秀逸なキャメラ・ワーク、めいなCo.の繊細な音楽など、スタッフの力量も特筆事項。(的田也寸志)
いま、会いにゆきます スタンダード・エディション [DVD]
市川拓司, 土井裕泰
梅雨が訪れたある日、6歳の息子と暮らす巧(中村獅童)の前に、病気で死んだ妻・澪(竹内結子)が現われた。澪は死ぬ前に、1年後の雨の季節に戻ってくると言い残していたのだった。巧たちは記憶を持たない彼女を迎え入れ、再び家族としての生活を過ごすのだが…。
市川拓司の同名ベストセラー小説を映画化したラブストーリー。ファンタジーの衣を纏ってはいるものの、そこで強く訴えられているのは家族愛そのものであり、その点をきちんと描いているあたりがもっとも好感の持てる部分である。これが映画デビューの土井裕泰監督は、テレビ出身ということもあってか、映画的活写力に幾分欠けているきらいはあるものの、今回の題材は叙情的資質とマッチしていることもあって、さほど不満を抱かずに画面に没頭できる。透明感あふれるキャストそれぞれの好演も認めていい。(的田也寸志)
誰も知らない [DVD]
是枝裕和
『ワンダフルライフ』『ディスタンス』の是枝裕和による、劇場用長編第4作。1988年に東京で実際に起きた「子ども置き去り事件」をモチーフにし、母親に置き去りにされた4人の子どもたちが、彼らだけの生活を続ける約1年を描いている。撮影にも1年以上をかけた入魂の一作だ。
撮影時、子どもたちに台本は渡されず、監督のその場の指示で演技させたという。そんな独特の演出スタイルによって生み出された、生々しくもみずみずしい空気感が素晴らしい。彼らの感情が、頭を介してではなく心に直に入ってくるような不思議な感覚を覚える。そんなセミ・ドキュメンタリー的手法の一方でドラマとしての求心力を失うことがないあたりも監督の力量を感じるところだ。
カンヌ映画祭において、最優秀男優賞を史上最年少で受賞した柳楽優弥をはじめ、子どもたち全員の存在感が白眉。母親を演じたYOUら大人のキャストも見事にその世界に寄り添っている。(安川正吾)
20世紀の巨人 偉人列伝 チャップリン~スピルバーグ他 映像とイメージ [DVD]
クリストフ・タルシェスキー
20世紀の巨人 偉人列伝 ルイ・アームストロング~ジェームス・ブラウン他 サウンドとリズム [DVD]
クリストフ・タルシェスキー
20世紀の巨人 偉人列伝 ピカソ~ダリ他 芸術とデザイン [DVD]
クリストフ・タルシェスキー
20世紀の巨人 偉人列伝 アインシュタイン~ビル・ゲイツ他 生命と科学 [DVD]
クリストフ・タルシェスキー
20世紀の巨人 偉人列伝 カフカ~カミュ他 文学と思想 [DVD]
クリストフ・タルシェスキー
活きる 特別版 [DVD]
ユイ・ホア, チャン・イーモウ
1940年代の中国。裕福な暮らしに甘えて賭博に興じる夫、福貴(グオ・ヨウ)を見限った妻、家珍(コン・リー)。やがて全財産を失った福貴は、影絵講談芸で身を立てながら戦火の中を生き抜き、やがて家珍や子供たちと再会し、新たな生活を始めるが…。
1940年代から60年代にかけての中国・毛沢東時代を必死に生き抜こうとする家族の姿を描いた巨匠チャン・イーモウ監督の大河ドラマ。ユイ・ホアによる原作は、中国で20万部を乞えたベストセラー小説。94年度のカンヌ国際映画祭では審査員特別賞と主演男優賞を受賞している。庶民が生きていく上で抱く愛情や憎悪、そして喜びや哀しみといった要素が過不足なく描かれ、その中から、人はいかに生きていくべきかというメッセージがそこはかとなく訴えられていく。映像美もさながら、人間の自然な感情にこそ重点を置いた、イーモウ監督のターニング・ポイントともいえる作品だろう。(的田也寸志)
2046 [DVD]
ウォン・カーウァイ
1960年代の後半、香港の古びたホテルに住むチャウ(トニー・レオン)は、それまで自分が接してきた女性たちとの思い出やこだわりを胸に、ある近未来SF小説『2046』を書き始めていく。それは、失われた愛を見つけることができるという“2046”へ向かう謎の列車の物語。2046から帰ってきた者はいないという。ただひとりの男(木村拓哉)を除いては。そして今、男は再び列車に乗り込んでいた…。
ウォン・カーワイ監督がアジアを代表するトップ・スターを集結させて取り組んだSFラブストーリー…と思いきや、主軸として描かれるのは『欲望の翼』や『花様年華』ともリンクする、過去の女に想いを馳せる中年男のストイックなノスタルジーであり、実際SFとしてのドラマは劇中劇として少し挿入される程度。我らがキムタクの出番も少ないので、そのあたりを踏まえて接した方が得策。要はトニー・レオン扮する主人公の魂の彷徨に同化できるか否かで評価は大いに変わるだろう。フェイ・ウォン、チャン・ツーイーなど女優陣は魅力的。(的田也寸志)
流星花園 ~花より男子~ DVD-BOX 2
神尾葉子
流星花園 ~花より男子~ DVD-BOX 1
神尾葉子
神尾葉子原作の人気コミック「花より男子」が台湾でドラマ化されたのがこの『流星花園』。台湾はもちろん、世界13ヵ国で大ヒットを飛ばしたシリーズだ。
牧野つくしが入学した名門大学は、創始者一族である男性4人グループ「F4」に牛耳られていた。つくしはひょんなことからF4に目を付けられ、周囲からのいじめに遭うはめに。しかしめげずに対抗するつくしは、いつしかF4のメンバーである道明寺司や花沢類と微妙な関係になっていく…。
ひねりの効いたシンデレラ・ストーリーを、逆境に負けない主人公の「雑草」ぶりが小気味よく牽引する。世界の違う男性に惹かれる女の子らしい心の揺れも存分に表現されており、「いかにも少女マンガ的」であることがポジティブに作用した好感度の高い仕上がりだ。つくしを演じるバービィ・スーやF4を演じる台湾イケメンたちのフレッシュでキュートな存在感も大きな魅力。(安川正吾)
暗い日曜日 [DVD]
ニック・バルコウ, ロルフ・シューベル
クラブ・ファンダンゴ~略奪者 [DVD]
マティアス・グラスナー
アンナ・マクダレーナ・バッハの年代記 (公開題「アンナ・マグダレーナ・バッハの日記」) [DVD]
ジャン=マリー・ストローブ, ダニエル・ユイレ
これは、レオンハルトやアーノンクールらを中心とする古楽器演奏家たちが、可能な限り厳密に考証された当時の衣装・かつらを着用して、教会や古い家屋の中で演技・演奏する音楽映画である。バッハの2人目の妻として献身的につくしたアンナ・マグダレーナが語り部となることによって、映画全体が一つのバッハ伝記となっている。
バッハの時代とは一体どんな雰囲気だったのだろうか? 人々はどんな生活をし、どのような状況下で音楽は演奏されていたのだろうか? この映画は、それを出来るだけ忠実に視覚的に再現しようとしている。たとえば、数々の荘厳な宗教曲が演奏された教会のオルガン・バルコニーが、すし詰めに近い狭苦しいスペースだったことには驚かされるし、それを敢えて再現するこだわりはおもしろい。1967年製作の白黒映画だが、大変陰翳の美しい映像である。多くの演奏シーンは、編集なしの一発撮り、音楽も同時録音。楽器や声のピッチの乱れがかえって生々しい。一般のレコーディングでは決してOKが出ないようなテイクが、丸々収録されている。そういう意味でも、きわめて珍しい音楽映画といえるだろう。伴奏でも解説でもなく、純粋に「美学的な素材として」(ストローブ)、音楽が扱われている。
それにしても、ここに流れている音楽は素晴らしい。“いびつさ”(正にバロック的)が、この映画には満ちあふれていて、機械のような正確さを志向しがちな現代の演奏とは違った、手工芸品のような音楽体験が味わえ、血の通った人間の営みとしてのバロック音楽を感じさせる。草創期の古楽器演奏家たちの情熱的な演奏も、観る者を釘付けにするに十分な迫力がある。この映画はいまでも、私たちがバッハの時代に想像力を飛翔させるための、大きな助けになるだろう。28ページの解説ブックレットも充実した内容。(林田直樹)
モンブランの嵐 (トールケース) [DVD]
アーノルド・ファンク
死の銀嶺 [DVD]
G.W.パプスト, アーノルド・ファンク
未完成交響楽 [DVD]
ビリ・フォルスト
オーストリア出身の作曲家、フランツ・シューベルトの名曲『交響曲第八番ロ短調「未完成」』の誕生にまつわるラブストーリー。33年に大ヒットした戦前を代表する音楽映画であり、この後幾度となくリメイクされた。
19世紀初頭のウィーンが舞台。小学校教師で売れない作曲家の若きシューベルトが、公爵夫人主催の演奏会でデビューする。そこで出会った美しい伯爵令嬢カロリーネと恋に落ちる。しかしそれを快く思わぬ伯爵は、2人を引き裂こうとする。
劇中では、『アヴェ・マリア』『野ばら』などの有名曲にまつわる誕生秘話もおり込まれ、ストーリーが進む。シューベルトの『未完成交響曲』が有名になったのは、この映画のヒットによるところが大きい。(大石みちひろ)
バグダッド・カフェ 完全版 [DVD]
パーシー・アドロン
文句なしに映画ファンをうならせる傑作。舞台はアメリカ西部、モハーベ砂漠にたたずむさびれたモーテル「バグダッド・カフェ」。そこは日々の生活に疲れきったモーテルの女主人や、日夜遊びに明け暮れる娘、売れない画家、ピアノの弾けないピアニストなど、うだつのあがらない人々が集う場所だった。そこへやってきたのがドイツ人のジャスミン。彼女の出現は、徐々に周りを変えていく…。
本作は砂漠のように枯れ果てた人々の心に、たっぷりの水で潤いを与えてくれる映画である。砂漠色の黄色を基調に描いた映像には夕暮れ時の物憂げさがあり、バックに流れる名曲「コーリング・ユー」はひたひたと静かな感動を呼び覚ます。この歌が軽快なリズムに変わっていくにつれ、ジャスミンの魔法は花開き、人々に笑顔が戻っていく。ジャスミン役のマリアンネ・ゼーゲブレヒトの印象が強烈だ。1987年、西ドイツ作品。(齋藤リエ)
哀愁のトロイメライ/クララ・シューマン物語 [DVD]
ペーター・シャモニー
カラーで見る第2次大戦 Vol.1 混乱するヨーロッパ [DVD]
ドキュメンタリー
カラーで見る第2次大戦 Vol.2 総力戦 [DVD]
ドキュメンタリー
カラーで見る第2次大戦 Vol.3 勝利と絶望 [DVD]
ドキュメンタリー
パルムの僧院 完全版 [DVD]
クリスチャン=ジャック
Wallace and Gromit: A Grand Day Out DVD
Nick Park, Bob Baker, Peter Viney, Karen Viney
Join Wallace and his dog Gromit on their adventures. These adaptations of the world-famous animated film characters feature a cleaver story line combined with ingenious humor and brilliant characterization.
ビハインド・ザ・サン [DVD]
ウォルター・サレス
1910年のブラジル。プレヴィス家の長男がフェレイラ家の人間に殺された。プレヴィスの次男トーニョはフェレイラの家長に復讐をし、フェレイラ家からの復讐は逃れられない運命にあった。そんなときトーニョは弟のパクーと見たサーカスで、火吹き女のクララに心ひかれる。クララもトーニョに心奪われるが、復讐のときが近づいていた…。
血で血を洗う殺し合いを続けるふたつの家、そうせざるをえない時代が哀しく、犠牲になっていく人間たちが哀れでならない。まるで儀式のように殺し合い、その理不尽な運命を受け入れる家族の歴史に一石を投じるのは幼い三男。彼の行動が哀しい歴史に終止符を打つのか…。ウォルター・サレス監督は、残酷な人生を歩むふたつの家族の中の、ひとすじの光を子供にたくす。それは決して胸をすくような結末には至らないが、これで終わってほしいと願わずにいられない。荒涼としたブラジルの風景、本当にその時代に生きているかのような役者たちの生々しい演技、いずれも印象深い。出演は、『ラブ・アクチュアリー』などにも出演しているブラジルのスター俳優ロドリゴ・サントロ。(斎藤 香)
クアトロ・ディアス [DVD]
フェルナンド・ガベイラ, ブルーノ・バレット
カランジル コレクターズ・エディション [DVD]
ヘクトール・バベンコ
ジルベルト・ジル:ライブ・イン・サンパウロ [DVD]
モロ・ノ・ブラジル [DVD]
ミカ・カウリスマキ
アモーレス・ペロス 年内期間限定 スペシャル・プライス版 [DVD]
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
2000年度のカンヌ国際映画祭批評家週間グランプリや、東京国際映画祭グランプリおよび監督賞など多数の受賞歴に輝く、新世代のアレハンドロ・ゴンザレス監督によるメキシコ映画。
強盗の兄の妻を愛してしまった弟、交通事故で足を切断しなければならなくなったモデル、そして元大学教授でありながら殺し屋にまでおちぶれた老人と、メキシコ・シティを舞台にした狂おしい愛の悲劇が3話のオムニバス構成で描かれていく。
ただしこの3つのエピソード、じつは犬を媒介として巧みに絡み合っているあたりがおもしろい。また、ワイルドなスピード感や細かく切り刻まれたカッティングの妙といった映像処理などに、従来のメキシコ映画にはなかった新しさがうかがえる。(的田也寸志)
黒いオルフェ(ポルトガル語版) [DVD]
マルセル・カミュ
ギリシャ神話のオルフェウス伝説を基にしたブラジル詩人ヴィニシウス・デ・モラエスの戯曲を、マルセル・カミュ監督がリオ・デ・ジャネイロに舞台を置き換えて描いた魅惑編。リオのカーニバルを翌日に控えた日、田舎から出て来た少女ユーリディス(マルベッ・ドーン)は、市電の運転手オルフェ(ブレノ・メロ)と知り合い、カーニバルを通して深く愛し合うようになる。しかし、オルフェには将来を約束された婚約者がいた…。
カーニバルの熱気と狂騒が不思議とギリシャ神話とマッチするのだから、まさにアイデアの勝利でもあるが、濃い色彩美や音楽など優れたスタッフ・ワークに裏打ちされての賜物であることも間違いはない。アカデミー賞外国語映画賞およびカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞した、映像による民族の熱い祭典とでもいうべき傑作である。(的田也寸志)
トーク・トゥ・ハー リミテッド・エディション [DVD]
ペドロ・アルモドバル
設定は極端で過激。でも、なぜか共感を誘ってしまう登場人物たち。ペドロ・アルモドバル監督の持ち味が最大限に生かされ、第75回アカデミー賞で脚本賞を受賞した一作。
ともに愛する女性が昏睡状態になってしまったため、必死に看病を続けるふたりの男。しかし、ひとりは、元気だった頃の彼女をストーカーのように思い続けていたという屈折した過去がある。この映画がフォーカスするのは、献身的な愛を、相手の意思に関係なく一方的に与えることができる、その無情の喜びだ。アルモドバルは、サイレント映画や、ピナ・バウシュのダンス作品を巧みに織り込み、愛することにまっすぐにならざるを得ない人間の本能をえぐり出す。彼の作品に頻出するゲイ要素も、本作はわりと希薄。
一見、愛に深入りしないように見えるもうひとりの男も、ダンスや音楽に触発されて思わず涙を流す。そんな何気ない描写に、固定観念に対する監督の反抗心がチラリ。そして、絶望の後の希望に溢れたラストからは、またもや人生への惜しみない賛歌が受け取れ、感動せずにはいられない。(斉藤博昭)
オルフェ [DVD]
カルロス・ヂエギス
オルフェ(トニー・ガビード)は詩人にしてミュージシャン。彼がギターを弾き、歌をうたうと人も動物も耳を傾け、太陽も昇ってくる。そんな彼のギターの音とともに夜が明けたころ、1人の少女が飛行機から降り立った。少女ユリディス(パトリシア・フランサ)にオルフェはたちまちとりこになり、彼女もまたオルフェに強く惹かれていくのだが…。
この物語は、ブラジルの代表的な映画『黒いオルフェ』と同様、有名なユリディスとの悲恋の物語である「オルフェ伝説」に基く。オルフェは、ギリシャ神話に現れるトラキアの詩人・音楽家(音楽の神アポロンの息子といわれる)で、その歌声で金羊皮奪還を助けるほどの人物だったが、ある事件をきっかけに「暗黒」を意味するその名の様に変貌してしまう。
本作は、『黒いオルフェ』と同じ内容設定だが、スラム街・ファベーラの描き方ひとつをとってみてもまったく違う様相を呈しており、現代のブラジルの様子をひしひしと感じることができる作品に仕上がっている。(ますだなおこ)
シティ・オブ・ゴッド DTSスペシャルエディション (初回限定2枚組) [DVD]
フェルナンド・メイレレス, カチア・ルンジ
60年代後半のブラジル、リオデジャネイロ郊外の公営住宅「シティ・オブ・ゴッド」に 集まった貧しい少年たちは、強盗、殺人にも手を染めるチンピラばかり。その中でも写真家を夢見る少年ブスカペ、ギャングのボスを夢見るリトル・ゼ、恋人との幸せな生活を夢見るベネらをクローズアップし、彼らの成長していく様を、60年代後半、70年代、70年代後半の3パートでつづったバイオレンスな青春ドラマ。
リオのスラムで生き抜くためには、人殺しも厭わないという少年たちの現実にザックリとメスを入れたのはブラジルのフェルナンド・メイレレス監督。ドラッグと殺人にまみれた世界だが、ブラジルのラテン気質と、写真家を夢見るブスカペの真面目さ、恋をしたベネの陽気なキャラクターが、暗黒の世界の一筋の光となり、救いとなっている。(斎藤 香)
私の小さな楽園 [DVD]
アンドルーシャ・ワディントン
ボウリング・フォー・コロンバイン [DVD]
マイケル・ムーア
マイケル・ムーアが、『ロジャー&ミー』や『ザ・ビッグ・ワン』でやったように、アポなし突撃取材で挑んだ優れたドキュメンタリー映画。今回のターゲットは「銃規制」。この主題をとりまくあらゆる論争を巧みに展開、それらの論争を打ち負かしていくが、「他の民主主義国家に比べて、どうしてアメリカ人は互いを殺しあうのか?」という問題の答えはなかなか見つからない。コロンバイン高校銃乱射事件や、ムーアの地元ミシガン州フリントで起きた6歳児の発砲事件にフォーカスを当て、探求は進む。コロンバイン高校銃乱射事件を引き起こした生徒が銃を購入した大手ディスカウントストアのKマート本社に乗り込んだり、全米ライフル協会(NRA)会長、チャールトン・へストンの自宅を訪問、アメリカ国内での銃規制に反対する人々や組織に説明責任を求める。ムーアの切り口には、ユーモアと感情があり、ただの熱血漢で終わっていない。ムーアは、犯罪のはびこる世の中において、真に良識のある発言者となりつつある。(Bret Fetzer, Amazon.com)
華氏 911 コレクターズ・エディション [DVD]
マイケル・ムーア
アカデミー賞で『ボウリング・フォー・コロンバイン』が受賞したときのスピーチそのままに、マイケル・ムーア監督がブッシュ大統領を徹底批判するドキュメンタリー。ブッシュが大統領に当選した際のフロリダでの選挙疑惑や、同時多発テロ前後の彼の行動、ブッシュ家とビンラディン一族の意外なつながりなど、経歴や言動から大統領としての資質を問い正す。
全体を貫くテーマは、あくまでムーア監督の私見だが、使われている映像素材はすべて事実であり、その構成があまりに巧み。本質はどうであれ、観客にはブッシュのダメさ加減がはっきりと伝わり、ある種、痛快でもある。ムーアがもっとも時間を費やすのが、イラク戦争の是非。イラクからの帰還兵を連れて得意の突撃取材も行うが、息子をイラクで亡くした母の悲痛な叫びが、本作のクライマックスだろう。彼女を通してムーアは、ブッシュを批判するというより、無意味な戦争に反対しない社会全体を痛烈に批判する。小手先のうまさもあるが、鋭く強いメッセージを持っているという点で、これは超一級のドキュメンタリーなのである。(斉藤博昭)
ブラックボード - 背負う人 - [DVD]
サミラ・マフマルバフ
ロシアン・ブラザー [DVD]
アレクセイ・バラバノフ
コーカサスの虜(とりこ) [DVD]
セルゲイ・ボドロフ
モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版 [DVD]
ウォルター・サレス
キューバの革命家として、南米ではもちろん世界中に信奉者を持つチェ・ゲバラ。本作はブエノスアイレスでの医学生時代の彼・エルネスト(本名)が、友人と1台のバイクで南米を縦断した日々をつづる。彼自身の日記を映画化した、みずみずしい青春ロードムービーだ。アルゼンチンからチリ、ペルーを経てベネズエラへの1万km、6か月の旅で、ふたりはバイクの故障、ほのかなロマンス、そしてハンセン氏病患者たちとの触れ合いを経験する。
マチャピチュ遺跡やアマゾン、アンデスの雪山など、南米独特の風景が印象深い。表向きの物語は、冒険好きな男ふたりの珍道中だが、『セントラル・ステーション』のウォルター・サレス監督は、エルネストが行く先々で図らずも南米の現状を発見し、生きる指針を見つける瞬間を巧みに織りこんでいく。エルネスト役ガエル・ガルシア・ベルナルは、頼りなげな表情の中に意志の強い眼光を輝かせ、主人公の成長を体現。革命家の知られざる青春の1ページであるだけでなく、注目俳優の最高の演技を目の当たりにできる意味でも必見だ。(斉藤博昭)
オーシャンズ 12 [DVD]
ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピットらオールスターが集まった前作。このパート2は、同じメンバーが再集結したうえ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ヴァンサン・カッセルらが加わり、さらに豪華キャストになった。前作で奪ったカジノの大金を返せと脅されたオーシャンらは、ヨーロッパへ渡り、泥棒を繰り返す。そんな彼らに、ヨーロッパの大泥棒が「秘宝強奪で勝負しよう」と持ちかけてくる物語だ。
アムステルダム、パリ、ローマ、イタリアのコモ湖畔と、背景がロマンチックになったうえ、オーシャンらを追うユーロポール(ヨーロッパ警察機構)の捜査官と、ブラピ演じるラスティーのロマンスも進行。マット・デイモンのコミカルな存在感は、さらに際立ち、ジュリア・ロバーツの思わぬ活躍(観てのお楽しみ!)など笑える要素も倍増された。問題は肝心の秘宝強奪で、オチが分かっても、しっくりこないのが残念。ただ、そのマイナスを差し引いても、俳優たちの、演技とは思えない掛け合いに引き込まれるのは確かで、これはオールスター映画の醍醐味だろう。ソダーバーグ監督が、さり気なく挿入するこだわりの映像も見逃さないでほしい。(斉藤博昭)
Richard III [DVD] [1996] [Region 1] [US Import] [NTSC]
Ian McKellen, Annette Bening, Richard Loncraine
This film adaptation of a critically acclaimed stage production of Shakespeare's historical drama stars Ian McKellen in the title role. The setting is a comic-book vision of 1930s London: part art deco, part Third Reich, part industrial-age rust and rot. The play's force is turned into a synthetic high by art directors and storyboard sketchers, all of whom have a field day condensing the material into disposable pop imagery. Richard III is a fun film, more than anything, so infatuated with its own monstrous stitchery that even the most awkward casting (Annette Bening and Robert Downey Jr) seems a part of the ridiculous design. McKellen is the best thing about the movie, his mesmerising portrayal of freakish despotism and poisoned desire a thing to behold. —Tom Keogh
パッチ・アダムス コレクターズ・エディション [DVD]
1969年、生きる道を見失っていたアダムスは、自ら精神病院に入院した。しかし立ち直った彼は精神科医を目指し、ヴァージニア大学医学部に入学した。そして「笑い」を重視した療法を考え出す。
実話をもとにした感動のドラマ。町医者として12年間、15万人を越える患者を無料診療したハンター・アダムスを描いている。主役のアダムスにはロビン・ウィリアムスが扮し、「笑い」で心を治療するアダムスの精神をみごとに具現化した。笑いと優しさの伝染力が、時には病気の憂うつに勝る。そんな「パッチ」アダムスの「葛藤する時代」を克明に描いてゆく。アダムスが恋をする女学生役のモニカ・ポッターの清楚な美しさと、学友を演じたフィリップ・シーモア・ホフマンにも注目したい。(アルジオン北村)
スチュアート・リトル コレクターズ・エディション [DVD]
ロブ・ミンコフ
ニューヨークに住むリトル一家。ある日、ママとパパが孤児院から養子として連れてきたのは、なんとねずみのスチュアート。弟ができるのを楽しみにしていたジョージはがっかりし、飼い猫スノーベルも非常に不満だ。あの手この手でいじめるが、いつも明るく優しいスチュワートにいつしか心を開いていく。
脚本は、『シックス・センス』のM・ナイト・シャラマン。ねずみが養子という奇想天外な話からスタートし、スチュワートがリトル家の本当の家族となるまでを、温かくユーモラスに描いている。CGで作られたスチュワートはとてもリアルで、なめらかな表情は愛くるしく好感がもてる。母親役にジーナ・デイヴィス、スチュワートの吹き替えはマイケル・J・フォックスが担当している。(古屋葉月)
ヒマラヤ杉に降る雪 [DVD]
デビッド・グターソン, スコット・ヒックス
漁師のカールが殺害され、死体で見つかった。容疑者は日系人のカズオで、第2次大戦直後の反日感情が渦巻くなか、裁判が行われる。新聞記者イシュマエルは、カズオの妻が元恋人のハツエとあって、複雑だ。
『シャイン』のスコット・ヒックス監督が、ハリウッドにわたって作った問題作だ。公正であるはずの裁判が、世のなかの人々の感情に流されかけ、公器であるべき新聞記者が、独自の調査で事実を入手しながら、元恋人への想いで事実を発表できない。イシュマエルをイーサン・ホーク、そしてハツエを工藤夕貴が演じ、ジェイムズ・クロムウェル、マックス・フォン・シドー、サム・シェパードらの名優が脇を固めている。せつない恋物語であり、同時に観客を釘づけにする法廷ミステリーだ。(アルジオン北村)
ナチュラル コレクターズ・エディション [DVD]
バリー・レビンソン
スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX
アーヴィン・カーシュナー
1977年から1983年にかけて公開された「スター・ウォーズ」の“旧3部作”は、SF映画の歴史を変えたパイオニアにして、2005年に完結した“新3部作”の続編であるという複雑な出自を持つ作品だ。その“旧3部作”に、デジタル修復を加えた特別篇を収録したのがこのDVD-BOXである。
辺境の惑星で生きる青年ルーク・スカイウォーカーが、運命の導きのままに戦いに巻き込まれ、フォースに目覚めていく様は、今見ても充分新鮮。“新3部作”で、ルークの父アナキンがダース・ベーダーとなる過程を知ってから鑑賞すれば、それまでただの“敵の親玉”だったベーダー卿の一挙手一投足に哀しい影を感じるようになるのも興味深いところ。
価格を低めに抑えた代わりに、特典ディスクなどは一切ないシンプルな商品構成となっているが、例えば“新3部作”で「スター・ウォーズ」に初めて触れて、その源流を確認したいと思う人などには最適なアイテムと言えるだろう。(剛吉若寸也)
スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐 [DVD]
ジョージ・ルーカス
アナキンは最愛のパドメが出産の時に死ぬ予知夢を見て、なんとか彼女を助けたいと思うあまりに、命を操れるという悪側“シス”に身をやつし、ダークサイドへと転落してしまう。一方、アナキンをまんまとシス側に寝返らせたパルパティーンことダース・シディアスは共和国をついに崩壊させ、ジェダイ騎士団を壊滅させていくのだった……。
シリーズ最終章は、新3部作の中では最高の出来。愛と憎しみ、友情と裏切りといった様々なドラマが紡がれていき、最後のパズルのピースを埋めるにふさわしいボリューム感を持った作品となっている。もちろんオープニングの戦いからアナキンと師匠のオビ=ワン・ケノービとの対決まで、ワクワクするような戦いの場面も目白押し。スクリーンで観るのにふさわしい、実に楽しい作品だ。(横森文)
スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃 [DVD]
前作から10年の歳月を経て、オビ=ワン(ユアン・マクレガー)に付いて修行する青年アナキン(ヘイデン・クリステンセン)は、惑星ナブー女王の座を退いたアミダラ(ナタリー・ポートマン)と恋に落ちる。しかし、共和国からの分離主義を推進する者たちの思惑により、ついにクローン戦争が勃発してしまう…。
『SW』サーガ前半3部作の橋渡し役となるエピソード2で、監督はサーガ生みの親ジョージ・ルーカスが続いて担当した。ここでは、アナキンの恋と暗黒面への目覚めを中心にしながら、エピソード4、5、6の旧3部作へと連なるさまざまな要素の元も説き明かされていく。クライマックスはCGを駆使したクローン戦争の合戦シーンだが、その後のヨーダとクリストファー・リー(撮影時は79歳!)扮する分離主義者ドゥークー伯爵との殺陣シークエンスは、短いながらも素晴らしい盛り上がりをみせた。(的田也寸志)
スター・ウォーズ エピソードI ファントム・メナス [DVD]
ジョージ・ルーカス
「これは嫌な予感がするな」、スターウォーズ:エピソードI、ファントム・メナスでユアン・マクレガー演じる若き日のオビ=ワン・ケノービは宇宙船から降り立ち、こうつぶやく。映画史上他に類のないほど待ち望まれた作品の冒頭部分である。しかし、彼の台詞は、スターウォーズサガ最初のエピソードからのファンが、心中密かに抱いている気持ちを代弁しているかのようだ─「そう、間違いなくこれはスターウォーズだ。でも、果たしてこれは自分の好きなあのスターウォーズだろうか」。
確かに前作は見た人の期待感をあまりにも高めすぎたので、次に来るのがどんな作品でもこの期待に応えられるほどのものにはなりえなかっただろう。他のスターウォーズ映画同様ファントム・メナスも、難解なひねりのある話の筋やわずかなヒント、もどかしい会話を売り物にしている。しかし、残念なことにハン・ソロの威張った態度は見られないし、ダース・ベーダーが苦しそうな息づかいでじわじわとせまってくる怖さがないのもつまらない。そうかと思うと、一見神秘的なようで実はちんぷんかんぷんな出来事は今作でもまだ、やりすぎなくらいふんだんに盛り込まれている。
そして、22年前みんなを惹きつけたスターウォーズの斬新さの一部はすでにお決まりの見慣れたものとなってしまった。が、それでもまだ、賞賛すべき点は沢山ある。なかでも、特撮技術は驚くほどの進歩を遂げた。映画の中の3つの世界は、微細なところまで映し出された生物と植物と地平線を組み合わせて使うことで息吹を吹き込まれ、アクション・戦闘シーンは複雑になって手に汗にぎる迫力だ。特にあのワンシーン、タトゥイーン砂漠でのアドレナリン噴出もののポッドレースに比べたら、ベン・ハーの戦車レースなんか日曜日の公園のお散歩ぐらいにしか見えない。
役柄に関しては、新登場のキャラクターに混じって、おなじみの脇役たちの姿もちらほら目に付く。R2-D2とC-3POが初めて出会うシーンはあるし、ジャバ・ザ・ハットはちょっと若くてスリムに見える(だからと言って、決して若く、痩せているわけではないが)。そしてヨーダはこれまでで最高に気難しい。ナタリー・ポートマン演じる威風堂々たるアミダラ姫は、レイア姫がだらしなく見えるくらい立派な髪型をして、すごいレーザーを使う。クワイ・ガンはすぐにいなくなってしまったが、オビ=ワンの活躍はまだまだこれからだ。ゴム人形とカエルとヒッピーをかけあわせたようなジャー・ジャー・ビンクスが映画に軽い、笑いの要素をもたらすのに対して、シスの暗黒卿ダース・モールはすさまじい恐怖のオーラを持っている。アナキン・スカイウォーカーのベビーフェイスでは、フォースを駆使してライトサーベルを使いこなすには(そしてその後ダース・ベーダーになってしまうには)ちょっと若すぎるし純粋無垢すぎるんじゃないかと疑いがちだが、彼の子供らしい元気さに、ついそんなことは忘れてしまう。
映画の最後の方に、新しく共和国のリーダーになったパルパティーンが幼いアナキンの頭をなでながらこう言うシーンがある。おそらくエピソードIIを心待ちにしている多くのファンが同じ気持ちを抱いていることだろう。「我々は君の成長を多いなる関心をもって見つめていくことだろう」ほんとにそのとおり!(Tod Nelson, Amazon.com)
フルハウス -ファースト・シーズン- コレクターズ・ボックス [DVD]
『フルハウス』は、サンフランシスコを舞台にした家族向けホーム・コメディ。妻を亡くした父親とその3人の娘、そして2人の親友が体験する冒険の数々を描く。ダニー(『America's Funniest Home Videos』のボブ・サケット)は堅物のスポーツ・キャスター、ジョーイ(デイブ・クーリエ)は冗談好きなスタンダップ・コメディアン、義理の弟ジェシー(ジョン・ステイモス)はエルビスかぶれのロック野郎だ。ダニーの娘は11歳のDJ(キャンディス・キャメロン)、5歳のステファニー(ジョディ・スウィーティン)、それに赤ちゃんのミシェル(大きな目が印象的なメアリーケイト & アシュレー・オルセン)。総指揮をジェフ・フランクリン(『ラバーン & シャーリー』)が担当し、ABCで8シーズンにわたって放映された。
パイロット版にあたる「ごちゃ混ぜ家族誕生(Our Very First Show)」で、住む場所を探していたジョーイとジェシーの2人は、ダニーのマンションに引っ越してくる。ダニーの妻は飲酒運転事故に巻き込まれて亡くなっていた。同居の条件は子育てを手伝うこと。経験のない2人にとっては大仕事だ。子どもたちが毎週巻き込まれるトラブルや、ジョーイとジェシーがてんやわんやの状態で取り組む育児の様子(特に料理、掃除、おむつの交換)が笑いを生む。さらに、ジェシーのとんでもない髪型、スパンデックス・パンツ、ループ・タイなどのチープな1980年代スタイルも続々登場して微笑ましい。
この『The Complete First Season』は、第1シーズンに放映された全22話に加え、未放映のオリジナル・パイロット版を収録。こちらでは、ジョン・ポージーがダニーを演じている(フランクリンが「ごちゃ混ぜ家族誕生」に寄せたコメントによると、同役にはポール・ライザーの起用も考えられていたという)。ゲスト出演者で要注目なのは、「決めてやる!今夜(But Seriously Folks)」のフィリス・ディーラー、「DJのずる休み(D.J. Tanner's Day Off)」のステイシー・Q、「ふくれっ面のDJ(Just One of the Guys)」のカーク・キャメロン(キャンディスの兄で『愉快なシーバー家』でおなじみ)。大きな賞とは無縁だった『フルハウス』だが、長寿番組となって多くのファンを獲得していった(それにつれて出演者も増え、ダニーの家もますます満員=フルハウスに)。その後も地方局で再放映され、さらなる長寿を得ている。(Kathleen C. Fennessy, Amazon.com)
戦場のピアニスト [DVD]
ウワディスワフ・シュピルマン, ロマン・ポランスキー
2002年のカンヌ映画祭においてパルムドールに輝いた『戦場のピアニスト』は、ロマン・ポランスキー監督が指揮することを運命づけられた映画である。幼少時代をナチス占領下のポーランドで過ごしたポランスキー監督こそが、ユダヤ系ポーランド人のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマン(エイドリアン・ブロディ)の自伝を映画化するに相応しい唯一の人物と言える。ナチスのワルシャワ侵攻を目の当たりにし、死の収容所送りを奇跡的に逃れたシュピルマンは、ゲットーの廃墟に身を隠すことで第二次世界大戦を生き延びる。ナチスのホロコーストを映画化したこれまでの作品とは異なり、主人公の視点から忠実に描写され、ポランスキー監督によって壮大なスケールで戦争を描いた奥行きのある叙事詩となっており、シュピルマンが希望を捨てずに粘り強く生き延びる様子と、彼が逃げ出すことを拒んだ街が徹底的に破壊される様子とを対比して浮かび上がらせている。一切の妥協を排して肉体的、感情的な真実性を追求することにより、『戦場のピアニスト』は希望と精神的純潔性の究極的な調べを奏でている。『シンドラーのリスト』と同様に、人間性の最も暗い部分を描き出した偉大な映画の中の1作である。(Jeff Shannon, Amazon.com)
Ray / レイ [DVD]
テイラー・ハックフォード
ジョージアの貧しい家庭に生まれたレイは、少年時代に緑内障で視力を失うが「施しは受けず、自分の足で立って生きなさい」という母の教えを胸に、17歳でシアトルのクラブでデビュー。盲目の天才と呼ばれ、レコード会社と契約。ゴスペルとR&Bをミックスさせたソウルミュージックでスーパースターになる…。
故・レイ・チャールズの半生を『愛と青春の旅立ち』のテイラー・ハックフォード監督が演出した音楽満載の自伝映画。レイを、本人直々の指名を受けた『コラテラル』のジェイミー・フォックスが、自分自身を消し去ってしまったかと思うほど、レイ・チャールズになりきり、彼の魂が乗り移った爆発的パフォーマンスを披露。またドラマはソウルの神様レイだけでなく、女性にだらしない一面や薬物中毒、厳しいビジネスマンの顔もつづり、レイ・チャールズ本人を奥深いところまで描いているのもじつに興味深い。しかし圧巻はやはりライブ。年代ごとに披露される名曲の数々は、当時のレイの心情にリンクしたもの。この曲の背景には、こんなことがあったのか…と新たな発見に驚き。映画を見たあと必ずやサントラもじっくり聴き、レイの声にひたっていたくなること絶対だ。(斎藤 香)
白いカラス Dual Edition [DVD]
ロバート・ベントン
アンソニー・ホプキンスとニコール・キッドマンという魅力的な共演で贈る切ない愛と人生の物語。大学教授のコールマンは、黒人でありながら肌の色が薄かったために、ユダヤ人だと偽って生きてきた。彼は授業での差別発言で退職に追い込まれ、妻も急死。偶然知り合った、娘ほども年下の掃除婦フォーニアと恋に落ちる。フォーニアも元夫からの暴力、子どもの死など悲しい過去を引きずっており、ふたりはたがいの心の傷をいやし合うのだった。
日本語のタイトルが示唆しているとおり、物語の軸はアイデンティティーを偽ってきたコールマンの苦悩。現在の彼とフォーニアの関係に、青年時代の辛い思い出が重なっていく。ホプキンスの抑えた表情に対し、キッドマンが悲しみに満ち、読み書きができない無学なフォーニアという難役で新境地の演技。ふたりは驚くほど大胆なラブシーンにも挑戦している。ロバート・ベントンの演出はあくまでも正攻法で、じっくりと人物の心を掘り下げ、背景となる自然も美しく映像に焼き付けられた。ただ、スキャンダラスな物語のわりに静かな展開を、肩すかしと感じる人もいるかもしれない。(斉藤博昭)
フル・モンティ [DVD]
ピーター・カッタオネ
イギリス北部の町シェフィールド。6か月も失業していた絶望的な金欠男6人が、なんと「裸で金を稼ぐ」ことを思いつく。「フル・モンティ(すっぽんぽん)」で明るい未来をつかむことは、果たして可能か…?
息子から「少しは父親らしくしたら?」と諭されるパツイチ・パパ。ベッドでアレができなくなったと落ち込んでいる太りすぎ男。妻に失業したと言えない上司などなど、さえない素人集団が女たちの気を引こうとする。失業という暗い話題を逆手にとって、思いっきり笑うことで活力を生みだす不思議なコメディー。『トレイン・スポッティング』のロバート・カーライル、『司祭』のトム・ウィルキンソンら、イギリス映画・演劇界の俳優たちが、個性豊かなキャラクターを生き生きと演じている。監督は新鋭ピーター・カッタネオ。(アルジオン北村)
ティファニーで朝食を [DVD]
トルーマン・カポーティ, ブレイク・エドワーズ
舞台はNY。宝石店ティファニーに憧れ、ショーウインドーの前でパンをかじるのが大好きなコールガールは、人なつこくてかわいい女性。同じアパートに越してきた青年作家は、そんな彼女に次第にひかれていくが、彼女には秘密があった…。
コールガールを演じても下品にならない、オードリー・ヘプバーンのキュートでエレガントな魅力が絶品だ。ジョージ・ペパードも、いかにも人のよさそうな好青年ぶりで、ヒロインに振り回される役がピッタリだ。原作はトルーマン・カポーティ、監督は『ピンクパンサー』シリーズでおなじみのブレイク・エドワーズ。エドワーズ監督の軽妙なタッチと、オードリーの都会の妖精のような、ふんわりとした軽やかさがマッチした、心地よいラブストーリーだ。(斎藤 香)
チョコレート [DVD]
マーク・フォスター
保守的なアメリカ南部、ジョージア州のある町。黒人に偏見を持つ刑務所の看守ハンク(ビリー・ボブ・ソーントン)と、そこで処刑された死刑囚の妻だった黒人女性、レティシア(ハル・ベリー)が出会う。それぞれ息子を亡くした2人は、その穴を埋めるかのようにお互いを求め合い始めるが、レティシアは、ハンクこそ自分の夫の死刑を執行した男だと知らない…。
一見メロドラマ風な筋書きであり、そういう見方も許してはいるが、“筋書きでは語られない奥深さ”のある映画である。甘い愛のおとぎ話の形を借りながら、これまでも、そしてこれからも連綿と続くであろう人間の偏狭さ、グロテスクさをも見せつける。「チョコレート」という邦題は決して悪くないが、原題である「MONSTER'S BALL」(怪物の舞踏会)という言葉がまた、何とも意味深だ。
監督はスイス生まれの若手、マーク・フォスター。ミロ・アディカとウィル・ロコスによる、何重にも意味が張り巡らされた脚本は、第74回アカデミー賞オリジナル脚本賞にノミネートされた。またハル・ベリーはこの作品の演技で、同最優秀主演女優賞を受賞。黒人では初の快挙として、アカデミー賞の歴史に刻まれることになった。(安川正吾)
フィールド・オブ・ドリームス [DVD]
フィル・アルデン・ロビンソン
夢を実現するために自分自身を信じ続けることは、なかなかできるものではない。しかし、農夫がトウモロコシ畑をつぶしてまで夢に見た野球場を作り始めるこの作品では、夫婦愛、家族、そして自分自身を愛することの大切さを教えてくれる、大人のためのファンタジーである。
原作は、W.P.キンセラの『シューレス・ジョー』。アイオワ州の広大なとうもろこし畑や、伝説の大リーガー、シューレス・ジョーとの出会い。フィル・アルデン・ロビンソン監督は、これらのアメリカならではのエピソードを織り交ぜながら、アメリカンドリームの物語を静かに描いた。自分を信じて行動を起こす主人公の農夫をケヴィン・コスナーが演じている。セリフの少ない描写が、かえって彼の誠実さを浮き彫りにする。夢をもつことの大切さを教えてくれる感動作だ。(池端まゆ)
ショーシャンクの空に [DVD]
スティーヴン・キング, フランク・ダラボン
スティーヴン・キングの『刑務所のリタ・ヘイワース』を映画化したのが本作である。
妻とその愛人殺しの容疑で終身刑の判決を受ける、銀行マンのアンディ。無実の罪ながら投獄されるが、決して希望を捨てず、自由を得られる明日を信じ続ける。一方、古株の囚人レッドはそんなアンディに、「刑務所で希望をもつのは禁物」だと忠告する。アンディとレッドの友情を中心に、ショーシャンク刑務所で生きる男たちのさまざまな人間模様を描いていく。人生の不条理や悲しみを問いかけながらも、たどり着くラストシーンは見る者の胸をさわやかに、だが強く打つ。
いつも静かで穏やかだが、内面に強い意志をもち続けるアンディを演じるのは、ティム・ロビンス。その友人レッドに、モーガン・フリーマン。長い囚人生活に疲れはてていたが、忘れていた希望をとり戻していく姿がいい。監督は『ザ・フライ2』を手がけたフランク・ダラボン。(古屋葉月)
廿日鼠と人間 [DVD]
ジョン・スタインベック, ルイス・マイルストン
ギルバート・グレイプ ; WHAT'S EATING GILBERT GRAPE [DVD]
ラッセ・ハルストレム
身動きできないほど太ってしまった過食症の母、18歳で知的障害をもつ弟アーニーと、2人の姉妹。田舎町アイオワ州エンドゥーラで、亡き父の代わりに一家を支え、希望や夢を抱く暇さえない日々を過ごすギルバート。だが、自由で快活な旅人ベッキーとの出会いが、彼の心に少しずつ変化もたらした。
大切な絆だが、ときに束縛にもなる「家族愛」を切り口に、ギルバートの青春の一片をみずみずしく描いた感動作である。
『ショコラ』『サイダーハウス・ルール』などの癒し系作品で有名な、スウェーデン出身のラッセ・ハルストレム監督。彼のハリウッド進出第1作目だ。
出演する映画を選ぶことで有名なジョニー・デップが、このオファーには即OKしたというエピソードを残すほど魅力的なストーリーだ。また、当時若干19歳にして成熟した演技を見せるディカプリオは、本作でアカデミー助演男優賞にノミネートされた。ほか、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のジュリエット・ルイスら、若手豪華キャストらの名演技も見事だ。見どころ満載の逸品である。(うさこ チャン)
めぐりあう時間たち [DVD]
マイケル・カニンガム, スティーヴン・ダルドリー
1923年のロンドン郊外、『ダロウェイ夫人』をしたためる作家ヴァージニア・ウルフ。1951年のロサンゼルス、『ダロウェイ夫人』を愛読する主婦ローラ。そして、現在のニューヨーク、ダロウェイ夫人のような生き方をしているクラリッサ。別々の時代、別々の場所に生きる3人の女性の一日が交錯する、珠玉のドラマ。
特殊メイクで鼻の形を変え、本作で第75回アカデミー主演女優賞を受賞したニコール・キッドマンの名演は文句ないが、むしろ難しい役どころをこなしているのがジュリアン・ムーアとメリル・ストリープ。表には直接出てこないふたりの苦悩が、繊細な演技によって浮かび上がってくる。出会うことのない3人の女性のドラマは、詩のように美しい言葉が触媒となり、時代を自在にスライド。『ダロウェイ夫人』の物語はもちろん、口づけ、花などが三者三様に意味づけられて登場し、後半には、生と死というテーマがドラマチックに立ち現れてくる。すんなりと物語に感動できる作品と言うよりは、巧みな脚本と演出、上質な演技、衣装や美術を含めた映像の総合点でうならせる秀作だ。(斉藤博昭)
ミリオンダラー・ベイビー [DVD]
F・X・トゥール, クリント・イーストウッド
トレーラー暮らしで育ったマギーのたったひとつの取り柄はボクシングの才能。彼女は名トレーナーのフランキーに弟子入りを志願し、断られても何度もジムに足を運ぶ。根負けしたフランキーは引き受け、彼の指導でマギーはめきめき上達。試合で連破を重ね、ついに世界チャンピオンの座を狙えるほど成長。しかし、思いもよらぬ悲劇が彼女を襲った。
2005年のアカデミー賞ほか数々の映画賞を受賞したクリント・イーストウッド監督主演作は、単なる女性ボクサーの物語ではない。これはボクシングを通じて知り合ったマギーとフランキーの絆の物語。マギーは亡くなった父の姿を、フランキーは疎遠になっている娘の姿をお互いに重ね合わせ、そこに「家族」を見いだしていく。しかし、その絆が強固なものになればなるほど、後半マギーを襲う悪夢にフランキーは傷つく。マギーを永遠に逃れられない苦しみから救い出したいけれど、それは神に背くこと。
イーストウッド監督はボクサーとトレーナーの関係を崇高な愛の物語にまで高めていく。ひとりの女性ボクサーの人生が、死生観まで考えさせる映画になったのは、イーストウッドの監督としての志の高さだろう。アカデミー賞では作品、監督に加え、ヒラリー・スワンクが主演女優賞、モーガン・フリーマンが助演男優賞を受賞。役者たちのパフォーマンスにも圧倒される傑作だ。(斎藤 香)
ターミナル DTSスペシャル・エディション [DVD]
スティーブン・スピルバーグ
スティーブン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演というゴールデン・コンビによる3本目の作品。東欧のクラコウジア(本作のために設定された架空の国)からニューヨークを訪れた旅行者ビクターが、母国の突然のクーデターにより“無国籍”状態になってしまう。アメリカへの入国許可が下りないまま、彼は空港のターミナルで9ヶ月間も過ごすことに…。
工事中の区画に寝場所を確保し、小銭を集める方法を学ぶなど、ビクターのサバイバル生活がテンポよく展開。ハンクスの演技は、ときとして大げさだが、英語もまともに話せないビクターの喜怒哀楽を観る者に分かりやすく伝えてくれる。不倫に悩む客室乗務員と彼のロマンスや、フードサービスや清掃員など周囲の人々のエピソードにも心温まるが、本作で最も印象に残るのは、セットで作られたターミナルだろう。その巨大さはもちろん、細かい部分まで本物の空港に引けを取らないリアルさ。クライマックスには、スピルバーグらしい、ややクサめの感動が盛り込まれるが、全体を通して笑いと涙、シビアな現実と夢物語が巧みに交錯し、観ていて飽きない作りになっているのは、さすがだ。(斉藤博昭)
ナショナル・トレジャー 特別版 [DVD]
ジョン・タートルトーブ
先祖代々ゲイツ一族に伝わってきた、秘密結社フリーメイソンにより守られた秘宝。その秘宝の謎を解く鍵をついに一族の末裔ベンが発見。だがその鍵はアメリカの独立宣言書の裏に書かれているという。そこでその秘宝を求める悪党とベンが独立宣言書を奪いあうことになってしまう…。
歴史的な出来事や、100ドル札にヒントが隠されているといった実際のモノを使った謎解きなどが展開するのが面白い宝探しムービー。謎解き部分が詳細にはあまりこだわっておらず、大味なのはちょっと気になるところだ。けれども『インディ・ジョーンズ』シリーズのようなスリル満点なアクションはあるし、ユーモアも満載だし、ポップコーン片手に見るのには最適な作品なのだ。とにかく頭を通さずに楽しむには最高の作品だ。(横森文)
プライベート・ライアン [DVD]
スティーブン・スピルバーグ
監督賞を筆頭に、撮影賞、編集賞、音響賞、音響効果編集賞などオスカー5部門に輝いた、スティーヴン・スピルバーグ入魂の「戦場」ドラマである。
第二次大戦末期、上層部からの救出指令で、二等兵(マット・デイモン)の行方を求めて敵地に向かった、大尉(トム・ハンクス)ら8名の兵士たち。彼らの運命を、名手ヤヌス・カミンスキーはハンディ片手に、従軍カメラマンのごとくドキュメンタルな視線で追っていく。特に、かのロバート・キャパが残した8枚の写真を参考に、ノルマンディ上陸作戦オマハビーチでの惨状を描いた、驚嘆の冒頭24分間は、観る者を完全に「戦場」へと引きずりこむ。
ラストの、廃墟での闘いの高揚の果てに訪れる無常感は、スピルバーグの師、黒澤明の『七人の侍』にも通ずるものがある。(轟夕起夫)
ザ・ホワイトハウス ― ファースト・シーズン コレクターズ ボックス [DVD]
アメリカ大統領の公邸であると同時に、多くの職員を擁する“職場”でもあるホワイトハウスを舞台に、大統領と彼を支えるスタッフたちの多忙な日常を描くTVドラマ。国防、貿易、教育、そして麻薬など、現実でもアメリカが抱える問題を背景にしたリアルな物語にほどよいケレン味を加えた、見応えある作品に仕上がっている。
見どころの一つはもちろん、赤裸々に描かれる政治の内幕。ただでさえわかりにくい世界、それもアメリカの…となれば、若干とっつきにくくは感じられるものの、さまざまな趣向がこらされた脚本ゆえ苦にはならない。また、広報部次長のサム、次席補佐官のジョッシュ、報道官のCJをはじめとする、個性豊かな登場人物も大きな魅力。大統領の右腕として働く“超エリート”である彼らのいかにもインテリらしい皮肉な物言いの応酬も楽しいが、その信念や時折見せる優しさや弱さなどの人間らしい部分をひとたび感じれば、彼らが見舞われる試練の数々から目を離せなくなる。
アメリカ本国では1999年に放送が開始されて以来好視聴率を維持し続け、4年連続でエミー賞を受賞している超人気シリーズ。それも納得の秀作だ。(安川正吾)
小さな恋のメロディ [DVD]
アラン・パーカー, ワリス・フセイン
イギリスのパブリック・スクールに通うダニエル(マーク・レスター)は、バレエ練習中のメロディ(トレーシー・ハイド)に魅せられ、やがて相思相愛の関係へ。しかし、学校をサボって海へ行ったことを教師に叱られたふたりは「結婚します!」と宣言してしまい、学校じゅう大騒ぎとなってしまう…。
思春期を迎える少年少女の純愛を愛らしくほのぼのと描いたラブ・ストーリーの佳作で、日本では当時のティーンを中心に一大ブームを巻き起こした伝説的作品。まるで夢のような初恋の顛末(てんまつ)は、汚れた大人の心までをも浄化させてくれる。ビージーズなどのアーティストが奏でる挿入歌がそれぞれ効果的。イギリスの厳格な保守主義をさりげなく批判しているあたりも、作品に深みを与えてくれている。
製作は後に『炎のランナー』や『キリング・フィールド』を製作するデヴィッド・パットナム。(的田也寸志)
プリティ・ウーマン 特別版 [DVD]
ゲーリー・マーシャル
世界中の女性たちを夢の世界へ連れていった現代版シンデレラストーリー。劇場未公開シーンを新たに加えたディレクターズカット版は、一瞬たりとも見逃せないほど見ごたえたっぷり。
物語はビバリーヒルズの夜に始まる。ウォール街の狼として知られる実業家のエドワードは、ふとしたことがきっかけで娼婦のヴィヴィアンと知り合う。2人は1週間のパートナー契約を結び、一緒に暮らすことになるが…。
ジュリア・ロバーツの魅力的な笑顔で、娼婦からトップレディになっていく変貌ぶりが観ている者をわくわくさせる。ホテル支配人の心やさしい粋な計らいもいい。(近藤鈴佳)
ゴースト ニューヨークの幻 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
ジェリー・ザッカー
強盗に殺されて、幽霊となってしまった銀行員のサム。現世に残された恋人モリーのことを思うあまり昇天せず、インチキ霊媒師オダ・メイの力を借りて、彼女を守ろうとするのだが…。
ノスタルジックな「アンチェインド・メロディ」のメロディに乗せて、SFXを駆使したゴーストファンタジーとラブロマンス、そしてサスペンスをも巧みに交えながら繰り広げていく、超1級のエンタテインメント作品だ。オダ・メイを演じたウーピー・ゴールドバーグが、アカデミー賞助演女優賞受賞の好演を見せる。『ブレインストーム』など、一貫して超自然世界を描き続けるブルース・ジョエル・ルービンによる脚本(アカデミー賞脚本賞受賞)もすばらしい。(的田也寸志)
セルロイド・クローゼット [DVD]
ウーピー・ゴールドバーグ, トム・ハンクス, スーザン・サランドン, シャーリー・マクレーン, ロブ・エプスタイン
ペイ・フォワード [DVD]
ミミ・レダー
「もし君たちが世界を変えたいと思ったら、なにをする?」そんな社会科の先生の問いかけに、中学1年のトレバーは、きわめてシンプルかつユニークなアイデアを思いつく。しかもそのアイデアは、勇気を出せば誰もがすぐ実行できる、簡単なこと。ところが母親をはじめ、大人たちはなかなかそれを行うことができない。しかしそのアイデアに、本当に世界を変えるかもしれない可能性が出てきた。
現代人の癒しを1つのテーマとする、ミミ・レダー監督のヒューマン映画。芸達者な名優たちの競演も見ものである。ラストで合唱されるジェーン・シベリーの「コーリング・オール・エンジェル」の美しい響きも印象的だ。(的田也寸志)
マルホランド・ドライブ [DVD]
デイヴィッド・リンチ
真夜中のマルホランド・ドライブを走る車が事故を起こす。一命をとりとめた女は、高級アパートの部屋に忍び込んだ。そこは女優志望のベティが叔母から借りた部屋。ベティは女を叔母の友人だと勘違いし、女も話を合わせるが、彼女は記憶喪失になっていた…。
デビッド・リンチ監督が、TVシリーズ用にあたためてきた企画だったが、米国のTV局に却下されたのち、フランスのプロデューサーに見いだされ、映画化された異色作。記憶喪失の女は何者なのか、過去に何があったのか…という謎でひっぱりながら、その真実はどんどんねじれていく。しかし、どんなにストーリーがねじれても独特のリンチワールドは最後まで貫かれ、見入ってしまうから不思議。まさに悪夢のような映画だ。カンヌ映画祭監督賞受賞作。(斎藤 香)
ストレイト・ストーリー [DVD]
デヴィッド・リンチ
アルヴィンは、娘と2人暮らしの老人である。その彼のもとに兄が心臓発作で倒れたと連絡が入り、彼は時速8キロのポンコツトラクターで、兄のもとへと向かう。
このおじいちゃんのくり広げるロードムービーの魅力は、なんといってもアルヴィン演じるリチャード・ファーンズワースにつきる。彼が旅を通して出会ったさまざまな人たちに語る、自分の人生。年輪を重ねてきた人でなければ語れない深みある言葉の数々には、じっと耳を傾けずにはいられない。そこにはユーモアもあり、思わず涙する感動もあるのだ。
監督は『ツイン・ピークス』など、狂気にかられた人間の不条理ドラマを撮ってきた、デイヴィッド・リンチ。リンチがおじいちゃんの映画!? と、意外に思う人もいるかもしれない。しかし、このようなシンプルな感動映画の傑作をサラリと撮れるあたりに、彼の底力を感じずにはいられない。(斎藤 香)
小説家を見つけたら [DVD]
ガス・ヴァン・サント
高校生のジャマールは、処女作にしてピューリッツァー賞を受賞しながらも、その後消息を絶った伝説の大作家フォレスターと知り合う。フォレスターはジャマールの文才を認め、自分のことを秘密にするという条件で、彼の文筆指導を始めていく…。
年齢や人種を越えた友情を、文筆をとおして描くというアイデアが光る、ガス・ヴァン・サント監督によるヒューマン・ドラマの佳作。名優ショーン・コネリーの他者では決して醸し出せない威厳と存在感が、作品を幾重にも深いものとしている。「まず感じたままに書け。推敲で頭を使え」と説く彼の教えの一言一言は、実にすばらしい文筆のテキスト足りえており、観終えた後、NYジャズをBGMに文章を書いてみたくなるような、そんな小粋な作品である。(的田也寸志)
スチュアート・リトル 2 [DVD]
ロブ・ミンコフ
ネズミのスチュアート(声:マイケル・J・フォックス)が人間の家族とともに大騒動を繰り広げるファミリー・エンタテインメントの大ヒット・シリーズ第2弾。今回は、スチュアートに小鳥の恋人マーガロ(声:メラニー・グリフィス)が登場。しかし彼女には、ある秘密があった…。
アメリカ映画ならではのヒューマニズムをもっとも気持ちいい形で展開してくれているだけあって、単にCG技術におもねない秀作に仕上がっているのは前作同様だが、今回は脚本を『ゴースト』『マイ・ライフ』などのブルース・ジョエル・ルービンが担当していることもあり、一段と作品ベースの優しさが際立っているのがいい。ネズミのスチュアートの表情や仕草が、主演M.J.フォックスのそれと大いにだぶっているのもおもしろい。クライマックスの大空中チェイスは大迫力。ものぐさなペルシャ猫、スノーベルも助演男優賞ものの活躍(!?)ぶりである。(的田也寸志)
イージー・ライダー コレクターズ・エディション [DVD]
デニス・ホッパー
メキシコから麻薬を密輸して大金を得たキャプテン・アメリカとビリーは、大型オートバイを駆って旅に出た。途中、ラスベガスの留置場で酔っ払いの弁護士ジョージと知りあう。やがて3人は、共にニューオーリンズを目指す。
名優ヘンリー・フォンダの息子ピーター・フォンダが、親友デニス・ホッパーとともに作った斬新なロードムービーだ。ベトナム戦争、人種問題など、悩める大国アメリカの姿を、若者の視点から余すところなく描ききった。
オールロケしたラズロ・コバックスによる撮影と、同時録音によるセリフのリアルさがすばらしい。そしてステッペンウルフ、ザ・バンド、ジミ・ヘンドリックスらの名曲を使用。初めてロック音楽だけで映画音楽を構成した、画期的な作品でもある。アメリカ映画の方向を変えた秀作である。(アルジオン北村)
ダンサー・イン・ザ・ダーク [DVD]
ラース・フォン・トリアー
ビョーク扮するセルマは、チェコからの移民。プレス工場で働き、唯一の楽しみはミュージカルという空想の世界を創りあげること。遺伝性疾患のため衰えていく視力と闘いながら、同じ病に侵された息子の手術費用を稼ぐため身を粉にして働く毎日。そのセルマにあまりに残酷な運命が待ち受けていた…。
「非の打ちどころのないすばらしい音楽の美と、不完全で醜悪な現実が並列して描かれている。同時に演奏する2つのオーケストラのように」と同名の書で評されているように、これほど観る人のあらゆる感情を暴力的なまでに呼び覚ますミュージカルはほかにない。ラース・フォン・トリアー監督が「ビョークはセルマであり、セルマはビョークだった」と述べたように、ビョークはセルマを演じるというよりも、セルマに心を宿したビョーク自身がメッセージを投げかけているようにみえる。
洗練されすぎたカメラワークを嫌う監督が、100台のカメラを駆使して撮りあげたトリアーワールドは絶対に見逃せない。本作は2000年カンヌ映画祭でパルムドールに輝いた。(野澤敦子)
オーシャンズ11 特別版 [DVD]
金庫破りのオーシャンが、ラスベガスの巨大金庫を襲うため、凄腕の犯罪者11人とともに計画を遂行する、ジョージ・クルーニー、ブラット・ピット、ジュリア・ロバーツなどスター共演の犯罪ムービー。
計画は完璧でもコトがなかなかスムーズに進まない、ドジを踏むなど、アクシデントの連続が楽しい。バイオレンスが少なくユーモア満載の展開は、同じスティーブン・ソダーバーグ監督作『アウト・オブ・サイト』をほうふつとさせる出来ばえ。高級ホテルのベラージオを借り切ったラスベガスロケも華やかで楽しいし、クルーニーとピットの2大ハンサムも魅力的! 『オーシャンと11人の仲間』のリメイクゆえ、見比べてみるのも楽しいかも。(斎藤 香)
郵便配達は二度ベルを鳴らす [DVD]
ジェームズ・M・ケイン, ボブ・ラフェルソン
30年、ロサンゼルスの幹線道路沿いにあるガソリンスタンドの安食堂に、流れ者がやって来て働き始める。そして満たされない日々を送る主人の女房と関係をもち、2人は保険金目当てに主人を殺してしまった。
ジェームズ・M・ケインが34年に発表した同名小説四度目の映画化。ジャック・ニコルスンとジェシカ・ラングという二大演技派スターが、体当たりの演技で挑む。過去の映画化では考えられなかった、人妻と流れ者の大胆なセックスシーンなどが話題となった。
監督は『ファイブ・イージー・ピーセス』などのボブ・ラファエルソン。脚本を担当したのは『ハンニバル』など現在は超一流のシナリオライター、デビッド・マメット。これがマメットの映画デビュー作となる。フィルム・ノワールの雰囲気たっぷりのサスペンス。(アルジオン北村)
ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ [DVD]
トム・ストッパード
Mr.インクレディブル [DVD]
マイケル・ジアッチーノ
かつてスーパー・ヒーローが活躍していた時代があった。しかし、彼らのパワーは時に破壊をまねくこともしばしで、やがてその活動を禁止された。それから15年、今はしがない保険会社の一社員として働く鬱屈した日々の中、けなげに妻子(彼女らもまたスーパー・ヒーロー)を養うボブのもとにスーパー・ヒーローとしての仕事が密かに舞い込んだ…。
元スーパー・ヒーローの活躍を通して家族のきずなをコミカルに温かく描いた、ディズニー/ピクサーならではのフルCGアニメ。ダイナミックかつユーモラスなアクションシーンの連続が実に楽しく、またその見せ方や乗せ方の上手さは神業的。スーパー家族それぞれの個性も多分に生かされており、特に伸縮自在に身体を動かす妻ヘレンの活躍ぶりは完全に亭主を凌駕しており、まさに「母は強し」を痛感させる素晴らしさ。アイデア、センス、技術、そして演出とすべての要素がエンターテインメントとして見事に機能しえている快作中の快作。必見。(増當竜也)
薔薇の名前 特別版 [DVD]
ウンベルト・エーコ, ジャン=ジャック・アノー
1327年、北イタリアのベネディクト修道院にフランチェスコ派の修道士ウィリアム(ショーン・コネリー)とその弟子アドソ(クリスチャン・スレイター)が、会議の出席のためにやってきた。しかし、そこで連続殺人事件が起きたことから、ウィリアムは究明に乗り出すことになるが…。
ウンベルト・エーコのベストセラー小説を『愛人ラマン』などの名匠ジャン=ジャック・アノー監督のメガホンで映画化したミステリ映画。中世ならではのアイテムが次々と繰り出されることで、暗黒の時代色が巧みに醸しだされるとともに、観客を不可思議な迷宮へと誘う演出が。S・コネリーは、80年代の彼の代表作といっても過言ではない名演を見せてくれる。残酷かつ狂気に満ちながらも、どこかユーモラスな、超逸品のエンタテインメントである。(的田也寸志)
グッド・ウィル・ハンティング パーフェクトコレクション [DVD]
ロビン・ウィリアムズ, ガス・ヴァン・サント
新星マット・デイモンとベン・アフレックが共同で脚本を書き、見事にアカデミー脚本賞をさらったさわやかな感動作である。
ウィル・ハンティングは、生まれつき天才的な頭脳に恵まれながらも、幼児期の虐待のトラウマにより周囲に固く心を閉ざし、荒れた日々を送る青年であった。そんな彼が、ロビン・ウィリアムズ演じる精神分析医マクガイアと出会い、カウンセリングを受け始める。しかしウィルの心の空洞は暗く深く、容易に心を開くことはなかった。一方マクガイアも最愛の妻を亡くし、その悲しみから逃れられずに苦しんでいるのだった。
癒されない心をもつ人間同志が、もがき苦しみながらも理解しあい、再生の道に歩みだしていく姿が熱い感動を呼ぶ。マット・ディモンがウィルのナィーブな個性にピッタリで、みずみずしい魅力を放っている。(星乃つづり)
Love Actually [Region 2]
Richard Curtis
With no fewer than eight couples vying for our attention, Love Actually is like the Boston Marathon of romantic comedies, and everybody wins. Having mastered the genre as the writer of Four Weddings and a Funeral, Notting Hill, and Bridget Jones's Diary, it appears that first-time director Richard Curtis is just like his screenplays: He just wants to be loved, and he'll go to absurdly appealing lengths to win our affection. With Love Actually, Curtis orchestrates a minor miracle of romantic choreography, guiding a brilliant cast of stars and newcomers as they careen toward love and holiday cheer in London, among them the Prime Minister (Hugh Grant) who's smitten with his caterer; a widower (Liam Neeson) whose young son nurses the ultimate schoolboy crush; a writer (Colin Firth) who falls for his Portuguese housekeeper; a devoted wife and mother (Emma Thompson) coping with her potentially unfaithful husband (Alan Rickman); and a lovelorn American (Laura Linney) who's desperately attracted to a colleague. There's more—too much more—as Curtis wraps his Christmas gift with enough happy endings to sweeten a dozen other movies. That he pulls it off so entertainingly is undeniably impressive; that he does it so shamelessly suggests that his writing fares better with other, less ingratiating directors. —Jeff Shannon
アバウト・ア・ボーイ 【ベスト・ライブラリー 1500円:第3弾】 [DVD]
ポール・ウェイツ, クリス・ウェイツ
プラダを着た悪魔 (特別編) [DVD]
デイビッド・フランケル
JUNO/ジュノ<特別編> [DVD]
ジェイソン・ライトマン
スラムドッグ$ミリオネア [DVD]
ダニー・ボイル
リトル・ミス・サンシャイン [DVD]
ジョナサン・デイトン/ヴァレリー・ファリス
モナリザ・スマイル [DVD]
マイク・ニューウェル
1963年、名門女子大に助教授として就任したキャサリンは、大学の保守的な体質に驚く。いい教育を受けながらも、エリートの男性からのプロポーズこそ、女性の幸せだと信じる生徒たち。しかし、キャサリンの自立をうながす授業に影響を受ける生徒も現れるようになるが、彼女は恋人との別離など、私生活で岐路に立たされることに…。
女生徒たちに“新しい女性の生きかた”を指導するヒロインをジュリア・ロバーツが演じる。名門女子校で画期的な授業を進めていきながらも、私生活ではひとりの女性として恋に悩む繊細さも見せ、表現力が豊かなジュリアならではの奥行きのある教師像を披露している。彼女が演じなければ地味な佳作で終わるところを、ジュリアのおかげで華やかな学園ドラマになったといっても過言ではない。共演はマギー・ギレンホール、キルスティン・ダンスト。60年代のクラシックな衣装も見逃せない。監督は英国映画『フォー・ウェディング』のマイク・ニューウェル。(斎藤 香)
トイ・ストーリー スペシャル・エディション DVD+microSDセット
ディズニー
アリス・イン・ワンダーランド DVD+microSDセット
ティム・バートン
ルイス・キャロルの古典をもとに、想像力豊かでありながら、ぞっとする雰囲気も加えつつ原作のシュールな世界を再現した1951年ディズニー製作の作品。アリス(声:キャサリン・ボーモント)が次々に出会うおなじみのハプニングは、大きくなったり小さくなったり、白うさぎに出会ったり、いかれ帽子屋とのお茶会だったり。キャラクター設定が実にしっかりしており、原作の奇妙な登場人物たちをスクリーンに再現すべく尽力したスタッフの奮闘ぶりがうかがえる。が、ディズニー作品にしては、真にエンタテイメントというよりも自己満足的な創作力の総和、といった印象はぬぐえない。(Tom Keogh, Amazon.com)
未来世紀ブラジル [DVD]
テリー・ギリアム
個人情報のすみずみまで管理されている未来社会の中、情報省記録局の小役人サム(ジョナサン・プライス)は、いつも夢の世界に想いをはせることで、息詰まるようなストレスをしのいでいた。そんなある日、同僚が叩きつぶしたハエのせいでインプットのミスが起こり、靴職人のバトルがテロリストのタトル(ロバート・デ・ニーロ)と間違って捕らえられてしまうという事件が発生する…。
管理社会を痛切に批判した、鬼才テリー・ギリアム監督によるSFファンタジーの傑作。ユニーク極まる未来社会の設定の数々に、ザビア・クガートのサンバ曲「ブラジル」が効果的に融合し、豊潤な映画のイメージとして映えわたる。初公開の折りは、プロデューサー独断による短縮版製作などをめぐっての闘いを記録した『バトル・オブ・ブラジル』が出版されたりと、ギリアム監督の反骨の姿勢も話題となった。(的田也寸志)
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