日本統治期初期の台湾における地域の変容
台湾の製糖工場と社宅街の研究から発展させて,日本統治期初期の頃の台湾における地域の変容に関する研究を進めています。
清朝末期から日本統治期の初期の間の台湾では,産業,特に主力産業であった製糖業によって地域の様子が大きく変わったと考えています。
それを様々な資料や史料を用いて実証的に明らかにしようと検討を進めています。
まだまだ,検討を始めたばかりで研究成果は少ないですが,2015年から参加させていただいた明治大学の青井哲人先生の科研費プロジェクトを契機に,2009年9月から始めた台湾での調査を活かして研究を進めようと考えています。
日本統治期初期の台湾における地域の変容に関連して発表した論文などは,下記の通りです。
著書
- [1]中川理+空想から計画へ編集委員会編:空想から計画へ 近代都市に埋もれた夢の発掘,思文閣出版,2021.3.(「台湾蘭陽平野における日本統治時代の地域開発−交通インフラの整備と産業の立地による工業都市羅東の発展」(pp.659〜688)を担当)
査読付き論文
日本統治期初期の台湾における地域の変容に関する論文や発表(一部,上記の論文と内容の重なりがあるものもあり)
- [6]辻原万規彦:日本統治期初期の台湾台中地方における製糖業と地域の開発,日本建築学会大会(近畿)学術講演梗概集,建築歴史・意匠,pp.21〜22,2023.9.[PDF File (779KB)]
- [5]辻原万規彦:明治30年代から大正初期の台湾花蓮渓流域における製糖業と土地の開発,日本建築学会大会(北海道)学術講演梗概集,建築歴史・意匠,pp.511〜512,2022.9.[PDF File (1.1MB)]
- [4]辻原万規彦,今村仁美:明治期台湾南部の地域開発と糖業政策,日本建築学会九州支部研究報告,第61号・3〔計画系〕,pp.521〜524,2022.3.[PDF File (2.3MB)]
- [3]辻原万規彦:明治後期から大正初期の台湾卑南溪における軌道の建設と土地の開発,日本建築学会大会(東海)学術講演梗概集,建築歴史・意匠,pp.517-518,2021.9.[PDF File (1.4MB)]
- [2]辻原万規彦,青井哲人,恩田重直:台湾濁水溪南岸における製糖工場の建設と地域開発,日本建築学会九州支部研究報告,第60号・3〔計画系〕,pp.557〜560,2021.3.[PDF File (1.6MB)]
- [1]辻原万規彦,青井哲人,恩田重直:台湾濁水溪北岸における製糖工場の建設と地域開発,日本建築学会大会(関東)学術講演梗概集,建築歴史・意匠,pp.733〜734,2020.9.[PDF File (814KB)]