人間の熱的生活環境把握のための『居住環境温度』
中村泰人先生(京都大学名誉教授・熊本県立大学名誉教授)が「人体を行動を伴った時間的連続体として捉えた上で,人体が建築空間の中にあるときの環境の温度」と定義した「居住環境温度」の測定を行ってきました。建築内部空間同士や外部空間への移動などの際に人々が経験する非定常状態をも含めた温熱環境についての研究を行っています。
なお,「人間の熱的生活環境把握のための『居住環境温度』」に関連して発表した論文は,下記の通りです。
- [1]中村泰人,辻原万規彦:居住環境温度の測定方法 その1 データ収集方法の確立の試み,日本建築学会大会(関東)学術講演梗概集,D-1,pp.935〜936,1997.9.
- [2]辻原万規彦,中村泰人:居住環境温度の測定方法 その2 データ整理方法,日本建築学会大会(関東)学術講演梗概集,D-1,pp.937〜938,1997.9.
- [3]辻原万規彦,平川真由美:航空機の乗降に伴う温熱環境の変化に関する調査研究,空気調和・衛生工学会九州支部研究報告,第8号,pp.65〜68,2001.5.