アーケードの原型としての「日覆い」の成立発展過程
「日覆い」とは,主として道路の両側の鉄製の支柱に布製の覆いを渡し,必要な場合には,道路全面に広げ,不必要な場合には,折り畳めるようにした仮設性の高い施設です。現在,日本各地の商店街で見られるアーケードの原型です。
この「日覆い」の成立や発展過程について,例えば,昭和10年に日本商工会議所をはじめ各地の商工会議所の協力を得て行った商工省の調査結果などを用いて,研究を進めています。
なお,「アーケードの原型としての「日覆い」の成立発展過程」に関連して発表した論文は,下記の通りです。
この日覆いの研究の際に使用した昭和10年の全国商店街調査資料が復刻出版されました。
また,日覆いに関連して,以下のような文章が産繊新聞に連載されました。
- [1]辻原万規彦,藤岡里圭:アーケードの原型としての日覆いに関する研究,産繊新聞,第1353号,28〜31面,2006.1.15.
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[2]辻原万規彦,藤岡里圭:アーケードの原型としての日覆いに関する研究,産繊新聞,第1354号,2〜3面,2006.2.15.