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白石朱音さんと蛇島はるなさんが、JAMSS SPACE IDEA CONTESTでそれぞれ受賞しました
Posted on : 2025.01.152024年12月13日~14日にX-NIHONBASHI TOWER(東京都日本橋)で開催されたSPACE IDEA CONTEST(JAMSS主催)にて、飯村研究室の白石朱音さんと蛇島はるなさんがそれぞれ受賞しました。
SPACE IDEA CONTESTとは、全国の大学生・大学院生を対象とするもので、宇宙をテーマに自分の得意分野と掛け合わせ、「ひとと宇宙のこれから」をデザインするアイデアコンテストです。全国の大学生や大学院生がチームを組んでアイデアを考案し、プレゼンテーション形式で発表します。特別審査員として宇宙飛行士の野口聡一氏が参加し、当日は特別講演も行われました。
白石さんは特別審査員の野口聡一氏から「野口聡一賞」を、蛇島さんは審査員の方から特別賞として「極限QOL賞」と、参加者の投票が最も多かったチームに贈られる「学生投票賞」を受賞しました。
白石朱音さんチーム|「野口聡一賞」を受賞
チーム名:Spacememory、アイデア:宇宙結婚式場
私は、2045年に地球低軌道に建設される宇宙施設を舞台に、環境安全と快適性に配慮した最新設備を整えた「宇宙を舞台にした結婚式場」というアイデアを考案し、発表しました。このプロジェクトのビジョンは、宇宙を人々の思い出の場所にすることです。無重力空間を活用することで、地上では不可能な多彩な表現を実現し、壮大な景色とともに一生忘れられない結婚式を提供します。また、コスプレ撮影や生演奏コンサートといったエンターテインメントも提案し、結婚式場としてだけでなく、宇宙空間を活用した新しい娯楽体験を提供するビジネスモデルを構築しました。このアイデアは、宇宙ならではの独自性を活かし、人々の生活に新たな感動をもたらすことを目指しています。
蛇島はるなさんチーム|「極限QOL賞」及び「学生投票賞」を受賞
チーム名:スペース健(すこやか)、アイデア:月面リハビリ計画
私は、健康をテーマにチームを組み、「月面」と「暮らし」を掛け合わせ、重力が弱い月面でリハビリテーションを行う計画を発表しました。日本では今後、寝たきりの老人の増加が予想されます。寝たきり状態だと全身の筋肉が減少し、自分の「重力」に耐えられずリハビリができない、そしてさらに筋肉が減少するという、負のサイクルが生まれます。そこで「重力」に着目し、多段階的に「重力」を変化させられるリハビリ専用施設の建設を考えました。初めは宇宙飛行士の訓練として活用し、宇宙居住者向け、全人類と、宇宙開発の計画に合わせて利用者を拡大していきます。この計画により、地球基準での不自由が、月面では自由になり、地球では解決できていない健康問題を月面の活用によって解決することができます。最終的に「健康寿命=平均寿命」〜死ぬまで歩ける未来を〜の実現を目指しています。