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濱本太輝さんと山口昂大さんが、Apple社が開催するWWDC25 Swift Student Challengeで、Distinguished WinnerとWinnerにそれぞれ選出されました
Posted on : 2025.04.03Image: Apple
Apple社は毎年、Worldwide Developers Conference (WWDC)にて、世界中の開発者向けにハードウェアやソフトウェアの開発における将来の見通しについて発表を行います。今年は6月9日~13日(太平洋時間)で開催される予定です。
WWDCのイベントの一つに、世界中の学生開発者たちが、自由に選んだテーマでコーディングの実力を披露するためのSwift Student Challengeがあります。本学、総合管理学部・飯村研究室に所属する濱本太輝さんと山口昂大さんは、今年開催のWWDC25 Swift Student Challengeで、世界中の学生応募者の中から、350名の学生たちとともに入賞者(Winner)に選ばれました。
濱本さんは350名の中でも特に優れた作品を提出した50名の優秀受賞者(Distinguished Winner)に選出されており、WWDC25初日である6月9日(太平洋時間)にApple Parkで開催される特別なイベントに招待されています。
なお、濱本さんらが所属する飯村研究室からは昨年も入賞者を輩出しており、研究室としては4年連続の入賞者輩出を果たしました。
濱本さんが開発したアプリケーション
名 称
Hanafuda Tactics
開発者
総合管理学部 総合管理学科 4年(入賞当時の学年)飯村研究室所属
濱本 太輝(はまもと たいき)
概 要
日本文化のひとつである花札を、初心者でも楽しめるようにHPの概念を取り入れたアプリケーションを開発しました。花札は、四季の花や動物が描かれた札を使い、役を作って得点を競う伝統的なカードゲームです。札のデザインには1月から12月までの季節が表現され、日本の美しさを感じられるのが特徴です。しかし近年、遊ぶ人が減り、ルールを知らない世代も増えています。そこで、伝統を守りながら、新しい形で花札の魅力を伝えたいと考えました。このアプリケーションでは、ルールを簡単にアレンジし、誰でも気軽に花札を楽しめるようにしました。花札が表現する日本の美しい季節のデザインを世界中の人々に伝え、未来へと受け継いでいくことを目指しています。
濱本さんのコメント
今回、3回目にして最後の挑戦で Distinguished Winner という誠に光栄な賞をいただけたことを、大変嬉しく思います。これまでの挑戦では、努力が実を結ばず、悔しい思いをしてきました。しかし、その悔しさを糧に努力を重ね、最後まで諦めなかったことが、この結果につながったと感じています。また、ここまで挑戦を続けられたのは、決して私一人の力ではありません。飯村教授をはじめ、研究室のメンバーの支えがあったからこそ、この成果を得ることができました。本当にありがとうございました。これからは、さらなる自己成長を目指すとともに、今回の受賞を通じて得た経験や学びを、多くの人へ還元していきたいと考えております。


山口さんが開発したアプリケーション
名 称
CamGuide
開発者
総合管理学部 総合管理学科 3年(入賞当時の学年)飯村研究室所属
山口 昂大(やまぐち こうた)
概 要
私は美しい写真を撮影する手助けをしてくれるアプリケーションを開発しました。プロのカメラマンは「良い写真」と「そうでない写真」を直感的に見分ける力を持っています。このアプリは、その視点に着目し、ユーザーを美しい構図へと誘導することで、何が「美しい写真」なのかを体感し、学ぶきっかけを提供します。本アプリケーションは、私の趣味である写真撮影から着想を得て生まれたものです。多くの人が撮影技術を磨きながら、写真を撮ることそのものに楽しさや充実感を見出せるように、という思いを込めて開発しました。
山口さんのコメント
このたび、憧れていたSwift Student Challengeで初めて入賞することができ、とても嬉しく思っています。昨年の挑戦では思うような結果を残せず悔しい思いをしましたが、その経験をふまえて、今年はしっかり準備を重ねて臨みました。挑戦を続けてきて本当に良かったと感じています。2年生の夏に飯村研究室に入り、初めて本格的にプログラミングに触れたときには、まさかここまで自分の世界が広がるとは思っていませんでした。多くの学びと機会を与えてくださった飯村教授、そして一緒に壁を乗り越えてきた研究室の仲間たちのおかげで、今回の入賞があると強く感じています。本当に感謝しています。これからもいろいろなことにチャレンジしながら、まだ知らない世界に一歩ずつ踏み出していきたいです。

