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熊本市教育センターのSD研修(トワイライト研修)を学生が担当しました

Posted on : 2024.07.10

熊本市教育センターの先生方のご協力のもと、飯村研究室の学生たちが熊本市教育センターのSD研修(通称、トワイライト研修)を担当させていただきました。今年度担当させていただいたSD研修は、以下に示す通りです。
この研修でのファシリテーターやメンターの経験から、学生たちは様々なことを学ぶことができました。素敵な機会をいただきましたことに感謝します。

2024年6月25日(火) 17:30 – 19:00
授業で使うViscuit 「イラストを空に飛ばそう」「たまごからひよこを孵そう」
授業で使うScratchJr 「ことわざを表現しよう」

今回の研修は、ViscuitとScratchJrの基本的な操作を学んでいただいたのち、参加された先生方が自由に作品を作るという構成で行いました。はじめにViscuitの基本的な操作方法を、2つのお題「イラストを空に飛ばそう」「たまごからひよこを孵そう」に沿って学んでいただきました。登場するイラストの制作方法や、イラストの移動方法に加えて、「タップすると・・・」というようなイラストをタップした時の処理を体験していただきました。次に、ScratchJr の基本操作を「ことわざを表現しよう」というお題に沿って、移動やメッセージなどの基本機能を体験していただきました。 これらの基本機能を学んだのち、Viscuit、ScratchJrのどちらかを用いて自由制作に取り組んでいただき、その後、先生方にそれぞれ制作した作品を発表していただきました。 自由制作の際は、学生がメンターとなり、先生方の制作のお手伝いをさせていただきました。1対1でアイデア出しから制作途中の質問まで学生がサポートさせていただきました。 制作された作品の中には「ことわざを2つ組み合わせたオリジナルのストーリー」「うさぎが動き回ってニンジンを食べる仕組み」などがあり、それぞれの自由な発想がしっかりと実装された作品が出来上がっていました。前年度よりも学生と先生方との関わる時間を増やしたことで非常に充実した研修となりました。

2024年7月2日(火) 17:30 – 19:00
授業で使うScratch 3.0 「正多角形を描こう」「引き算のひっ算を解いてみよう」

導入として、Scratchなどに代表されるビジュアルプログラミングの有効性や簡単な作り方を説明させていただきました。その後、熊本市ICTモデルカリキュラムに示されている算数の正多角形の単元をベースに、Scratch 3.0を用いて正三角形、正方形を参加いただいた先生方と試行錯誤しながら作成していきました。最後にブロックを組み合わせて引き算のひっ算を行うプログラムを作成しました。例えば、「153 – 17」という例題を先生方に提示し、どのようにすればひっ算を実現できるかを一緒に考えプログラムを完成させました。その後は、どのような数値でも計算ができる仕組みを共に考えてプログラムとして実現しました。前述のSD研修と同様、Zoomによるオンライン配信ではありましたが、不明な点などがあればマイクをオンにしてすぐに質問ができる研修体制を構築したため、手厚いサポートができたのではないかと考えております。

このような貴重な機会をつくってくださった熊本市教育センターの先生方、参加していただいた先生方、誠にありがとうございました。