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熊本市教育センターのSD研修(トワイライト研修)を学生が担当しました
Posted on : 2023.08.29熊本市教育センターの先生方のご協力のもと、飯村研究室の学生たちが熊本市教育センターのSD研修(通称、トワイライト研修)を担当させていただきました。今年度担当させていただいたSD研修は、以下に示す通りです。
この研修でのファシリテーターやメンターの経験から、学生たちは様々なことを学ぶことができました。素敵な機会をいただきましたことに感謝します。
2023年8月22日(火) 14:30 – 16:30
授業で使うSphero 〜プログラミングを使ってロボットボールを動かしてみよう!〜
導入として、教育センターの山口先生からSpheroの簡単な操作方法、児童への素敵な渡し方などを研修いただきました。次に、飯村研究室の学生がメインとなり、授業ですぐに実践できるような研修を行いました。研修に参加された先生一名につき、学生メンターが一名つく研修体制にて、算数の多角形を学習する場面を想定し、正三角形、正方形、正五角形、正六角形を描くようにSpheroを制御する(動作させる)ブロックプログラミングを行いました。休憩を挟んだ後、あらかじめ用意した初級・中級・上級の各迷路をクリアするブロックプログラミングにチャレンジしていただきました。
2023年9月12日(火) 18:00 – 19:30
授業で使うViscuit・ScratchJr 〜プログラミングを使ってアイディアを形にしてみよう!〜
ViscuitとScratchJrの研修をオンラインで実施しました。まず、Viscuitでは魚を動かして基本的な操作方法を理解していただきました。その後、算数の授業で実施できる内容に焦点を当て、「足して5」をViscuitで表現していただきました。次に、ScratchJrでは、公式ホームページに掲載されている基本的なアクティビティを一緒に実施し、国語の授業で活用できるようなプログラミングを行いました。具体的には、ことわざ「猿も木から落ちる」と「犬も歩けば棒に当たる」をScratchJrで表現していただき、数名の方に発表していただきました。
2023年9月19日(火) 18:00 – 19:30
授業で使うScratch 3.0 〜プログラミングを使ってアイディアを形にしてみよう!〜
Scratchなどに代表されるビジュアルプログラミングの有効性や簡単な作り方を説明した後、実際にスプライトを動かしてみる簡単な仕組みを作成しました。熊本市ICTモデルカリキュラムに示されている、算数の正多角形の単元を用いてScratch 3.0で正三角形、正方形、正五角形、正六角形を、参加いただいた先生方と試行錯誤しながら作成していきました。そのあと、スプライトを追加したり背景を変えたり、セリフを言い合うようにしたりして、オリジナルの物語を考えプログラミングし発表していただきました。上記のSD研修と同様、Zoomによるオンライン配信で、質問があればマイクをオンにしてすぐに質問ができる研修体制を構築できたため、手厚いサポートができたのではないかと考えております。
このような貴重な機会をつくってくださった熊本市教育センターの先生方、参加していただいた先生方、誠にありがとうございました。