認定看護管理者教育課程サードレベルとは
認定看護管理者制度は、公益社団法人日本看護協会が看護管理者の資質と看護の水準の維持及び向上を目的に設置したものであり、その教育課程は、ファーストレベル、セカンドレベル、サードレベルの3課程があります。
熊本県立大学では、そのうちサードレベルを開講します。
※認定看護管理者制度の詳細はこちら(日本看護協会ホームページ) を参照
(1) 本学での開講
本学は、公益社団法人日本看護協会から平成25年7月に「認定看護管理者教育課程サードレベル」の教育機関として認定され平成26年度からCPD(継続的専門職能開発)プログラムの一環として開講しています。
学習者が看護管理の実践にあたり自信を持って前向きに取り組める機会となる学習プログラムを提供し、看護管理者の資質と看護水準の維持・向上に寄与することにより、保健医療福祉に貢献することを目的としています。
令和2年12月には、「職業実践力育成プログラム (BP)」として文部科学大臣から認定されました。
令和5年10月には、「専門実践教育訓練講座」として厚生労働大臣により指定されました。
(2) 教育理念
保健医療福祉を取り巻く社会環境が急激に変化する中、ヘルスケアサービスを必要とする個人・社会の ニーズは多様化し、より質の高い保健医療福祉を求めるようになり、看護職への期待も高まっています。このような状況においては、看護管理者は広い視野に立ち、ヘルスケアサービス分野で生じる諸問題を 高度な知識と判断力によって、多角的・統合的に解決するためのマネジメント能力が不可欠となります。これらの状況に応えるべく、本教育課程では、看護管理者を対象に学習者のニーズと本学の資源をコー ディネイトし、さらには、学際的視点で『学び足し、学び直し』を支援することにより、専門職業人としての能力開発の機会を提供します。本教育課程では、今後の看護管理実践にあたって、自己の経験を理論化し、知的創造力を高めながら、変動する現場に自信を持って対応できる人材を育成します。
(3) 教育目的
多様なヘルスケアニーズを持つ個人、家族、地域住民及び社会に対して、質の高い組織的看護サービスを提供するために必要な知識・技術・態度を習得する。
(4) 到達目標
- (1) 保健医療福祉の政策動向を理解し、それらが看護管理に与える影響を考えることができる。
- (2) 社会が求めるヘルスケアサービスを提供するために、看護現場の現状を分析し、データ化して提示することができる。
- (3) 経営管理の視点に立ったマネジメントが展開できる。
(5) 教科目・単元の内容及び時間数
教科目 | 単元の内容 | 時間数 |
---|---|---|
ヘルスケアシステム論III |
|
36 |
組織管理論III |
|
30 |
人材管理III |
|
15 |
資源管理III |
|
33 |
質管理III |
|
30 |
統合演習III |
|
51 |
総時間数 | 195 |
(6) 令和4年度(2022年度)実施について
お問い合わせ先
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- 地域・研究連携センター