研究者情報データベース

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研究者情報

教授 学部長 白土 英樹 / SHIRATSUCHI Hideki

最終学歴 九州大学大学院農学研究科食糧化学工学専攻博士後期課程修了(1994年3月)
学位 博士(農学) (九州大学) 1994年3月
所属 [環境共生学部]環境共生学科 食健康環境学専攻
本人からの
メッセージ
食品は、生命や健康を維持する働きと同時に、生理的・心理的充足感を与える働きも持っているため、食品は何よりも先ず美味しくなくてはなりません。この美味しさに最も深く関わっているのが、五感の中で最も鋭敏で直接的な香り(フレーバー)です。また、有色農作物のバラエティーに富んだ鮮やかな色も食品の美味しさに深く関わっています。さらに、これらフレーバー成分や有色色素の中には“おいしさ”に寄与するのみならず、抗酸化性をはじめとする種々の機能性を持ったものもあります。このような、食品の機能としての“香り”や“色”を探求し、豊かで健康に資する食生活や付加価値の高い食品加工技術の進展に貢献したいと考えています。
授業科目 食品学総論 , 食と環境 , 食品化学 , 食品分析学 , 食品加工学 , 食品学実験 , 食品加工学実験 , 化学実験 , フィールドワーク , 環境共生総合演習 , 環境共生論 , 食品機能論 , 食品機能分析学 , 環境共生学演習IV・V , 特別研究
専門分野 食品分析学 , 食品工業分析学 , 食品化学
主な研究テーマ 食品の品質因子としての香りとその評価法に関する研究 , 熊本県産カンキツの機能性に関する研究 , 天然だしの機能性に関する研究 , 熊本県産食品の品質向上に関する研究
学会での
活動状況
日本食品科学工学会本部評議員(2012年4月〜2014年3月)
日本食品科学工学会本部代議員(2014年4月〜2016年3月)
日本食品科学工学会西日本支部評議員(2012年4月〜)
日本分析化学会九州支部幹事(2015年4月〜)
日本食品保蔵科学会代議員(2019年5月〜)
日本食品保蔵科学会第68回(福岡)大会副委員長(2019年6月開催@中村学園大学)
日本食品保蔵科学会理事(2023年5月〜)
日本食品保蔵科学会第72回(熊本)大会実行委員長(2023年6月開催@熊本県立大学)
第61回分析化学講習会実行委員(日本分析化学会九州支部主催、2023年8月開催@九州大学ほか)
日本分析化学会第72年会実行委員(2023年9月開催@熊本城ホール)
日本農芸化学会西日本支部参与(2023年9月〜)
日本食品科学工学会本部代議員(2024年4月〜)
日本食品保蔵科学会第73回(沖縄)大会実行委員(2024年6月開催@琉球大学ほか)
第62回分析化学講習会実行委員(日本分析化学会九州支部主催、2024年8月開催@九州大学ほか)

所属学会
日本食品科学工学会
日本分析化学会
日本食品保蔵科学会
日本農芸化学会
日本栄養・食糧学会
日本食品分析学会
東京農業大学総合研究所研究会
地域連携分野
のジャンル
食科学 , 環境科学 , 健康科学・栄養科学
地域連携分野
のテーマ
(キーワード)
バイオ , 食育・食の安全 , 地産地消
社会での
活動状況
くまもと食品科学研究会副会長(研究会担当、2015年4月〜2018年3月)
くまもと食品科学研究会幹事(2000年4月〜2018年3月)
くまもと食品科学研究会監事(2004年4月〜2015年3月)
(独)科学技術振興機構地域イノベーション創出総合支援事業シーズ発掘試験査読評価委員(2008年4月〜2010年3月)
(独)科学技術振興機構研究成果最適展開プログラム専門委員(2010年4月〜2015年3月)
(独)科学技術振興機構研究成果展開事業「マッチングプランナー プログラム」専門委員(2015年4月)
経済産業省産学人材育成パートナーシップ事業『農商工連携による「地域機能性食品のブランド化に必要な中核バイオ人材育成」』プログラム委員(2008年10月〜2011年3月)
合志市特産品地域ブランド協議会委員(2011年5月〜2017年4月)
合志市特産品地域ブランド協議会副会長(2013年5月〜2017年4月)

主な研究業績

経歴

期間 経歴
2024年4月 - 現在 熊本県立大学 環境共生学部 学部長
2010年4月 - 現在 熊本県立大学 環境共生学部 教授
2020年4月 - 2024年3月 熊本県立大学 大学院環境共生学研究科 研究科長
2014年4月 - 2018年3月 熊本県立大学 環境共生学部食健康科学科 学科長
2010年4月 - 2012年3月 熊本県立大学 環境共生学部食健康科学科 学科長
2007年4月 - 2010年3月 熊本県立大学 環境共生学部 准教授
1999年4月 - 2007年3月 熊本県立大学 環境共生学部 助教授
2005年2月 - 2005年12月 カリフォルニア大学デービス校 環境毒性学科 客員研究員
1997年4月 - 1999年3月 熊本県立大学 生活科学部 助教授
1995年4月 - 1997年3月 熊本県立大学 生活科学部 講師

学歴

期間 学歴
1991年4月 - 1994年3月 九州大学 大学院農学研究科 食糧化学工学専攻 博士後期課程
1989年4月 - 1991年3月 九州大学 大学院農学研究科 食糧化学工学専攻 修士課程
- 1989年3月 九州大学 農学部 食糧化学工学科

受賞歴

受賞年月 受賞 授与機関
2023年6月 日本食品保蔵科学会賞 技術賞 一般社団法人日本食品保蔵科学会
2017年8月 栄養士養成功労者厚生労働大臣表彰 厚生労働省
2016年11月 栄養士・管理栄養士養成施設教員顕彰 全国栄養士養成施設協会

論文

発行年月 論文 誌名(出版物名)
2024年3月 地域カンキツ’不知火’の品質保持ならびに品質向上に関する研究 日本食品保蔵科学会誌 単著
2023年5月 柑橘'不知火'の貯蔵温度ならびに酸度が果実成分に及ぼす影響 日本食品保蔵科学会誌 共著
2023年3月 青森県野辺地町産カワラケツメイ熱水浸出液中の酸素ラジカル吸収能とルテオリン含量 日本食品保蔵科学会誌 共著
2023年1月 Mercury waste from artisanal and small-scale gold mining facilities: a risk to farm ecosystems-a case study of Obuasi, Ghana. Environmental science and pollution research international 共著
2022年2月 The human health risks assessment of mercury in soils and plantains from farms in selected artisanal and small-scale gold mining communities around Obuasi, Ghana. Journal of applied toxicology 共著
2022年1月 Potential human health risks of mercury-contaminated cassavas – Preliminary studies Fundamental Toxicological Sciences 共著
2020年9月 乾のりのたんぱく質含量,抗酸化能,水溶性食物繊維含量およびインスリン様作用の品質による相違 日本水産学会誌 共著
2020年2月 Acute Sleep Curtailment Increases Sweet Taste Preference, Appetite and Food Intake in Healthy Young Adults: A Randomized Crossover Trial. Behavioral sciences (Basel, Switzerland) 共著
2019年12月 Antioxidant Activities of Dichloromethane Extracts from Maillard Reaction Model Systems Archives of Food and Nutrition 共著
2019年8月 Biosynthesis of novel lactate-based polymers containing medium-chain-length 3-hydroxyalkanoates by recombinant Escherichia coli strains from glucose. Journal of bioscience and bioengineering 共著

MISC

発行年月 MISC 誌名(出版物名)
2021年12月 のりの品質差による糖代謝改善作用成分の相違 機能性食品と薬理栄養 共著
2018年4月 栽培方法の相違が樹成り熟成'不知火'の品質におよぼす影響—Effects of difference in cultivation methods on quality of tree ripen 'Shiranuhi' fruits 果汁協会報 / 日本果汁協会 [編] 共著
2015年3月 施肥量の違いがミズナ(Brassica rapa L. Japonica Group)の機能性成分,呈味成分および嗜好特性に及ぼす影響 旭川大学短期大学部紀要 = The journal of Junior College, Asahikawa University 共著
2014年 果実とその加工品の話(第17回)果実・果汁飲料と機能性成分(15)甘夏ミカン果皮のオーラプテンとその利用 食品と容器 単著
2013年 食品の機能としてのにおいとその分析 香料 単著
2012年 シリコン容器を使用した電子レンジ調理による植物性食品の調理特性-ニンジンについて- 栄養学雑誌 共著
2009年 食品フレーバー分析・評価の最近の進歩 (小特集 香りの最新の評価法) Aroma research 単著
2005年 分取ガスクロマトグラフィーによる白ワインの特徴香気成分の同定 Aroma research 共著
2004年12月 脱脂粉乳のフレーバー ミルクサイエンス 単著
2004年5月 タマネギに含まれるケルセチンとその配糖体の定量 九州農業研究 共著

書籍等出版物

発行年月 書籍等出版物 出版者・発行元 担当区分
2022年3月 食べ物と健康 食品の科学 改訂第3版 南江堂 編者(編著者)
2022年2月 食べ物と健康 食品の加工 改訂第2版 南江堂 編者(編著者)
2018年1月 食べ物と健康 食品の科学 改定第2版 南江堂 編者(編著者)
2017年9月 くまもと食育ガイドブック オーエムエス出版 共著
2017年2月 食べ物と健康−食品学・食品機能学・食品加工学 第3版 医歯薬出版 共著
2016年12月 食べ物と健康 食品の加工 増補 南江堂 編者(編著者)
2015年3月 食べ物と健康 食品の科学 南江堂 編者(編著者)
2015年3月 食べ物と健康 食品の加工 南江堂 編者(編著者)
2012年3月 食べ物と健康−食品学・食品機能学・食品加工学 第2版 医歯薬出版 共著
2007年7月 新カリ対応管理栄養士国家試験完全攻略○×チェック4000問2008 医歯薬出版 共著

講演・口頭発表等

開催年月 講演・口頭発表等タイトル 会議名
2023年 ペクチンからの生分解性ポリヒドロキシアルカン酸生合成 Proceedings of the Asian Agricultural Symposium
2023年 干ししいたけ粉砕試料のγ-アミノ酪酸およびグルタミン酸の最適抽出条件の検討 日本食品科学工学会大会講演集
2023年 カンキツ由来ペクチンからのポリヒドロキシアルカン酸生合成 日本食品保蔵科学会大会講演要旨集
2023年 地域カンキツ‘不知火’の品質保持ならびに品質向上に関する研究 日本食品保蔵科学会大会講演要旨集
2023年 熊本県産干ししいたけ粉末のγ-アミノ酪酸およびグルタミン酸の抽出条件の最適化 日本食品保蔵科学会大会講演要旨集
2022年 熊本県産干ししいたけのγ-アミノ酪酸および遊離アミノ酸の最適抽出条件の検討 日本食品科学工学会大会講演集
2022年 カワラケツメイの「あまさ」に関わる成分の探索 日本食品科学工学会大会講演集
2022年 だしの“だし感”に寄与する香気成分の検索 日本食品科学工学会大会講演集
2021年 かつおだしのストレス低減効果の検証 日本食品科学工学会大会講演集
2021年 たんぱく質含量を指標とした乾のりの品質評価 日本食品科学工学会大会講演集

所属学協会

所属学協会
日本栄養・食糧学会
日本食品化学工学会
日本農芸化学会
日本分析化学会
日本食品保蔵科学会

共同研究・競争的資金等の研究課題

研究期間 研究課題タイトル 提供機関 制度名
2023年4月 - 2026年3月 天然だしのストレス低減効果の検証 日本学術振興会 科学研究費助成事業
2018年4月 - 2022年3月 熊本県産柑橘精油ならびに精油添加果実飲料のストレス低減効果の検証 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
2005年 食品香気成分の機能性に関する研究
2002年 柑橘'不知火'の長期貯蔵法に関する研究 共同研究
2001年 有色農作物に含まれる機能性成分の特性評価に関する研究 共同研究
1995年 食品の品質因子としての香りとその評価法に関する研究
Study on Flavor as a Quality Factor of Fermented Foods

産業財産権

産業財産権名 番号
畜肉加工品の賞味期間の設定方法及び熟成度の判定方法 特開平6-050965
脱脂粉乳の風味評価法 特開平8-114586
畜肉加工品の賞味期間の設定方法及び熟成度の判定方法 特開平6-050965