研究者情報
准教授 小川 晋史 / OGAWA Shinji
1979年生まれ
最終学歴 | 神戸大学大学院 文化学研究科 修了(2009年3月) |
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学位 | 博士(文学) (神戸大学) 2009年3月 |
所属 | [文学部]日本語日本文学科 |
本人からの メッセージ |
身近なことばに潜む一般性、規則性、さらには方言ごとの違いなど、言語を研究するということの楽しみを感じてもらえればと思います。また、各地のことばに触れていると、ことばが人間のアイデンティティーなどと密接につながっていることがわかると思います。 ☆ゼミ生の卒論題目 2015(H27)年度 「福岡市方言の文末詞「バイ」「タイ」の福岡部若年層における使用実態と代替形式について」 「口頭のあいづちと文字のあいづちの比較研究」 2016(H28)年度 「柳川市・みやま市の方言文末詞「バイ」「タイ」の使用実態―アンケート調査と録音調査をもとに―」 「熊本県南部地域における主語表示「ガ」と「ノ」の使い分けについて」 「沖縄地方出身大学生の方言意識とアイデンティティの関係性について―沖縄国際大学でのアンケート調査から―」 「宮崎県日向市方言における数量・程度の副詞について」 「熊本県菊池方言の準体助詞「ツ」と「ト」について」 「旧南諸県北諸県地方における方言使用実態―世代差を中心に―」 「愛知県内における鉄道駅の言語景観調査」 「熊本県菊池郡大津町方言における待遇表現」 2017(H29)年度 「熊本県上益城郡嘉島町周辺地域の待遇表現について」 「長崎市方言における二字漢語のアクセント型―若年層での検証―」 「熊本県葦北郡芦北町方言における待遇表現について」 2018(H30)年度 「熊本市およびその周辺で使われる程度副詞について」 「熊本方言話者の敬語意識―世論調査との比較を通して―」 「接客場面における使用言語の違いが与える印象について」 「熊本市における同意要求表現「終止形+クナイ」の使用実態について」 「福岡県大牟田市方言における待遇表現について」 「現代熊本市方言における主語マーカーの使い分けについて」 「若者言葉からみる日本語の変化-SNSを利用した「ギャル語」の調査-」 「若者言葉における接尾辞「-る」による動詞化について」 2019(H31)年度 「敬語使用における相手との距離について―福岡市・熊本市・八代市の場合―」 「熊本市方言の文末表現における性別イメージ差とその地域差」 「無アクセント地域における若年層のアクセント獲得について―熊本県菊池市旭志の場合―」 「若者における親に対する呼称表現について~上下関係、親疎関係、場面、男女差の4つの観点から~」 「熊本県内におけるアスペクト形式「トク」「ヨク」の使用実態―若年層について―」 2020(R2)年度 「南阿蘇村方言のイントネーションについて~熊本市方言と比較して~」 「福岡市方言において最も伝えたい内容をマークする方法について―「トッテ」を使用した文の場合―」 「熊本市とその周辺における若年層の「バイ」と「タイ」の使用について」 「ゲーム・映画における吹き替え・翻訳字幕について」 「熊本県における準体助詞「ツ」と「ト」の用法」 「女子大生の自称詞の使用について」 「寺院の名前に使用される漢字について」 2021(R3)年度 「現代ファッション誌における「ルビ」の用法と変遷」 「熊本市方言における待遇表現」 「宮崎県諸県方言の「さみもさみ」構文について」 「映画タイトルの長さの変遷について」 「鹿児島方言「だからよ」と若者言葉「それな」について」 「広告のキャッチコピーにおける時代別特徴について」 「近年の敬語表現にみられる変化についてー熊本県内の場合ー」 「鹿児島県内における「宅習」の使用についてー使用範囲・内容・年代からみた研究ー」 2022(R4)年度 「石川県七尾市における「ガン」と「ゲン」」 「鹿児島方言「ヨサ」の南九州市内における使用について」 「菊池市の若年層が使用する形容詞の形式について」 「宮崎県延岡市における「チョル」の使用について」 「高校演劇の脚本における女性文末詞」 「七尾市とその周辺地域における助詞「いか」」 「熊本市における文末形式「クナイ」の使用について」 「ニックネームの特徴と変遷~日本の男性アイドル・女性アイドル及びファッションモデルに着目して~」 「香川県東讃地域における命令表現「マイ」について─他の命令表現と比較して─」 2023(R5)年度 「自称詞「僕」の印象と使用について」 「聴覚支援を行う教育機関において使用される手話について」 「「普通に」の用法の拡大について」 「佐賀県で使用されている程度副詞~世代ごとの使用率に注目して~」 「競走馬名についてー文字数とモーラ数に着目してー」 「熊本県朝倉市の方言イントネーションについて~熊本市の方言との比較~」 「学習参考書の商品名ー特定の層を狙った命名ー」 |
授業科目 | 日本語学概論 , 現代日本語の分析 , 方言学基礎論 , 日本語学演習 , 日本語学特殊研究 , 日本語学特殊講義 , 日本語学特別演習 |
専門分野 | 言語学 , 日本語学 , 方言学 |
主な研究テーマ | 日本語・琉球語(方言含む)の記述的研究 |
学会での 活動状況 |
【所属学会】日本語学会、日本言語学会、日本音声学会、日本音韻論学会(理事:2015年4月-2019年3月)、沖縄言語研究センター、沖縄文化協会 |
地域連携分野 のジャンル |
言語・語学 |
社会での 活動状況 |
椎葉方言記録作成委員会の調査委員(2013年-2018年) 国立国語研究所共同研究員(2014年-) |
主な研究業績
経歴
期間 | 経歴 |
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2016年4月 - 現在 | 熊本県立大学 文学部 日本語日本文学科 准教授 |
2014年4月 - 2016年3月 | 熊本県立大学 文学部 日本語日本文学科 講師 |
2011年6月 - 2014年3月 | 国立国語研究所 時空間変異研究系「消滅危機方言の調査・保存のための総合的研究」 プロジェクト研究員 |
2009年4月 - 2011年5月 | 日本学術振興会 特別研究員(PD) |
2007年4月 - 2009年3月 | 日本学術振興会 特別研究員(DC2) |
学歴
期間 | 学歴 |
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2006年4月 - 2009年3月 | 神戸大学 大学院 文化学研究科(博士課程) |
2004年4月 - 2006年3月 | 神戸大学 大学院 文学研究科(修士課程) |
2003年10月 - 2004年3月 | 神戸松蔭女子学院大学大学院(※科目履修生) |
1999年4月 - 2003年9月 | 神戸大学 文学部 |
受賞歴
受賞年月 | 受賞 | 授与機関 |
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2019年9月 | 2018年度学術研究奨励賞 | 日本音声学会 |
2017年11月 | 金城朝永賞 | 第39回沖縄文化協会賞 |
2017年11月 | 2017年度論文賞 (※第2著者) | 日本言語学会 |
2011年10月 | 第3回 所長賞 | 国立国語研究所 |
2011年7月 | 第24回仲宗根政善記念研究奨励金 | 沖縄言語研究センター |
2006年7月 | 第一種奨学金返還半額免除 | 日本学生支援機構 |
1996年2月 | 第4回全国中学生・高校生「かけがえのない地球を大切に」作文コンクール 特選 | WWFジャパン, ボルボ・カーズ・ジャパン共催 |
論文
発行年月 | 論文 | 誌名(出版物名) | 著 |
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2024年6月 | [紀要論文]競走馬名に見られる音象徴-性別と期待される性質に注目して- | 『国文研究』(熊本県立大学日本語日本文学会)第69号 | 単著 |
2022年3月 | [解説論文]「韻律」 | 『椎葉村方言語彙集』(宮崎県椎葉村、人間文化研究機構国立国語研究所) | 共著 |
2018年9月 | [紀要論文]熊本県中北部における「-ト」の接続について―文末疑問用法における品詞別接続許容度と世代差を中心に | 『国文研究』(熊本県立大学日本語日本文学会)第63号 | 単著 |
2017年2月 | [紀要論文]ウチナーヤマトゥグチのアクセントについてのおぼえがき | 『熊本県立大学 文学部紀要』 第23巻(通巻第76号) | 単著 |
2016年9月 | [解説論文]研究内容の現地還元と共同研究の可能性について | 『現代音韻論の動向 日本音韻論学会20周年記念論文集』 | 単著 |
2016年9月 | 南琉球八重山語波照間方言の三型アクセント (特集 日本語アクセント記述研究の新展開) | 言語研究 = Journal of the Linguistic Society of Japan | 共著 |
2015年6月 | [紀要論文]1980年代におけるウイスキー銘柄名の表記の変遷について | 『国文研究』(熊本県立大学日本語日本文学会)第60号 | 単著 |
2011年10月 | これからの琉球語に必要な表記法はどのようなものか | 日本語の研究 | 単著 |
2010年3月 | 大宜味村津波方言のアクセント体系 | 琉球の方言 | 単著 |
2006年4月 | 京都方言2字漢語のアクセント | 音韻研究 | 単著 |
MISC
発行年月 | MISC | 誌名(出版物名) | 著 |
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2021年12月 | [私家版辞典]熊本県立大学文学部 日本語日本文学科 キャンパスことば辞典 第2版増補改訂版 | 単著 | |
2020年2月 | [寄稿]琉球語のために作られた書体「しま書体」 | 『印刷雑誌』(株式会社印刷学会出版部)2020年2月号 | 単著 |
2018年1月 | [寄稿] 偶然と人の輪が未来を紡ぐ | 『JOINT』(トヨタ財団)第26号 | 単著 |
2016年9月 | [表記法の解説]新しい「島口」の書き方 | 単著 | |
2016年3月 | [プロジェクト報告書]尾前調査班 中間報告書―宮崎県椎葉村尾前方言簡易語彙集と文法概説―(国立国語研究所・椎葉民族博物館共同事業) | 共著 | |
2013年4月 | [寄稿]自分自身で選択ができる社会に価値を見出す | 『JOINT』(トヨタ財団)第12号 | 単著 |
2012年10月 | [随想]『竹富方言辞典』編集の現場で | 『星砂の島』(全国竹富島文化協会) | 単著 |
2012年3月 | [プロジェクト報告書]消滅危機方言の調査・保存のための総合的研究 仮名文字表記による喜界島方言調査データ集 (国立国語研究所共同研究報告11-02) | 単著 | |
2011年2月 | [書評] 『沖縄口さびら』 独自の合字に著者の愛 | 琉球新報(2月6日付朝刊) | 単著 |
2011年2月 | [辞書の解説] 竹富方言の音韻・文法概説 | 前新透(著)『竹富方言辞典』南山舎 | 共著 |
書籍等出版物
発行年月 | 書籍等出版物 | 出版者・発行元 | 担当区分 |
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2022年2月 | プロソディー研究の新展開 | 開拓社 | 共著 |
2017年11月 | 現代言語理論の最前線 | 開拓社 | 共著 |
2017年10月 | くまもと食育ガイドブック | オーエムエス出版 | 共著 |
2017年3月 | 音韻研究の新展開 窪薗晴夫教授還暦記念論文集 | 開拓社 | -- |
2015年11月 | 琉球のことばの書き方-琉球諸語統一的表記法 | くろしお出版 | 編者(編著者) |
2015年1月 | Handbook of the Ryukyuan Languages: History, Structure, and Use (Handbooks of Japanese Language and Linguistics) | De Gruyter Mouton | 共著 |
2012年2月 | 今帰仁方言アクセントの諸相 | ココ出版 | 単著 |
2010年9月 | 漢語の言語学 | くろしお出版 | 共著 |
2008年2月 | Asymmetries in Phonology: An East-Asian Perspective [Linguistics Workshop Series8] | くろしお出版 | 共著 |
2005年3月 | 現代形態論の潮流 | くろしお出版 | 共著 |