研究者情報
教授 松﨑 弘美 / MATSUSAKI Hiromi
最終学歴 | 九州大学大学院農学研究科食糧化学工学専攻博士後期課程修了(1996年3月) |
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学位 | 博士(農学) (九州大学) 1996年3月 |
所属 | [環境共生学部]環境共生学科 食健康環境学専攻 |
matusaki@pu-kumamoto.ac.jp | |
関連サイト | researchmap researchgate |
本人からの メッセージ |
21世紀はバイオテクノロジーの時代です。バイオ技術や微生物の多様な機能を食品や健康、そして環境に役立てていきたいと考えています。 |
授業科目 | 食品バイオテクノロジー , 食品バイオテクノロジー実験 , 食品微生物学 , 食資源開発学 , 食品学各論 , 生命有機化学 , 化学実験 , 環境共生論 , フィールドワーク , プレゼミナール , 環境共生総合演習 , 卒業論文 , 応用微生物学(大学院) , 食品機能論(大学院) , 環境共生学特論(大学院) , 環境共生学演習III・IV・V(大学院) , 食健康系環境共生特別演習(大学院) , 特別研究(大学院) |
専門分野 | 応用微生物学 , 食品微生物学 , 遺伝子工学 , 分子生物学 |
主な研究テーマ | 微生物の分子育種および遺伝子組換え技術による生分解性バイオプラスチックの生合成 , 食品保存技術としての乳酸菌が生産する抗菌ペプチド(バクテリオシン)の同定および生合成機構の解明 , 乳酸菌およびそれが生産する生理活性物質の機能性とそれを利用した食品の開発 |
学会での 活動状況 |
日本農芸化学会(西日本支部参与2013年〜現在、女性研究者賞等授賞選考委員2021年〜2022年)、日本生物工学会(九州支部役員(企画)2003年〜2004年、九州支部役員(企画編集)2009年〜2012年、九州支部評議員2014年〜現在、九州支部副支部長2023年〜2024年)、日本乳酸菌学会(評議員2004年〜2011年、2020年〜現在)、日本食品科学工学会、バイオインダストリー協会、高分子学会 |
地域連携分野 のジャンル |
食科学 , 環境科学 , 健康科学・栄養科学 |
地域連携分野 のテーマ (キーワード) |
バイオ , 循環型社会 , 健康づくり(食) |
社会での 活動状況 |
日本学術振興会拠点大学方式学術交流事業(山口大学拠点)「耐熱性微生物による生体高分子及び生理活性物質の生産(抗菌物質を生産する耐熱性乳酸菌の探索と利用)」(2000年〜2007年) 経済産業省産学人材育成パートナーシップ事業『農商工連携による「地域機能性食品のブランド化に必要な中核バイオ人材育成」』プログラム委員(2008年10月〜2011年) フードバイオ人材育成事業講師(2011年〜2014年3月) リーディング企業育成支援事業に係わるリーディング育成企業)のサポートチーム員(熊本県商工観光労働部新産業振興局産業支援課)(2012年10月〜2015年12月) 放送大学非常勤講師「食と健康のバイオテクノロジー」(2015年〜2019年) 日本学術振興会特別研究員等審査会専門委員及び国際事業委員会書面審査員・書面評価員(2016年) 日本学術振興会卓越研究員候補者選考委員書面審査員(2017年) 日本学術振興会特別研究員等審査会専門委員、卓越研究員候補者選考委員会及び国際事業委員会書面審査委員・書面評価員(農学領域)(2017年〜2018年) バイオテクノロジー研究推進会企画委員(2010年〜現在) バイオテクノロジー研究推進会評議員(2010年〜2017年、評議員会長2015年〜2017年) バイオテクノロジー研究推進会理事(2018年〜現在) |
地域連携について のメッセージ |
バイオは社会に欠かせない基盤技術だと新型コロナを機に広く認知されました。その出口は、生命、製薬、食品、化学、農業、環境、エネルギーなど多岐にわたります。 熊本県をはじめ九州各県には、自然環境、水、農業、醸造などバイオテクノロジーに最適な土壌があります。それを活用し、バイオ技術や微生物の多様な機能を利用して、地域特産物を用いた機能性発酵食品の開発、環境調和型バイオプラスチックの開発など、地場産業(食品企業、化成品企業、自治体など)の振興に役立てたいと考えています。その中で環境低負荷型で持続成長可能な環境共生型社会の構築に貢献したいと考えています。 |
主な研究業績
経歴
期間 | 経歴 |
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2019年4月 - 現在 | 熊本県立大学 環境共生学部 環境共生学科 食健康環境学専攻 教授 |
2019年4月 - 2024年3月 | 熊本県立大学 環境共生学部 食育推進室 室長 |
2019年4月 - 2022年3月 | 熊本県立大学 環境共生学部 環境共生学科 食健康環境学専攻 専攻長 |
2018年4月 - 2019年3月 | 熊本県立大学 環境共生学部 食健康科学科 学科長 |
2012年4月 - 2019年3月 | 熊本県立大学 環境共生学部 食健康科学科 教授 |
2008年4月 - 2012年3月 | 熊本県立大学 環境共生学部 食健康科学科 准教授 |
2007年4月 - 2008年3月 | 熊本県立大学 環境共生学部 環境共生学科 食・健康環境学専攻 准教授 |
2003年4月 - 2007年3月 | 熊本県立大学 環境共生学部 環境共生学科 食・健康環境学専攻 助教授 |
2000年4月 - 2003年3月 | 熊本県立大学 環境共生学部 環境共生学科 食・健康環境学専攻 専任講師 |
1996年 - 1999年 | 科学技術振興事業団 戦略的基礎研究推進事業 「環境低負荷型の社会システム」 博士研究員(ポスドク) |
学歴
期間 | 学歴 |
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1993年4月 - 1996年3月 | 九州大学大学院 農学研究科(博士後期課程) 食糧化学工学専攻 |
1991年4月 - 1993年3月 | 九州大学大学院 農学研究科(修士課程) 食糧化学工学専攻 |
1987年4月 - 1991年3月 | 九州大学 農学部 食糧化学工学科 |
委員歴
期間 | 委員 |
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2020年4月 - 現在 | 日本乳酸菌学会 評議員 |
2014年4月 - 現在 | 日本生物工学会九州支部 評議員 |
2013年3月 - 現在 | 日本農芸化学会西日本支部 参与 |
2023年 - 2024年 | 日本生物工学会九州支部 副支部長 |
2021年10月 - 2023年2月 | 日本農芸化学会 農芸化学女性研究者賞等授賞選考委員会委員 |
2004年 - 2011年 | 日本乳酸菌学会 評議員 |
論文
発行年月 | 論文 | 誌名(出版物名) | 著 |
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2024年10月 | Aerosol soluble proteins in Asian dust in southwestern Japan. | The Science of the total environment | 共著 |
2024年9月 | The Discovery of Membrane Vesicle Biogenesis in the Polyhydroxybutyrate-non-producing Mutant Strain of Cupriavidus necator H16. | Microbes and environments | 共著 |
2024年5月 | A protocol for measuring variations of aerosol soluble proteins content in hours at low sampling flow rate using the bicinchoninic acid (BCA) assay | Aerosol Science and Engineering | 共著 |
2023年5月 | 柑橘'不知火'の貯蔵温度ならびに酸度が果実成分に及ぼす影響—The Influence of the Storage Temperature and the Acidity of the Fruits on Fruit Quality of Citrus Fruits 'Shiranuhi' during Storage | 日本食品保蔵科学会誌 = Food preservation science / 日本食品保蔵科学会 編 | 共著 |
2022年12月 | Number size distribution of bacterial aerosols in terrestrial and marine airflows at a costal site of Japan. | The Science of the total environment | 共著 |
2022年5月 | Characterization of multiple bacteriocin-producing Lactiplantibacillus plantarum PUK6 isolated from misozuke-tofu | Food Science and Technology Research | 共著 |
2022年5月 | Identification and characterization of bacteriocin biosynthetic gene clusters found in multiple bacteriocins producing Lactiplantibacillus plantarum PUK6. | Journal of Bioscience and Bioengineering | 共著 |
2021年10月 | 大学生の食行動・食態度の実態と経年変化:3年間の縦断調査 | 食育学会誌 | 共著 |
2020年9月 | Abundance and viability of particle-attached and free-floating bacteria in dusty and nondusty air | Biogeosciences | 共著 |
2019年9月 | Enhancement of lactate fraction in poly(lactate-co-3-hydroxybutyrate) synthesized by Escherichia coli harboring the D-lactate dehydrogenase gene from Lactobacillus acetotolerans HT. | The Journal of General and Applied Microbiology | 共著 |
MISC
発行年月 | MISC | 誌名(出版物名) | 著 |
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2024年6月 | 味噌漬け豆腐から分離した乳酸菌の特性とそれが生産する多成分バクテリオシンについて | 日本醸造協会誌 | -- |
2023年 | 乳酸ベースポリマーを生合成するCupriavidus necatorの分子育種 | 日本農芸化学会大会講演要旨集(Web) | 共著 |
2022年 | 組換えCupriavidus necatorによる乳酸ベースバイオプラスチックの生合成 | 日本農芸化学会大会講演要旨集(Web) | 共著 |
2022年 | Cupriavidus necatorを宿主とした乳酸ベースバイオプラスチックの生合成 | 日本農芸化学会西日本支部大会およびシンポジウム講演要旨集 | 共著 |
2022年 | Cupriavidus necatorを宿主とした乳酸ベースポリマーの生合成 | 日本生物工学会大会講演要旨集 | 共著 |
2021年 | 高性能な生分解性プラスチックの微生物合成 | 岩谷直治記念財団研究報告書 | 共著 |
2021年 | 組換え微生物による高性能バイオポリエステルの生合成 | 日本農芸化学会大会講演要旨集(Web) | 共著 |
2021年 | 組換えCupriavidus necatorによる高性能バイオプラスチックの生合成 | 日本生物工学会大会講演要旨集 | 共著 |
2021年 | 組換えCupriavidus necatorによる高性能バイオプラスチックの生合成 | 日本農芸化学会西日本支部大会およびシンポジウム講演要旨集 | 共著 |
2021年1月 | 微生物がつくる生分解性プラスチックの実用化に関する研究 | BIO九州 | 単著 |
書籍等出版物
発行年月 | 書籍等出版物 | 出版者・発行元 | 担当区分 |
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2022年3月 | 健康・栄養科学シリーズ 食べ物と健康 食品の科学 改訂第3版 | 南江堂 | -- |
2022年2月 | 健康・栄養科学シリーズ 食べ物と健康 食品の加工 改訂第2版 | 南江堂 | -- |
2021年11月 | 栄養科学イラストレイテッド 食品学Ⅱ 改訂第2版 食べ物と健康 食品の分類と特性、加工を学ぶ | 羊土社 | 分担執筆 |
2018年12月 | 健康・栄養科学シリーズ 食べ物と健康 食品の安全 改訂第2版 | 南江堂 | 分担執筆 |
2018年1月 | 健康・栄養科学シリーズ 食べ物と健康 食品の科学 改訂第2版 | 南江堂 | 共著 |
2016年12月 | 健康・栄養科学シリーズ 食べ物と健康 食品の加工 増補 | 南江堂 | 共著 |
2016年2月 | 栄養科学イラストレイテッド 食品学Ⅱ 食べ物と健康 食品の分類と特性、加工を学ぶ | 羊土社 | 共著 |
2015年3月 | 健康・栄養科学シリーズ 食べ物と健康 食品の加工 | 南江堂 | 共著 |
2015年3月 | 健康・栄養科学シリーズ 食べ物と健康 食品の科学 | 南江堂 | 共著 |
2013年4月 | 健康・栄養科学シリーズ 食べ物と健康 食品の安全 | 南江堂 | 共著 |
共同研究・競争的資金等の研究課題
研究期間 | 研究課題タイトル | 提供機関 制度名 |
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2022年4月 - 2025年3月 | クエン酸+鉄溶液を利用した土壌伝染性病害「青枯病」の防除法の開発 | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) |
2022年4月 - 2025年3月 | 環境調和型の高性能バイオプラスチックを合成する水素細菌の分子育種 | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) |
2017年6月 - 2019年3月 | 越境拡散浮遊粒子状物質に含まれるタンパク質の定量分析の試み | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽) |
2015年4月 - 2017年3月 | 雨水中微量金属の形態変化における微生物の働き | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 |
2015年4月 - 2017年3月 | 二酸化炭素を原料にした共重合ポリエステル生合成のための微生物分子育種 | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 |
2013年4月 - 2015年3月 | 黄砂粒子に付着している微生物の定量分析同定法の確立 | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 |
2013年4月 - 2015年3月 | 二酸化炭素を原料とした共重合ポリエステルの生合成に関する研究 | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 |
2011年 - 2012年 | 二酸化炭素を原料とした共重合ポリエステルの微生物合成 | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 |
2007年 - 2008年 | 環境調和型バイオポリエステルの生合成遺伝子の分子解析とその生産システムの開発 | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) |
2004年 - 2005年 | 環境調和型バイオポリエステルの顆粒形成における分子解析 | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) |
産業財産権
産業財産権名 | 番号 |
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共重合ポリエステルの製造方法 | 特許第3536050号 |
ポリエステル重合酵素及び該酵素をコードする遺伝子(共同発明) | 特開2001-008689 |
ポリエステル重合酵素及び該酵素をコードする遺伝子(共同発明) | 特開平10-276781 |
ポリエステル重合酵素及び該酵素をコードする遺伝子 | 特許US patent 5,968,805, US patent 6,391,611 |
共重合ポリエステルの製造方法 | 特許US patent 6,872,564, EP 1120461 |