研究者情報
教授 北原 昭男 / KITAHARA Akio
1959年7月3日生まれ
最終学歴 | 京都大学大学院 工学研究科 建築学専攻 修士課程修了 (1984年3月) |
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学位 | 博士(工学) (京都大学) 1996年7月 |
所属 | [環境共生学部]環境共生学科 居住環境学専攻 |
Kitahara@pu-kumamoto.ac.jp | |
本人からの メッセージ |
我が国における木造建物(木質構造物)については、未だに構造的側面からの評価法が定まっているとは言えません。日本古来の木造文化を伝える木造建物を守り、環境にやさしく持続可能性の高い木造建物を構築していくために建築構造の立場から研究を進めます。また、今後は様々な建物の耐震性能を向上させ、都市の地震時安全性を高めることが必要となりますが、これらの観点からも併せて研究を進めていく予定です。 |
授業科目 | (学部)木質構造学 , 木質材料活用論 , 環境防災 , 安全工学 , 居住空間材料学 , 居住空間構造・材料実験 , 建築構法 , 建築構造の基礎 , (大学院博士前期課程)木質構造設計論 , 環境資源活用学特論 |
専門分野 | 木質構造学 , 建築耐震構造学 , 都市地震防災 |
主な研究テーマ | 木質系構造物に関する耐震性評価のための構造実験 , 木質系構造物の耐震設計法・耐震診断法・耐震補強法に関する研究 , 都市防災のための既存不適格建物に関する耐震性向上・住民の耐震安全性に対する意識向上方策に関する研究 , 都市木質系住宅群を対象とした地震応答計算手法および地震被害推定手法の構築 , 地域・地区を対象とした地震防災計画策定のための調査・研究 |
学会での 活動状況 |
日本建築学会会員 日本地震工学会会員 |
地域連携分野 のジャンル |
居住環境 |
地域連携分野 のテーマ (キーワード) |
地域づくり , 循環型社会 |
社会での 活動状況 |
奈良県耐震診断委員会委員(奈良県建築防災協会)(2000年1月〜2001年3月) 鳥取市災害に強いまちづくり計画検討委員会 副委員長(2001年9月〜2003年3月) 米子市災害に強いまちづくり計画検討委員会 副委員長(2001年9月〜2003年3月) 鳥取県地震防災調査研究委員会 委員(2002年9月〜2005年3月) 鳥取県耐震診断等評定委員会 委員(2005年4月〜2006年3月) 熊本県林業研究指導所外部評価委員(2006年〜現在に至る ) 小国町省エネルギービジョン策定委員会委員長(2008年7月〜2009年3月) 熊本県建築住宅センター構造評価 判定員(2009年〜2015年5月) 全国い産業連携協議会提携システム構築推進委員会 委員(2010年6月〜2011年3月) 同 コーディネーター(2011年4月〜2013年3月) 熊本県地域防災計画検討委員会委員(2011年4月〜2013年3月) 同委員会 広域連携・情報等検討部会 部会長 同委員会 地震・津波被害想定検討部会 部会員 伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験検討委員会 委員(2011年4月〜2013年3月) 同委員会 設計法部会 部会員 設計WG、標準設計WG、土壁WG メンバー 熊本県再生可能エネルギー等導入推進基金事業評価委員会委員(2012年10月〜現在に至る) 熊本県建築物耐震改修促進計画変更委員会 委員長(2012年4月〜2013年3月) 熊本藩川尻米蔵跡保存修理工事 修理指導員(2014年11月~現在に至る) 特別史跡熊本城跡保存活用委員会 委員(2015年4月~現在に至る) 熊本建築構造評価センター 構造評価委員(2015年6月~現在に至る) 熊本県建築物耐震改修促進計画策定検討委員会委員(2016.10~現在に至る) 熊本県木造設計・建築技術普及検討委員会委員(2016.10~現在に至る) |
地域連携について のメッセージ |
我が国における木造建物(木質構造物)については、未だに構造的側面からの評価法が定まっているとは言えません。日本古来の木造文化を伝える木造建物を守り、環境にやさしく持続可能性の高い木造建物を構築していくために建築構造の立場から研究を進めます。また、今後は様々な建物の耐震性能を向上させ、都市の地震時安全性を高めることが必要となりますが、これらの観点からも併せて研究を進めていく予定です。 |
主な研究業績
経歴
期間 | 経歴 |
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2020年4月 - 現在 | 熊本県立大学 学術情報メディアセンター |
2006年4月 - 現在 | 熊本県立大学 環境共生学部環境共生学科居住環境学専攻 教授 |
2016年4月 - 2020年3月 | 熊本県立大学 環境共生学研究科 |
2012年4月 - 2014年3月 | 熊本県立大学 環境共生学研究科 |
2005年4月 - 2006年3月 | 鳥取環境大学 環境情報学部環境デザイン学科 教授 |
2001年4月 - 2005年3月 | 鳥取環境大学 環境情報学部環境デザイン学科 助教授 |
1987年4月 - 2001年3月 | 京都大学 防災研究所 助手 |
1984年4月 - 1987年3月 | 鹿島建設 技術研究所 研究員 |
学歴
期間 | 学歴 |
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1996年7月 | 京都大学 博士(工学)の学位を取得 |
1982年4月 - 1984年3月 | 京都大学 工学研究科 建築学専攻修士課程修了 |
1978年4月 - 1982年3月 | 京都大学 工学部 建築学科 |
委員歴
期間 | 委員 |
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2016年4月 - 現在 | 熊本市指定文化財等の復旧方法に関する意見聴取委員会 委員 |
2016年4月 - 現在 | 熊本城文化財修復検討委員会 検討委員 |
2015年4月 - 現在 | 熊本県建築構造評価センター 構造評価委員 |
2008年4月 - 現在 | 熊本県建築住宅センター 構造計算適合性判定員 |
2006年4月 - 現在 | 熊本県林業研究研修センター外部評価委員会 外部評価委員 |
2015年4月 - 2019年3月 | くまもと型木造伝統構法普及検討委員会 委員長 |
2014年4月 - 2018年3月 | 熊本県木造設計・建築技術普及検討委員会 委員長 |
論文
発行年月 | 論文 | 誌名(出版物名) | 著 |
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2021年6月 | 2016年熊本地震で倒壊しなかった町家の構造性能評価 ?熊本市古町にある通し柱架構を有する町家? | 日本建築学会技術報告集 | 共著 |
2020年9月 | 22318 2016 年熊本地震で倒壊しなかった町家の構造性能評価 -熊本市古町にある通し柱架構を有する町家- (その 3) 地震応答解析 | 構造III | 共著 |
2020年9月 | 22317 2016年熊本地震で倒壊しなかった町家の構造性能評価 -熊本市古町にある通し柱架構を有する町家- (その2) 常時微動計測の結果と限界耐力計算 | 構造III | 共著 |
2020年9月 | 22316 2016年熊本地震で倒壊しなかった町家の構造性能評価 -熊本市古町にある通し柱架構を有する町家- (その1) 現地調査の結果 | 構造III | 共著 |
2020年3月 | 熊本地域における伝統構法軸組の耐震性能に関する実験的研究 その5 半間土壁の耐震性能 | 日本建築学会九州支部研究報告集 | 共著 |
2020年3月 | 熊本地域における伝統構法軸組の耐震性能に関する実験的研究 その4 様々な板壁および軸組が持つ耐震性能 | 日本建築学会九州支部研究報告集 | 共著 |
2020年3月 | 斜めきずりの耐震性能評価に関する実験的研究 | 日本建築学会九州支部研究報告集 | 共著 |
2019年3月 | 熊本地域における伝統構法軸組の耐震性能に関する実験的研究 その3 土壁の耐震性能 | 日本建築学会九州支部研究報告集 | 共著 |
2019年3月 | 熊本地域における伝統構法軸組の耐震性能に関する実験的研究 その2 板壁および水平構面の耐震性能 | 日本建築学会九州支部研究報告集 | 共著 |
2018年3月 | 熊本近郊における伝統構法木造建物が持つ耐震性能評価に関する研究 | 日本建築学会研究報告. 九州支部. 1, 構造系 | 共著 |
MISC
発行年月 | MISC | 誌名(出版物名) | 著 |
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2016年11月 | 熊本地震による建物被害の状況 (特集 熊本地震/被害の実態に迫る) | 建築とまちづくり | 単著 |
2006年12月 | 地域型木造住宅の地震被害低減策に関する研究 : 三重県沿岸地域を事例として,木曽久美子,更谷安紀子,森井雄史,澤田圭,青野文江,渡辺千明,林康裕(評論) | 日本建築学会技術報告集 | 共著 |
2005年6月 | 常時微動測定と人力加振試験に基づく2003年5月26日宮城県沖の地震による全壊住宅の被害要因分析, 澤田圭, 川鍋亜衣子, 鈴木有, 121 | 日本建築学会技術報告集 | 共著 |
2003年7月 | 22191 軸組構法2階建木造住宅の実大振動実験 : 合板付き軸組試験体の結果(実大振動実験,構造III) | 学術講演梗概集. C-1, 構造III, 木質構造, 鉄骨構造, 鉄骨鉄筋コンクリート構造 | 共著 |
2001年7月 | 22089 伝統木造軸組の実大振動実験(その13) : 振動実験(第2期)の概要と試験体の動特性(伝統木造の振動,構造III) | 学術講演梗概集. C-1, 構造III, 木質構造, 鉄骨構造, 鉄骨鉄筋コンクリート構造 | 共著 |
2001年7月 | 22091 伝統木造軸組の実大振動実験(その15) : 実験結果(2)損傷状況と貫接合部の挙動について(伝統木造の振動,構造III) | 学術講演梗概集. C-1, 構造III, 木質構造, 鉄骨構造, 鉄骨鉄筋コンクリート構造 | 共著 |
2001年7月 | 22090 伝統木造軸組の実大振動実験(その14) : 実験結果(1)試験体の応答特性(伝統木造の振動,構造III) | 学術講演梗概集. C-1, 構造III, 木質構造, 鉄骨構造, 鉄骨鉄筋コンクリート構造 | 共著 |
2001年7月 | 22102 軸組構法2階建木造住宅の実大振動実験 : 筋かい付き軸組試験体の結果(実大振動実験・応答解析,構造III) | 学術講演梗概集. C-1, 構造III, 木質構造, 鉄骨構造, 鉄骨鉄筋コンクリート構造 | 共著 |
2000年7月 | 22053 伝統木造軸組の実大振動実験 : (その2)実験概要(1)試験体と材料特性 | 学術講演梗概集. C-1, 構造III, 木質構造, 鉄骨構造, 鉄骨鉄筋コンクリート構造 | 共著 |
2000年7月 | 22056 伝統木造軸組の実大振動実験 : (その5)実験結果(2)解析に基づく応答特性に関する考察 | 学術講演梗概集. C-1, 構造III, 木質構造, 鉄骨構造, 鉄骨鉄筋コンクリート構造 | 共著 |
共同研究・競争的資金等の研究課題
研究期間 | 研究課題タイトル | 提供機関 制度名 |
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2012年4月 - 2015年3月 | 地域特性を反映した木造建物の設計・生産システムの構築に関する研究 | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 |
2003年 - 2005年 | 耐震性能評価能力向上のための建築物への地震動入力低減機構解明に関する実証的研究 | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 |
2002年 - 2004年 | 中小都市の地震被害想定と耐震性向上に関する研究 | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 |
2001年 - 2003年 | 実大振動実験による新伝統木造対震構法創成基礎技術の検証 | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 |
1998年 - 2000年 | 京都盆地アレー地震観測による地盤震動評価と震害予測推定に関する研究 | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 |
1997年 - 1998年 | 建築空間の地震時安全性に関する総合的評価手法の構築 | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 |
1997年 - 1997年 | 木造軸組構造建物の耐震性能と補強効果の定量的評価 | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 |
1996年 - 1997年 | 地理情報システムを利用した都市建築物の地震被害分布即時評価法の確立 | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 |
1995年 - 1997年 | 建築構造物応答の広域観測技術の確立と設計用地震動評価への適用 | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 |
1996年 - 1996年 | 直下型地震による居住空間の被害と防災計画に関する研究 | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 |