熊本県立大学においては大学における高度な教育・研究に触れる機会や学部選択に関する情報を高校生に提供するとともに、大学教育のより一層の充実・発展を図ることを目的とし、高等学校にあっては、学校生徒の視野を広め、将来の進路についての関心と意欲を高めることを目的としています
入学前教育
入学者の約3割に当たる学校推薦型選抜及び自己推薦型選抜合格者に対し、基礎学力確保の観点から講義をはじめとするさまざまな教育支援を行い、大学教育への円滑な移行を図っています。
一般選抜に比べ、早い時期に入学が決定する自己推薦型選抜や学校推薦型選抜の合格者については、入学試験後から入学までの期間が長く、引き続き学習意欲や学力を維持することが難しいという状況が見受けられます。 そこで、熊本県立大学では、合格者が、入学後スムーズに講義や実習に入っていけるよう、入学までの学習をサポートする「入学前学習支援プログラム」を、全ての学部・学科において実施しています。
このプログラムに基づき、入学が決定している合格者に対し11月から3月にかけて本学キャンパスで「プレエントランス講座」を実施したり、本学教員が推薦する図書の感想文の提出などを行っております。
参加者からは、入学後、「勉強するポイントが分かり、入学までの学習意欲を継続できた」との評価を得ております。
なお、本学では高大連携の観点から、合格者の在籍高校との連携を密に実施しています。
プログラムの基本構成
入学前学習支援は、学科単位で実施します。プログラムは基本的に、以下の構成になっています。
![自治体](https://www.pu-kumamoto.ac.jp/sys/wp-content/themes/pu-kumamoto_2021/assets/images/region/alignment/img_alignment_01.jpg)
出張講義
卒業後の進路選択を行うための高等学校におけるキャリア教育として県内外の高等学校で実施しています。
熊本県教育委員会との連携協定
熊本県立高校・中学校については熊本県教育委員会との間で 「熊本県立大学と熊本県教育委員会との高大連携事業に 関する協定」を平成19年3月30日に締結、熊本信愛女学院高等学校とは、協定を平成21年2月17日に締結し、様々な教育・研究活動に関し連携し取り組んできました。
令和2年6月、本学は熊本県教育委員会と、相互に連携し、人的・知的交流を通して、熊本県の教育・学術の振興及び地域社会の発展とグローバル人材の育成及びSociety5.0時代に対応した人材育成に寄与することを目的として、新たな連携協定を締結しました。
具体的な取組
- (1)教育・研究活動に関すること。
- (2)グローバル人材の育成やICT活用など新たな教育課題や社会のニーズに対応した教育・研究に関すること。
- (3)学力向上及び研究の発展、魅力ある学校づくりといった教育の充実や教育機関の活性化に関すること。
- (4)教員及び教育関係者の指導力の向上や資質・能力の向上に関すること。
- (5)学生のキャリア形成に必要なインターンシップ、実習の場の提供に関すること。
- (6)将来、地域創造の核となる人材育成に関すること。
- (7)その他、必要と認められる事項に関すること。
これまでの実績
令和5年度の実績
内容 | 開催日 | 実績 |
---|---|---|
出張講義 |
通年 |
13回開催(うちオンライン開催1回) |
高校訪問 |
通年 |
17回開催 |
学内見学 |
通年 |
10回開催 |
Intensive English(英語 夏合宿) |
R5.8.16~18(学内授業) R5.8.21~24(学外合宿) |
県内高校生4名が参加 |
「人吉球磨ライジング構想」連携 |
R5.8~R6.2 |
人吉高校がR4年度から文部科学省「創造的教育方法実践プログラム」の研究指定を受け、「人吉球磨ライジング構想」と題して、「新時代を切り拓き、地域の復興を叶える、創造的な学びの構築」を目指していく中で、「球磨川流域バーチャルキャンパス」を1年生全員がオンライン受講し、学校設定科目「人吉球磨もやいすと」の履修として単位認定する構想 |
地域ラブラトリーも
ご覧ください
![外部リンク:地域ラブラトリー](https://www.pu-kumamoto.ac.jp/sys/wp-content/themes/pu-kumamoto_2021/assets/images/common/link-loveratory.jpg)
- 担当
- 教務入試課、地域・研究連携センター