このたび、本学主催のイベントである、Computer Science Education Week 2020-21 in Kumamotoを開催いたしました。

本イベントは、2018年10月に熊本市、熊本大学、株式会社NTTドコモ、熊本県立大学の四者による、熊本市における教育I C T推進を目指す「教育情報化の推進に関する連携協定」に基づくもので、本年度で3回目の実施の運びとなりました。

コロナ禍における今回は、2月15日(月)から21日(日)の期間にオンラインを中心とした各種イベントを実施しました。特に、2月21日(日)は、本学主催のオンライン講演会やオンラインプログラミング教室など、コンピュータサイエンスを学べる各種イベントを実施し、延べ200名程度の方々にご参加いただきました。

「オンライン講演会」では、世界最高齢プログラマの若宮正子氏より「創造的に生きる」をテーマにYouTubeにてご講演いただきました。本講演では、コンピュータサイエンスが重要とされる現代において、子どもたちはどのようなことを経験し学ぶべきか、また周りにいる大人たちはどのように子どもたちに接するべきかなど、多くの示唆をいただく事ができました。オンラインによる本講演会には、延べ50名程度のご参加をいただきました。

「オンラインプログラミング教室」では、延べ110名もの小学生と保護者にご参加いただき、米Apple社が提供するiPad向けアプリケーション「Swift Playgrounds」を用いて、楽しくプログラミングを体験していただきました。このプログラミング体験では、習得のレベルに合わせて「はじめてのプログラミング」「インクレディブル・コード・マシン」「じゃんけん」の3つのコースを用意しました。参加した小学生の皆さんからは、「たくさん学べて楽しかった!」「他のもやってみたい!」などの声が。また、保護者からも「親子で楽しく学べた。」「子どもたちのひらめきや成功するまで何度も挑戦する姿勢を、間近で見ることができ嬉しかった。」との声をいただき、親子でプログラミングを楽しく学ぶ機会を提供することができました。

また、当日はこれらのイベントに加えて、「ハッピーアプリアワード2021」と題したプログラミングアイデアコンテストの表彰式をオンライン開催しました。このコンテストは、小学生の皆さんを対象に「あなたが欲しい、みんなをハッピーにするアプリ」のテーマに沿ったアプリのアイデアを90秒以内の動画として応募いただきました。熊本県内外から、32作品の応募があり、身近な困ったを解決するアプリや、友達とより分かり合えるアプリ、地域の諸課題を解決するアプリなど、小学生ならではのクリエイティブなアイデア溢れる作品が受賞しました。

2月15日(月)から21日(日)にかけてのイベントウィークでは、「みんなのプログラミング教室」と題して「楽しく学ぼうプログラミング!」をテーマとし、期間中に熊本県内の様々な会場でプログラミング教室を実施しました。

これらの様々なイベントを通じて、ご参加いただいた皆様にプログラミングの楽しさを感じていただくことができました。本取り組みは今後も継続して実施する予定です。

Computer Science Education Week 2020-21 in Kumamoto

主催者等

(主催)熊本県立大学
(共催)熊本市教育委員会・株式会社NTTドコモ

開催日

2021年2月15日(月)から21日(日)

オンライン講演会

開催形式: YouTubeによるオンデマンド配信

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オンラインプログラミング教室

開催形式: Zoomによるオンライン配信

コース内容

はじめてのプログラミングコース(時間: 60分 | 対象: 小学生親子)
コードを学ぼう1を用いて、プログラミングって何だろう?という基礎から、楽しくインタラクティブにプログラミングの第一歩に挑戦していただくコースです。
インクレディブル・コード・マシンコース(時間: 60分 | 対象: 小学生親子)
これまで学んできたプログラミングを駆使して、配列やforループを使いながら、自分だけのロボットを組み合わせるコースです。
じゃんけんコース(時間: 60分 | 対象: 小学生親子)
これまで学んできたプログラミングを駆使して、ルールを1つ1つ自分でプログラムし、いつもの「じゃんけん」にはない自分だけの新しいじゃんけんゲームを作るコースです。

オンラインプログラミング教室の様子

ハッピーアプリアワード2021

開催形式: Zoomによるオンライン開催

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