令和3年(2021年)8月20日(金)、第9回Global LoungeカフェイベントAround the World「タイ」を、英語短期集中プログラム「Intensive English」の一環として開催しました。このイベントは、新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置期間中であったことから会場への入場者数が制限されたため、より多くの方に参加していただけるようZoomでのライブ配信も同時に行いました。
Around the Worldシリーズの今年度第2回目となった今回は、水銀研究留学生として本学の環境共生学研究科博士課程に在籍するティラポン(Duangdee Teerapong)氏が、母国タイの基本情報からあまり知られていない独自の文化まで、冗談を交えてわかり易く紹介してくれました。
まず、タイが抱える少子化・高齢化社会問題に始まり、宗教、王室、気候、言語、教育システムといった現在のタイを知るために必要な情報が提供されました。同氏の母校であるカセサート大学の制服や王族と僧侶が参列する卒業式についての話題に、参加者は興味津々で耳を傾けていました。また、タイで人気のストリートフードも紹介され、レストランの格付けを行うことで有名なホテル・レストランガイド、ミシュランの1つ星を授与された屋台があるという事実は、参加者を大いに驚かせました。
後半は、近代的なバンコクの地下鉄、色とりどりのタクシー、庶民の足トゥクトゥクや象(!)といった公共交通機関、南国らしいトロピカルフルーツの数々、そして700店が出店して夜遅くまで賑わうナイトマーケット等が沢山のカラフルな写真と共に紹介され、活気に満ちた現地の様子がありありと伝わってきました。
質疑応答では、近年話題になった王族批判や徴兵制度に関する質問が飛び出すなど、タイの社会情勢への関心の高さがうかがえました。最後に、日本から何を持って帰りたいかという質問に対して同氏が「くまモン!」と即答し、会場を沸かせました。
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