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本学学生が日本農芸化学会西日本・中四国・関西支部2021年度合同鹿児島大会にて優秀発表賞(修士の部)を受賞しました!

本学環境共生学研究科 食品バイオ工学研究室(松崎研究室) 博士前期課程2年生 岡本沙樹 さんが、日本農芸化学会西日本・中四国・関西支部2021年度合同鹿児島大会において、「優秀発表賞」(修士の部)を受賞しました。

 日本農芸化学会は、農芸化学分野(生命、食糧、環境の3つのキーワードに代表される「化学と生物」に関連したことがらを基礎から応用まではば広く研究する学問分野)の基礎及び応用研究の進歩を図り、それを通じて科学、技術、文化の発展に寄与することにより人類の福祉の向上に資することを目的として、1924年に設立され、バイオサイエンス・バイオテクノロジーを中心とする多彩な領域の研究者、技術者、学生、団体等によって構成される大変歴史ある学術団体です。2024年には創立100周年となります。

 詳細は以下のとおりです。


■学会大会名:日本農芸化学会西日本・中四国・関西支部2021年度合同鹿児島大会

■開催日時:令和3年(2021年)9月24日(金)〜25日(土)

■開催地:鹿児島大学(Zoomを用いた遠隔会議システムにより実施)

■受賞者名:
◯岡本沙樹(環境共生学研究科博士前期課程2年生)
・板倉真優(食健康科学科4年生)
・河原あい(環境共生学研究科博士後期課程3年生)
・田中賢二(近畿大学教授)・田口精一(東京農業大学教授)
・松崎弘美(環境共生学部教授) ◯:演者

■所属:食品バイオ工学研究室(松崎研究室)

■受賞課題:「組換えCupriavidus necatorによる高性能バイオプラスチックの生合成」

 研究概要:微生物が菌体内に合成・蓄積するポリヒドロキシアルカン酸(PHA)は生分解性プラスチックの1つであるが、野生株が合成するPHAは一般に物性に難があり、実用的ではない。本研究では、Cupriavidus necatorを宿主とした組換え株を作製し、実用的な高性能バイオプラスチックを合成することを目的とし、3-ヒドロキシブタン酸(3HB)および中鎖長3-ヒドロキシアルカン酸(3HA)ユニット(C8-C12)からなる共重合バイオプラスチックP(3HB-co-3HA)および乳酸(LA)ユニットを含むLAベースポリマーを合成することに成功した。これは環境低負荷型な方法で高性能バイオプラスチックを合成することができ、その実用化・普及化に向けた大きな一歩であると思われる。

 <受賞にあたってのコメント>

 この度は、日本農芸化学会という歴史ある学会において、優秀発表賞を受賞することができ、大変嬉しく思います。このような賞を頂けたのも、ご指導頂いております松崎教授をはじめ、多くの先生方のおかげです。また、研究にご協力いただいている共同研究者の方々、同じ研究室の皆さんにも感謝しております。今回の受賞を励みとし、今後もより一層研究や勉学に励んでいきたいと思います。

お問い合わせ先

熊本県立大学 環境共生学部

FAX:096-384-6765