【タイ便り vol.3】
文学研究科日本語日本文学専攻
博士前期課程2年德久桃花
配属先に着任して4か月が経ちました。任地の暮らしについてお伝えします。
【食事編】
朝食は、時間があればパンを焼いたり紅茶を淹れたりしますが、大体いつもギリギリに起きてしまうので、何も食べずに学校へ向かうことが多いです。学校内には食堂や売店があるので、お腹が空いたらそこへ行って小腹を満たしています。
昼食はよく同僚の先生たちと学校の外に食べに出かけます。最近はクイッティアオ(タイラーメン)の店が行きつけです。ご飯を食べた後は甘い飲み物を買いにカフェに寄ります。タイの飲み物は基本的にとても甘いので、注文するときは甘さ控えめでお願いしています。


夕食はGrab(食事を配達してくれる)で注文するか、通勤路の途中で買って帰ることが多いです。私は特に学校の前にあるパッタイ屋さんがお気に入りで、頻繁に通っています。バナナの皮に包まれた出来立てのパッタイはとてもおいしいです。


【生活編】
現在、配属先から自転車で10分ほどの距離にあるアパートに住んでいます。部屋は10畳ほどのシャワールーム付きワンルームで、クローゼット、ドレッサー、机、エアコン、冷蔵庫などが備わっています。キッチンはありませんが、配属先から借りた電子レンジや、先輩隊員から譲り受けた電気ポットと電気鍋のおかげで、簡単な料理であれば作ることができます。また、共有スペースには、給水機(1リットル1バーツ)や洗濯機(1回20バーツ)などがあります。
アパートから20分ほど歩くと大型のスーパーがあり、基本的な食料や日用品はそこで購入することができます。また、タクシーで15分ほど行けば、衣料品店や映画館などが備わった巨大ショッピングモールもあります。寿司レストランや定食屋も入っているので、日本食が恋しくなっても安心です。


「ウボンラチャターニーは田舎だよ」と色んな人に言われていたので、覚悟を決めて赴任したのですが、実際に住んでみると意外と便利で過ごしやすいということがわかりました。近年は、タイの新たな物流拠点となるべく工業地帯の開発が進められているそうなので、これからさらに成長していく都市なのだと思います。それでも都会のような喧噪感は無く、ゆっくりと時間が流れるこの土地での暮らしを私はとても気に入っています。
