国際教育交流センターでは、2024年10月3日(木)の昼休みに、JICA海外協力隊とのコラボ企画として“JICA協力隊の体験談Part 4「ザンビア」”を開催しました。
まず、遠藤特任教授から国際協力隊の概要について説明があった後、今回の発表者である山崎文美さんの発表に移りました。
山崎さんは高校の頃の恩師が協力隊経験者だった影響もあり、ずっと協力隊になることを念願しておられたとのこと。夢かなって2010年にザンビアに派遣されたのが28歳の時、2年間の在任中にたくさんの出会いがあり、大切な仲間ができたと語られました。
ザンビアでは学校に勤務しておられましたが、子供たちのキラキラ輝く目に感動し、青空教室が当たり前の教育環境に驚くなど、日本ではできない多くの経験を積まれたとのこと。「途上国の人は人生を生きるのではなく、命を生きている」という言葉を紹介されたのが印象的でした。
質疑応答では、学生からザンビアの料理や食材の調達についての質問があり、山崎さんは「歩いて30分のところにマーケットがあったので、そこで買い物していた。主食は小麦で作ったシマ(トウモロコシ粉を水で蒸かしたもの)が主食で全体に質素」と回答。また、求められる語学力に関する質問もあり、それに対しては「そこまで高い語学能力は求められていない(応募に際し最低限必要になる語学力はTOEIC®スコア330点)。派遣前に60日間の語学研修があるので、そこで十分に鍛えられる」と答えておられました。
最後にJICA熊本デスクの尾上さんより、JICA海外協力隊派遣募集について説明がありました。
イベントについてのアンケートでは、「文化の違いや行ってみないとわからない経験談が聞けて良かった。」、「JICAに参加したくなった。自分のしたいことが具体的になった。」という回答があり、学生にとっても大変有意義なイベントとなりました。