令和6年4月10日(水)九州電力熊本支店による協力講座「エネルギーと社会」が開講され、九州電力熊本支店企画・総務部企画グループ長の古江敏彦講師が教壇に立たれました。
現代社会において電気エネルギーは生活に欠かせないものですが、近年では世界的なエネルギー消費の増大、エネルギー価格の不安定化、温暖化や大気汚染などの地球環境問題、原子力発電所の安心・安全問題などたくさんのエネルギー問題を抱えており、その中でいかにして持続可能な社会を構築していくかが大きな課題となっています。
古江講師は、「本講義で電気エネルギーについて発生の仕組みから消費までの流れを知り理解を深め、電気事業の動向について学ぶことで、電気エネルギーの視点から安全性・安定供給・経済効率性・環境適合性の諸問題についてアプローチしていきたい。」と述べられました。そして、「現代のエネルギー政策が直面している課題を踏まえ、今後どのようなエネルギー社会を目指すのかについて自ら考える力を育んでいってほしい。」と述べられました。
また、本講義では座学の他にフィールドワークとして川内原子力発電所の見学を予定しており、実際に現地に足を運び自分たちの目で見ることで、より身近に電気エネルギー供給の安全性・安定供給への取り組みについて理解を深めることが期待できます。
【協力講座とは】
本学では、「地域に生き、世界に伸びる」をスローガンとして、地域実学主義に基づく教育を学生に提供するための各種取り組みを行っています。
この取り組みの一環として、企業の持つ実践的知識を学生に提供する機会を設けることを目的に、平成19年度から企業等と協定を締結し、協定先の企業等が本学の正規の授業について担当する「協力講座」を実施しています。
【令和6年度に開講される協力講座企業名】
西日本電信電話 株式会社 熊本支店
九州電力株式会社 熊本支店
株式会社 熊本日日新聞社