国際教育交流センター(CIEE)では、2024年5月9日(木)の昼休みに、JICA海外協力隊とのコラボ企画として“JICA協力隊の体験談Part1「カンボジア」”を開催しました。今回は堀真紀さんをお招きし、JICA海外協力隊としてカンボジアに派遣され、幼稚園教諭として働いた経験についてお話を伺いました。
堀さんは岐阜県の公立の保育所にて勤務後、平成18年度(2006年度)にJICA海外協力隊としてカンボジアに派遣されました。バッタンバン教育局に1年半務められた後、任地変更でクラチェ幼稚園に6か月配属されました。堀さんは幼稚園で、現地の教諭に子どもを叱る保育の仕方ではなく、遊びを取り入れた、子どもを生き生きと育てる保育の仕方を取り入れるように指導されました。
普段の生活についても多数の写真と一緒に、日本とは異なる食事の様子や、町のお店の様子などが紹介されました。また、堀さんが持参した民族衣装を見せてくださり、衣装の着方や使い方を実演してくださいました。様々な模様が描かれた色彩豊かな衣装はとてもきれいでした。
質疑応答の時間では、これからカンボジアに行く予定がある学生から、事前に知っておくと便利なカンボジア語について質問がありました。堀さんはその質問に対し、「挨拶や食事の感想を伝える言葉を覚えておくと、現地の人が喜んでくださいますよ」という回答をしておられました。
最後に、堀さんから学生へのメッセージとして、若いころのつらい経験ものちの人生で必ず役に立つときがくるため、若いうちからいろんな経験をしてほしいということが伝えられました。イベント後のアンケートで、学生からは「堀さんのように前向きに生きていきたい」という感想や、「カンボジアの文化や生活を詳しく知ることができてよかった」という感想が得られました。