令和6年(2024年)2月16日(金)、令和5年度(2023年度)地域連携型学生研究公開審査会を本学CPDホールにて開催しました。今回の公開審査会では、昨年4月から地域企業・団体と連携しながら活動してきた14グループがこれまでの活動報告を含めた最終的な研究成果発表を行いました。
開会の挨拶では、堤学長より「地域連携型学生研究は、本学のスローガンである『地域に生き 世界に伸びる』のまさに重要な部分を担っています。本日は1年かけて学び、考え、研究したことを発表してもらいます。中間報告会を経て、どのように進化・結実したのか楽しみにしております。」とのお言葉がありました。
今回は、最終的な成果発表会ということで連携先の企業・団体等のご担当者の方々にご来学頂き、発表及びこれまでの学生達の取り組みに対するコメントを頂戴いたしました。
また、学生の評価から選ばれる「学生賞」と、教職員の評価から選ばれる「優秀賞」及び「最優秀賞」を選出し、堤学長より賞状が授与されました。
●【最優秀賞】
鄭研究室(熊本市役所:県大マルシェ)
「長嶺地区」における拠点づくりに向けた社会実験-「県大マルシェ」での着座措置と照明実験に着目して-
●【優秀賞】
津曲研究室(一般社団法人玉名観光協会:たま輪)
観光資源の見える化と玉名市型マイクロモビリティツーリズムの開発研究
●【学生賞】
津曲研究室(玉名市役所:たまむすび)
玉名市マスコット「タマにゃん」を活用した情報発信および玉名市観光商品の開発研究
総括として津曲もやいすと委員長より、「1年間を通してグループで検討し、学びあい、地域の皆さんと一緒に考えた活動自体がとても重要なガクチカ(学生時代に力を入れたこと)になったと思います。ベネッセと立教大学の中原先生との調査研究によると、他者を巻き込んで学ぶ「ソーシャルラーニング」を実践している人たちは、幸せに活躍している割合が、そうでな人たちに対して4倍も高いそうです。地域連携型学生研究とは、もともとこうしたソーシャルラーニングが自然に起きるように事業として設計したものでした。応募は個人でなくチーム、そして異質な他者として地域の人々が関わり、学生たちにとってソーシャルラーニングをトレーニングする場になっています。このガクチカを活かし、充実した社会人生活を送ってもらいたいと思います。」とコメントがありました。
最後に連携先の方々や指導教員、学生で記念撮影を行い、今年度の地域連携型学生研究公開審査会を締めくくりました。
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