国際教育交流センター(CIEE)では、2023年7月20日(木)の昼休みに、2023年2月から本学に着任された遠藤特任教授に、Global Loungeカフェイベント特別編として、「頭と体が柔らかくなる世界の見方、世界の味方、世界の身方」というテーマでお話いただきました。
遠藤特任教授は、2016年から2020年までの4年間、ブラジルのブラジリアとサンパウロにてJICA海外協力隊として活動されました。まず、異国の地で楽しく暮らすためのアドバイスとして、友人をつくること、食、文化、景色を楽しむことを挙げられました。次に、ブラジル滞在中に3回参加されたカーニバルについて、練習から本番までの詳細を、たくさんの写真を使って紹介されました。人々の生活はカーニバルが中心で回っており、練習が厳しく、本番の半年以上前から真面目に練習に取り組むことや、カーニバルはコンテスト形式のため、本番中に携帯を取り出して写真を撮る参加者は一人もいなかったことなどは、ブラジルの人々の陽気で大らかな印象とは違っていたと話されました。その他、貧民街ファベーラで、医療サポートや学校に通わない子供たちに本の読み聞かせなどの教育支援を行っているNGO団体のことやブラジルの伝統料理フェジョアーダ(豆と肉等の煮込み)についても紹介いただきました。
質疑応答の時間では、カーニバルの衣装や参加費のこと、ブラジルにおいてスラムや貧民街を指すファベーラの実情等について質問がありました。参加者は、遠藤特任教授から時々投げかけられる質問に答えながら、興味深く話を聞いていました。