本学では、「地域に生き、世界に伸びる」をスローガンに掲げ、地域に根ざしながら世界を見据える人材の育成に努めています。「もやいすと育成プログラム」では、熊本の自然や文化、社会に対する理解に立ち、専門の枠を超えて、自ら課題を認識・発見し、“地域づくりのキーパーソン”として、地域の人々と協働して課題の解決に取り組む人材(もやいすと)の育成を目指します。
もやいすとジュニア育成は、もやいすと育成プログラムの最初のステップです。「地域」と「防災」のどちらかを選択し、1年生全員が受講する必修科目です。
2023年度のもやいすと地域ジュニアは受講生260名が1班5人のグループとなり、「玉名市」「宇土市」「阿蘇市」の3地域に分かれ、オンデマンド授業や地域課題発見と解決へ向けたグループ活動を行いました。
グループ活動ではイーゼルパッドや付箋を使用し、メンバーの意見を分類ごとに整理してみたり、イーゼルパッドに書き込んだりと、グループで創意工夫を凝らしています。
そして2023年7月25日(火)、もやいすと地域ジュニア成果発表会を実施しました。
グループでまとめた地域課題解決案をパワーポイントや資料にまとめ、発表を行いました。
表彰式では学生の評価から選ばれる「学生賞」と、教員の評価から選ばれる「優秀賞」及び「最優秀賞」を選出し、各地域の担当教員より賞状が授与されました。
全体講評として玉名市担当教員の津曲教授より、「本来であれば現地でのフィールドワークを行いたかったですが、新型コロナウイルスの影響で学内のみでの活動となってしまいました。そんな中でも、どのグループも熱心に課題解決案を考え、意見交換をしたり活発に活動していました。もやいすとの最初の一歩であるこの授業で学んだ【グループで協力しあい問題解決をしていく】というスキルを、今後もぜひ活かしてください」とコメントがありました。