熊本県立大学では、地域課題に柔軟に適応し、グローバルな視点を持って活動できる学生を育成するための「もやいすとグローバル育成プログラム」を実施しています。2年次に開講されている「もやいすとシニア(グローバル)育成」の短期英語研修を、今年度は、2月28日から3月2日までの2泊3日水俣市を中心に実施しました。今回は、熊本県立大学と学術交流協定を結んでいるタイ・カセサート大学からの研修団9名とともに、環境学習を通し、さまざまなテーマについて意見を交わし、相互理解を深めながらの英語研修となりました。
初日は、水俣環境アカデミアの古賀実所長から、水俣市の概要やSDGs未来都市への取組についてレクチャーを受けた後、水俣病資料館や熊本県環境センター、エコパーク水俣、環境クリーンセンターを見学。
二日目は、初日の学びを踏まえ、グループに分かれてディスカッションや発表を行い、最終日は、水俣エコタウンを訪れ、家電リサイクル事業を行う工場見学で、環境維持の現状を学びました。3日間を通して、カセサート大学やモンタナ大学の学生との交流を深め、グローバルな視点で水俣の歴史や課題、未来について考え、発表する力を養いました。
ご指導いただいた水俣環境アカデミア所長:古賀実氏(中央)(元県立大学学長)を囲み参加者全員で記念撮影
アクトビーリサイクリング(株)@水俣エコタウンで家電リサイクル事業についての講義