環境共生学部の松添教授が代表者として山都町で実施した「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」及び 「スマート農業加速化実証プロジェクト」が、「サステナアワード2022伝えたい日本の”サステナブル”」で優秀賞を受賞しました。
本受賞について、松添教授は、「ドローン等のスマート農業技術を中山間地域に導入することで持続可能な農業生産を広めていきたい。また、中山間地域の豊かな自然と人が作りだす恵を次の時代に伝えたいとの思いで応募しました」と話をされました。
サステナアワード2022では、食と農林水産業に関わる持続可能な生産・サービス・商品を扱う地域・生産者・事業者の取組動画を募集しました(主催:あふの環2030プロジェクト(農林水産省、消費者庁、環境省)、共催:一般社団法人 AgVenture Lab)。今年度は79作品の応募があり、有識者による審査を経て、農林水産大臣賞、環境大臣賞、消費者庁長官賞をはじめとする各賞が決定しました。
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/sa2022.html
*あふの環(わ)2030プロジェクト~食と農林水産業のサステナビリティを考える~」は、2030年のSDGs達成を目指し、今だけでなく次の世代も豊かに暮らせる未来を創るべく立ち上げられたプロジェクトです。あふとは、Agriculture, Forestry and Fisheries and Food の頭文字をとったもの。食と農林水産業。古語では、会ふ(出会う)、和ふ(混ぜ合わせる)、餐ふ(食事のもてなしをする)と、いった意味があります。
【表彰対象の事業概要】
〇実証課題名:スマート農業を導入した国際水準の有機農業の実践による中山間地域と棚田の活性化
モデルの構築(2020年度~2021年度)
〇実施概要:実証地の山都町は古くから有機農業の里として知られており、本県の環境保全型農業を牽引しています。しかし、起伏に富んだ地形の棚田が多く、棚田の維持・管理には作業管理(鳥獣害・水管理・除草)の労働が大きく、収益が上がりません。そこで、本事業では、山都町において、生産者・大学・高専・企業・行政等の連携により、スマート農業や新しい農業サービスを活用した有機農業を展開することを目的としました。
〇コンソーシアム名:山都町中山間地域スマート農業実証コンソーシアム
〇代表機関:熊本県立大学
〇実証代表者:松添直隆(環境共生学部)
〇構成員:鹿児島大学、熊本高等専門学校、山都町役場、熊本県農業研究センター、(公財)地方経済総合研究所、エネルギープロダクト㈱、㈱ファーム・アライアンス・マネジメント、㈱ソフトビル、クボタアグリサービス㈱熊本営業所、(同)ゴダイベスト、㈱ぶらんこ、㈱ジャパン バイオ ファーム、上益城農業協同組合、㈱山都でしか、稲葉農園、竹ノ原農園、なかはた農園、マルハチファーム、ヤスキファーム、田上農園。
*実証内容については以下をご覧ください。
(https://www.affrc.maff.go.jp/docs/smart_agri_pro/kanren/R2seika/R2_2-46_s.pdf)
お問い合わせ先
環境共生学部 環境資源学専攻
松添研究室