2022年10月21日(金曜日)に熊本県立大学中ホールで『平和・安全保障研究所 熊本安全保障セミナー/熊本県立大学 国際シンポジウム2022「台湾をめぐる経済と安全保障～日本の課題を論ずる～」』を開催しました。

　基調講演では、ジェトロ・アジア経済研究所 上席主任調査研究員の川上桃子様より「台湾をめぐる安全保障を経済の視点から考える」、東京国際大学 特命教授の村井友秀様より「台湾をめぐる安全保障」と題して、それぞれお話しいただきました。

　その後のパネルディスカッションでは、基調講演のお二人に加えて、パネリストとして元陸上幕僚長の岩田清文様、熊本県立大学 客員教授の平野有益様、平和・安全保障研究所 理事長の德地秀士様にご登壇いただき、本学理事長の白石隆がモデレーターを務めました。「戦争と外交の間のグレーゾーンにどのように対応するか」や「高付加価値人材の育て方や人材誘致」について議論が交わされ、会場からも「熊本への半導体産業の集積に安全保障上の意味やリスクはあるのか」など数多くのご質問をいただきました。

　本シンポジウムには本学の学生を含む約130人の方から参加申込があり、県外からもご参加いただきました。参加者アンケートでは9割以上の方に「大変よかった」、「よかった」とご好評をいただくとともに、「各分野の最先端の話を聴くことができた」「日本の安全保障をどうすべきなのかについても考えさせられた」などのご感想をいただきました。