11月5日(木)、総合管理学部「労働法」の受講生(377名)を対象とした年金セミナー・全国健康保険協会セミナーが開催されました。
本年度の労働法の授業は、受講者数や感染症拡大防止の観点からすべてオンライン(オンデマンド)形式で配信しております。そのため、セミナーの開催にあたっては、日本年金機構熊本西年金事務所の方および全国健康保険協会(協会けんぽ)熊本支部の方に、事前に本学のスタジオにて講義動画を収録させていただき、授業日にMicrosoft TeamsにてON AIRとなりました。
当日は、はじめに、熊本西年金事務所の方から、公的年金の意義や仕組み、年金制度に関する誤解、保険料の納付方法などについてお話をいただき、続いて、協会けんぽの方から公的医療保険制度の意義や内容、協会けんぽの業務や役割、熊本支部の健康経営への取り組みなどについてお話をいただきました。
受講した学生達からは、 「とても興味深い90分でした。」「ガクトクを申請しようと思います。」 「社会福祉学でも年金について勉強したので、さらに詳しく学べてよかったです。」 「わかりやすかったです。」「年金や医療保険などについて、理解することが出来ました。」 「年金・医療共に、国民みんなで支え合うということを言われていたので、共通しているものがあり、私もこれからもちゃんと支払っていこうと思いました。」 「年金のことや医療保険・医療制度について詳しく分かりやすく学ぶことができてよかったです。」 「自分がこれから年金や医療に関してどのように行動すればよいのかわかったのでよかったです!」 「今まで、強制されているから何となく従う、という考えだったのですが、仕組みや制度についてきちんと理解し、参加するという意識が大切なのだと思いました。」 といった感想が寄せられました。
学生時代はもとより、社会人(卒業生)としての数十年に及ぶ人生における年金や医療との関わり方のほか、働くことと社会保険の関係についても学ぶことができた講座となりました。また、学生達にとっては、将来のキャリアの選択肢を広げる機会ともなったように思われます。
オンライン形式でのセミナーの開催は初めての試みでしたが、セミナーの実施にご快諾およびご協力を賜りました日本年金機構熊本西年金事務所および全国健康保険協会(協会けんぽ)熊本支部のご担当者の皆様には、心より御礼を申し上げます。 ありがとうございました。
本学では、どのような状況においても学びを止めないとともに、こうした出前講座などのご協力をいただきながら、実社会と大学における学びの接点を意識した講義を行っています。
お問い合わせ先
熊本県立大学 総合管理学部 西森利樹