夕張市を一躍有名にした高倉健と倍賞千恵子主演の映画「幸福の黄色いハンカチ」はよく知られているところです。
この日のゼミで院生(M2山部)に聞いたのですが、大津高校ではイチョウの落ち葉を「幸福の黄色いじゅうたん」と称し、「その上を歩くと幸せになる」とのチラシを作り、近所などに配布しているとのことでした。邪魔な落ち葉をプラスの方向に変えてしまう優れた言語技術(コピー)だと思い、感動を覚えました。
コトバとはなんとまあスゴイ技術なのかと改めて思います。
このコトバを聞き、12月2日(1週間ほど前)に撮影したままで眠らせていた大学のイチョウの落ち葉の写真を思い出しました。
それが上の写真です。ただし、写真よりも「幸福の黄色いじゅうたん」というコトバをお知らせ(+記録に残)したくて作成しました。
だいたいがこの日のじゅうたんはすでに掃除されてだいぶなくなっています。それでも撮影したのは、落ち葉が人工的な直線で形作られて歩道のようにされているのを見て、ついシャッターを切りました。11月30日に撮影した写真の方が「幸福の黄色いじゅうたん」に近いと思います。幸せはそちらで感じてください。
来年は、ゼミ生みんなでこの上を歩いてみたいと思います。