総合管理学部

Faculty of Administrative Studies

行政から企業まで、活躍の場を 選ばない「総合管理力」を極める

総合管理学部は、多様化、複雑化してきた社会の諸問題を、総合的に捉え、解決していくため、社会学、行政学、社会福祉学、経営学、情報学などを統合・体系化した総合管理(アドミニストレーション)学を専門的に教育・研究することを目的とします。

学部長からのメッセージ

総合管理学部長 宮園 博光

総合管理学部は、社会的な課題を創造的に解決し、地域社会及び国際社会への貢献を目指す人材の育成を目的としています。多くの社会的課題は、個人だけでは解決が困難であり、複数の人々や組織が協力することが不可欠です。これを達成するには、協働をうまく促進できるリーダーが必要です。そのための理論やマネジメント手法を学ぶのが「総合管理学」です。

総合管理学部では、1年次から段階的に総合管理を学べるカリキュラムが設計されています。このカリキュラムは、理論と実践のバランスを重視しており、アクティブラーニング形式の演習を通じて、実践的な状況での課題解決技法を学びます。さらに、令和6年度からは専攻制を導入しており、学生は2年生の後期から公共専攻、ビジネス専攻、情報専攻のいずれかを選択します。専攻選択後は、関連する講義や演習に加え、専門研究や同専攻の学生との共同学習の機会が増えます。

また、熊本県立大学では、全学部生に対し、情報化・国際化する社会への対応として情報通信技術や外国語の習得を必修としています。特に英語教育においては、TOEIC®受験を推進し、データ駆動型社会に向けたデータサイエンス教育にも力を入れています。

外国語、情報技術、データサイエンスのスキルを兼ね備え、総合管理の理論と実践を身につけた皆さんが、選んだ専攻を通じて社会的課題を解決するリーダーとして将来、活躍することを期待しています。熊本県立大学のキャンパスでお会いできる日を楽しみにしております。

学部の特色

1

これからの時代に必要不可欠な「総合管理」、1年次から理論と実践の両輪を学ぶ

「総合管理」とは何なのか? まずはその基礎をしっかりと学び、理解することが大切です。その土台の上に課題解決に必要な幅広い知識を修得し、実践的な演習を繰り返すことで、「総合管理力」を発揮する人材を育成することが可能になると考えます。理論と実践、その両輪を本学では1年次から一貫して学ぶことができます。

1年次に「総合管理学」を設置、その体系を理解し学ぶ

課題解決に必要なさまざまな知識修得のための必修・選択科目群を設置

2

1年次から卒業まで一貫して、PBLなど少人数でのアクティブラーニングで実践力強化

教員からの一方的な講義で「知識」を得ることだけでなく、学生たちが主体的に参加、トライ&エラーを繰り返しながら、仲間と一緒に深く考えながら課題を解決する力を養っていくアクティブラーニング形式の演習で実践力を磨きます。PBL (Project-Based Learning:プロジェクト型学習)など、少人数での議論やグループワークでの学修に、全学生が1年次から取り組みます。

全学生が1年次から演習形式のアクティブラーニング

2年次後期から4年卒業まで各専攻のゼミに所属し、少人数で深く学ぶ

3

多様な知と実践力で公共・福祉、ビジネス、 情報など360度さまざまな分野での「総合管理力」を身につけられる

マネジメントやリーダーシップを学べる大学は他にもたくさんあるでしょう。しかしそれだけでは、ますます複雑化する世の中の課題解決には不十分です。多様な知と実践力を伴った「総合管理力」を有した人材が切実に求められるのです。

さまざまな分野・領域で「総合管理力」を応用、展開

いろいろなことを学び、「総合管理力」で未来へ飛躍

取得可能な資格・就職状況

取得可能な資格

教職課程の履修により、中学校教諭一種免許状(社会)・高等学校教諭一種免許状(公民、商業、情報)を取得できます。

就職状況

国家公務員、地方公務員はもとより、民間では銀行、生保、損保、病院、旅行会社、航空会社、テレビ局、不動産、学校、メーカー、サービス、流通と就職先は多岐にわたっています。

主な就職先

官公庁(国)官公庁(県)、官公庁(市町村)、建設業、運輸通信、卸小売り、金融保険、不動産、医療・福祉、サービス、教育

カリキュラム(教育課程)

総合管理学部4年間の学び

  • 現代社会に相応しい市民性を涵養するための共通科目群と、総合管理の理論と方法の修得のための専門科目群で教育課程を編成しています。
  • 専門科目群は、基礎総合管理科目、基幹科目、展開科目、専門演習・卒業論文を体系的に配置して編成しています。

インタビュー